評論・紹介・意見の執筆一覧

弁護士自治とは、人権擁護を職責とする弁護士の重要な砦である。

著者: 澤藤統一郎

産経新聞の記者から、以下のメールをいただいた。趣旨は、インタビューの申込みである。 「先生に取材をお願いしたく、連絡させていただきました。 弊紙では、今年4月から、「戦後72年 弁護士会」という企画を掲載しております。

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SJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】237 師走に大忙しの日本国連代表部とMINURSOミヌルソ

著者: 平田伊都子

 2017年11月29日のAU-EU会場で、西サハラ難民大統領はモロッコ国王と僅か2メートルの至近距離にいたんですよ!  それなのに、何も起こらなかったのは、西サハラ側ロビー活動の大ミスだとしか思えません。 モロッコ国王

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「官僚養成学校」の片隅にひっそりと咲いた叛骨の文化

著者: 澤藤統一郎

63年入学の澤藤から、幹事の一人として、閉会の辞を申しあげます。 本日は、楽しく有意義な「Eクラス」合同同窓会の集いをもつことができました。お互い、元気な姿で集まることができたことを喜びた合いたいと思います。参加者は、5

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大賞にRKB毎日放送の映画「抗い 記録作家林えいだい」 - 2017年度の平和・協同ジャーナリスト基金賞 -

著者: 岩垂 弘

 反核・平和、協同・連帯、人権擁護等を推進するための報道に寄与したジャーナリストらを顕彰する活動を続けている平和・協同ジャーナリスト基金(PCJF。代表委員、歴史学者・色川大吉、慶應義塾大学名誉教授・白井厚の両氏ら)は1

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周回遅れの読書報告(その36) 共同体の規定、その実体と空洞化

著者: 脇野町善造

 だいぶ前に、中村吉次教授の共同体論を読んだことがある。当時まだ存命であった降旗節雄教授の推薦だったと思う。例によって、内容は殆ど覚えていない。僅かに次のような三つの小さな論文に書かれたことが記憶に残っているだけである。

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「浜の一揆」訴訟結審の法廷での意見陳述ー漁業の「民主化」こそが指導理念だ

著者: 澤藤統一郎

本日は、盛岡地裁「浜の一揆」訴訟第10回の法廷。最終準備書面の交換があって結審した。その結審の法廷で、原告側が最終準備書面を要約した下記の意見陳述を行った。 判決言い渡しは2018年3月23日(金)15時と指定された。手

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(175)

著者: 本間宗究(本間裕)

天爵と人爵 四書五経の一つである「孟子」に「天爵修めて、人爵これに従う」という言葉があるが、このことは、「天爵」という「天の位」、すなわち、「精神的な成熟度」が上昇すると、「人爵」という「この世における地位や名誉」などが

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共産党都議団、いやがらせ都教委に「日の丸・君が代強制」反対の申し入れ

著者: 澤藤統一郎

都内の公立校では、卒業式や入学式の直前に、全教職員の一人ひとりに対して「国旗に向かって起立し、国歌を斉唱する」よう、文書による職務命令が発せられる。2003年の「10・23通達」以来繰り返されている異様な風景だ。 「職務

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パリからアウシュヴィッツへ:ドランシー収容所跡を訪ねて

著者: 村尾知恵子

 10月にフランスに訪れた際、ユダヤ人の強制収容所跡を見学した。  昨年は、イタリアの精神医療改革の発祥地であるトリエステに行き、そこでたまたまイタリア国内のユダヤ人を狩り集めてドイツに送り込んだ一時収容所跡の記念施設を

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青山森人の東チモールだより…与野党の対立が深まり、政治家の言葉が軽くなる

著者: 青山 森人

青山森人の東チモールだより  第361号(2017年11月29日) 与野党の対立が深まり、政治家の言葉が軽くなる 野党連合の声明 大統領が予定した「歴史的な指導者たち」との会談は、肝心のシャナナ=グズマンCNRT(東チモ

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「イスラム国(IS)」イラクとシリアで壊滅(5完) ―IS帰国者と移民社会への暖かな対応を!

著者: 坂井定雄

 シリア北部のラッカ市とイラク北部のモスル市を中心拠点とした「イスラム国(IS)」には、最盛時には4万人あるいはそれ以上の人員―軍事指導部、宗教指導部、一般戦闘員のほか、Yuチューブなどを利用する宣伝チーム、貧弱とはいえ

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「現状変えればなんでも革新」? それはないでしょう

著者: 澤藤統一郎

本日(11月29日)の毎日新聞夕刊で、詩人アーサービナードが、「日本語は消滅に向かっている」と嘆いている。彼は、本気で日本語の衰退を心配しているのだ。その最大の原因は安倍晋三に象徴される対米従属にあるという。鋭い詩人の感

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ロヒンギャ問題についての若干の理論的考察

著者: 野上俊明

 ローマ法王の27日ミャンマー訪問・スーチー会談を前に決着を付けたかったのでしょうか、ミャンマーとバングラデッシュとの政府間で、ロヒンギャ帰還に向けた協定が成立したそうです。1992年に発効した協定を踏襲するものだとして

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「イスラム国(IS)」イラク・シリアで壊滅(4)- エジプトの兄弟組織がモスクに大規模テロ ー

著者: 坂井定雄

 本稿連載中の24日金曜日、エジプト東部のシナイ半島で、金曜礼拝で満員のモスクを車両5台に分乗した武装テロ集団「シナイ州のイスラム国(IS)」の25~30人が襲撃、礼拝中のイスラム教徒305人(うち子ども27人)が殺害さ

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市民と野党の共闘候補に「隠れ改憲派」はふさわしくない。

著者: 澤藤統一郎

10月20日投開票の第48回総選挙。あれから既に1か月余が過ぎた。自分なりに腑に落ちる総括をしなければと思いつつ、なんとも落ちつかぬままで、まとめきれない。総括の最重要問題は共闘のあり方だ。 世論調査に表れた民意はけっし

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SJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】236 モロッコ王と西サハラ大統領がAU-EUサミットで鉢合わせ?

著者: 平田伊都子

ワーオ! SADRサハラ・アラブ民主共和国が、11月29日、30日にコートジボワール首都アビジャンで開催されるAU-EUサミットに正式招待されたヨ! なんで、そんなに興奮するのかって? 興奮せずにはおれませんヨ!! この

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わが青春のロシア革命 ―― 老いさらばえて思うこと

著者: 阿部治平

――八ヶ岳山麓から(242)―― 「ロシア革命」はわが20代の憧れであった。レーニンを尊敬してやまなかった。 西ヨーロッパでは1990年前後のソ連東欧瓦解後、各国共産党は名称や路線を変え、あるものは衰弱した。日本共産党(

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ジンバブエを振り返る  トニー・ブレアによるランカスターハウス協定の反故と白人からの農地接収

著者: 村上良太

  ジンバブエで1980年代から事実上の独裁者として君臨してきたロバート・ムガベ大統領が軍のクーデターで拘束され、今月辞任を強いられたと報じられました。これが日本でどう報道されているかと大手新聞を見てみると、アラブの春と

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本夕澁谷で慰安婦に献げるキャンドルアクション 「女性に対する暴力撤廃の国際デー」にちなんで

著者: 澤藤統一郎

ご存じだろうか。本日11月25日は、国連で定めた「女性に対する暴力撤廃の国際デー」にあたる。本日澁谷で、この日にちなんだ従軍慰安婦に献げるキャンドルアクションが行われる。 この日の由来は、ドミニカの独裁者ラファエル・トル

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周回遅れの読書報告(その35) 芸術と芸能の間

著者: 脇野町善造

 石川淳の作品と言えば、『普賢』や『焼け跡のイエス』を思い出すのが普通であろうが、そういう作品には強い印象はない。「夷齋」という名で発表された随筆だけが記憶に残っている。その一つ『夷齋俚言』のなかで、石川は次のように言っ

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東京高裁『スラップ違法判断紙一重』判決の紹介 ー 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第111弾

著者: 澤藤統一郎

一昨日(11月22日)東京高裁第11民事部(野山宏裁判長)が名誉毀損訴訟で注目すべき判決を言い渡した。私は判決書きを入手していないので、複数報道を読む限りでのことだが、判決中の説示とされているものが裁判官の心証をよく表し

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