評論・紹介・意見の執筆一覧

心底驚いた報道2件ーアベを勝たせたらたいへんなことになる。

著者: 澤藤統一郎

最初が、朝日新聞デジタルからの引用。 「自民『9条改正』案、秋に提示か 衆院選の堅調報道受け」 自民、公明両党で300議席をうかがう――朝日新聞をはじめ報道各社が実施した衆院選の情勢調査結果が出た。自民党内では結果を受け

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10/6 英紙ガーディアンの論説から Is Rohingya persecution caused by business interests rather than religion? ロヒンギャ迫害の背景に、宗教・民族的要素よりも経済的利害のより強い働きをみる

著者: 野上俊明

筆者のサスキア・サッセンによれば、ロヒンギャ危機に対して宗教・民族紛争(コミュナル紛争)という言い方は事柄全体の一部しか言い表していない。紛争の背景にあり危機をつくりだしているのは、小土地所有の農民などから土地を強奪する

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周回遅れの読書報告(番外その7)風性の人、土性の人

著者: 脇野町善造

 衆議院選挙も終盤になった。今回の選挙で千葉5区から立憲民主党公認で、山田厚史という人物が立候補している。山田は昔朝日新聞の記者だった。その当時、山田が書いた記事がある。朝日新聞 2008年9月13日(土)「フロントラン

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SJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】230 ケーラー国連事務総長個人特使、西サハラ視察開始

著者: 平田伊都子

 2017年10月15日、ホルスト・ケーラー国連事務総長西サハラ個人特使が、やっと現地視察を開始しました。 ケーラー個人特使がグテーレス国連事務総長から個人特使の指名を受けたのは、4月21日のことです。 世界は毎日目まぐ

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投票日の前日まで、インターネット利用の選挙運動は自由。最大限に活用しよう。

著者: 澤藤統一郎

来週の日曜日が総選挙の投票日。残る選挙運動期間は1週間のみ。この時点での感想を幾つか。 メディアは、今回の選挙の構図を三極の闘いとしている。その三極のうちの、「自公」対「希望」対峙の局面に主要な関心を向け、副次的に立憲民

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周回遅れの読書報告(その30) 新聞を読む経済学者

著者: 脇野町善造 

 森嶋通夫といえば、彼がどこかで奥村宏のことを高く評価していたのだが、それがどこだったのか思い出せないということを、この報告の(その14)で書いた。それが思い出せないまま、奥村の『株とは何か』を読み終えた。ついでに奥村が

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『憲法アレルギー』の払拭を求める「九条俳句判決」

著者: 澤藤統一郎

昨日(10月13日)、話題のさいたま地裁「九条俳句判決」。まずは勝訴を喜びたい。 200万円の請求に対する慰謝料の認容額は5万円とわずかではあったが、さいたま市公民館職員の「公民館たより」への、「九条俳句」不掲載行為を違

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安易な弁護士懲戒請求は、損害賠償請求の対象となり得る。

著者: 澤藤統一郎

この国は、いまだにヘイトスピーチ天国なのか。臆面もない民族差別の横行を恥ずかしいとも、腹ただしいとも思う。 「懲戒請求:弁護士会に4万件超」「『朝鮮学校無償化』に反発」「インターネットに文書のひな型掲載」という見出しの記

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「北朝鮮への圧力強化」で、疑惑・争点を隠す安倍自民党

著者: 坂井定雄

 安倍首相と自民党は「北朝鮮への圧力強化 国民を守り抜く」(朝日新聞の「衆院選8党の公約」の見出し)を、選挙演説の冒頭にしゃべっている。北朝鮮への国民の敵意を煽り、利用し、国際社会の圧力強化への努力を、日本政府の手柄のよ

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(170)

著者: 本間宗究(本間裕)

FRBが保有する金の残高推移 現在、海外では、「金(ゴールド)」に関するコラムや調査レポートが、数多く出ているが、このことは、人々の関心の高まりを表しているものと考えている。つまり、どのような商品においても、「需要」が発

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東京都教育委員諸君、そして小池百合子知事、原告教員の怒りの声に耳を傾けよ。

著者: 澤藤統一郎

「日の丸に向かって起立し、君が代を斉唱せよ」との強制には従えないという国民はけっして少なくない。強制でなければ起立してもよいが、強制となければ立てないという人もいる。自分は起立するが強制には賛成しがたいとするのが、ごく普

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SJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】229 第72国連総会の脱植民地化第四委員会

著者: 平田伊都子

 2017年10月6日午後3時(ニューヨーク時間)に再開された国連脱植民地化第4委員会は、冒頭から荒れました。 品のいいアルジェリアの外交官が、「国連ニュースセンターが西サハラ植民地討議に関して、フェークニュースを流した

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アベも小池もこんな程度の人物。信頼してはならない。

著者: 澤藤統一郎

昨日(10月7日)の毎日新聞第10頁「オピニオン」面に、編集委員伊藤智永の連載コラム「時の在りか」が載っている。今号は、「政治家の生き方を選ぶ」。政治家の生き方などどうでもよいことだが、冒頭のアベ晋三と小池百合子のエピソ

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ミャンマー:でっち上げられたロヒンギャ過激派 Myanmar: The Invention of Rohingya Extremists, Joseph Allchin

著者: ピースフィロソフィー

ミャンマー・バングラデシュ国境のロヒンギャ難民問題が深刻化している。ミャンマーを追われてバングラデシュ側に流れ込む難民の数が急増しているのだ。 約3000の仏塔が建ち並ぶバガン仏教遺跡で知られるミャンマーは、仏教徒が多数

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周回遅れの読書報告(その29)森嶋通夫著作集と彼の初期の著作 

著者: 脇野町善造

 細川の著作のことを「周回遅れの読書報告」(その28)で触れた。この本は私の貧弱な書庫にだいぶ前からある。そしてこの本のすぐ側に森嶋通夫の数冊の著作があった。森嶋については色々な思いがある。森嶋本人には会ったことはないが

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国民は、第1自民(アベ自民)も、第2自民(小池自民)も望んでいない。

著者: 澤藤統一郎

アベ自民が、疑惑隠しの解散で総選挙になろうとしている。森友・加計問題をきっかけに、国民に歪んだ政権の政治姿勢がくっきりと見えている。アベ自民への国民の批判は厳しい。これを奇貨とした小池百合子が、アベの批判者面をしてその受

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これ以上<希望>をばらまかないで~「赤い羽根」募金を通して考える 

著者: 内野 光子

10月2日に東京へ出た。最寄りの駅の構内では赤い羽根の募金が始まっていた。国立国会図書館に調べ物があってで出かけたのだが、議事堂近辺は、集会の声もなく、人通りも少なく、いたって静かなものだった。等間隔に立つ警官の姿、なぜ

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