評論・紹介・意見の執筆一覧

悪法・秘密保護法案を批判する -メディアは国家権力と対峙せよ-

著者: 安原和雄

 特定秘密保護法案は稀に見る悪法というほかない。その悪法が11月26日夜の衆院本会議で可決された。前日の25日、福島で開かれた地方公聴会では首長や学者ら7人が同法案に意見を述べたが、賛成の声はないどころか、「一番大切なの

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エジプトでデモ規制法施行 -自由と権利を奪う反革命の法-

著者: 坂井定雄

7月のクーデターで、モルシ政権を打倒し、軍が樹立した暫定政権は11月24日、クーデターの本質をまざまざと見せつける、抑圧的なデモ規制法を制定、即日実施した。満3年を迎える「アラブの春」。独裁政権を打倒したのは、民衆のデモ

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世の中変わってほしいけど(唯恐天下不乱)――中共18期3中全会の印象

著者: 阿部治平

―八ヶ岳山麓から(85)― 「中国共産党第18期3中全会」があった。 中共第18回党大会後の3回目の中央委員会総会である。習近平氏は第1回会議で党総書記になり、2回目で国家主席として選出される段取りをし、直後の全国人民代

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「防災・減災等に資する国土強靱化基本法」案を廃案にせよ

著者: 田中一郎

国土強靱化法案とは,時代錯誤の利権の固まり=大型公共土建事業温存と,国土交 通省の役人及び,その背後にいるろくでもない政治家達のための税金無駄遣い+国土 環境破壊継続法案です。廃案以外にあり得ません。全国の多くの知事滝が

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放射線被曝研究家の野村大成大阪大学名誉教授に関する情報

著者: 田中一郎

下記は,放射線被曝研究家の野村大成大阪大学名誉教授に関する情報です。貴重な資 料が多く掲載されていますのでご紹介申し上げます。野村教授は,1970年代の早い段 階から,ネズミなどの動物を使った放射線被曝の健康被害の実証的

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青山森人の東チモールだより 第251号(2013年11月22日)

著者: 青山森人

<緊迫するオーストラリアとインドネシアの外交関係> オーストラリア新政権、ボート難民対策を巡りインドネシアと摩擦  いまから遡ることおよそ2ヶ月前、9月7日、オーストラリアでは総選挙が行われました。選挙すなわち政権交代を

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空想の世界は印象的だ ー書評:吉屋えい子著『銀の花』

著者: 阿部浪子

 横浜と東北とオランダという三つの故郷をもつ吉屋えい子氏が描く小説集は、大人だ けでなく中学・高校生が読んでも感動するだろう。  「銀の花」のヒロイン「里季」には「人生の宝」である二人の恩人がいるという。一人は、海岸の得

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グローバル社会的経済フォーラム 2013(11月5-7日) 韓国ソウル ―新たな協働の発見― において採択された ソウル宣言

著者: 丸山茂樹

(仮訳・丸山茂樹2013年11月12日―直訳すると分かりにくい箇所などを一部補った。) 世界の危機と社会的経済  2008年のアメリカ金融危機に端を発した危機が2011年のヨーロッパ財政危機へ、更に最近のアジア及び新興国

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三輪祐児さんの動画で見る「特定秘密保護法」反対運動の高まり

著者: 山川 哲

「みんなの党」は一応、表面上ゴネてみせて、見せかけを作った(はたしてそんな見え見えの田舎芝居を誰が信用しただろうか)だけで、既定の路線(自民案賛成)になだれ込んだ。 しかし、われわれ市民の不安と怒りはそんな「テアトル国会

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石橋湛山のいない21世紀 -機会主義と大衆迎合の国-

著者: 半澤健市

 ジャーナリスト石橋湛山は、敗戦直後に『東洋経済新報』(1945年10月27日号)で近衞文麿を批判した。近衞は1930~40年代に三度にわたり首相となった政治家である。 《口火をつけたのは閣下の対支政策である》  石橋は

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東海村・村長の脱原発論を読んで -今こそ「脱成長の社会」に向けて-

著者: 安原和雄

 これまで何度も脱経済成長論に言及してきたが、またもや脱成長論に思いを馳せねばならない。しかもその脱成長論は脱原発と一心同体である。脱原発のための脱成長論と言い直すこともできる。経済成長のためには原発推進も不可欠とみるの

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カストロ前国家評議会議長の健康状態は良好 -訪日のキューバ外相が明かす-

著者: 岩垂 弘

 日本政府の招きで日本を訪れていたキューバのブルーノ・ロドリゲス外相は11月9日、東京・東麻布のキューバ大使館で、キューバとの友好を目指す日本の諸団体の幹部との交流会を開いた。その中で、フィデル・カストロ前国家評議会議長

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紹介:小出裕章「朝鮮の核問題」2003年、「戦争と核=原子力」2009年

著者: 松元保昭

ヒロシマ、ナガサキ、そしてフクシマを共に考えざるをえない今日、日本の誇るべき良心的核(=原子力)科学者の「朝鮮の核問題」および「戦争と核=原子力」についての分析と証言2編を紹介させていただきます。 先日、朝鮮戦争休戦協定

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自民党の新農業政策(続報:耕種農業)=米や畑作物の価格暴落への備えがない・まだまだ反省と検討が不足している

著者: 田中一郎

下記は,2013年11月8日付『日刊アグリ・リサーチ』に掲載された自民党の新農業 政策に関する続報記事である。先般,主食用米の生産調整廃止についてコメントした が,この記事はそれに関する続報と見ていただいてよい。以下,簡

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秘密保護法案「社会に不安 廃案にせよ」 ― 朝日の主張は明快だ

著者: 坂井定雄

朝日新聞が11月8日の朝刊1面、大野博人・論説主幹の署名記事で明快に特定秘密保護法案の廃案を主張した。「特定秘密法案は、廃案にするべきだ。」の2行で始まるこの記事は、同法案の「最大の問題は『秘密についての秘密』だ。」「政

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「米だけは」政策から「米さえも」政策へ=主食を捨てるような国が国家安全保障(NSC)など笑止千万 (その2)

著者: 田中一郎

主食用米の生産調整廃止に関して,申し上げておくべきと思われることがもう少しあ りますので,以下に箇条書きにいたします。 (1)米価が暴落した場合,農業の現場や実態を知らない机上の空論の市場原理主義 学者達やマスごみの記者

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【紹介】80年代「国家秘密法」反対の急先鋒だった谷垣法相に「秘密保護法」をただす

著者: 杉原浩司

[転送・転載歓迎/重複失礼] 昨日11月8日(金)朝の閣議後の記者会見で、フリージャーナリストの西 中誠一郎さんが、谷垣禎一法務大臣(前自民党総裁)に「秘密保護法案」 について質問されました。 谷垣議員はかつて、「われら

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