評論・紹介・意見の執筆一覧

青山森人の東チモールだより 第246号(2013年8月13日)

著者: 青山森人

<ジャーナリズムの闘い> 『テンポ=セマナル』紙と他紙に差がついてきた  週刊新聞『テンポ=セマナル』を、わたしはその前身である日刊『ディアリオ=テンポ』の生い立ちから(2004~2005年)つぶさにその発展・変遷の過程

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遂に最悪の事態になった。これは流血の反革命だ。

著者: 坂井定雄

― クーデター後のエジプト(6)  エジプト治安当局は14日、軍のクーデター(7月3日)以来、首都カイロの2か所の広場などで続けられてきた、モルシ大統領支持勢力の平和的な座り込みの強制排除を強行、同胞団によると2千人以上

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玉音放送の日に石川逸子の詩を読む ―「戦後レジーム」を忘れないために―

著者: 半澤健市

3 特攻 ゛ まっさらな きりきりとひたぶるに純粋な 青うい 十代の あなた方の心を てもなく操り 死へ ひたすら死へ 駆りたてた 男たちが憎い 葡萄のように真盛りの生を 一挙に断ち切るしかなかった あなた方 (ひたすら

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(メール転送です) (1)ガンダーセン・松村昭雄-事故収束についての最近の議論,(2)元東京電力社員・木村俊雄が告発する福島原発事故の真相

著者: 田中一郎

以下,2つのメールは,原子力ドンキホーテの藤原節男様からのものです。 転送いたします。 (その1)—–Original Message—– Subject: [原子力安全:

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青山森人の東チモールだより 第245号(2013年8月5日)

著者: 青山森人

<オーストラリアによる難民政策の大転換> ボート難民受け入れ完全拒否 オーストラリアの与党・労働党のケビン=ラッド氏は今年6月に、三年振りに党首の座に返り咲き第二次首相時代を迎えるや、第一次首相時代(2007年11月~2

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青山森人の東チモールだより 第244号(2013年7月29日)

著者: 青山森人

<資源開発の直接参加、試合の流れを一気に変えられるか> チモール海開発にかんする三大話題 前号・前々号の「東チモールだより」で東チモールとオーストラリアによる「グレーターサンライズ」田をめぐる“攻防”について述べましたが

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青山森人の東チモールだより 第243号(2013年7月25日)

著者: 青山森人

<領海を画定しないチモール海の開発話は終わりにすべき> なぜ東チモールはオーストラリアの不正行為を 非難しなければならなかったのか? 前号の「東チモールだより」では、東チモールがオーストラリアにたいし2006年に結ばれ2

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青山森人の東チモールだより 第242号(2013年7月19日)

著者: 青山森人

<チモール海の新たな展開> タウル大統領の外交活動が始動 タウル=マタン=ルアク大統領は、去年7月にモザンビークで開かれたCPLP(ポルトガル語諸国共同体)会議出席と今年3月の新ローマ法王就任式出席は例外として、今年6月

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青山森人の東チモールだより 第241号(2013年7月1日)

著者: 青山森人

<道を誤らないでほしい> 六月の洪水 早いもので今年も半分が過ぎ7月になりました。先月半ばに帰国しましたが、今回の東チモールで得たネタを書き続けたいと思います。 前号の『東チモールだより』で「6月7日、朝から雨が降り出し

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子ども代表の「平和への誓い」に同感 -2013年原水爆禁止世界大会で-

著者: 安原和雄

毎年のことながら、今夏も原水爆禁止世界大会の季節となって、猛暑にめげず、沢山の人々が日本国内だけでなく世界中から広島へ、さらに長崎へ集まった。多彩な催しの中で同感したいのは広島市平和記念式典での子ども代表の「平和への誓い

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支持率低下は、権力奪取と流血の弾圧を合理化できない

著者: 坂井定雄

― クーデター後のエジプト(5)- 苦しい1か月のラマダン(断食月)の間も、ムスリム(イスラム教徒)が1年間、最も楽しみにしてきたイード・アルフィトル(ラマダン明けのお祝い)の間も、クーデターで権力を奪われ、拘束されたま

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住友化学が危険な「農薬蚊帳」の売り込みに躍起

著者: 岡田幹治

不都合な真実は伏せ、NPOでキャンペーン 6月に横浜市で開かれた第5回アフリカ開発会議は、住友化学が独自に開発したマラリア予防用の蚊帳(オリセットネット)を宣伝する格好の機会になった。同社はオリセットネットを、関連イベン

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原爆投下への抗議に関する一考察 ―「戦後レジーム」を忘れないために―

著者: 半澤健市

《原爆投下に対する「帝国政府」の対米抗議》  1945年8月6日の広島、同8月9日の長崎への原爆投下に対して、日本政府(「帝国政府」)は、8月10日に中立国スイス経由で米国政府へ抗議した。抗議の要旨は、「原子爆弾が国際法

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文学渉猟:この世は不条理から成る―「極限状況」において知る不条理の遍在

著者: 合澤清

アルベールカミュ著『ペスト』上・下 宮崎嶺雄訳(新潮社文庫1962) この本の舞台設定は、194x年、当時フランス領だったアルジェリアのオラン県の県都であるオラン市(当時20万人ほどの人口を擁していた港町)での出来事であ

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憲法改定で「ナチスの手口」など使わせないようにしよう ―麻生副総理の発言撤回に見る政治家の言葉の軽さ―

著者: 丹藤佳紀

 参院選は自民党圧勝に終わり、自民・公明の与党連合が衆参両院で過半数を占めるに至った。そうした状況に安堵し、気がゆるんでのことだろう、麻生太郎副総理が7月29日講演し、憲法改定に関して「ナチスの手口学んだら」(『読売新聞

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