静岡YWCAの藤原です。 点検の漏れが多数公表されたばかりなのに、東海地震の震源地となりうる活断層の真上に立つ浜岡原発でプルサーマルの実施スケジュールが公表されました。 静岡YWCAも呼びかけ団体となっている「原発震災を
本文を読む評論・紹介・意見の執筆一覧
反戦運動に感ずる日米の差 -民主主義の成熟度か、それとも民族性か-
著者: 岩垂 弘「反戦」にからむ2つの集会を相次いで見聞する機会を得た。「本多立太郎さんを想い語る会」と「『冬の兵士』証言集会」だ。2つの集会を通じて印象づけられたことの一つは、日米の差、すなわち両国における国民意識の差だった。 「本
本文を読む“事故が心配の原発を”第一重点に 浜岡原発ノー行動と浜ネット総会への参加
著者: 柳田 真■日本の原発推進政策がますます混迷と困難をきわめてきている。(もともとム リな政策)それは六ヶ所再処理工場(2年延期と4,000億円の増資)と、「もんじゅ」 の大きな落下事故にも象徴される。「核然 展望なき操業延期、トラ
本文を読む書評:塩川喜信編集『沖縄と日米安保―問題の核心点は何か』
著者: 坂井定雄鳩山前首相は、わずか八カ月で辞任に追い込まれたが、この間に提起されたさまざまなことは、日米安保改定五十周年に際して、再検討しなければならないすべての重要問題を含んでいる。 本書はこれらの問題に立ち向かう論文・発言・資料集
本文を読む革命の組織論 歴史と宗教に学ぶ ② 3つの1神教の区別と連関
著者: 浅川 修史1 神の名前と属性 ユダヤ教、イスラム教の分権的組織論に入る前に、ユダヤ教を起源とする3つの1神教(ユダヤ教、キリスト教、イスラム教)の区別と連関について述べる。ユダヤ教のラビ(教師)はたとえ話を用いて説明することが得
本文を読む深まる秋の中で人はどんな夢を見るのか
著者: 三上治仙石官房長官が国会で惰眠をむさぼっているという新聞記事には思わず笑ってしまった。退屈な質疑など聞いていられないということよりも、それがちょうど睡魔の誘いになったのだろうか。邯鄲ではないが、彼はこの眠りの中でどんな夢をみ
本文を読む周回遅れの読書報告(その1)
著者: 脇野町善造日本経済新聞を読まなくなってから随分と時間が経った。読むといっても経済紙として読んでいたわけではない。経済紙としての同紙には1997年の夏に愛想が尽きた。1997年の年初は、世界経済に関してはほとんどの専門家、専門誌紙が
本文を読む革命の組織論 歴史と宗教に学ぶ ① 国際共産主義運動とカトリック教会
著者: 浅川 修史革命運動や社会運動を推進する際にどのような組織形態を採用するかは永遠のテーマである。どのような組織をつくるかは、置かれた社会環境、政治状況、創設者の好みによって左右される。が、一般的には少数の職業革命家による軍隊に似た固
本文を読む在日米軍基地を考える国会議員と語る会―砂川から沖縄へ―に集まろう!
著者: 吉沢弘久私たち「伊達判決を生かす会」では、11月28日の沖縄知事選挙の重要性を考え、伊波さんの勝利を期して、下記の集会を企画しました。この集会には、民主党、共産党、社民党などから多くの国会議員が参加する予定です。 沖縄知事選で伊
本文を読むNHK記者の捜索情報漏洩の背景にあるもの -ジャーナリズムと記者像の変質-
著者: 岩垂 弘驚いた。NHK記者が、大相撲の野球賭博問題で警視庁が家宅捜索に乗り出すとの情報を、日本相撲協会の関係者に携帯電話からメールで送っていたという事件にである。この事件には、たまたまNHKに取材のルールや記者としてのモラルを
本文を読む連帯・共同ニュース2010年10月6日 第78号
著者: 9条改憲阻止の会基地の存在をめぐる想像力が戦いのキ―をなす ■ 僕らはこの首都の郊外に鎮座する横田基地にどのようなイメージを持っているのだろうか。 この基地周辺に住む住民はともかく、東京や関東圏の住民はこの広大な基地の名前は知っていて
本文を読む「胃腸に優しい暴飲暴食」 ―経済政策の矛盾の解きほぐし方―
著者: 半澤健市サブプライム問題を端緒としリーマン・ショックを経て現在に至る。この「一〇〇年に一度の津波」(アラン・グリーンスパン)の本質はいまだ解明されていない。「国債バブルは本当だろうか」を10回も書いて「お前の結論はないのか」と
本文を読む10/16現代史研究会へのお誘い
著者: 研究会事務本年6月15日に故栗木安延(専修大学名誉教授)の生前の業績を継承しようという意味で「栗木安延記念論集die Festschrift fuer Kuriki Yasunobu」が出版されました。 書名は『危機の時代を観る』
本文を読む小沢氏よ、民主主義者たらんとすればあと一歩だ
著者: 三上治政治家をめざしてきた小沢一郎にとってその晩年をこんなかたちで迎えることは不本意なことであるかもしれない。彼の中には師であった田中角栄のことが去来していると想像できる。僕も「政治資金規正法」違反をめぐる事件の帰結が検察審査
本文を読む不透明な円高と経済的動向から
著者: 三上治あちらに領土問題という波風が立てば、こちらでは土砂降りにあっているように伝えられる円高の進行がある。土砂降りは輸出中心の企業の悲鳴としてあるもので、それを代弁するメディアが伝えるものである。円高にはメリットもあるが、政府
本文を読む在華日系企業と日本人の運命について ――チベット高原の一隅にて(93)――
著者: 阿部治平対中外交について、いささかの焦燥感に駆られて書きます。 仙谷官房長官は、9月13日に記者会見で、船長を除く乗組員14人と漁船を帰還させれば「違った状況が開けてくるのではないか」といった。だが、中国政府は態度を硬化させ、日
本文を読む「琉球弧の自己決定権の樹立へ」を受けとめる
著者: 川音 勉二〇一〇年五月一四日から一六日にかけて、普天間基地包囲行動をはじめとする集会や行動の現場で、私たちが受け取ったのは、B4黄色い紙の片面に印刷された一枚のビラであり、そのメッセージだった。反転したゴチック活字の横見出しに「
本文を読む尖閣列島をめぐる騒動から想起すること
著者: 三上治旧ユーゴスラビアを舞台とする民族的・宗教的紛争が地域紛争と呼ばれる戦争に発展したのを見た時、ヨーロッパでは一方でEU(ヨーロッパ共同体)が進展しているのにこれはなんだと思った。ヨーロッパでは国家を超えて共同体が展開してい
本文を読む「尖閣諸島」事件への様々な反応へのコメント―「戦略的思考」の重要性
著者: 安東次郎「尖閣諸島」での中国漁船拿捕とこれに引き続く一連の展開については、様々の反応があった。(残念ながらここでは日本国内の反応に議論を限定させていただく。) それは、だいたい次のような傾向に分けることができる。第一に「親(従)
本文を読むある感想から(十)
著者: 三上治ある感想(十) 10月2日 これは以前にも書いたことがあるのですが、1970年代に至る過程の中で最も深く印象に残っている言葉は「敗北の構造」というものでした。吉本隆明の言葉ですが、僕らが何と闘っているのかということが分か
本文を読む六0年安保の闘いを引きずって 生涯を中小労働運動に
著者: 由井 格労働者の共済生協に就職 1958年秋の警察官職務執行法(警職法)の改訂反対闘争は、助走段階なしでのいきなりの展開となったが、「オイコラ警官の復活反対」という国民感情を背景に一気に盛り上がり、10.4のゼネストでとどめをさ
本文を読む美女のお供で小金井市の名所巡りの写真
著者: 若生のり子滄浪泉園 中村研一美術館裏庭 喫茶店兼茶室
本文を読む美女のお供で小金井市の名所巡り
著者: 合澤 清今年の記録的な猛暑がやっと終わったと思っていたら、今度は秋の長雨で、気分は最悪の状態。毎日を鬱々と過ごしていました。昨日(10月1日)、久しぶりの晴れ間がのぞき、やっと外に行こうという気になって、かねてからお誘いしていた
本文を読む新聞はだれのために存在しているのか -韓国併合100年に関する報道で感じたこと-
著者: 岩垂 弘「新聞はいったいだれのために存在しているのだろう」。このところ、そう思わせられることが少なくない。沖縄・普天間基地の移設問題に関する報道でもそう感じたが、これもその一例だ。 今年は、日本にとって、さまざまな点で節目の
本文を読むこの国のカタチ-核密約と原爆調査
著者: 山崎久隆故笹本征男さんの大きな業績『米軍占領下の原爆調査―原爆加害国になった日本』の出版 3月20日、一人の市井の研究者がひっそりと亡くなった。在韓被爆者問題市民会議の代表で占領史研究家の笹本征男(ゆくお)さん。享年65才。1
本文を読むその場を取り繕うこととさしあたりの処置は違う
著者: 三上治尖閣列島周辺の海域での中国籍漁船の逮捕事件に対する日本政府の対応は妥当である。一見、中国の強硬策に押し切られ歯切れの悪さを感じさせるにしても、摩擦の拡大が深刻化される事態の中ではさしあたっての処置ということになる。ただ
本文を読む葦の穴から祖国をのぞく ―チベット高原の一隅にて(91)―
著者: 阿部治平9月7日、尖閣列島魚釣島付近の海域で海上保安庁巡視船による中国漁船拿捕事件があった。そして24日「日中関係を考慮して船長釈放」のニュースを見た。どうやら、謝罪と賠償を要求され、みっともない経過をたどっているらしいが仕方が
本文を読む尖閣問題、孫崎氏の総括と私の感想
著者: 安東次郎尖閣諸島での中国漁船の拿捕は、日本政府の腰砕けに終わり、日本国内では怒りの声が上がっています。「国民が怒る」のは当然ですが、こういうときこそ、冷静に状況を分析し、今後の日本の行方を考えるべきではと思います。 そこでまず、
本文を読む連帯・共同ニュース――沖縄知事選の勝利に向けてできうる限りの事を!(第76号)
著者: 9条改憲阻止の会2010年9月24日 ■ お彼岸には連れ合いの両親のお墓参りに出掛ける。曼珠沙華の咲く郊外にある霊園だが、今年はやり過ごした。暑さでお彼岸も忘れたいたのかと苦笑していたが、でも「寒さ暑さも…」という言葉通りに肌寒くなっ
本文を読む小林桂樹追悼
著者: 半澤健市小林桂樹が逝った。10年9月16日のことである。 1923年生まれ。享年86歳であった。生涯に260本の作品に出演したという。 《『ホープさん』から社長秘書へ》 小林は始め映画批評家になりたかった。それが1942年に『微
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