評論・紹介・意見の執筆一覧

60年安保50周年記念 60年安保「壮大なゼロ」と、日米同盟論の虚妄

著者: 蔵田計成

1.主観的願望にも等しい民主党政権 菅内閣の登場は、第2幕のはじまりというよりも、仕切り直しというに等しい。「メディア支持率!」の回復にも示されているように、「一票一揆」は出直しとなった。だが、先の世界金融資本主義崩壊に

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2010/6/23 沖縄敗戦65周年・映画と講演の夕べ:改訂版

著者: 「ぬちがふう」製作上映事務局+現代史研究会

「沖縄敗戦65周年・映画と講演の夕べ」 沖縄・朝鮮・日本 ~従軍慰安婦・集団自決から辺野古へ 1,映画上映「アリランの歌」 2,映画上映「ぬちがふう」(準予告編) 3,講演 映画監督 朴寿南(パクスナム) 会場: 明治大

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講演会「安保50年 日米同盟の虚構を解き明かす」

著者: 研究会事務局

米軍普天間基地、核密約、日米安保などの問題が日本を揺るがしています。そこで、平和・協同ジャーナリスト基金(PCJF)は、これらの問題を報道し続ける2人のジャーナリストを迎えて講演会を開きます。お2人とも昨年、第15回平和

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アジサイの季節になって―長めの論評(八)

著者: 三上 治

 政治的にみる限り世界は国家間関係を基礎にして存在している。だが、この国家間関係にも歴史段階的な変化がある。国家が国益であり当然と見なされた行為が疑念にさらされ、国家を超えるという課題が人類史(普遍的)課題として登場した

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(続々)あらためて問う、毛沢東とはなにものか ――チベット高原の一隅にて(83)――

著者: 阿部治平

この4月、北京の高校教師袁騰飛がネット授業で、毛沢東に対する批判を行ったため、毛沢東主義者(保守派=「左派」)をいたく刺激し、いまもネット上で激しい論争がおこなわれている。 袁は遠慮なく毛沢東をこき下ろしただけでなく、中

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アジサイの季節になって―長めの論評(三)

著者: 三上 治

 言葉は恐ろしいところがある。曖昧なまま流通し、いつの間にか疑うこともなく人々に使われたりもする。そして、また、人々に行動まで縛ってしまうのである。例えば、日米同盟などはその一つである。一体、日米同盟というのは何のことだ

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6月15日(火)記念行事、6月20日(日)の集会案内

著者: 9条改憲阻止の会

連帯・共同ニュース第58号 ■ 田舎に帰って父や母あるいは祖父母の写真をみるときは、どこかで人生を全うしだのだろうという思いがあってこちらには痛みはない。けれども、樺美智子さんの写真はそうはいかない。名状しがたい複雑さの

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アジサイの季節になって―長めの論評(二)

著者: 三上 治

 歴史はおもしろいもので必要に応じて様々の役者を用意する。これは歴史という舞台が用意するのか、人が舞台の中で役者になっていくのかは分からないにしてもである。安保条約の改定には岸信介という格好の役者がいたが、彼が首相でなか

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オバマは正真正銘の帝国主義者  「協調」と言いながら同盟国を支配

著者: 伊藤力司

 筆者は前回6月2日のエントリーで「オバマはやはり『米帝』の最高司令官か」とのタイトルの下で5月末に発表されたオバマ政権の「国家安全保障戦略」を紹介した。オバマ政権は確かにブッシュ政権の単独行動主義から国際協調主義に転換

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今こそ思い起こそう小林トミさんを   「安保」から50年、なお続く声なき声の会

著者: 岩垂 弘

 第2次世界大戦後の日本で最大の大衆運動とされる1960年の日米安保条約改定反対闘争から、今年6月で満50年になる。日本を揺るがしたこの闘争の片鱗をもはやほとんど見ることができないが、その後も「安保反対」を掲げてこの50

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ちきゅう座会員による新著出版の紹介

著者: 栗木安延記念論集編集委員会

 ずいぶん以前に出版予告を紹介させていただいたことがあった。その後、諸般の事情から出版が遅れ遅れになり、やっとこの度出版にこぎつけた次第、読者の方々および早くから原稿を準備下さった著者の先生方に心からお詫び申し上げたい。

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久しぶりに国会図書館へ、その後、都民情報ルームへ

著者: 醍醐 聡

2010年6月7日  今日は少し肩の力を抜いて日記風に書くことにした。 東京都の福祉財政を調べるために  早めに起床し、犬と散歩をした後朝食を済ませ国立国会図書館へ出かけた。2年前に連れ合いと地元の自治会が取り組んでいた

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6月「沖縄と日米安保問題討議」の口火を切った6月5日の研究会

著者: 山川 哲

 今年は60年安保の記念すべき大闘争から数えて50年目の節目にあたり、そのせいなのか管見によればかなりの数の集会、討論会、研究集会などが予定されているようだ。  その中で、実際に「口火を切った」のかどうかは知らないが、6

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米中の反応、目立つ温度差─菅新首相、米中政府公式反応

著者: 鈴木顕介

 菅新首相の誕生に対して、米、中両国政府はそれぞれ次のような反応を示した。中国は菅直人首相に温家宝首相がメッセージを4日に送った。米国は新首相誕生が現地で夜であったため、一夜明けた日本時間5日にホワイトハウスが国家安全保

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「戦争の語り部」本多立太郎さん死去―外国での「憲法9条手渡し運動」を提案

著者: 岩垂 弘

 「戦争体験出前囃(ばなし)」で知られた本多立太郎さんが5月27日に亡くなった。96歳だった。人生最後の仕事として本多さんが意欲を燃やしていた、フランス・パリでの「日本国憲法9条手渡し運動」はついに実現しないまま、その類

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今、政治的舞台で不足しているのはどんな役者か

著者: 三上 治

 かつて安保改定を推進した岸信介は格好の役者であった。安保改定反対闘争は岸が首相だから盛り上がったのだとすら言われた。当時、大学に入学したばかりでデモに明け暮れていた僕も岸に憎悪をかき立てていた。その岸はおもしろいことを

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