カルチャーの執筆一覧

ランニングブームにも変化の兆し - 「人類の調和のとれた発展」への転機に -

著者: 杜 海樹

 現在、日本のランニング人口は1000万人余に達していると言われている。フルマラソン・42.195キロを完走する人は年間延べ40万人、東京マラソンのように参加者が3万人を超える大会も数大会ある状況となっている。ランニング

本文を読む

私が会った忘れ得ぬ人々(15) 倍賞美津子さん――「どこか地が出ちゃう。化かそうとしてもダメね」

著者: 横田 喬

 前回取り上げた倍賞千恵子さんの実妹・倍賞美津子さんも、姉に引けを取らぬかつての美人女優で且つ実力ある演技派として知られる人だ。随分昔になるが、今から三十五年前の一九八四(昭和五十九)年、当時『朝日新聞』記者だった私はこ

本文を読む

半澤健市さんの『スバル座と八千草薫』を読んだ中後期オヤジの話し

著者: 川弾降雄

筆者はこのところ行けば必ず寝るので映画館に行けず、スカパーさまのお蔭で古い映画を楽しませてもらっている一映画ファンの職業人で、だから記憶に頼って書いているので間違いがあればご容赦お願いたしたいと存じます。 ちきゅう座にも

本文を読む

私が会った忘れ得ぬ人々(14) 倍賞千恵子さん――もっと自分の可能性を試したい

著者: 横田 喬

 映画「男はつらいよ」の寅さんこと寅次郎の少年期を描く「少年寅次郎」が目下NHKテレビで放映中だ。年末には、山田洋次監督の松竹映画「男はつらいよ」の新作(第五十作)公開も予定されている。寅さんと言えば、妹役「さくら」の存

本文を読む

スバル座と八千草薫 ― 日米映画競映への道と見れば ―

著者: 半澤健市

 東京・有楽町のスバル座が閉館になった。2019年10月の現実である。 この映画館は、戦後日本における「ロードショー」劇場の先駆者であった。敗戦後の一時期、スバル座のロードショーはアメリカ文化のショーケースの役割を果たし

本文を読む

私が会った忘れ得ぬ人々(13) 中田正一さん――生命系こそが地球の救世主となる

著者: 横田 喬

 三十年余り前、取材を通じて知り合った元農林技官・農学博士の海外援助指導者、中田正一氏に私は深く傾倒した。人間的に強く惹かれ、いつか自然に「先生」と呼ぶようになった。取材相手と接触を密にし、師と仰いだのは後にも先にもこの

本文を読む

明るい反戦小説に私は泣いた ― 書評 飯島敏宏著『ギブミー・チョコレート』(角川書店) ―

著者: 半澤健市

《ウルトラマンの監督が書いた昭和の本郷》  本書のオビにいくつかの惹句が書いてある。 ■「少国民」と呼ばれた、ごく普通の子どもたちの物語。 ■僕たちは、歌い、笑い、未来を見ていた。 ■『ウルトラマンQ』、『ウルトラマン』

本文を読む