カルチャーの執筆一覧

はじめてのオランダとハンブルグへの旅は始まった(2)運河を渡り、運河に沿って

著者: 内野光子

アムステルダムのホテルの私たちの部屋には、バスタブがなくシャワーだけだった。5日間の滞在、少しきびしいかなとの思いがめぐる。細めのベッドのツインだが、体格の良いヨーロッパの人たちにはどうなんだろうとも思う。とにかく、KL

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はじめてのオランダとハンブルグへの旅(1)アムステルダムの建物って、なんだかみんな歪んで見える

著者: 内野光子

半月ほど、ブログの更新を怠ってしまったのは、留守にしていたからだ。スマホを待たない、ガラケーにこだわっていたものだから、何かと不便を託つことにもなった。それに、連れ合いともども、出発の直前まで、目の前のことに追われて、た

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2019.ドイツ便り(4)<ドイツの「わんこビール」>

著者: 合澤 清

岩手の名物の一つに「わんこそば」というのがある。お椀に放り込まれたそばを次々に食べていき(というよりも呑みこんでいき)、どのくらい食べれるかを競うものであるらしい。残念ながら私はまだ挑戦したことがないし、実際の場面を見た

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私が会った忘れ得ぬ人々(10) 高橋秀さん――自己の自立の無さが歯痒い 藤田桜さん――望郷の思ひおのずと菊の頃

著者: 横田 喬

 先々月の本欄で紹介した詩人・評論家、大岡信氏が異色の美術家・高橋秀さん(八八)のために詠んだ詩の一節に、こうある。「ワレメ――/そう聞くだけで/人々はある種のものを/想像し/或ひは微笑し/或ひは顔を赤らめる/歴史の神秘

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2019.ドイツ便り(2)<前口上―前回に関連させて>

著者: 合澤 清

ここ1,2年、何人かの仲間と一緒に「ファシズム(ナチズム)」についての研究会をやっている。私自身、いくつかのレジュメを書き、拙い報告を何回かにわたってやらせていただいた。私のレジュメは、資料が中心だったので到底ちきゅう座

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いまの歌壇はどうなっているのか~1960年前後の短歌・歌人たちを振り返る(4)1960年

著者: 内野光子

1960年、多くの国民の支持を得た、いわば反政府運動の高揚と挫折を情緒的に振り返ろうというわけではない。あの当時から、私自身が関心を持ち始めた「短歌」を通して、歌壇の状況、歌人たちの作品や発言の断片から、1960年とやが

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ビルバオの美術館―残酷な記憶の抽象画も ―スペイン・バスクを旅した(3)

著者: 坂井定雄

 バスク旅行の仕上げは、バスク最大の州都ビルバオでの2日間だった。  ビルバオはバスク自治州最大の都市、といっても市内人口は35万人程度、スペインでも10番目に過ぎない。しかし、バスクの産業、交通の拠点で、国際空港があり

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■パリで恒例の「詩の市場」( Marché de la poésie )

著者: 村上良太

 パリでは毎年、「詩の市場」という恒例の催しが行われていて、中小の小さな独立系の出版社が多数、ブースを出して詩集を中心に出店しています。それらの詩集は印刷部数も100から1000くらいのものが多いようです。ですから大量出

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いまの歌壇はどうなっているのか~1960年前後の短歌・歌人たちを振り返る(3)1959年(続)

著者: 内野光子

短歌研究1959年6月号/7月号/8月号/9月号                   社会問題、天皇制からの切り口へ  1959年の後半も「主題制作」と「長期連作」の企画は続き、「連載短歌」は吉井勇、生方たつゑ、塚本邦雄

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旧市街でのバル、はしごを楽しむ人々 ―スペイン・バスクを旅した(2)

著者: 坂井定雄

 バスク旅行で、どこよりも行きたかったのは、サン・セバスチャンの旧市街をうずめるバルだ。コンチャ海岸に沿った市の北東端。ほぼ3百50メートルX3百メートルが、バル、レストランでほぼ埋められている。  同市内に4泊したうち

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輝く太陽、海、親切な人々と美味 残酷な歴史は過去―スペイン・バスクを旅した(1)

著者: 坂井定雄

 5月下旬から6月上旬にかけて、1週間、スペイン北東部のバスク地方を旅した。バスクは抜群の豊かな美味と自然、今も続くキリスト教徒のサンチャゴ・コンポステーラ巡礼路の終わりが近づいたところとして知られていた。その一方で、バ

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いまの歌壇はどうなっているのか~1960年前後の短歌・歌人を振り返る(2)1959年

著者: 内野光子

当ブログは、2006年1月に開きましたが、今回の記事がちょうど1000件目にあたります。雑多で、つたない発信ですが、楽しいときもあり、苦しいときもありました。お訪ねくださる皆さまに支えられ、続けることができました。予想外

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私が会った忘れ得ぬ人々(九) 立花隆さん――ゼネラリストたることを専門とする専門家たらん

著者: 横田 喬

 戦前日本の「知の巨人」が南方熊楠(敬称略)だとすれば、戦後日本のそれはさしずめ立花隆だろう。南方は生ける百科全書とも言うべき博識で鳴らしたが、立花も凄い読書量や博学な点では負けていない。菊池寛賞・毎日出版文化賞・司馬遼

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いまの歌壇はどうなっているのか~1960年前後の短歌・歌人たちを振り返る、1958年

著者: 内野光子

  ネット上で知り合い、メールでのやり取りはありながら、遠隔なので、お目にかかってはいない知人から思いがけず、1959年から60年にかけての『短歌研究』の数冊をいただいた。近年、私は、斎藤史、阿部静枝の著作年表

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ぶどうの郷の「藤切り祭」とワインの旅(番外編)松本清張展へ

著者: 内野光子

甲州の旅の三日目は、夫の急な所用で、宿を朝5時半に発つことになった。タクシーは6時からということで、宿のご主人の車でぶどうの郷勝沼駅まで送っていただいた。民宿をとり仕切っているのは奥さんで、ご主人は勤めに出ていて、週末は

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