ちきゅう座の仲間でもあり、社会運動研究者として活躍されている由井格さん(83歳)は、中国の東チベット高地を30年にわたって、計20回の旅をした人でもあります。この度の展示会の簡単な記録・紹介は「毎日新聞」の2017年8月
本文を読むカルチャーの執筆一覧
「平成30年戊戌」
著者: 出町 千鶴子「ねずみとる 猫の後ろに 犬のゐて 狙ふものこそ 狙はれにけり」(「猫の草子」より) 図は、猫好きの私が犬にぺろりとごっくんされそうな様子にも見えるが、 歌は、「毎日を、明るく正しくみんな仲良く暮らしたい。」平和な世の
本文を読むキルギス映画「馬を放つ」を見る
著者: 宇波彰去る2017年12月に、私は試写でキルギス映画「馬を放つ」を見た。現代の日常生活では、馬が話題になることは競馬を除いてほとんどない。さらに、「馬車馬のように働く」というような馬に関連する言語表現は、「馬車馬」が存在しない
本文を読むお江戸舟遊び瓦版 564号
著者: 中瀬勝義墓参と東海七福神めぐり 自主夜間中学校「えんぴつの会」 ―だれでも いつからでも やりなおしができる― を紹介します。 https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2018/01/e7
本文を読む「女流」は、いつから「女性」になったのか―短歌メディアにおける女性歌人
著者: 内野 光子『ポトナム』の「歌壇時評」に書きました。 歌壇における女性の活躍はたしかに目覚ましいものがある。だから、いまさら男だ女だとか目くじらを立てて、云々するのは野暮なことのように言う人もいる。しかし家庭や職場、地域で、あるいは
本文を読む戦争画から民家のある風景画へ
著者: 髭郁彦2018年1月11日(Thu) 北風が冷たい年の瀬。12月28日。この駅に降りるといつも見かける大学生の姿はまったくない。大学はすでに冬休み。人影もまばらだ。改札口で地下鉄の駅員にもらった地図を頼りに大通りを右折した。少
本文を読む名器ストラディバリウスに触れた!
著者: 合澤 清昨日(10日)の午後、ひょんなことで知ったストラディバリウスのバイオリンの演奏会に連れ合いと一緒に出掛けた。場所は西武新宿線小平駅前の小さな喫茶店。午後1時半から3時までの1時間半。演奏者は、東京フィルのバイオリン奏者で
本文を読む『帝国と立憲』(坂野潤治) 日中戦争はなぜ防げなかったか
著者: 三上 治(1) 毎年、8月には戦争の事が論じられる。これ中心には8月15日の終戦記念日の戦没者追悼の式典などがある。この時期には論壇も戦争の特集を組むし、雑誌は特集記事で飾られる。報道特集もある。8月13日にNHKが「731部隊
本文を読む『君たちはどう生きるか』(吉野源三郎)を読む
著者: 三上 治(1) かつては散歩のコースに何軒かの古本屋があってそこに寄るのが楽しみだった。本屋のおやじと話すのも、顔見知りの常連と会うのもそうだった。夜になると自然に飲み屋に出掛けるのと似ていた。だが、いつの間にかほとんどの古本屋
本文を読むお江戸舟遊び瓦版 562号
著者: 中瀬勝義うら いちら 『日々割れ うら いちら詩集』 あすら舎 17.1 を紹介させて頂きます。 https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2018/01/9929bd38551f66c2d
本文を読む『西郷隆盛紀行』(橋川文三・文春学藝ライブラリー)
著者: 三上 治(1) いつの間にか季節は秋を過ぎてもう冬になっている。暖かい陽ざしも陽が落ちれば寒々となる。秋の夜長を鳴き通す虫の声も遠のいてしまっているが、そういえば「読書の秋」というのもあまり聞かなくなった。あちらこちらの書店の店
本文を読む2018年1月1日の歌人たち
著者: 内野 光子今年の1月1日の新聞に登場した「短歌」について、記録にとどめておきたい。もちろん、私の知る範囲のことで、他のメディアの様子はわからない。 どこの新聞もほぼ同じなのだが、毎年1月1日に宮内庁から発表される、天皇・皇后の短歌
本文を読むお江戸舟遊び瓦版 561号
著者: 中瀬勝義福岡正信『百姓夜話 自然農法の道』春秋社 を紹介させて頂きます。 https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2018/01/8fd28c906c163f704878c4038529a
本文を読む「ユダヤ人を救った動物園」を見てきました
著者: 内野 光子新春 新年のご挨拶申し上げます。 当ブログをお訪ねくださりありがとうございます。 おかげさまで、なんとかほそぼそ書き続けています。 続けて調べ、続きを書かねばと思うテーマを幾つかかかえ、もどかしさを感じながら過ごしていま
本文を読む屋上菜園瓦版 130号
著者: 中瀬勝義新年号を送信させて頂きます。 https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2018/01/dcb11b025e9ea2606bced44869b0112c.pdf https://ch
本文を読むささや句会 第40回 2017年12月22日金曜日
著者: 公子池袋西武バンケットルームにて 評者 新海あぐり 霜柱踏みて道行始まりぬ 新海あぐり ・道行にあこがれる人が多いのかな?? 先行きつらそうなのだが。 行きまどふ朽船寒し日本海
本文を読むお江戸舟遊び瓦版 559号
著者: 中瀬勝義善光寺・姨捨・松代大本営跡エコツーリズム https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2017/12/6075bb54037c7e4a33a4688f892044a6.pdf 〈記事出
本文を読む商社マンの幻視で表現した戦後七〇年 - 浅田次郎著『おもかげ』を読む -
著者: 半澤健市浅田次郎の作品を初めて読んだ。泣いた。 主人公は退職歓送会の帰路、脳梗塞で倒れる。作者は、死の床にある男の脳裏に浮かぶ回想と幻影を描いていく。その内容は、少年時代から現在に至るまでの65年の人生の、思い出深い場面である
本文を読む何年ぶりだろう、日本近代文学館
著者: 内野 光子国立国会図書館では所蔵していない雑誌を調べに、駒場の近代文学館に出かけた。久しぶりの渋谷であるし、井の頭線である。 文学館の隣は、旧前田家本邸 二つ目の駒場東大前駅から線路沿いの通りを右に折れて、立派な家が並ぶ住宅街を4
本文を読む日馬富士問題に垣間見えるネオ・ナショナリズムの影
著者: 野上俊明東南アジア・南アジアの国々では、アイデンティティ政治と呼ばれる民族・宗教的な排外主義の流れが一段と強くなっています。インド、ミャンマー、インドネシア、スリランカ、バングラデッシュなどでは、外資の流れが堅調で経済的には良
本文を読むささや句会 第39回 2017年11月29日水曜日
著者: 公子結ふ食 楽屋(ささや)にて 評者 新海あぐり 新藁を燃やし一人をあたためる 新海あぐり ・余り温かくなさそう。何故にやっているのかよくわからないところがよかった? 見舞客コートの寒
本文を読む「怖い絵展」を見る
著者: 宇波 彰去る2017年11年20日に,私は東京上野にある「上野の森美術館」で「怖い絵展」を見た。東京とその周辺では、駅などにこの美術展の大きなポスターが掲示されている。それはこの美術展で展示された、ドラローシュの「ジェーン・グ
本文を読む辺見庸Ⅲ―わたしの気になる人⑬
著者: 阿部浪子耳を澄ませば、くつの足音がする。辺見庸のエッセイ集を読みすすめれば、その足音はしだいに高く、高く聞こえてくるのである。 2001(平成13)年3月、辺見庸のエッセイ集『眼の探索』は、文庫化されている。この角川文庫を、
本文を読む江東屋上菜園瓦版 129号
著者: 中瀬勝義寒 い 冬 に な る の で しょう か ? https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2017/12/000372019f7b1ae4678f59aa3b39d2ce.pdf h
本文を読む江東自転車エコライフ通信 161号
著者: 中瀬勝義第161回楽しく自転車で走る会(17.11.26) 豊洲ぐるり公園 https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2017/11/f82e9a42e76c4a597b845a23466c
本文を読む書評:『「飽食した悪魔」の戦後』-戦後日本社会の闇を形作る731部隊の亡霊
著者: 合澤 清『「飽食した悪魔」の戦後-731部隊と二木秀雄「政界ジープ」』加藤哲郎著(花伝社2017 ) 加藤のこの大冊(「人名索引」を入れると400頁を超える)をそれでも一気に読み上げた。著者一流の綿密で広範な文献渉猟よりなるこの
本文を読む本郷界隈、ほんのひとめぐり
著者: 内野 光子初めての「文京ふるさと歴史館」~窪田空穂展へ 「文京ふるさと歴史館」というところで、「窪田空穂展」を開催していることを知って、本郷に長らくお住いの友人と訪ねた。展示会は、正確には「季節のうた 歌人窪田空穂 生誕140年
本文を読む戦時下の反戦医師の足跡を掘り起こす 森永玲著『「反戦主義者なる事通告申上げます」――反軍を唱えて消えた結核医・末永敏事』
著者: 岩垂 弘無教会主義のキリスト教伝道者・内村鑑三の弟子で結核の先駆的研究者でありながら、戦時下に公然と反軍を唱えたため逮捕され、この世から抹殺された医師の足跡が、長崎新聞編集局長によって70余年ぶりに掘り起こされ、単行本になった
本文を読む貝原浩の風刺画展:万人受けはあやしい。時代を戯画いた絵師、貝原浩
著者: 松田健二「平和」「繁栄」「謙虚」、そして「安全」「希望」「努力」「未来」「平等」…… そんな言葉がどれも揺らいでいる。誰もが否定できないような「万人受け」する 表現に、ずっと前から疑いのまなざしを向けていた絵師がいた。貝原浩の仕
本文を読む映画「苦い銭」を見る
著者: 宇波彰去る2017年11月10日に,私は王兵監督の香港-フランス合作映画「苦い銭」(2016)を試写で見た。中国南部の雲南省の若い人たちが、2200キロ離れた中国東部の浙江省湖州市へ出稼ぎに行く話である。試写の会場でもらったパ
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