時代をみるの執筆一覧

米軍事費削減に取り組むゲーツ国防長官  -辞意表明で軍産複合体に肩透かし- 

著者: 伊藤力司

 このところゲーツ米国防長官の言動に注目している。長官は8月16日(米東部標準時)公開された米外交専門誌「フォーリン・ポリシー」とのインタビューで、来年のいずれかの時点で国防長官の職を辞するつもりだと語った。これより先、

本文を読む

「小沢氏擁立の動き強まる―民主代表選波乱含み」

著者: 瀬戸栄一

 9月1日告示―14日投開票の民主党代表選は再選に意欲を示す菅直人首相(減代表)と小沢一郎前幹事長の一騎打ちとなる公算が大きくなった。小沢氏については、一部に海江田万里衆院議員らが親小沢勢力の代表として代表選に出馬するの

本文を読む

「国債バブル」が大文字になるとき ―「国債バブル」は本当だろうか(10)―

著者: 半澤健市

 私が最初に「国債バブルは本当だろうか」を書いたのは09年11月19日であった。 目先の利く論者―たとえば榊原英資氏など―はすでに「国債バブル」「財政バブル」と言っていた。少し遅れて私もその問題意識を共有したつもりであっ

本文を読む

参院選・民主党敗北と政治不信   メディアの報道姿勢も検証

著者: 池田龍夫

 鳩山由紀夫首相退陣から約一カ月半、菅直人新首相は第22回参議院選挙(7月11日)で起死回生の勝負を挑んだが、予想外の敗北を喫してしまった。民主党は昨年夏の衆院選挙で圧勝し自民党から政権を奪取したものの、拙劣な政治手法に

本文を読む

「与党過半数失う―参院選、民主が改選第2党に転落」「自民が1人区で圧勝、改選第1党に」「菅首相、続投を表明―党内から反発の動き」

著者: 瀬戸栄一

(2007年7月12日3:51差し替え)  第22回参院選は11日、投開票され与党民主党は選挙区選挙での不振が響き、50議席ラインを割り、40議席台半ばの44議席にとどまる惨敗を喫した。自民党は特に定数1人区で善戦し、改

本文を読む

「民主低迷、改選50割れも―代表選前倒しか」「自民伸び悩み、みんな10議席台うかがう」

著者: 瀬戸栄一

 民主党は参院選投開票まであと数日の時点で実施された終盤情勢調査でさらに支持が低迷し50議席を割る可能性が出ている。自民党は公示直後の序盤情勢調査から比例代表が伸び悩み、横ばいの状態だ。唯一、獲得議席を伸ばす勢いのみんな

本文を読む

消費税増税は本当に参院選の争点なのか-「増税なしの財政再建はありえぬ」は常識

著者: 早房長治

7月11日の参院選が24日公示され、選挙戦がスタートした。だが、雲行きは序盤から異様である。菅直人首相が17日、民主党の参院選マニフェストを発表する記者会見で消費税増税に言及したのをきっかけに、これがにわかに参院選の争点

本文を読む

「民主、出足は不調―菅首相、選挙後の新たな連立を模索」

著者: 瀬戸栄一

 第22回参院選は6月24日の公示で正式の選挙戦がスタートを切ったが、各社の序盤情勢をめぐる世論調査で与党民主党が「予想外に」伸び悩んでいることが分かった。  鳩山由紀夫前政権から8日にバトンを引き継ぎ、どん底まで落ちた

本文を読む

社会科学者・高島善哉に今学ぶこと―激動の「昭和」を生き抜いた生涯

著者: 安原和雄

 ヨーロッパ近代の経済思想に学びつつ、激動の「昭和」を生き抜いて、日本独自の社会科学の構築に生涯をかけた社会科学者・高島善哉に今、遺された後世の我々が学ぶべきことは少なくない。そこに一貫しているのは、国家権力にそれなりの

本文を読む

「連立与党の過半数が勝敗ライン―参院選あす公示」「本音は60議席か」

著者: 瀬戸栄一

 第22回参院選があす(6月24日)公示される。投開票日は7月11日。この参院選で民主党が単独で「60議席」を獲得すれば菅直人政権は非改選組と合わせて、単独で過半数122議席に達し、政権は一応安定する。  しかし菅首相本

本文を読む

「どこまで踏み込む消費税論戦―参院選投開票まであと20日」

著者: 瀬戸栄一

 参院選は公示(6月24日)が3日後に迫り、投開票日(7月11日)はあと20日後に迫った。参院選で与党・民主党が単独で過半数を確保するのか、それとも国民新党などと連立しての過半数にとどまるのか、あるいは与党過半数割れの敗

本文を読む

「もうやめよう!日米安保」に参加して―安保条約の自然成立から50年目の日

著者: 安原和雄

現行日米安保条約が「反対の声」で囲まれた国会で自然成立してからちょうど50年目の2010年6月19日、集会「もうやめよう! 日米安保条約」が開かれた。その集会に参加して講演「日米安保体制の問題点と目指すべき日米関係」を聴

本文を読む

スターリンの国境線引きが悪の根源-キルギス人とウズベク人の民族紛争

著者: 伊藤力司

キルギスと聞けば記憶の良い読者は、1999年8月キルギス南部で日本人鉱山技師4人がイスラム過激派に誘拐され、2カ月にわたって関連ニュースが紙面を飾ったことを覚えておられるだろう。時の小渕内閣が身代金300万㌦を払って(日

本文を読む

「幻の鳩山演説」を現実のものにするには   ―安保闘争50年目に考える―

著者: 半澤健市

《この方式での工作を打ち切る》 最初に次の長文を丁寧に読んで頂きたい。(◆と◆の間)。 ◆私は、普天間移設、という枠内で普天間基地の危険を除去し、沖縄県民の基地負担を減らすため、県外、国外移設のあらゆる可能性を探ってきた

本文を読む

「閉塞状況の打破」というけれど 菅首相の所信表明演説を採点する

著者: 安原和雄

 菅首相は初の所信表明演説で重要な柱として「閉塞状況の打破」を掲げている。その姿勢は評価したいが、残念ながら肝心要の視点が欠落している。それは日米安保体制(=日米軍事同盟)こそが日本の閉塞状況をつくり出している元凶という

本文を読む

「存在の耐えられない軽さ 」からカバーが変わっても、 「日米合意・沖縄」はずしの新政権メディア戦略に注意し、 50年前の争点「安保」を7月参院選の焦点に!

著者: 加藤哲郎

 映画「沈まぬ太陽」を見ました。国策航空会社での企業内差別・労使紛争や520人の犠牲者を出したJAL123便御巣鷹山事故をめぐる人間の劇を描いた山崎豊子原作の第33回日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞作品。  渡辺謙演じる

本文を読む