時代をみるの執筆一覧

巨星墜つ、フィデル・カストロ氏が死去 - 共産陣営では稀に見る清廉さが長期政権を生む -

著者: 岩垂 弘

 キューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長が11月25日、死去した。90歳だった。20世紀から21世紀にかけて世界の共産主義・社会主義運動を率いたレーニン、スターリン、毛沢東、ホー・チ・ミン、金日成、チトーらの亡き後

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「国旗に一礼しない村長」に敬意を払いつつ、上原公子元国立市長擁護のご意見に異議を申し述べます。

著者: 澤藤統一郎

曽我逸郎様。 長野県・中川村村長としての貴兄のご活躍に、心からの敬意を表します。 貴兄は、「国旗に一礼しない村長」として話題になったというだけでなく、日本国憲法について、民主主義のあり方について、平和について、核や原発に

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ここまで来た「表現の自由」の危機。右翼暴力と警察権力との癒着を批判しなければならない。ー東京新聞「天皇制反対デモを右翼が襲撃」報道紹介

著者: 澤藤統一郎

昨日(11月23日)の東京新聞「こちら特報部」欄。見過ごしてはならない重い内容の記事となっている。是非とも拡散したい。多くの人に読んでいただき、この国が歴史的にどんな位置にあるかについて考えていただきたい。このような貴重

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被侵略国の被害者の立場で戦争を見つめなおすという試み

著者: 澤藤統一郎

晩秋。雲の厚い陰鬱な勤労感謝の日である。晴天に恵まれた文化の日に神保町の「神田古本まつり」の露店で購入した本をひろげている。「神聖国家日本とアジアー占領下の反日の原像」(鈴木静夫・横山真佳編著、勁草書房1984年8月の刊

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「鶴も鳴かずば撃たれまいに」ー鶴保庸介「政治とカネ」疑惑を撃つ

著者: 澤藤統一郎

毎日新聞の社会面トップが、11月20日、21日、そして本日(22日)と3日連続で、鶴保庸介の「政治とカネ」疑惑を報道している。「土人発言擁護」のあの鶴保、スピード違反検挙歴2回のあの鶴保、そして女性スキャンダルで信じがた

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軍事立法でも、治安立法でもなく、誤判防止の刑事司法を

著者: 澤藤統一郎

一昨日(11月19日(土))、日本民主法律家協会の「第47回司法制度研究集会」が開催された。メインタイトルは、「治安国家化・監視社会化を問う 何のための刑訴法・盗聴法「改正」、共謀罪法案か?」というもの。 主催者の案内が

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スプートニク・ニュース記事より和訳 ジョージ・ソロス、米国で次期政権転覆工作を画策中?

著者: 童子丸開

前回の記事でも申しましたように、世界中でマスコミと左右の知識人による「トランプ叩き」が続いているようです。まずは、ロンドンにある「シリア人権委員会」なる正体不明の団体の「情報」を「公式発表」として報道することでロシアを悪

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いびつな言論空間のなかで、「真っ当な言論」の自由を守るために

著者: 澤藤統一郎

一昨日(11月16日)、むさしの憲法市民フォーラムが主催する、「シンポジウム 今、言論、表現の自由のために」に聴衆の一人として参加した。会場は、武蔵境のスイングホール。パネラーが、植村隆、醍醐聰、神原元の3名であるからに

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勝敗決めた「トランプ・デモクラット」 - 「差別主義」支持した米世論 ・ 共和党が産んだフランケンシュタイン -

著者: 金子敦郎

 トランプ氏は勝利宣言で選挙戦での過激な「暴言」から一転して、全ての米国人の大統領になるといって、自分に反対した人に「わが偉大な国を一つにしよう」と協力を呼び掛け、新政権つくりでは悪口雑言を浴びせてきた共和党エスタブリッ

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あらためて「薄皮まんじゅう理論」にご理解を

著者: 澤藤統一郎

2003年10月、東京都の石原教育行政が、悪名高い「10・23通達」を発令して以来、予防訴訟を皮切りに、都(教委)を被告とする数多くの訴訟が提起されました。その訴訟の支援を軸として、日の丸・君が代への起立斉唱の強制に象徴

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似た者同士、トランプ・アベの「日本核武装化新時代?」

著者: 澤藤統一郎

敬愛するドナルド・トランプ次期大統領閣下。 貴国の従属的同盟国の総理・アベでごさいます。 大統領選の結果判明のその瞬間まで、私ども官邸は閣下を当選の見込みない泡沫と決めこんで、貴国の次期大統領はヒラリー・クリントン氏と予

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信仰者への君が代斉唱は、心と体を壊す「踏み絵」だ。

著者: 澤藤統一郎

本日(11月11日)、東京都(教育委員会)を被告とする「東京『君が代』裁判」4次訴訟の原告本人尋問。前回10月14日と同様に、午前9時55分から午後4時30分まで。起立斉唱命令に違反として懲戒処分を受け、その取消を求める

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籾井NHK会長再任に反対する署名は3万2670筆ーさらにご協力を

著者: 澤藤統一郎

民主主義の政治システムにおいては、政治権力が知られたくない情報をこそ、国民が把握できなくてはならない。そのような意味での国民の知る権利が全うされるか否かは、ひとえにメディアの報道姿勢の如何にかかっている。 諸メディアの中

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アンソロジー:アメリカがつくった「イスラム国(ISIS)」全8篇(その8)終わりなき戦争の真の目的―中東再編の近未来図 『中東のバルカン化:アメリカとイスラエルの真の目標:シリアとイラクを「多くの断片」に粉砕せよ』ワシントンズ・ブログ(2016年2月24日)

著者: 松元保昭

このアンソロジー全8篇の全篇をとおして、アル=カーイダ、ビン・ラーディンなどの長音は読み易さを考慮してアルカイダ、ビンラディンと適宜省略した。また原文の( )はすべて[ ]に、訳者挿入は( )とした。 《訳者後記》 沖縄

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アメリカ帝国崩壊の二つ目の序曲 - 米大統領選挙2016の開票を見ながら -

著者: 半澤健市

 トランプがクリントンに勝った。決まった瞬間、私のなかで爽快感と嫌悪感が交錯した。考えがまとまらないうちに正直な感想を書く。  下品で、非知性的な、トランプが勝利した理由は何か。 それは、「ポピュリズムの勝利」である。ポ

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アンソロジー:アメリカがつくった「イスラム国(ISIS)」全8篇(その7)「イスラム国」の宣言(2014年6月29日)直後に書かれたチョスドフスキーの見事な概括2篇 『カリフ制イスラム国家プロジェクトと「対テロ世界戦争」』ミシェル・チョスドフスキー教授(初出2014年7月2日、著者改定版2015年10月25日) 『「テロリストは我々だ」イスラム国の「大きな嘘」』ミシェル・チョスドフスキー教授(初出2014年9月25日、著者改定版2016年7月16日)

著者: 松元保昭

https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2016/11/abeb2e88c00cfe5bd84eae83f86be897.pdf 〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://w

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世界史の大転換か - 米大統領選挙、まさかのトランプ勝利 -

著者: 伊藤力司

11月8日投票のアメリカ大統領選挙で、野人ドナルド・トランプ共和党候補が大方の予想に反して、正統政治家のヒラリー・クリントン民主党候補を破った。トランプ氏は来年1月20日第45代アメリカ合衆国大統領に就任する。筆者は当ブ

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「押しつけられた憲法」ではない。「守り抜いた憲法」だ。

著者: 澤藤統一郎

ご近所の皆さま、ご通行中の皆さま。こちらは「本郷湯島九条の会」です。「平和憲法を守ろう」、「平和を守ろう」、「日本を、再び戦争する国にしてはならない」。そのような思いで、活動している小さなグループです。小さなグループです

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金融緩和の夢破れ、アベノミクス、負のレガシーとなりけり

著者: 盛田常夫

奇妙な沈黙 インフレ目標を掲げて大胆な金融緩和政策をとれば、日本経済は復活するなどという馬鹿げた想定にもとづき、日銀は国債の購入を続け、市中に資金を供給し続けた。しかし、物価上昇目標は達成されないばかりか、逆に物価下落す

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