スタディルームの執筆一覧

1/18現代史研究会用レジュメ:経済学の展開はどのように資本主義の発展を反映したか――イギリスを中心に――

著者: 和田重司

経済学の展開はどのように資本主義の発展を反映したか――イギリスを中心に―― 明治大学駿河台校舎リバティタワー1064号  2014年1月18日   和田 重司 資本主義;   封建制の最盛期 11~12世紀  長期・曲折

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天皇、および天皇制の所在 ─ 内野光子著『天皇の短歌は何を語るか』の書評

著者: 三上 治

(1)やっぱり天皇(天皇制)というのは曖昧で厄介だ 天皇や天皇制についてはちょっとした事件が起きる度に、その存在の分かりにくさが露呈する。ごく最近では山本太郎が天皇に手紙を手渡した事件の反応がそうである。この事件をもっと

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〈市場経済と資本主義〉の解明は「ブローデル」による経済理論の発展で

著者: 矢沢国光

11.16現代史研・永谷報告へのコメント              矢沢国光(世界資本主義フォーラム) 「市場経済と資本主義」に絞って、コメントしたい。「資本主義・市民社会・国家」も重要な論点ではあるが、〈資本主義と国家

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読売新聞「尖閣国有化1年」特集(9月11~29日)の 致命的欠陥について

著者: 矢吹晋

 12回 にわたる特集記事において、尖閣をめぐる諸問題についてさまざまの事柄が書いてあるが、領有権にかかわる箇所に致命的なミスがある。それ は5回目の「尖閣諸島を巡る米国の対応」と題した略年表に露呈されている。  197

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10.26公開研究会  永谷清著『市場経済という妖怪』をめぐって―レジメ

著者: 永谷 清

レジメ 『市場経済という妖怪』-第二部を中心に 2013年10月26日  上智大学 永谷 清 1 私が本書で問題提起している事項は、他面にわたっているが、まず第一点は、現代資本主義の金融経済化、グローバリゼーションを、た

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10.5現代史研究会レジュメ(内田弘):『資本論』の対称性 -1841年マルクスが『資本論』を定礎する-

著者: 内田 弘

現代史研究会2013年10月5日(土) 明治大学リバティタワー1133号教室 [1] カント批判と対称性 マルクスの『資本論』はいわゆる「経済学」ではない。『資本論』は「ひとつの芸術的な全体」をめざすものである。その哲学

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2013年9月21日 現代史研: 〈貨幣=金〉か? 奥山氏の報告「『貨幣数量説』はなぜ今、問題か」へのコメント

著者: 矢沢国光

奥山氏は、「貨幣数量説」批判を手がかり(入り口)として 1 経済学は貨幣をどうとらえるか(貨幣論) 2 貨幣論と国際通貨システム(国際通貨システムの将来) 3 貨幣論と国内金融政策(黒田日銀の異次元金融緩和) を論じてお

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10.5現代史研究会(「初期マルクスから『資本論』へ」)のご案内と簡単なまえおき

著者: 現代史研究会事務局

初期マルクスと『資本論』とは「対称性」で連続する 内田 弘(専修大学名誉教授) 上に表記した題で、現代史研究会で報告することになりました。皆さんのご意見をたまわりたいと希望します。 初期マルクスは何時始まるのか、そのとき

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9,21現代史研究会レジュメ―「『貨幣数量説』はなぜ今、問題か」

著者: 奥山忠信

研究会レジュメ(奥山忠信) 黒田日銀総裁の異次元の金融政策は、通貨(マネタリーベース)を2年間で2倍にすることで物価を2%上げる、という。貨幣量を増やせば物価が上がると考えている点では、マネタリズムの政策であり、その理論

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アダム・スミスの認識論をめぐって ―アダム・スミス研究の新たな展開―  (6月15日現代史研究会レジュメ)

著者: 田中正司

イギリス経験論は、名目論の思想伝統に従って、感覚的に知覚できる個別を越える普遍の原理や法則の認識可能性を否定してきました。目的論的概念を前提した経験論を展開していたアダム・スミスがヒュームと同じ経験論者とされてきた一つの

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SF(サイエンス・フィクション)としての原子力平和利用

著者: 加藤哲郎

*これは5月25日に行われる現代史研究会(テーマ:「原発問題を考える―「原子力平和利用」と科学者の責任」)用のレジュメです。先に掲載した島薗さんのレジュメと共にご利用ください。(編集部) 「核なき世界」の必要―①被爆労働

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原発の倫理性について ―脱原発と社会・文化・歴史研究―

著者: 島薗 進

*これは5月25日に行われる現代史研究会(テーマ:「原発問題を考える―「原子力平和利用」と科学者の責任」)用のレジュメです。この島薗さんのレジュメの他に加藤哲郎さんのレジュメもありますので、順次掲載したいと思います。(編

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[休憩室]田中正司先生の新著が刊行された―記念研究会の案内とともに

著者: 研究会事務局

ちきゅう座の初代運営委員長だった田中正司先生が新著を出された。 この新著には、わが国を代表するアダム・スミスとジョン・ロックの研究者である田中正司先生が更なる研鑽の上に、認識論レベルでの新しい問題意識を導出し、これまでの

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『精神現象学』精神章B「自己から離反する精神 教養」(1) 「Ⅰ 自分から離反する精神の世界」を読む

著者: 滝口清栄

一 概観、そしてEntfremdung概念の特異性 1 「精神」章の流れと、B「Ⅰ」の位置 「精神」章の展開には、古代ギリシア・ローマ、ついでアンシャン・レジームからフランス革命へいたるフランス、そしてドイツという歴史的

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「伝統的マルクス主義」批判基準としての「自己再帰性」とは如何なる事態か ― モイシェ・ポストン『時間・労働・支配』(筑摩書房、2012年)への論評 ―

著者: 内田 弘

[1] 伝統的マルクス批判とその批判基準としての「自己再帰性」 本書『時間・労働・支配』(原著1993年)はなお支配的な「伝統的マルクス主義」を批判し、その批判基準としてマルクスの「自己再帰的理論」をあげている(訳14,

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3.9現代史研究会(出口王仁三郎と悪 ――「弱肉強食」の時代と初期大本教――)レジュメと案内

著者: 島薗 進

第272回現代史研究会 日時:3月9日(土)5:00~9:00(時間がいつもと違いますのでご注意ください) 場所:明治大学駿河台・リバティタワー1114号(11階) テーマ:危機の時代に見る宗教―大本教問題、国家神道(仮

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「土に生きる」とは? その一応の答 ――『土に生きる』第11号を手にして(12)

著者: 野沢敏治

「作って食べる会」は発足してから10年たった。それを祝って1983年11月12日、記念式典が三芳村稲都公民館で開かれる。本号はその特集号である。発行日は1984年5月17日。ここでも中村則子によるカットがたくさん入ってい

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