スタディルームの執筆一覧

右も左も一律現金給付要求の悲喜劇 「一億総サル化」現象

著者: 盛田常夫

 安倍首相も外野の声に動かされて、現金の一律給付に傾いているようだ。もともと社会的知性や哲学がある政治家ではないから、政権を維持できるなら何でもOKなのだろう。野党だけでなく、連立与党の公明党からも催促されているのを口実

本文を読む

海峡両岸論 第113号 2020.4.3発行 - 強権政府待望する時代が始まった 五輪を全てに優先した安倍失政 -

著者: 岡田 充

 コロナ・パンデミックは、世界を1929年の世界大恐慌以来の不況に陥れた。ポスト・パンデミックの時代には、閉じられた国境が再開され、破断されたサプライチェーン(部品供給網)の再構築が始まる。だが、グローバル化によって弱体

本文を読む

海峡両岸論 第112号 2020.3.18発行 - 安倍政権下では難しい日中改善 習訪日延期と腰定まらぬ対中政策 -

著者: 岡田 充

 新型コロナウイルス肺炎「COVID19」の感染はイタリア、イラン、米国に一気に広がり、世界保健機関(WHO)=写真 テドロスWHO事務局長=は3月11日、「パンデミック」宣言をした。トランプ米大統領は、英国を除く欧州各

本文を読む

3月7日「21世紀型社会主義のために」伊藤誠報告予稿  世界資本主義フォーラムのご案内

著者: 伊藤誠

 3月7日の世界資本主義フォーラムは、予定通り実施します。会場の入り口に、消毒用のアルコールが置いてあります。入室・退室の際は、かならず、手を入念に消毒するよう、お願いします。 21世紀型社会主義のために 伊藤誠 1.『

本文を読む

同時代史の中のヘーゲル国家論― 1817・18年法哲学講義と「立憲君主制」のライトモチーフ ―

著者: 滝口清栄

はじめに 『法(権利)の哲学の要綱』(1820年、以下『法(権利)の哲学』と略記)は出版されてから今日にいたるまで、さまざまな論争を生み出してきた。この書はプロイセン体制追認の書と解釈されることもあれば、鋭い時代批判の書

本文を読む

明治維新の近代・18  「天皇の本質的意義に変わりはない」―和辻哲郎『国民統合の象徴』を読む

著者: 子安宣邦

「国民の全体意志に主権があり、そうしてその国民の統一を天皇が象徴するとすれば、主権を象徴するものもほかならぬ天皇ではなかろうか。国民の統一をほかにして国民の全体意志は存しないであろう。かく考えれば「日本国民なるものが統治

本文を読む

『六四と一九八九』(石井知章・及川淳子編著)を論ず―天安門流血語るべし忘るべからず―

著者: 岩田昌征

石井知章・及川淳子編著『六四と一九八九 習近平帝国とどう向き合うのか』(2020年、白水社)を一読した。令和元年・2019年6月1日に明治大学現代中国研究所が主催した国際シンポジウム「六四・天安門事件を考える」の報告集成

本文を読む

海峡両岸論 第110号 2020.1.20発行 - 蔡再選、「他力本願」では喜べない 「反浸透法」、両岸関係緊張へ -

著者: 岡田 充

 台湾総統選挙(2020年1月11日投開票)で、民主進歩党(民進党)の蔡英文総統が過去最多の817万票(得票率57・1%)を獲得して圧勝・再選(写真 勝利宣言後、記者会見する蔡氏 TVBS画面から)された。立法委員選挙も

本文を読む

明治維新の近代・16 : 「戦没学生の手記」と日中戦争ー『きけわだつみのこえ』『夜の春雷』を読む

著者: 子安宣邦

泥濘は果てしない曠野を伸び 丘をのぼり林を抜け それは俺達の暗愁のやうに長い 田辺利宏「従軍詩集」 1 「戦没学生の手記」 東大戦没学生の手記『はるかなる山河に』が刊行されたのは昭和22年(1947)11月であった。私が

本文を読む

ライク外務大臣粛清の全容(3) - ライク裁判と処刑(下) -

著者: 盛田常夫

共産主義ファシズム:スターリン主義 ライク処刑の報奨を兼ねて、翌11月末に、ハンガリー勤労者党(ハンガリー共産党)はガヤテトゥー(ハンガリー北東部のマトラ山)にてコミンフォルム会議を主催する栄誉を得た。ユーゴスラヴィア問

本文を読む

ライク外務大臣粛清の全容(3) - ライク裁判と処刑(上) -

著者: 盛田常夫

1940年代末から50年代初めにかけて、中・東欧の保安警察を指揮・監視していたのは、ソ連国家保安省の中・東欧責任者であるベルキンであり、彼の上司は国家保安省大臣アバクモフである。他方、ハンガリーのラーコシはアバクモフ-ベ

本文を読む

東北フォーラムホームページNo.4 井上元東北大総長の研究不正疑惑の解消を要望する会 新着情報 No. 8

著者: 大村泉

新着情報 No.8 2019年12月13日  東北大学は、研究不正が疑われる井上明久元総長を筆頭著者とする論文について、2019年3月末の学会の「撤回措置」を踏まえた日本金属学会元会長・東北大学の調査委員会(*)の元メン

本文を読む

海峡両岸論 第109号 2019.12.11発行 - 現実味帯びてきた「中ロ同盟」 ミサイル軍拡進み、米朝協議に影響 -

著者: 岡田 充

 中国とロシアが軍事を含むあらゆる領域で連携と協力を強化し、事実上の「中ロ同盟」の存在が現実味を帯びてきた。米ロ対立と米中対立の副産物でもあるが、「中ロ同盟」の仮想敵は米国及び、米国と同盟関係を結ぶ日本、北大西洋条約機構

本文を読む

反論「尾崎秀実の14日逮捕」は誤りか─「太田耐造資料」からゾルゲ事件端緒説を追う─(その5)

著者: 渡部富哉

一)槙野亮一「尾崎秀実の14日検挙はあり得ない 」に反論する  1)書評「孫崎享著「『日米開戦へのスパイ』東條英機とゾルゲ事件」「日米の権力 者は『ゾルゲ事件』をいかに政治利用したか」                  

本文を読む

反論「尾崎秀実の14日逮捕」は誤りか─「太田耐造資料」からゾルゲ事件端緒説を追う─(その4)

著者: 渡部富哉

一)槙野亮一「尾崎秀実の14日検挙はあり得ない 」に反論する  1)書評「孫崎享著「『日米開戦へのスパイ』東條英機とゾルゲ事件」「日米の権力 者は『ゾルゲ事件』をいかに政治利用したか」                  

本文を読む

反論「尾崎秀実の14日逮捕」は誤りか─「太田耐造資料」からゾルゲ事件端緒説を追う─(その3)

著者: 渡部富哉

一)槙野亮一「尾崎秀実の14日検挙はあり得ない 」に反論する  1)書評「孫崎享著「『日米開戦へのスパイ』東條英機とゾルゲ事件」「日米の権力 者は『ゾルゲ事件』をいかに政治利用したか」                  

本文を読む