日本とスミスー近代市民社会論をつきぬけて(その1)

著者: 野沢敏治

今日で最終講義となりますが,研究としてはこれまでと同じく経過点にすぎません。 私はこれまでヨーロッパの経済学史と日本の思想史を二つの軸として研究し,講義してきました。この二つ,あまり関連ないように見えますが,私にとっては

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新旧政権政党の部会に出向いて政治家の「注文」を聞き取ったNHK会長、経営委員長、監査委員(補足改定版)

著者: 醍醐聡

*論者からのご連絡で、以下のように補足改定いたしました(編集部) 追記  この記事の末尾にさきほど、〔参考〕監査委員は受信料で賄われる報酬に見合う仕事をしているか、を追加した。 新旧政権政党の部会に出向いたNHKと経営委

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日の丸とエジプト国旗 ―「朝まで生テレビ」と「タハリール広場」の生中継―

著者: 半澤健市

《東京高裁判決を論じた朝ナマ》 2011年2月5日(土)の「朝まで生テレビ」(テレビ朝日)のタイトルは「激論!日本は本当にダメな国家なのか?!」であった。参加者は司会の田原総一朗ら下記13名の「論客」である。 ・大塚耕平

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世界中が現場体験したエジプト革命 -革命体験ない日本はアジアでも珍しい-

著者: 伊藤力司

30年間も独裁権力を握り続けたホスニ・ムバラクを追放したエジプト革命は、世界中の衆人環視の下で繰り広げられた。インターネットと衛星テレビが普及しておかげで、何万キロも離れた日本でタハリール広場に結集したエジプト大衆の抗議

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「インターネット時代のネットワーク型革命」に、 世界と日本の若者は、どのように応える?

著者: 加藤哲郎

 2011.2.15  この間毎週金曜日の夜は、寝不足でした。日本の新聞、テレビは相変わらず相撲の八百長や永田町政治中心で頼りにならず、CNN TV及びネット上のアルジャジーラのライブ放送で、エジプト情勢ウォッチングです

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基軸通貨国の特権乱用による世界的なエネルギー、農産物価格上昇が日本に波及するとき

著者: 浅川 修史

 世界的にエネルギー、穀物、金属価格が上昇している。その原因として中国、ロシア、ブラジルなど新興国での需要増加が指摘されるが、根っこの原因は米国の金融政策=QE2によるドルの減価(あるいは将来の予想)である。  砂糖、コ

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「内閣支持率最低の19%―強まる3月危機」「79%が与野党協議を支持」

著者: 瀬戸栄一

 菅直人内閣の支持率が19・9%とついに「危険水域」に入った。ところが、菅首相らがねじれ国会での与野党協議によって危機打開の道を探ろうとしているのに対し、世論調査に応じた有権者の79・8%が「野党も与野党協議に応じるべき

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廣松氏存命中に批判されていたなら、論争が成立したのに、ザンネン

著者: マルタのめだか

渋谷正氏の廣松版批判。 廣松氏が問題を指摘し、アドラツキー版全盛という状況に風穴を開けた意義は、やっぱり大きいのでは? (「普及史」としては、「廣松版」と「問題の指摘」・ドイデの「位置づけ」の提起は、別問題。) 60年代

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「扶桑社教科書批判で免職」取り消し裁判、東京高裁裁判官の最高傑作「表現」のご紹介!

著者: 増田都子

 10日に東京高裁第2民事部裁判官(大橋寛明ら)の判決作文について、傑作部分を少々ご紹介しましたが、あの日は、あれで眠くなってしまい力尽きてしまいました。その後、最高傑作部分(笑)が、まだあったのに気がつきましたので、ご

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