チュニジア前大使の預言 「カダフィ政権は崩壊する 最後は中国にも波及」

著者: 浅川 修史

 緊迫するアラブ世界。リビアでは民主蜂起によって窮地に立たされた最高指導者カダフィ大佐が、ブラックアフリカン系の傭兵を使って、民衆を殺戮しているという報道がされている。戦闘機や武装ヘリコプターが無差別に民衆を攻撃している

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古居みずえ第2回監督作品『ぼくたちは見た~ガザ・サムニ家の子どもたち~』 公開前トークイベント 「子どもたちを撮る」

著者: 古居みずえ

●     『ぼくたちは見た ~ガザ・サムニ家の子どもたち~』予告編上映 ● 2人のフォトジャーナリストによる対談 安田菜津紀さん(ゲスト)× 古居みずえ 前作『ガーダ パレスチナの詩』から5年の月日を経て、古居みずえの

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視聴者コミュニティ、3通の文書をNHK経営委ほかへ提出~先のNHK会長選考の迷走に関して~

著者: 醍醐聡

 「NHKを監視・激励する視聴者コミュニティ」は今日(2月22日)の午前中に、運営委員4名がNHKへ出向き、先のNHK会長選考に関する3通の文書を提出した。  1.経営委員会・監査委員会宛:「NHK会長選考の迷走から汲む

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サウジアラビアに危機感高まる -反体制デモの周辺諸国に包囲されて-

著者: 伊藤力司

チュニジア、エジプトと長期独裁政権が民衆のデモで相次いで打倒されるというアラブの民衆革命の嵐はいつ収まるとも知れない。当面はチュニジアとエジプトに挟まれたリビア、ペルシャ湾の小島バーレーン、アラビア半島の最南端のイエメン

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孫崎享氏のTwitterより「首相経験者の告白・ジャパンハンドラー・『抑止力』の実態・16人の行動・・・」

著者: 「ちきゅう座」編集部

2月21日 抑止論方便 鳩山氏の態度変更にもかかわらず、鳩山氏の「抑止論方便」インタビューは極めて重要なポイント2つを示した。第一に日米同盟維持の要というべき抑止論が極めて危ういものであること、第二に普天間問題で総理の指

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底辺労働者が吐いた怒りの川柳 -句集『がつんと一句!――ワーキングプア川柳』-

著者: 岩垂 弘

 「子づくりの望みも失せる国づくり お橙柑さま」。『がつんと一句!――ワーキングプア川柳』と題する冊子が、レイバーネット日本・川柳班の編著で刊行された。ワーキングプアとは、賃金が安く生活の維持が困難な就労者層のこと(大辞

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エジプトより独裁体制の シリアで民衆デモが起きない理由

著者: 浅川 修史

  かつてアラブ連合共和国という国があった。1958年にエジプトとシリアが連合した国家である。アラブ連合共和国は1961年にシリアが脱退して、事実上消えるが、エジプトは1971年までこの国名を使用した。短期間だが、アラブ

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2011年の選択ー「日米同盟」か、東アジア平和共同体か

著者: 伊藤成彦

 1.「日米同盟」にのめり込む菅政権  2011年、21世紀の11年目に入ったが、今年は新年早々からキナ臭い報道が多い。今日、1月7日の朝日新聞夕刊一面に、「米、核爆撃機新開発へ」という4段抜きの見出しがゴシック活字で立

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「豊かな国」で起きた民衆デモ 米国が憂慮するバーレーン情勢

著者: 浅川 修史

 エジプトはアラブの盟主であり、政治、文化、流行の発信基地である。そのエジプト「革命」がアラブ世界に波及することは当然である。アルジェリア、リビア、イエメン、バーレーンなどで民衆蜂起が起きている。リビアでは40年も続くカ

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日本とスミスー近代市民社会論をつきぬけて(その2)

著者: 野沢敏治

3 内田義彦――「日本のスミスになりたい」 内田義彦はその悩み多き青年期を戦中の全体主義と戦後の復興および民主化のなかで過ごしました。繰り返しますが,戦中の全体主義はこう説いていました。日本は欧米の帝国主義に対して東亜協

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混乱を生みだしているのは民主党首脳陣である

著者: 三上 治

混乱を生みだしているのは民主党首脳陣である     外からは見えにくいのが近親憎悪と呼ばれる動きだ。これは政治的な集団の中だけに見られる現象ではないが、僕らが身近で目撃した政治的現象としては連合赤軍事件や内ゲバと呼ばれる

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2.26板垣雄三講演会:「中東は、そして世界は、どこへ行く?―ナイルの市民決起」(第254回現代史研究会)

著者: 講演会準備委員会

エジプトでの民衆の運動はムバラク政権倒壊後もまだまだ収まりそうもありません。またこの民衆運動の影響は、一気にアラブ世界全体へと波及していく可能性を秘めています。事態は一部のメディア報道に見られるような簡単な構図で割り切れ

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日本とスミスー近代市民社会論をつきぬけて(その1)

著者: 野沢敏治

今日で最終講義となりますが,研究としてはこれまでと同じく経過点にすぎません。 私はこれまでヨーロッパの経済学史と日本の思想史を二つの軸として研究し,講義してきました。この二つ,あまり関連ないように見えますが,私にとっては

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新旧政権政党の部会に出向いて政治家の「注文」を聞き取ったNHK会長、経営委員長、監査委員(補足改定版)

著者: 醍醐聡

*論者からのご連絡で、以下のように補足改定いたしました(編集部) 追記  この記事の末尾にさきほど、〔参考〕監査委員は受信料で賄われる報酬に見合う仕事をしているか、を追加した。 新旧政権政党の部会に出向いたNHKと経営委

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日の丸とエジプト国旗 ―「朝まで生テレビ」と「タハリール広場」の生中継―

著者: 半澤健市

《東京高裁判決を論じた朝ナマ》 2011年2月5日(土)の「朝まで生テレビ」(テレビ朝日)のタイトルは「激論!日本は本当にダメな国家なのか?!」であった。参加者は司会の田原総一朗ら下記13名の「論客」である。 ・大塚耕平

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