―映画完成記念シンポジウム― 「“私”を生きる」とはどういう生き方なのか

著者: 土井敏邦

【要旨】 今年6月にDVD化された映画「“私”を生きる」は、東京都の教育現場で進行している「教育の統制」に抵抗し、“私”を貫いて生きる3人の教師たちを描いたドキュメンタリーである。しかし単に「教育問題」をテーマとした映画

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連載・やさしい仏教経済学-(16)21世紀の仏教経済思想を提唱する /(15)井上信一著『地球を救う経済学』(下)

著者: 安原和雄

   21世紀の仏教経済思想を提唱する  -連載・やさしい仏教経済学(16)-  今回から私(安原)が構想する仏教経済思想(仏教経済学)の骨格を提示したい。もちろんこれまで紹介してきた内外の先達による先駆的な思想や提言に

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新聞はだれのために存在しているのか -韓国併合100年に関する報道で感じたこと-

著者: 岩垂 弘

 「新聞はいったいだれのために存在しているのだろう」。このところ、そう思わせられることが少なくない。沖縄・普天間基地の移設問題に関する報道でもそう感じたが、これもその一例だ。  今年は、日本にとって、さまざまな点で節目の

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「統治機能」再構築こそ急務  党内抗争による〝政治空白〟の罪

著者: 池田龍夫

7月参議院選挙で敗北を喫した菅直人・民主党政権の混乱は、目を覆うばかりだ。大騒ぎになった「代表選挙戦」二週間の果て、九月十四日に「菅首相続投」で幕引きになったが、今後の政権運営の前途は多事多端である。 〝菅・小・鳩トロイ

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その場を取り繕うこととさしあたりの処置は違う

著者: 三上治

 尖閣列島周辺の海域での中国籍漁船の逮捕事件に対する日本政府の対応は妥当である。一見、中国の強硬策に押し切られ歯切れの悪さを感じさせるにしても、摩擦の拡大が深刻化される事態の中ではさしあたっての処置ということになる。ただ

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葦の穴から祖国をのぞく ―チベット高原の一隅にて(91)―

著者: 阿部治平

9月7日、尖閣列島魚釣島付近の海域で海上保安庁巡視船による中国漁船拿捕事件があった。そして24日「日中関係を考慮して船長釈放」のニュースを見た。どうやら、謝罪と賠償を要求され、みっともない経過をたどっているらしいが仕方が

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9月30日、都教委糾弾ビラまき「検定教科書に誤りがあるのを知らないのか?」に、ご参加を!

著者: 増田都子

 月末恒例件名ビラまきを   9月30日(木)8:00~9:00、都庁第2庁舎前で行います。酷暑に呻いていたら、今度はもう寒くなるという気候ですが、ご都合がつきましたら、どうぞ、ご参加ください! ご都合のつかない方にも情

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東チモール VS オーストラリア その2 割って入る中国

著者: 青山森人

 オーストラリアの新外相はケビン=ラッド前首相    選挙後の多数派工作によって政権を継続させることができたオーストラリア労働党のジュリア=ギラード首相は、ケビン=ラッド前首相を新たな外相にした。  難民中継センターを東

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尖閣諸島沖の中国船不法事件について(続・続々)

著者: とら猫イーチ

 尖閣諸島沖の事件処理は、検察庁が政治決着を画策するという想定外の「禁じ手」により中国の無法に屈する結果となった。 橋本大阪府知事は、検事に(政府が為すべきところの)決断を押しつけている、と評したそうであるが、正しく的を

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連帯・共同ニュース――沖縄知事選の勝利に向けてできうる限りの事を!(第76号)

著者: 9条改憲阻止の会

2010年9月24日 ■  お彼岸には連れ合いの両親のお墓参りに出掛ける。曼珠沙華の咲く郊外にある霊園だが、今年はやり過ごした。暑さでお彼岸も忘れたいたのかと苦笑していたが、でも「寒さ暑さも…」という言葉通りに肌寒くなっ

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今頃になってマスコミが検察に説教するなんて…。

著者: マルタのめだか

民主党の代表選が終わった「タイミングー」で村木元局長が無罪になったと思ったら、今度は特捜検事・マエダの証拠資料改竄の『スクープ』(リーク?)。 マスコミはまたまた自分は正義の味方みたいな顔をして検察にお説教してるけど、マ

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尖閣は日米安保の対象、中国の出方を注視─米統参議長が記者会見で

著者: 鈴木顕介

2010年 9月23日 アメリカのゲーツ国防長官とマレン統合参謀本部議長は23日午後(日本時間24日午前) ともに臨んだ記者会見で,質問に答える形で日中間の領有権をめぐり係争となっている尖閣諸島が日米間の安全保障取り決め

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