「尖閣諸島」は、わが国「固有の領土」か 日中共用の水域へ

著者: 西田 勝 

中国の漁船が、わが国の「領海」内に入り、故意に衝突してきたというので、海上保安庁の巡視船が刑事犯として同船を拿捕、乗組員を石垣島に連行してきた。それに対して中国政府が強い抗議の意志を表明しただけでなく、日本の青年たちの招

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「検察審査会」をサイコロから考える(2)――確率は3.7/10000くらい

著者: マルタのめだか

10日に『交流の広場』で「検察審査会の審査員、高齢化が進む日本で無作為に11人を選んで平均年齢が30.9歳になる確率は極めて低い」という話を書きました。 週刊朝日の山口氏によれば、20歳~69歳の東京都民を11人ランダム

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変革のアソシエ・第5回「戦争(侵略・植民地支配)責任を考える」へのご参加のお願い

著者: 増田都子

 件名近現代史講座・第5回「戦争(侵略&植民地支配)責任を考える」を以下のように行います。ご都合のつく方は、どうぞ、ご参加ください。                ●日時  10月14日(木)18:30~  ●内容   

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NHK記者の捜索情報漏洩の背景にあるもの -ジャーナリズムと記者像の変質-

著者: 岩垂 弘

 驚いた。NHK記者が、大相撲の野球賭博問題で警視庁が家宅捜索に乗り出すとの情報を、日本相撲協会の関係者に携帯電話からメールで送っていたという事件にである。この事件には、たまたまNHKに取材のルールや記者としてのモラルを

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「怒りを忘れた国家神道論」―島薗進『国家神道と日本人』批判

著者: 子安宣邦

1 村上重良の怒り  村上重良は『国家神道』(岩波新書、1970)を激しい怒りをもって書いた。その怒りとは、日本(台湾・朝鮮をも含んだ)国民の肉体とともに精神を支配し、抑圧した〈戦争する日本国家〉の原理であり、装置である

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「胃腸に優しい暴飲暴食」 ―経済政策の矛盾の解きほぐし方―

著者: 半澤健市

 サブプライム問題を端緒としリーマン・ショックを経て現在に至る。この「一〇〇年に一度の津波」(アラン・グリーンスパン)の本質はいまだ解明されていない。「国債バブルは本当だろうか」を10回も書いて「お前の結論はないのか」と

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在華日系企業と日本人の運命について ――チベット高原の一隅にて(93)――

著者: 阿部治平

対中外交について、いささかの焦燥感に駆られて書きます。 仙谷官房長官は、9月13日に記者会見で、船長を除く乗組員14人と漁船を帰還させれば「違った状況が開けてくるのではないか」といった。だが、中国政府は態度を硬化させ、日

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