北朝鮮の執筆一覧

海峡両岸論 第82号 2017.09.12発行 - 「力と力」じゃ出口なんてない 戦争を知らない大人たちへ―丹羽元駐中国大使 -

著者: 岡田 充

北朝鮮が6回目の核実験を実施した。トランプ政権は「軍事的オプション」をちらつかせながら、北朝鮮への石油禁輸を求める決議案を国連安保理に提出した。安倍政権もトランプの対中ロ圧力強化に唱和する以外の選択肢はない。初の民間出身

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いま、ゲーツ氏のアプローチを読む - ウォールストリートジャーナル紙インタビューから -

著者: 木村知義

朝鮮半島の核・ミサイル問題は、北朝鮮によるあいつぐ「ICBM発射成功」という緊迫感をはらみつつも、ある種の危機の「こう着状態」とでもいうべき局面にある。 いうまでもなく7月28日深夜の2度目のICBM発射によって米国は一

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中国世論は北朝鮮をどうみているか、それは中共中央とどう違うか

著者: 阿部治平

――八ヶ岳山麓から(229)―― 北朝鮮の核・ミサイル開発にたいして、日米は中国に追加制裁を求めてきたが、中国は徹底した制裁には踏み切らなかったし、今後もこれ以上やる気はない。いまや米中合意の制裁方式が無力であることは、

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「北朝鮮の脅威」月間の差引勘定 - 金正恩は高笑い、トランプはまずまず、追い詰められたのは習近平!

著者: 田畑光永

新・管見中国(25)  北朝鮮の脅威!が世界中を駆け巡った4月が終わった。6日、7日はトランプ・習近平の米中首脳会談、15日は太陽節(故金日成の生誕記念日)でピョンヤンでは大規模軍事パレード、16日の北朝鮮によるミサイル

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対話によって緊張緩和への努力を - 平和アピール七人委が北朝鮮の核実験と「衛星」打ち上げで -訴え

著者: 岩垂 弘

 世界平和アピール七人委員会は2月10日、「朝鮮民主主義人民共和国の核兵器実験と衛星打ち上げに際し、緊張緩和へのすべての関係者の努力を求める」と題するアピールを発表した。   同七人委は、1955年、世界連邦建設同盟理事

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北朝鮮への制裁強化だけで済むのか - 核軍縮論議で抜け落ちた観点 -

著者: 岩垂 弘

 北朝鮮が1月6日に「水爆実験」を行なったことを受け、国連安全保障理事会で制裁決議の協議が続いている。安保理は、すでに北朝鮮がこれまで行った核実験に対して科してきた制裁をさらに強化する構えだが、核兵器廃絶を願う者からする

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軍事的独裁体制下の政敵殺害をどう理解するか -軍事的独裁体制下の政敵殺害をどう理解するか-

著者: 盛田常夫

 北朝鮮におけるNo.2張成沢の抹殺は、冷戦が終わった時代には奇異な違和感を抱かせるものであるが、北朝鮮が20世紀社会主義の「どん詰まった」戯画的な姿だと考えると良く理解できる。筆者が『ポスト社会主義の政治経済学』(日本

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懲りずに4度目のピョンヤン管見記(2) -直接君主制?を味わってみると-

著者: 田畑光永

 前回の(1)ではは去年から今年にかけて北朝鮮が実施した経済面でのいくつかの新政策を紹介した。農村では昨年6月から「分組管理令」を徹底する措置が取られ、農作業を請け負う基本単位を農民3人から5人という小規模にして、メンバ

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懲りずに4度目―ピョンヤン管見記(1) -「一物三価!」経済が招くものは?-

著者: 田畑光永

 9月上旬、今年もまたピョンヤンを覗いてきた。そうとしか言いようのない訪れ方で、これが4年連続の4度目である。受け入れ機関の案内役とは勿論、毎日言葉を交わすし、ほかの人との会話もなかったわけではない。でも、なるほどこの国

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南北朝鮮の「和解と協力」は北朝鮮を変えるか? -平壌の「戦勝60周年記念事業」と開城工業団地入住企業の取材で分かったこと-

著者: 森 善宣

はじめに  真っ青な空に6色の煙を棚引かせて飛ぶ6機の航空機の勇壮な編隊飛行。その下を巨大なミサイルを載せて行進する移動式発射台の列。見守る人々の歓声と合わさり、パレードの雰囲気を否が応にも盛り上げる軍楽隊の奏でる「パル

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「出し物」はつきた、サアどうする3代目―北朝鮮、漂流の行方は?

著者: 田畑光永

暴論珍説メモ(126)       先週の7月27日は朝鮮戦争休戦協定が調印されてから60周年にあたった。今年に入ってから、この日のことをいったい何度、われわれは北朝鮮から聞かされてきたことか。この日に向かって、北朝鮮は

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やはり「こけおどし」だった北朝鮮の戦争宣伝 - 当面は中国に重い責任-究極には全世界の核廃絶を -

著者: 伊藤力司

この3月から4月にかけて北朝鮮の好戦的プロパガンダ(政治宣伝)は凄まじかった。「われわれは精密な核攻撃でソウルのみならずワシントンまで火の海にする」(4月6日朝鮮労働党機関紙「労働新聞」)、「朝鮮戦争休戦協定の白紙化宣言

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4月28日が「屈辱の日」であることの意味を、しっかりかみしめて!

著者: 加藤哲郎

◆2013.4.15 憂鬱な緊張の日々が続きます。北朝鮮の金正恩独裁政権が核実験とミサイル発射の威嚇・挑発。隣国韓国ばかりでなく、米国・中国・ロシア・日本も牽制球を投げますが、聞く耳を持たず。もとよりこれまでも幾度か繰り

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北朝鮮の「こけおどし」に慌てるな -神格化と体制引き締めのプロパガンダ -

著者: 伊藤力司

このところ北朝鮮のプロパガンダ(宣伝攻勢)が目立っている。「米国への核の先制攻撃」「朝鮮戦争休戦協定の白紙化」「黒鉛減速原子炉の再稼働」等々、連日のように戦争ムードを掻き立てている。例によって例のごとき「瀬戸際政策」で、

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「独裁の貧困」から「貧困の独裁者」へ -「弱衰小国」へ転落する北朝鮮を行く-

著者: 森 善宣

はじめに  その昔、マルクス(Karl Marx)は「貧困の哲学」から「哲学の貧困」を書いて社会主義へ向かう階級闘争到来の夜明けを告げた。それは、資本主義社会の抱える問題がプルードン(Pierre J. Proudhon

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覇権争いか共益追求か-今後の米中関係を問う : 胡錦濤主席19日から公式訪米

著者: 伊藤力司

朝鮮半島の緊張激化、劉暁波氏のノーベル平和賞をめぐるごたごたなど、世界第2の経済大国になった中国への世界的関心が高まる中、胡錦濤国家主席の公式訪米が1月19日に始まる。衰えつつあるとはいえ、米国が依然として軍事・経済とも

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北朝鮮の暴発で東アジア情勢緊迫!そこに乗じて戦後日本の「平和原則」見直しの動きが…

著者: 加藤哲郎

2010.12.1  北朝鮮による韓国延坪島(ヨンピョンド)砲撃は、民間人二人の死者を出し、東アジアの国際環境を一気に緊迫させました。朝鮮総連に近い朝鮮新報には、「ことの発端は北の領海に対する南の砲撃だ。南側は自分の領海

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仕組まれた“瀬戸際砲撃”にオバマ打つ手なし -頼みの中国も動かず、我慢比べへ-

著者: 伊藤力司

北朝鮮の砲台から目視の範囲にある延坪(ヨンピョン)島に浴びせられた80発の砲弾に世界は虚を突かれた。ブッシュ米前政権に「ならず者」と呼ばれた金正日政権だが、韓国も米国も中国も、まさか57年も続いた休戦協定に違反して白昼堂

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「早すぎた世襲」-金正恩氏の登場  -ソウルからの報告(その9)--

著者: K・I 

北朝鮮の後継者として目されていた、キム・ジョンイル(金正日)総書記の三男、キム・ジョンウン(金正恩)氏がついに公の舞台に登場した。 先月28日、44年ぶりに開かれた朝鮮労働党の代表者会、最前列で拍手する動画像が全世界に流

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