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本文を読む吉本隆明の執筆一覧
吉本隆明批判序説
著者: 川端秀夫バフチンの云う如くドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』は究極の対話文学であろう。吉本隆明にとってドストエフスキーは手に余る存在だった。ドストエフスキーにあって吉本に徹底的に欠けていたものは何であったか。吉本隆明の致命
本文を読む3月16日(土)吉本隆明さんの墓参に行きませんか
著者: 三上 治今年もまた16日がやってきます。この日は吉本隆明さんの命日です。毎年、墓参に行っていますが、今年も行きませんか。墓参りをして、帰りに近くの居酒屋で一杯のんで、歓談するというだけのことですが、今年もどうですかという 事です
本文を読む第12回「横超会」のお知らせ
著者: 岡本勝人風の強い日が続きますが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。吉本隆明さんが亡くなって、今年で12年目になります。つきましては吉本さんを偲びつつその思想について語る「横超忌」を次の次第で開催いたします。どなたでも参加できますの
本文を読む日本社会では、なぜ「恋愛」は困難なのか? ― 再び、吉本隆明の『超恋愛論』から
著者: 池田祥子「万葉集」にみる恋の歌 現存する日本最古の和歌集である「万葉集」は、奈良時代末期(750~780年)に編纂されたという(大伴家持が編纂に関与)。全20巻、4500首以上が収集され、詠み人は、天皇・貴族から、下級官人、防
本文を読むあらためて、髙村光太郎を読んでみた(8)晩年の「新しい天の火」
著者: 内野光子光太郎は、1956年4月2日、74歳の生涯を終えるが、その最晩年における、あるテーマの詩作品をさかのぼってみた。みごとに、雑誌の新年号、新聞の元旦号を飾る詩人であったことがわかる。これは、戦争詩を書いていた頃と変わりはな
本文を読む国会論議の不毛を逆照射する対話 - 『吉本隆明 江藤淳 全対話』(中公文庫)を読む -
著者: 半澤健市本書は、1965年から1988年の間に行われた、吉本隆明(1924~2012)と江藤淳(1932~1999)の対談の全記録である。五回の対談のタイトルは、「文学と思想」、「文学と思想の原点」、「勝海舟をめぐって」、「現
本文を読むお知らせ アソシエの講座から 『吉本隆明未収録講演集』を読む第五回目
著者: 三上 治早いもので吉本隆明が亡くなってから四年の歳月が経ちました。吉本さんの全集が刊行されていますが、同時に<未収録の講演集>も出ています。こちらは全12巻ですが、これを頭(第1巻)から読み続けようと考えています。現在第1巻を読
本文を読むお知らせ アソシエの講座から 『吉本隆明未収録講演集』を読む第四回目
著者: 三上 治早いもので吉本隆明が亡くなってから四年の歳月が経ちました。吉本さんの全集が刊行されていますが、同時に<未収録の講演集>も出ています。こちらは全12巻ですが、これを頭(第1巻)から読み続けようと考えています。現在第1巻を読
本文を読むお知らせ アソシエの講座から 『吉本隆明未収録講演集』を読む第三回目
著者: 三上 治今回は未収録講演集『日本的なものとはなにか』(筑摩書房)を読む、第三回目です。この本はⅠ、Ⅱ、Ⅲに分かれていて今回はⅢのところです。Ⅲは「『遠野物型』の意味 総論 柳田民俗学」です。『遠野物語』は吉本隆明の『共同幻想論』
本文を読む書評 『共同幻想論』 吉本隆明著
著者: 宮内広利普段、死は、人間の死への対面によってよりあからさまに、かつ重層的に出現する。つまり、死は、生とのコントラストにおいて、生に侵蝕し、言語の逸脱や越境をまねきよせる。わたしたちが、ありふれた思想に納得してしまうのは、親離れ
本文を読む書評 『ハイ・イメージ論』 吉本隆明著
著者: 宮内広利≪価値は自然の手段や道具としての有用な変更でもたらされるもので、価値の普遍性は役にたつ交換によってたもたれるとかんがえる『資本論』のマルクスの価値概念には、いつももの足りなさがつきまとう。素材や物体のさまざまな形態として
本文を読む書評 ニッポン思想の源流
著者: 宮内広利梅原猛の日本文化論を読むと、このような考え方は、今ではほとんどのひとの内面に、過不足なく定着しているのではないかと納得してしまう。彼は、西欧文明は科学技術に裏づけられた合理的な理性文明であって、自然に対する力の原理で世
本文を読む7/6(土)哲学思想カフェ:吉本隆明『共同幻想論』の理論的諸問題 講師:三上治・高橋順一・山本哲士
著者:哲学思想カフェ 演 題:吉本隆明『共同幻想論』の理論的諸問題 講 師:三上治・高橋順一・山本哲士 月 日:7月6日(土曜日) 時 間:午後2時(14時)~午後7時(19時) Ⅰ[各30分 報告]14時~15時30分 三上
本文を読む吉本隆明の対幻想批評―神仏虐待儀礼と母方オジ権を事例に(下)
著者: 石塚正英2 対幻想批評―その2― 吉本隆明『共同幻想論』の「母制論」(151~153頁)にこう記されている。 * * わたしのかんがえでは<母系>制の基盤はけっして原始集団婚にもとめられない
本文を読む吉本隆明の対幻想批評―神仏虐待儀礼と母方オジ権を事例に(上)
著者: 石塚正英はじめに 吉本隆明『共同幻想論』(河出書房新社、1968年)の「巫女論」に次の文章が読まれる。「シャーマンでは、自己幻想が問題であるがゆえに、(中略)かれの自己幻想が、他の人間であっても、神であっても、狐や犬神であっ
本文を読む【ご案内】吉本隆明を偲ぶ会
著者: 三上治吉本隆明を偲ぶ会 2012年3月16日に吉本さんが亡くなられました。しばらくは何も手につかない状態であったのですが、自らを励まして『流砂』第5号を「吉本隆明追悼号」として出すことにしました。巷には吉本隆明追悼の雑誌はいろ
本文を読む近代的自我の横超と歴史知研究
著者: 石塚正英思想家の吉本隆明は、著作『未来の親鸞』(春秋社、1990年)の中で、作家宮沢賢治の宗教観にかんしてこう記述している。「宮沢賢治という人は「あの世」をわりに実体化していましたから、「あの世」にいった妹さんとさかんに交信し
本文を読む吉本隆明「言語にとって美とは何か」自己表出の本質へ!
著者: 大木 保恣意的(独り善がり)な対人意識からひきおこされる依存と、それと真逆の強迫的排他意識をかかえた日本人・・ この近所の並木道は、今をかぎりのように桜の花が舞いちり染まり、まるで一場の舞台のようにみえます。 みなさんのところは
本文を読むある感想から(十)
著者: 三上治ある感想(十) 10月2日 これは以前にも書いたことがあるのですが、1970年代に至る過程の中で最も深く印象に残っている言葉は「敗北の構造」というものでした。吉本隆明の言葉ですが、僕らが何と闘っているのかということが分か
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