新型コロナウィルスの執筆一覧

「封城」(ロックダウン)下の武漢の暮らし - 方方女史の『武漢日記』(8)

著者: 田畑光永

3月14日  快晴。桜はまだ満開だろうか。桜見物の開放日は、いつも雨が降ったり、風が吹いたりだとよく言われるが、それも2,3日ですっかり散ってしまう。満開を見て、すぐに落花の寂しさが来るから、その命のはかなさが人にあまた

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私有財産制下の大コロナ禍―岩田トリアーデ体系論の視点から―

著者: 岩田昌征

かつて30年前までは、資本主義的市場経済と並んで、ソ連型の社会主義経済とユーゴスラヴィア型の社会主義経済が対抗的に存在していた。今日、ソ連もユーゴスラヴィアも国家として解体されて、もはや存在していない。 ソ連型は、国有財

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海峡両岸論 第114号 2020.5.13発行 - 新型コロナめぐる情報操作の実態 支離滅裂なトランプの陰謀論 -

著者: 岡田 充

 トランプ米政権の新型コロナウイルスに対する言動は終始、一貫性を欠いてきた。コロナ禍をめぐる対中国姿勢を振り返れば、トランプ(写真「武漢起源に自信」と記者会見で協調=テレビ東京)と政権幹部がいかに支離滅裂で、デマに満ちた

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「封城」(ロックダウン)下の武漢の暮らし - 方方女史の『武漢日記』(7)

著者: 田畑光永

3月13日  太陽は正午になってもまだ眩しい。午後になって光は薄くなり、風も吹き始める。お日様の顔は変わるときに変わる。このままでもう少し、と思ってもそれは無理。武漢大学の桜はもうみんな咲いたろう。老斎舎のベランダから下

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ニッポンは大丈夫か? <ウィルスとたたかい共に生きる社会>

著者: 小原 紘

韓国通信NO637 ベランダの窓から見えるいつも見慣れた景色、薫る若葉の向こうに見える太陽と青空が眩しい。 微かに木の葉が揺れる。 不思議な静けさ。子どもたちの姿はない。 緊急事態宣言が延長される。常磐線にカラの電車が走

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トランプ大統領、最後の1年(13)  トランプ大統領、コロナウイルスを「真珠湾よりも悪い!」と中国非難 ―世界で高く信頼されている英BBCの報道

著者: 坂井定雄

その公正な幅広さで、世界で高く信頼されている英国の世界的公共放送BBCは7日、トランプ米大統領が、新型コロナウイルスCOVID19の世界的大流行の責任は中国にあると断定、第2次大戦の真珠湾への日本軍の攻撃や20年前の9・

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 「封城」(ロックダウン)下の武漢の暮らし - 方方女史の『武漢日記』(6)

著者: 田畑光永

3月12日  太陽は沈んだが、空は明るい。春の感覚はまだ濃厚に残っている。まず数人の友達が一冊の冊子を送ってきた一件を書く。タイトルは「ネットにおける方方へのこのような攻撃を貴方はどう見る?」  そこには200篇以上の私

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「封城」(ロックダウン)下の武漢の暮らし - 方方女史の『武漢日記』(5)

著者: 田畑光永

3月10日 天気は依然申し分なし。気持ちのいい早春の陽光。この季節に、がらんと人気のない東湖を想像する。梅はこの2,3日来の風雨で花が落ちてしまったろう。千本、万本の樹木はただ自らの楽しみのためだけに花を咲かせてこの季節

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「封城」(ロックダウン)下の武漢の暮らし - 方方女史の『武漢日記』(4)

著者: 田畑光永

3月10日  天気はすこぶるよくなった。お日様がまぶしい。どこの庭も写真に絶好だ。満開の花、百花繚乱。そうだ思い出した。今年は2月6日に海南島に行き、ちょうど今日、帰ってくる予定だった。結果は市内に封じ込められて、出かけ

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トランプ大統領、最後の1年(12) 新型コロナ感染症対応で国際協力に害悪(上) 米国民の支持は低下

著者: 坂井定雄

昨年末、中国武漢から始まった新型コロナ・ウイルスのパンデミック(世界的大流行)、との国際社会の戦いに、トランプ米大統領は少なからぬマイナスの役割を果たした。トランプは中国との協力、互助を拒否し、パンデミックとの戦いの国際

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「封城」(ロックダウン)下の武漢の暮らし - 方方女史の『武漢日記』(3)

著者: 田畑光永

訳者注: ご覧のように今回は前回までよりすこし長い。途中、省略した部分がないためだが、そうしたには理由がある。お読みいただけばお分かりのように、今回は日記の日付より2か月近く以前の1月中旬、蔓延がまだ初期の段階に、北京で

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「健康で文化的最低限の生活」と山鉾巡行の中止 欧米では文化助成実行

著者: 隅井孝雄

 (昨年の祇園祭山鉾巡行)  日本国憲法は「すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利がある。国は、すべての生活部門について、社会保障および公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」という条文がある(25

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「封城」(ロックダウン)下の武漢の暮らし - 方方女史の『武漢日記』(2)

著者: 田畑光永

『武漢日記』3月8日 (訳者注:前回は2月6日に書かれた日記だったから、それから1か月が過ぎている。残念ながら、その間の日記は入手できていない。また、文中のカッコ内は訳者の注だが、必要と思われる部分については、末尾に説明

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平和運動、脱原発運動の集会が軒並み中止に コロナウイルス禍の余波で

著者: 岩垂 弘

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、反核平和、護憲、脱原発を掲げる集会・デモが軒並み中止に追い込まれている。これらの社会運動に関わる団体にとって、集会・デモは自らの理念を市民に訴えるための最大の示威行為であるだけに、コ

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SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】364 330万のアフリカ人が殺される!

著者: 平田伊都子

 「30万のアフリカ人が新型コロナウィルスに殺される!」と、数社のメデイアが発表しました。 アフリカ人のテドロスWHO(世界保健機関)事務局長は、以前からアフリカへの新型コロナウィルス侵攻を触れ回わり、支援金を要求してき

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「新型コロナ暴落」は大恐慌への導火線か?(2) ―過小評価されているコロナ危機―

著者: 半澤健市

《「緊急事態宣言」を全国に拡大したが》  政府は4月7日に都と6道府県に発令した範囲を全国に拡大した。16日に発令、同日に効力が発生した。しかしコロナウイルス感染者カーブは右肩上がりを続けている。日本を含む世界株価は30

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右も左も一律現金給付要求の悲喜劇 「一億総サル化」現象

著者: 盛田常夫

 安倍首相も外野の声に動かされて、現金の一律給付に傾いているようだ。もともと社会的知性や哲学がある政治家ではないから、政権を維持できるなら何でもOKなのだろう。野党だけでなく、連立与党の公明党からも催促されているのを口実

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「封城」(ロックダウン)下の武漢の暮らし ー方方女史の『武漢日記』抄訳

著者: 田畑光永

 新型コロナ肺炎はいまだに世界中で猖獗をきわめているが、発症の地となった中国の武漢市は1月23日から2ケ月半にも及んだ封鎖―中国語では「封城」―が4月8日に解けて、1100万市民の生活はようやくもとに戻りつつあると伝えら

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もっと検査を! 無責任な政府と「専門家」に任せず、自分自身で情報評価を![パンデミックの政治 5]

著者: 加藤哲郎

 2020.4.15  世界はいま、21世紀最大の危機のなかにあります。それも日々、変わっています。世界中が国境を閉じ、隔離と閉鎖、自粛と自制を求めています。ただし、マックス・ウェーバーの生命を奪った100年前のスペイン

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ウイルス禍とのグローバルな闘いを通じて平和を 平和アピール七人委が緊急の訴え

著者: 岩垂 弘

 世界平和アピール七人委員会は4月13日、「ウイルス禍とのグローバルな闘いを通じて平和を」と題するアピールを発表した。新型コロナウイルスが世界的な規模で猛威を振るいつつあるところから、このパンデミックが「人間の安全保障」

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SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】363 ニューヨーク州の牢払い

著者: 平田伊都子

 時は江戸、所は小伝馬町の大牢。 突然黒い煙が舞い上がり、続いて火花と真っ赤な炎が夜空を焦がしました。 「火事だ~!」と叫ぶ声とけたたましい半鐘と煙と臭いで、囚われ人たちは飛び起きました。 「お前たちを焼き殺すわけにはい

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