11 小春日和の中、薄茶色のスカートをゆらして歩く千津子は、さっきの糞真面目な表情を忘れ、解放感を楽しんでいるかのようだった。彼女が歩いてみたいと言うので、武松を出た後、二人は外掘通りを八重洲に向かった。銀座から東京駅
本文を読むinukoroおやじの執筆一覧
テント日誌10月21日(水) 経産省前テントひろば1502日
著者: 経産省前テントひろば秋の夜長なんて言っておれないなぁ… テント前で夕暮れの訪れがはやくなったなぁ、と話している間の季節はもう晩秋である。テレビで紅葉を見ると行ってみたいなぁ、とは思うもののこころはそこについて行かない。テントや国会の周辺だ
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(103)
著者: 本間宗究(本間裕)呻吟語に見る安倍首相の現状 中国の古典である「呻吟語」には、「6種類の宰相」が述べられており、この中で、「最も理想的な宰相」から、「最も避けるべき宰相」まで、ありありと描写されている。具体的には、「太陽」や「大地」のよう
本文を読むイスラム過激派を顕在化したアルカイダとタリバン
著者: 伊藤力司イスラム断章(4) アルカイダのアルはアラビア語の定冠詞、カイダは基地、基盤、座、雲といった意味の名詞である。タリバンもアラビア語で、学生を意味するタリブの複数形である。もちろん世界中で知られているアルカイダとは、アフガ
本文を読むテント日誌10月19日(月) 経産省前テントひろば1500日
著者: 経産省前テントひろばテントの1500日は通過しつつある日々の中で テント前ではいつもよりも写真を撮る人が多い。何故だろうと思ったら、テントの掲示版に「テント設立1500日」とあったからだ。そばの女性はもっと目立つところに掲示すればよかった
本文を読むSJJA&WSJPOの【西サハラ最新情報】134 砂漠を襲った大洪水
著者: 平田伊都子砂漠に雨が降る? 「ウソ~ッ!」と、ビックリしないでください。 砂漠は雨も降るし、洪水にも見舞われるのです。 エルニーニョのせいでも、当節流行りの気候変動のせいでもありません。 恐竜時代の昔から、砂漠には雨季があって、
本文を読む11・9ルネサンス研究所シンポジュウム 安保法制に反対する学生たちは何を考え、何を展望するのか? ― 学生ハンスト実との対話
著者: 松田健二この夏、安保関連法案に反対する大衆運動が全国各地で展開された。その中で近年にはなかった現象が出現した。それは、SEALsや学生ハンスト実行委員会などの学生たちの登場である。 学生たちは何を考え、これから何をめざしてい
本文を読む小説 「明日の朝」 (その10)
著者: 川元祥一10 上腕に肩を触れてくる千津子を意識しながら彼は銀座の人通りを見ていた。乾いた光と影。一つの奇蹟がつづいて胸をふくらませていた。こんな奇蹟がどこまでつづくのかわからないのだったが、彼はその一瞬に幸運を感じていた。
本文を読むテント日誌10月18日(日) 経産省前テントひろば1499日
著者: 経産省前テントひろば伏され、隠されている原発情報の多い事に驚く 今日は昨日と違って天気もよく暖かかったので人通りも多かった。 10時過ぎテントにつくといつも寄ってくださるサイクリングの人たちが、泊まり開けのTさんと話していた。 そしてテント
本文を読むテント日誌10月17日(土) 経産省前テントひろば1497日
著者: 経産省前テントひろば川内テント通信(10月16日) ―これから― 2号機再稼働が強行された。ゲート前に悲壮感、敗北感は無かった。要するに意気軒昂なのだ。ハンストも無事に終わった。無事にというのも何か変だが。 現地参加者総勢23名、うち5日間
本文を読む小説 「明日の朝」 (その9)
著者: 川元祥一9 遠いネオンを映して幻想的に光る水面から、人のつぶやきに似た水鳥の低い鳴き声が聞こえた。不忍の池。聖子の肩に手を置き、指に触れる頬のやわらかい感触を楽しみながら歩いた。 「あら鳥がたくさん泳いでる」 聖子が彼の手から摺
本文を読むイスラム過激派を育てたのはアメリカ
著者: 伊藤力司イスラム断章(3) 西洋のキリスト教社会が中世の暗黒時代に沈んでいたころ、東洋では唐、宋、元、明などの中華帝国の興亡が続き、中洋ではイスラム文化が花開いていた。7世紀初めアラビア半島の一角で、預言者ムハンマドが唯一絶対神
本文を読む沖縄県民に学び、足元から自己決定権・人権を!
著者: 加藤哲郎2015.10.15 安保法制が公布されて、第3次安倍内閣が発足しました。自衛隊を海外に派遣できる「一億総活躍社会」が売りなそうですが、なにやらきな臭い陣容です。70歳以上の方なら、「一億総動員」「一億一心」「進め一億火
本文を読むテント日誌10月14日(水) 経産省前テントひろば1494日
著者: 経産省前テントひろば川内原発2号機再稼働直前ハンガーストライキ座り込み 九電側は10月15日に川内原発2号機の再稼働を宣言しているが、現地ではハンストをはじめ多彩な闘いが展開されている。ハンストは各地で現地に呼応する形で行われている。東京で
本文を読む『深沢七郎外伝―淋しいって痛快なんだ』新海均・著 潮出版社・刊
著者: 阿部浪子「楢山節考」で作家デビューした深沢七郎といえば、嶋中事件を思いうかべる読者もいるだろう。1960年12月の「中央公論」に掲載された、深沢の「風流夢譚」が右翼を刺激し、発行元の社長宅が襲われお手伝いが殺されたのである。深沢
本文を読む原子力災害の恐ろしさを再認識 - 被災地・福島を再訪して感じたこと -
著者: 岩垂 弘東京電力福島第1原子力発電所(福島県大熊町・双葉町)が東日本大震災で事故を起こしてから、4年7カ月たった10月8日、同発電所周辺の被災地を訪ねた。今年2月にもここを訪ねており、8カ月ぶりの再訪だったが、そこで目撃したのは
本文を読むお知らせ アソシエの講座から 『吉本隆明未収録講演集』を読む第四回目
著者: 三上 治早いもので吉本隆明が亡くなってから四年の歳月が経ちました。吉本さんの全集が刊行されていますが、同時に<未収録の講演集>も出ています。こちらは全12巻ですが、これを頭(第1巻)から読み続けようと考えています。現在第1巻を読
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(102)
著者: 本間宗究(本間裕)社債金利の上昇 9月12日付けの日経新聞によると、「今年の初めから、社債金利の急騰が始まっている」とのことだが、このことは、典型的な「クラウディング・アウト」の状態を意味しているようである。つまり、「国家の資金需要」が強
本文を読むテント日誌10月12日(月・祝) 経産省前テントひろば1492日
著者: 経産省前テントひろば近づく川内2号機再稼動を許さない! 暑くも寒くもなく風もない泊まりの日は意外に少ない。連休の夜から朝はそんな時間が過ぎた。夜中、入口に吊るす(テント設営)1493日目の文字ポスターを書き上げる。 いよいよ1500日目も間
本文を読むSJJA&WSJPOの西サハラ最新情報133 ラストコロニー・イン・国連
著者: 平田伊都子2015年10月9日、ノーベル平和賞が「チュニジア国民対話カルテット(4組織)」に決まりました。 なんで~?? こんな選考の仕方をするから、ノーベル賞の政治的悪巧みが取りざたされるのです。 仕掛人は誰なんだ? <アラ
本文を読む小説 「明日の朝」 (その8)
著者: 川元祥一8 お茶の水駅に向かう電車の中で彼は今朝の聖子のことを思い出していた。土産を買ってきたとはしゃいで見せる聖子だったが、その言葉の向こうで果たして何があったのか。平崎はそのことが知りたかった。彼女は俺のことを父親に話すと
本文を読む開き直って「一億総活躍担当大臣」とは!
著者: 小澤俊夫メール通信「昔あったづもな」第54号 彦根、相模、横浜そして田沢湖と昔話の研究会をしてきた。田沢湖では山は紅葉が始まっており、空は澄み渡り、湖水は真っ青ですばらしかった。だが安倍首相は内閣改造にあたり、「一億総活躍プラ
本文を読むテント日誌10月11日(日) 経産省前テントひろば1491日
著者: 経産省前テントひろば川内原発前ハンストはじまる 311東日本大震災~福島第一原発事故」発災から4年7ヶ月。川内1号機再稼働から2ヶ月にあたる10.11(日)。数日後にも2号機再稼働強行しようという九州電力川内原子力発電所の正門前。 >
本文を読むテント日誌10月9日(金) 経産省前テントひろば1490日
著者: 経産省前テントひろば川内テント通信(10月9日)「ゲート前ハンスト・座り込み行動」 11日からゲート前でハンストが始まります。直前となってしまいましたが、 参加を希望される方(途中からでも)は、交通費支援もありますから、 090-5339-
本文を読む『文学地図 大江と村上と二十年』加藤典洋・著 朝日選書
著者: 阿部浪子ここ20年の間に、日本の文芸がどんな動きを示し、著者加藤典洋氏がどんな観察を行なってきたか。諸作品と真摯に付きあいつつ書かれた時評と評論は、文学の面白さをたっぷり気づかせてくれる。とりわけ「関係の原的負荷」という、親殺
本文を読む「イスラム国」(IS)のルーツを探る
著者: 伊藤力司イスラム断章(2) オレンジ色の囚人服を着せた外国人人質を斬首・処刑する動画映像や、古代オリエントの貴重な文化遺跡を爆破する映像をインターネットで公開した「イスラム国」(IS)の所業は、世界に衝撃を与え続けている。彼らを
本文を読むSTOP! 第三次世界大戦
著者: 平田伊都子2015年10月7日早朝から夜中まで、我が庵の上空を、プロペラ米軍輸送機、米軍ヘリコプター、米軍ジェット戦闘機が無数に飛んで行きました。 最初は数えていたのですが、、いつもと違ってあまりに数が多く、無数としか報告のしよう
本文を読む『労働情報』921号(2015年10月15日)販売のお知らせです
著者: 『労働情報』浅井真由美『労働情報』921号(2015年10月15日)販売のお知らせです。 この号だけをお求めの場合は、450円(消費税・送料込)です。 ■□■□■□■ 2015年10月15日(921)号 目次 ■□■□■□■ ●時評自評「改正
本文を読む小説 「明日の朝」 (その7)
著者: 川元祥一7 ローラスケート場の前の広場に向かって朝の打水を飛ばしていると、下の信号を渡って広場に上がってくる女がいた。薄茶色のスーツを着込みポニーテールをゆらして歩く聖子だった。 「お早うございます」 広場の向う側から聖子が
本文を読むテント日誌10月8日(木) 経産省前テントひろば1489日
著者: 経産省前テントひろば高裁の判決日が10月26日(月)15時に確定しました 台風の影響で強い風が吹いてテントの上の樹から枯れ枝が落ちてきた。 今朝はテントに着いた途端びっくりするニュースが飛び込んできた。 自転車でやってきた弁護士さんから判決
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