inukoroおやじの執筆一覧

デカ顔で汗かきのうるさいメタボおやじ

平和運動に生涯をささげた佐藤行通師逝く - 日本の運動の国際化に貢献 -

著者: 岩垂 弘

 「まるで平和運動の一時代の終了を告げるかのような訃報だ」。私がその訃報に接した時、とっさに脳裏に浮かんできた感慨はそのようなものだった。日本山妙法寺の僧侶で平和運動家だった佐藤行通(さとう・ぎょうつう)さん。3月1日に

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七〇年前に都留重人が書いたこと ―「官僚としての十ヶ月」を読む―

著者: 半澤健市

《日本最初の「経済白書」執筆者の官僚論》  第二次大戦前にハーバード大学へ留学し、碩学ヨーゼフ・シュンペーターに学んだ都留重人(つる・しげと、1912~2006)は、日本で最初に「経済白書」(「経済実相報告書」)を書いた

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青山森人の東チモールだより 第366号(2018年3月16日) - 領海画定条約は締結したが、パイプラインの行き先は未決定 -

著者: 青山森人

「国連海洋法条約」に基づく領海画定条約の締結 長い間、チモール海を挟んで向きあう二つの国・東チモールとオーストラリアの対立の種となっていた領海画定に決着がつきました。これら両国は領海(国境)画定にかんして達した基本合意に

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財務省公文書偽造は「権力の私物化」を納税者が追いつめるチャンス!

著者: 加藤哲郎

2018.3.15 以下は、ある全国新聞の3月13日付け「主張」「公文書書き換え 国民への重大な裏切りだ 「信なくば立たず」忘れるな」です。長文ですが、引く意味があります。   「学校法人「森友学園」への国有地売却問題を

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子どもたちが「香害」で苦しんでいます(下) シリーズ「香害」第6回

著者: 岡田幹治

 前回、「香害」に苦しむ二人の小学生を紹介しました。実はこの国の子どもは、生まれた直後から香りつき商品を使用されているのです。そして深刻な被害者は高校生にも、教師にもいます。 ◆生後2日から香りつき沐浴剤  いま多くの赤

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SJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】252 <砂の壁>が分断、難民42年の望郷

著者: 平田伊都子

 「<砂の壁>が分断、難民42年の望郷」と題した記事が、今週発売中のAERA No・13号に載っています。 いつも西サハラ最新情報を見て下さっている読者の皆さまに、ざっと、記事の内容をお教えします。  写真は西サハラ国旗

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(184)

著者: 本間宗究(本間裕)

BISの新たな総支配人 昨年の「12月1日」に、「中央銀行の中央銀行」と呼ばれる「国際決済銀行(BIS)」において、「総支配人」が、「スペイン出身のカルアナ氏」から「メキシコ出身のカルスペンス氏」に交代した。そして、「2

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イデオロギーと化した金融緩和至上主義 -現代経済学の貧困と経済学者の劣化(その5)

著者: 盛田常夫

イデオロギー化する経済政策  世の中、根拠のない「非常識」や誤解でも、それが流布され蔓延すると、あたかも「常識」のようになってしまう。とくに経済学はその誕生から現在まで、精密科学であったことはなく、常に、経済現象の部分的

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子どもたちが「香害」で苦しんでいます(上) シリーズ「香害」第5回

著者: 岡田幹治

各地の学校で、少なくない児童・生徒が「香害」に苦しんでいます。 仲間の子どもたちや教師が放散する柔軟剤の成分や、塗り替えられたペンキから放散される成分で、「化学物質過敏症(MCS)」や「シックハウス症候群(SHS)」を発

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シリア政府軍による残酷な殺戮続く ―首都隣接の東グータ地区

著者: 坂井定雄

 本稿を書いている今現在も、殺戮は続いている。シリアの首都ダマスカスの東側に隣接する東グータ地区。2月18日以来、政府軍に包囲され、閉じ込められた住民約39万3千人に対して政府軍の空爆、砲撃が続き、毎日多数の子供、女性を

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海峡両岸論 第88号 2018.03.07発行 - 習近平下回った台湾総統の好感度 大陸就職を希望するミレニアル -

著者: 岡田 充

 台湾の蔡英文総統(写真 花蓮地震の被災地を訪れた蔡総統 総統府HP)の支持率下落に歯止めがかからない。昨年末の世論調査では、彼女の好感度は46.9%と、習近平・中国国家主席の51.1%を下回ってしまった。悪い冗談ではな

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マルタに続きスロバキアでも、政治腐敗追及ジャーナリストの殺害

著者: 隅井孝雄

 政治腐敗を追求するジャーナリストが、銃撃などで殺害されるケースが頻発している。今年に入ってからの事件は2件目、東欧スロバキアと南米ブラジルで起きた。 ▽政界と犯罪組織の癒着追及取材で、記者殺害、スロバキア  2月25日

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SJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】251 西サハラ難民、<アエラ>に登場

著者: 平田伊都子

 西サハラ難民はフォトジェニックです。 特に、民族衣装メルファを纏った少女はウスバカゲロウのように美しいのです。 かねがねご紹介したいと思っておりましたが、やっと、<アエラ>さんのおかげで願いがかなうことになりました。 

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これこそジャーナリスト必読の書 - 鎌田慧著『声なき人々の戦後史』(上・下)を読む -

著者: 岩垂 弘

 まさにジャーナリスト、ジャーナリストを目指す人にとって「必読の書」と言っていいだろう。  ;鎌田慧氏がルポライターの第一人者であること、その代表作が、愛知県豊田市にあるトヨタ自動車工場で期間工として6カ月間働いた体験を

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(183)

著者: 本間宗究(本間裕)

2018年のブラックスワン 「2018年」については、「2月」から「11月」までの「10ヶ月間」に、世界的な「国債価格の大暴落」と「インフレの本格化」を想定しているが、この時に思い出されるのが、今から30年ほど前の「ブラ

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テルアビブのポーランド大使館にカギ十字の落書き ―ユダヤ人虐殺の告発を処罰する新法

著者: 坂井定雄

「BBC電子版が報道した、テルアビブのポーランド大使館の門に落書きされたカギ十字」 イスラエルのテルアビブにあるポーランド大使館の門と掲示板に2月18日、ナチのカギ十字と「殺人者」と書いた、マジック・ペンの落書きが発見さ

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外国の労働法の規制緩和と日本の労働法の規制緩和はつながっている  公共放送は国民の知る権利に応えるべきだ

著者: 村上良太

 今日、公共放送のテレビドキュメンタリーでは外国の労働問題を扱う番組企画案などはほとんど採用されなくなっています。海外を見て日本を振り返って考えてみる・・・・的な番組は採用されない時代が来てしまったのです。一昨年あたりか

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前衛俳句の金子兜太さん逝く - 平和への執念は極限の戦争体験から -

著者: 岩垂 弘

 「ここに人間あり」。人間として極めて存在感ある人だった。2月20日に98歳で亡くなった、俳人の金子兜太さんである。その印象を一言でいえば、豪放、磊落、骨太にして反骨、飾り気のない自由人ということになろうか。「前衛俳句の

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ファシズムは死語になったのか(12) ― いま「二・二六事件」を考える ―

著者: 半澤健市

 83年前の今日、「二・二六事件」が起こった。 この事件を振り返り今日的意義を探ろうと思う。 今日的意義とは、「アベ政治を許さない」戦いのために材料を発掘することである。 《「二・二六事件」とは何か》  最新の『広辞苑』

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東京⇔沖縄 池袋モンパルナスとニシムイ美術村 板橋区立美術館で東京と沖縄の文化交流を展示

著者:

 1930年代の東京・池袋周辺にはアトリエ付き住宅が立ち並び、その様子はパリの芸術家街になぞらえ「池袋モンパルナス」と呼ばれた。そこには、北海道から沖縄まで各地から上京した芸術家の卵が集い、切磋琢磨しながら新たな表現を模

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