akiyoshiの執筆一覧

東京裁判―「あの途方もない夢の瑕を見ようと」

著者: 半澤健市

演劇評 東京裁判三部作第三作『夢の痂』新国立劇場 (作:井上ひさし 演出:栗山民也) 「東京裁判三部作第三部」の『夢の痂(かさぶた)』の開幕直前まで、私の隣席の老夫婦は、「ユーロ」について長々と論じていた。それは抽象的ユ

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60年安保50周年記念 60年安保「壮大なゼロ」と、日米同盟論の虚妄

著者: 蔵田計成

1.主観的願望にも等しい民主党政権 菅内閣の登場は、第2幕のはじまりというよりも、仕切り直しというに等しい。「メディア支持率!」の回復にも示されているように、「一票一揆」は出直しとなった。だが、先の世界金融資本主義崩壊に

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2010/6/23 沖縄敗戦65周年・映画と講演の夕べ:改訂版

著者: 「ぬちがふう」製作上映事務局+現代史研究会

「沖縄敗戦65周年・映画と講演の夕べ」 沖縄・朝鮮・日本 ~従軍慰安婦・集団自決から辺野古へ 1,映画上映「アリランの歌」 2,映画上映「ぬちがふう」(準予告編) 3,講演 映画監督 朴寿南(パクスナム) 会場: 明治大

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講演会「安保50年 日米同盟の虚構を解き明かす」

著者: 研究会事務局

米軍普天間基地、核密約、日米安保などの問題が日本を揺るがしています。そこで、平和・協同ジャーナリスト基金(PCJF)は、これらの問題を報道し続ける2人のジャーナリストを迎えて講演会を開きます。お2人とも昨年、第15回平和

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「幻の鳩山演説」を現実のものにするには   ―安保闘争50年目に考える―

著者: 半澤健市

《この方式での工作を打ち切る》 最初に次の長文を丁寧に読んで頂きたい。(◆と◆の間)。 ◆私は、普天間移設、という枠内で普天間基地の危険を除去し、沖縄県民の基地負担を減らすため、県外、国外移設のあらゆる可能性を探ってきた

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アジサイの季節になって―長めの論評(三)

著者: 三上 治

 言葉は恐ろしいところがある。曖昧なまま流通し、いつの間にか疑うこともなく人々に使われたりもする。そして、また、人々に行動まで縛ってしまうのである。例えば、日米同盟などはその一つである。一体、日米同盟というのは何のことだ

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「閉塞状況の打破」というけれど 菅首相の所信表明演説を採点する

著者: 安原和雄

 菅首相は初の所信表明演説で重要な柱として「閉塞状況の打破」を掲げている。その姿勢は評価したいが、残念ながら肝心要の視点が欠落している。それは日米安保体制(=日米軍事同盟)こそが日本の閉塞状況をつくり出している元凶という

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「存在の耐えられない軽さ 」からカバーが変わっても、 「日米合意・沖縄」はずしの新政権メディア戦略に注意し、 50年前の争点「安保」を7月参院選の焦点に!

著者: 加藤哲郎

 映画「沈まぬ太陽」を見ました。国策航空会社での企業内差別・労使紛争や520人の犠牲者を出したJAL123便御巣鷹山事故をめぐる人間の劇を描いた山崎豊子原作の第33回日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞作品。  渡辺謙演じる

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6月15日(火)記念行事、6月20日(日)の集会案内

著者: 9条改憲阻止の会

連帯・共同ニュース第58号 ■ 田舎に帰って父や母あるいは祖父母の写真をみるときは、どこかで人生を全うしだのだろうという思いがあってこちらには痛みはない。けれども、樺美智子さんの写真はそうはいかない。名状しがたい複雑さの

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アジサイの季節になって―長めの論評(二)

著者: 三上 治

 歴史はおもしろいもので必要に応じて様々の役者を用意する。これは歴史という舞台が用意するのか、人が舞台の中で役者になっていくのかは分からないにしてもである。安保条約の改定には岸信介という格好の役者がいたが、彼が首相でなか

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オバマは正真正銘の帝国主義者  「協調」と言いながら同盟国を支配

著者: 伊藤力司

 筆者は前回6月2日のエントリーで「オバマはやはり『米帝』の最高司令官か」とのタイトルの下で5月末に発表されたオバマ政権の「国家安全保障戦略」を紹介した。オバマ政権は確かにブッシュ政権の単独行動主義から国際協調主義に転換

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今こそ思い起こそう小林トミさんを   「安保」から50年、なお続く声なき声の会

著者: 岩垂 弘

 第2次世界大戦後の日本で最大の大衆運動とされる1960年の日米安保条約改定反対闘争から、今年6月で満50年になる。日本を揺るがしたこの闘争の片鱗をもはやほとんど見ることができないが、その後も「安保反対」を掲げてこの50

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ちきゅう座会員による新著出版の紹介

著者: 栗木安延記念論集編集委員会

 ずいぶん以前に出版予告を紹介させていただいたことがあった。その後、諸般の事情から出版が遅れ遅れになり、やっとこの度出版にこぎつけた次第、読者の方々および早くから原稿を準備下さった著者の先生方に心からお詫び申し上げたい。

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武蔵野散歩の楽しさを台無しにした交通巡査の点数稼ぎの不快さ

著者: なんちゃっておじさん

先日、美女三人から案内係を仰せつかって武蔵野散策としゃれてみた。武蔵境駅で落ち合って、徒歩で東京天文台方向へ向かった。途中から道もなんとなく田舎道風に変わってきてなかなか風情がある。多分そこは深大寺辺だったのではないかと

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久しぶりに国会図書館へ、その後、都民情報ルームへ

著者: 醍醐 聡

2010年6月7日  今日は少し肩の力を抜いて日記風に書くことにした。 東京都の福祉財政を調べるために  早めに起床し、犬と散歩をした後朝食を済ませ国立国会図書館へ出かけた。2年前に連れ合いと地元の自治会が取り組んでいた

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浜矩子教授の「財政危機」講演を聴く ―「国債バブル」は本当だろうか(9)―

著者: 半澤健市

 ある勉強会で浜矩子(はま・のりこ)同志社大学教授の講演を聴いた。  「国家経済破綻」がテーマであった。以下はその聞き取りノートである。  浜教授は次の3点に絞って話した。  第1に、ギリシャ問題をめぐるEU(欧州共同体

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iPadなど先端機器の華々しいデビューの陰で  ―中国の受注製造工場で労働者10人が連続自殺― 

著者: 丹藤佳紀

 中国南部、香港と広州の間にある深圳(しんせん)といえば中国の改革・開放政策を象徴する経済特別区として有名だ。その深圳にある台湾系企業・富士康(英略称=FOXCONN)で、今年1月末から10-20代の若い労働者が全寮制の

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6月「沖縄と日米安保問題討議」の口火を切った6月5日の研究会

著者: 山川 哲

 今年は60年安保の記念すべき大闘争から数えて50年目の節目にあたり、そのせいなのか管見によればかなりの数の集会、討論会、研究集会などが予定されているようだ。  その中で、実際に「口火を切った」のかどうかは知らないが、6

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50年前の争点「安保」を7月参院選で問い、「存在の耐えられない軽さ 」内閣から訣別を!(その2)

著者: 加藤哲郎

 定年退職の恩恵を、初めて味わいました。3月までは一橋大学の会議日で抜けられなかった水曜日、今日は夕方からの都心だけでテレビをつけたまま原稿を書いていたら、突然鳩山首相辞任のニュースが、飛び込んできました。両院議員総会の

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「戦争の語り部」本多立太郎さん死去―外国での「憲法9条手渡し運動」を提案

著者: 岩垂 弘

 「戦争体験出前囃(ばなし)」で知られた本多立太郎さんが5月27日に亡くなった。96歳だった。人生最後の仕事として本多さんが意欲を燃やしていた、フランス・パリでの「日本国憲法9条手渡し運動」はついに実現しないまま、その類

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鳩山首相退陣の意味 ―御用メディアに騙されてはならない―

著者: 半澤健市

 10年6月2日に鳩山由紀夫首相・小澤一郎民主党幹事長の心中的退陣が起こった。  この意味を、半世紀あるいは一世紀を遡りことの次第を論じたい。  八カ月前の09年9月に「政権交代」が起こった。二大政党時代の到来と喧伝され

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日米関係で鳩山への言及なし─鳩山辞任、米政府公式反応

著者: 鈴木顕介

 鳩山首相の辞任表明を受けたアメリカ政府当局者の公式反応は、時差の関係から、現地時間が6月1日夜であったため、日本時間3日(現地時間2日)になってから出された。ホワイトハウスの報道官声明と大統領専用機内でのやりとり、国務

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50年前の争点「安保」を7月参院選で問い、「存在の耐えられない軽さ 」内閣から訣別を!

著者: 加藤哲郎

 今からちょうど50年前の日本は、20世紀最高の政治的高揚の中にありました。いわゆる60年安保闘争です。5月19日深夜、岸信介首相と自民党は、国会に警察官を導入して社会党議員を排除し、改訂安保条約を単独強行採決、以後国会

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