正治安岡の執筆一覧

─ 司法の危機の時代から50年─ そして今は。

著者: 澤藤統一郎

本日、第50回司法制度研究集会。総合タイトルが、「今、あらめて、司法と裁判官の独立を考える─ 司法の危機の時代から50年─」というもの。よく準備されて充実したシンポジウムであり、盛会でもあった。 もちろん回顧のための集会

本文を読む

12・14風の会・公開学習会『原発のない女川へ~地域循環型の町づくり~』出版記念講演

著者: 松田健二

講 師:半田正樹さん(東北学院大学名誉教授) 日 時:2019年12月14日(土)18:30~20:30 会 場:仙台市市民活動サポートセンター6Fセミナーホール    地下鉄南北線「広瀬通駅」西5番出口 参加費:500

本文を読む

「また出た アキエ」「アキエ 私人か公人か」「御苑の空は」

著者: 澤藤統一郎

「また出た アキエ」    出た出た アキエ    懲りない懲りない まだ懲りぬ    相も変わらぬ アキエ    隠れた 雲に    黒い黒い 真っ黒い    墨のような 疑惑    また出た アキエ    私人公人 

本文を読む

書評:『ロシア革命』/和田春樹による「ロシア二月革命史研究」の集大成  

著者: 合澤 清

『ロシア革命-ペトログラード1917年2月』和田春樹著(作品社2018) 膨大な資料(参考文献)を読み込み、事実関係の叙述にあたっては、逐一関連事項をロシア語の新聞、雑誌、書籍など可能な限りでの一次資料で後付け、2000

本文を読む

海外軍事産業と安倍政権の目には、「日本はすでに憲法改正」なのだ。

著者: 澤藤統一郎

「幕張メッセで大規模武器見本市」のニュースは、聞き流していた。苦々しいことではあるが、今さら騒ぐほどのことでもあるまい。そう高を括っていた。 しかし、本日(11月21日)の赤旗の報道に驚いた。見出しが、「『日本はすでに憲

本文を読む

【要申込】11/26(火)グローバル経済と民主主義の行方?多国間主義の危機、米中貿易戦争・日米FTA、そして日本の進路とは?

著者: 紅林 進

【要申込】11/26(火)グローバル経済と民主主義の行方?多国間主義の危機、米中貿易戦争・日米FTA、そして日本の進路とは? http://www.parc-jp.org/freeschool/event/191126.

本文を読む

天皇への態度こそは、精神のリトマス試験紙である。

著者: 澤藤統一郎

とあるメーリングリストで、こんな投稿に出会った。  自ら文化人とか知識人と自任しているであろうマスコミに登場する人達の実態は天皇制に対する立ち位置で簡単に判別できる。憲法の本質から外れる天皇制を容認するのか否か。これが、

本文を読む

阿Qとは誰か―魯迅が名前「阿Q」に込めた意味を解読する―

著者: 内田 弘

[阿Qとは誰か] 魯迅の数多い小説のなかでも『阿Q正伝』が魯迅の代表作であることは、魯迅の大方の読者が認めるであろう。  ところで、肝心の阿Qとは、いったい誰なのか。魯迅自身、『阿Q正伝』の冒頭の「第1章 序」で、阿Qと

本文を読む

真正の人道は地勢と共に存在すべき――田中正造・第1部(4)

著者: 野沢敏治

3 「日本資本主義」が生んだ公害  市兵衛の革新的な経営は見事であった。だがそれが銅山に接する渡良瀬川の流域に大変な被害をもたらす(ここでは労働問題は別にしておく)。足尾町近辺から北の松木村にかけて、そして渡良瀬川の中流

本文を読む

暴論 ― 「神社は宗教に非ず」「宮城遙拝は臣民たるの義務である」

著者: 澤藤統一郎

「大嘗祭は皇室の伝統行事であって宗教行事ではない。」「神道儀礼は、日本の風習に過ぎず信仰とは無縁である」「神道には、教祖も教典もないから宗教ではない」。などという大真面目な議論が交わされている。これは、大日本帝国憲法時代

本文を読む

大嘗祭に国費の支出は明白な違憲行為。だが、問題は裁判で争うにはハードルが高いことにある。

著者: 澤藤統一郎

大嘗祭こそが、日本国憲法の政教分離原則が想定する典型的な宗教行事であり、国費を投じて国家行事としてこれを行うことが違憲として禁じられていることは、明々白々と言ってよい。これを許容するなら、憲法の政教分離は空文に帰すること

本文を読む

楊継縄『文化大革命五十年』(岩波書店)を読んで

著者: 大谷美芳

 すさまじい暴力と死者。人口8億(当時)の大国における革命と反革命、そこで革命が崩壊して敗北。その結果である。毛沢東思想・継続革命論は革命を指導できなかった。なぜか? ①2つの政治勢力の折衷主義  「毛沢東が大衆を立ちあ

本文を読む

憲法の構造として「卵黄と卵白」をイメージしよう。

著者: 澤藤統一郎

日本国憲法の全体像を図形的にどうイメージするか。こういうことを考えてみることは、楽しい作業である。もちろん飽くまでもイメージに過ぎないものだが、憲法の基本構造をどう把握し、憲法各パートの関連をどう理解するか、自分なりの憲

本文を読む

大嘗祭を国家の行事としてはならない。国費を投じてはならない。

著者: 澤藤統一郎

本日(11月14日)の夕刻から明日未明にかけて「大嘗祭」の中心行事だという「大嘗宮の儀」が催される。実のところ、大嘗宮の奥まった密室で新天皇が何をするのかは窺い知れない。何しろ、「秘儀」とされているのだから。「秘儀」では

本文を読む

「桜を見る会」と「勲章」も同じ構図では

著者: 内野光子

今年の文化功労者の中に、歌人の馬場あき子の名があったし、秋の叙勲では永田和宏が歌人として瑞宝中綬章を受章していた。<注1>上に「文化」が付こうと「芸術」が付こうが国が取り仕切る栄典制度の一環である。拙著でも何度か触れてい

本文を読む

「桜を見る会」への批判を ー 「究極の行政私物化」「選挙民を税金で買収」「記録の廃棄」

著者: 澤藤統一郎

安倍晋三の「桜を見る会」悪用疑惑。一挙に大問題となってきた。今度こそ、徹底追及して事実を究明し、傲った政権にピリオドを打ちたい。 本日の本郷三丁目交差点での「湯島本郷九条の会」の宣伝活動でも、すべての弁士が「安倍9条改憲

本文を読む

「ニントク君の回想ーボクって何者?」に重ねて。

著者: 澤藤統一郎

ネットを検索していると、時に昔自分が発信した記事に出会うことがある。そして、希にそれが面白いと思うこともある。下記は、そのようなものの一つ。投稿の日付は2016年2月27日、3年10か月ほど以前のもの。 「ニントク君の回

本文を読む

「大丈夫」って?何が?「嵐」が歌った即位を祝う歌

著者: 内野光子

 11月11日は、新聞の休刊日なので、朝のテレビを見ていると、昨日祝賀パレードが、「良かった」「感動した」「素晴らしかった」「すごかった」「おきれいだった」など、キャスターもゲストも晴れやかに語るのだが、何がどうよかった

本文を読む

真正の人道は地勢と共に存在すべき――田中正造・第1部(3)

著者: 野沢敏治

 2 『日本資本主義』の一典型  田中正造は前史をへて足尾鉱毒問題に取りかかる。彼の直接の最大の対決相手は古河市兵衛であった。市兵衛の足尾銅山は何をしたのか。銅山は後に「公害の原点」と批判されるが、どのようにしてそうなの

本文を読む

2019・11・16 ふくしまっ子リフレッシュのいま~首都圏で保養を続ける意味~

著者: 福島の子どもたちとともに・世田谷の会

日時 2019年11月16日(土)15時~17時 場所 世田谷ボランテイアセンター2階会議室(東急田園都市線三軒茶屋駅歩12分) 登壇者 保養に取り組む各地のグループ 牛山元美医師(さがみ生協病院 内科部長) 資料代 5

本文を読む

「表現の不自由展・その後」の中止と補助金不交付問題についての声明

著者: 澤藤統一郎

日民協は、「あいちトリエンナーレ」の企画展「表現の不自由展・その後」をめぐる一連の問題について、一度は権力を持つ者などからの圧力によって中止に追い込まれたこと、そしていったんは決まったはずの補助金交付が事後的に不交付とさ

本文を読む