評論・紹介・意見の執筆一覧

「人間」イエス・キリストとは?-ルナン著『イエス伝』を読む(その5)

著者: 合澤清

5 .イエスの磔刑 ローマの執政官ピラトはイエスにある種の興味を抱いていたようだ。ヘーゲルが『エンチクロペディ―』のどこかで書いていたが、法廷でピラトはイエスに次の尋問をする。「真理とは何か?」ところがイエスはそれに対し

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青山森人の東チモールだより…ポルトガル語と雇用問題

著者: 青山 森人

ポルトガル語は就職には力不足 前号の東チモールだよりでは母語教育政策をめぐる論争の中身をまとめ、昨年2024年11月の国会での審議の内容までを書きました。それから1ヵ月後の年末、「平和大学」という私立大学の学長が、東チモ

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(498)

著者: 本間宗究(本間裕)

2024.12.30 先進国の債券自警団 現在、「先進国の政府債務の拡大に伴い、債務自警団が動き出してきた」と言われているが、実際には、「過度な財政支出がある国の債券を売却したり、購入時に高い利回りを求めたりする投資家の

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「党活動=党勢拡大運動」では党活動は衰退する、「500万要求対話運動」の提起は日常活動欠如の裏返しでしかない、田村委員長就任1年を顧みて(2)、共産党はいま存亡の岐路に立っている(その49)

著者: 広原盛明

日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」が発行危機に直面しているという。だが、「100万人読者回復・10億円募金」(赤旗2025年1月12日)を掲げた拡大運動は、出だしから勢いがない。「1月の党勢拡大の結果について」(赤旗2月

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大幅賃上げ? 資本の完全勝利だ、そして産業報国会の完成へ

著者: 柏木 勉

 大幅賃上げが政労使一体で推進されている。政府と企業が一緒になって「賃金をもっとあげましょう」と合唱している。経団連は「賃上げは企業の社会的責任である」、「賃上げは人件費の増加ではなく、事業の発展と継続に不可欠な人への投

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皇室は皇室はもはや「無法地帯」?~皇室における女性の基本的人権は

著者: 内野光子

「皇族は男女平等番外地」(東京都 長谷川節)(朝日川柳 2025年1月31日)  天皇制が憲法の「番外地」というならば、皇族の人権も「番外地」ということになるのだろうか。皇室はもはや「無法地帯」と言っていいかもしれない。

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「人間」イエス・キリストとは?-ルナン著『イエス伝』を読む(その4)

著者: 合澤清

4-2.イエスの変貌-「自分だけを崇めよ」 この本の第19章の「次第に増して行く熱情と興奮」から以降の諸章はイエスの変貌を追いかける上で非常に興味深い。イエスが次第に「神がかり」になると同時に、弟子に対して「自分だけを崇

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(497)

著者: 本間宗究(本間裕)

2024.12.22 失脚が噂される習近平 現在の中国では、「習近平の失脚、あるいは、辞任」が噂される状況となっているが、この理由としては、ご存じのとおりに、「あまりにも稚拙な経済政策や外交」などが挙げられるものと考えて

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2025年1月28日 経産省前テントひろばニュース第306号

著者: テントひろば運営委員会

3.11脱原発・経産省前大集会に集まろう  ~放射能汚染水を海に流すな、福島事故から15年、原発回帰なんて許さない~  2025年 3 月11日(火) 霞が関・経済産業省本館前にて:開催予定 2025年、いま3.11原発

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日本共産党の得票と議席の後退の最大の原因は、自力の不足ではなく政党イメージの悪化と政党支持率の低下にある、田村委員長就任1年を顧みて、共産党はいま存亡の岐路に立っている(その48)

著者: 広原盛明

日本共産党の田村智子委員長が女性初の党首に就任してから、今年1月18日で1年を迎えた。朝日新聞(1月19日)の大型記事は、「ソフト路線 タムトモ共産党は再興なるか」との見出しで、田村委員長の就任1年を振り返っている。小見

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「人間」イエス・キリストとは?-ルナン著『イエス伝』を読む(その3)

著者: 合澤清

4-1.イエスの変貌-始祖(教祖)としての権威化と使徒たち 前回(その2)の終わりで、イエス自身の、また取り巻き組織(教団)の変質について触れ、またそれに対するユダのイエス批判(反発)があったのではないか、と述べた。私は

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(496)

著者: 本間宗究(本間裕)

2024.12.11 1930年の関税法 トランプ次期大統領の政策の一つに「関税率の上昇」が想定されているが、その結果として、現在、大きな注目が集まり始めているのが、「スム―ト・ホーリー関税法とも呼ばれる1930年の関税

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Global Headlines:ミャンマー内戦の現状―影の政府の課題はなにか

著者: 野上俊明

<はじめに> 昨年末までに反政府抵抗勢力は、国土の半分以上を制圧した。シャン州の北東部においては、タアン民族解放軍(TNLA)とミャンマー民族民主同盟(MNDAA)が破竹の勢いで進み、中継貿易都市ラショーと北東地域の軍司

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