評論・紹介・意見の執筆一覧

竹中平蔵よ。絶好のタイミングで、よくぞ本音を語ってくれた。

著者: 澤藤藤一郎

(2021年6月7日)  物語を面白くするには、悪役が必要である。その悪役も、安倍晋三や菅義偉のごとき底の浅い軽薄な悪役だけではストーリー展開に厚味が欠ける。料理に喩えれば、歯ごたえもなく、コクも旨味も出てこないのだ。意

本文を読む

大学の学長職の「男女比率」は?―議員数だけじゃない「ジェンダー不平等」

著者: 米田佐代子

 政治の世界で女性議員の数があまりにも少なく、国際的に「ビリ状態」であることは知れ渡っています。「クオータ制」など女性比率を高める提案が始まっていますが、これも実現にはほど遠い。ところで会員任命拒否問題で注目が集まった日

本文を読む

「Tokyoは犠牲を拒否する」ー 東京五輪を即刻中止とすべき建言の理由13か条

著者: 澤藤藤一郎

(2021年6月5日) いまだ中止の決断ないままの東京五輪開会予定日まで50日に満たない。そして、東京都議選の投開票まではちょうど30日である。東京五輪は中止しなければならない。都議選は、都民の五輪中止の意思表明の場とな

本文を読む

原発処理水の海洋放出禁止を国際ルールに――中国外相王毅発言に関連して――

著者: 岩田昌征

 福島第一原発処理水の海洋放出方針が日本政府によって決定されると、ただちに韓国から非難の声が上がった。『朝日』(夕刊、6月2日)によれば、中国外相がBRICSのオンライン外相会合で日本の海洋放出問題を国際問題と見て、「利

本文を読む

「法律あって法治なく、憲法あって憲政なし」ー 天安門事件の日に『08憲章』を読む

著者: 澤藤藤一郎

(2021年6月4日) 6月4日。1989年のこの日の早朝、北京天安門広場とその周辺に集まった無防備・無抵抗の群衆に人民解放軍が襲いかかった。「針一本、糸一筋も盗まない」ことで、人民からの信頼を得てきた中国共産党の武力装

本文を読む

本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(310)

著者: 本間宗究(本間裕)

金融戦争下の価格統制 1990年代の半ば、「国家の財政危機」と「メガバンク倒産の危機」に瀕した「米国」は、「デリバティブの大膨張により、問題の先送りを図る」という、歴史に残る「重大な決断」をしたものと考えている。つまり、

本文を読む

日弁連:重要土地等調査規制法案に反対する会長声明(2021.6.2)

著者: 大井 有

タイトル文を以下に紹介します。 ************************************ 重要土地等調査規制法案に反対する会長声明   「重要施設周辺及び国境離島等における土地等の利用状況の調査

本文を読む

世論の糾弾に屈したか、吉田嘉明ヘイトコメントを削除 ー「DHCスラップ訴訟」を許さない・第191弾

著者: 澤藤藤一郎

(2021年6月2日) DHCの吉田嘉明が、公式ホームページからヘイトコメントを削除した。いかにも、こっそりと、である。昨日(6月1日)の早朝のことか、あるいは5月31日深夜のこと。なぜ削除したか、その動機や理由について

本文を読む

民族の虐殺者とのパイプ役を誇る「日本ミャンマー協会 渡邉祐介氏」の驚くべき論考 ―日本の支配者階級の底なしの劣化を示す鉄面皮な言説

著者: 野上俊明

 アジア・パシフィックにおける定評ある外交誌「The Diplomat」(5/26号)に掲載された「ミャンマー問題で、日本は率先垂範しなければならない」(On Myanmar, Japan Must Lead by Ex

本文を読む

SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】426 ドイツがナミビア植民地支配時代の賠償表明

著者: 平田伊都子

 5月25日は<アフリカの日>です。 毎年、この日から1、2週間の間、アフリカのみならず世界各地で様々なアフリカ・イベントが繰り広げられます。 が、今年はコロナに邪魔されて静かでした。 なぜ5月25日を<アフリカの日>に

本文を読む

青山森人の東チモールだより…コロナ禍であろうとも、祝!「独立回復」19周年記念

著者: 青山森人

毎日100人以上の感染者が続く 世界でおよそ1億6874万人(5日28日)の累積感染者数を出している新型コロナウィルスは、ワクチン接種の進み具合によって各国の状況にさらに差をつくり出すという新しい段階を迎えています。 4

本文を読む

吉田嘉明のヘイトコメントにDHC取引先7社が「遺憾の意」 ー「DHCスラップ訴訟」を許さない・第190弾

著者: 澤藤藤一郎

(2021年6月1日) 昨日付の共同通信配信で、「DHC取引先7社が『遺憾の意』 会長名での差別的文章掲載に」(表題は、毎日・大阪版)という記事。天下に隠れもないレイシスト、DHC・吉田嘉明のヘイトコメントに関して、「D

本文を読む

目前の都議選は、オリパラ開催可否の民意を問う投票となる。

著者: 澤藤藤一郎

(2021年5月31日)  東京都議選の告示は6月25日だが、事実上の選挙戦は既に始まっている。投開票の7月4日は東京五輪開会式まで20日たらず。この都議選、今秋総選挙の前哨戦であるよりは、東京オリパラ開催可否の民意を問

本文を読む

なぜセルビア大統領は中国のコロナワクチンを打ったのか――新黄禍論に無縁なヨーロッパ人――

著者: 岩田昌征

 我国でもコロナワクチンの大規模接種は、自衛隊を動員するほどの重大問題である。とは言っても、人々の接種に対する歓迎と拒絶が政権党支持と反対党支持に連動する傾向をくっきりと示すような質の政治問題ではない。  米国では、民主

本文を読む

《札幌からデモの報告とアピール》 ナクバを生き続けるパレスチナ人―イスラエル抗議とメディアへの訴え

著者: 松元保昭

今回の発端は、東エルサレムのシェイク・ジャッラーフ48家族立ち退き命令、イスラエル右翼のヘイトスピーチ、抗議に連帯したダマスカス・ゲート数百人を襲ったイスラエル治安部隊の暴力、ハラム・アッシャリーフのアルアクサ・モスク内

本文を読む

「日本は後進国になった」論を吟味する ― ポスト・コロナの日本社会をめぐって

著者: 白川真澄

《ワクチン接種は、なぜ、これほど遅れているのか》  ワクチン接種が、なぜ、日本ではこれほどひどく遅れているのか。コロナの感染拡大が続くなかで、誰もが訝しく感じることである。人口100人あたりのワクチン接種完了人数は、米国

本文を読む

維新が危険な存在になりつつある。維新への厳しい批判が必要だ。

著者: 澤藤藤一郎

(2021年5月28日) 維新とは、特定の主義主張や体系的な理念に基づいて結成された政党ではない。ひとえに世の風向きを見てこれに乗ろうという本性だから、右にも左にも大きくブレる。ブレないところは、反共の素性と権力への摺り

本文を読む

本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(309)

著者: 本間宗究(本間裕)

中央銀行のテーパリング 現在、世界各国における「中央銀行のテーパリング」が話題になっているが、この点については、全くの「的外れの議論」のようにも感じている。つまり、「中央銀行のテーパリング」というのは、最初に、「中央銀行

本文を読む