評論・紹介・意見の執筆一覧

Global Headlines:ドイツAfDの抬頭と政党禁止への動き

著者: 野上俊明

<はじめに>  予想されたこととはいえ、今秋のドイツの三つの州議会選挙での極右政党AfDの抬頭は衝撃的であった。いずれも旧東独地域であるが、チューリンゲン州では1位、ザクセン州とブランデンブルク州では2位という大躍進ぶり

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第50回衆院選が10月15日告示された、京都選挙区では立憲民主党と共産党が全面対決し、維新の消長も注目される、共産党はいま存亡の岐路に立っている(その38)

著者: 広原盛明

 今回の総選挙ほど情勢が読めない選挙はない...と周りの皆が言っている。かく言う私もその一人でまったく選挙の行方がわからない。自民党は裏金問題で公認されない前職が出たが、公認されても「裏金議員」である事実は隠せない。公認

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(483)

著者: 本間宗究(本間裕)

通貨発行益と税金(2) 日本の国家財政は、現在、「第二次世界大戦の敗戦時」と同様の危機的な状況に見舞われているが、同時に理解できることは、「過去80年ほどの期間に、どれほどのマネーやクレジットが創り出され、また、どのよう

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各団体から声明や談話相次ぐ 日本被団協のノーベル賞受賞に

著者: 岩垂弘

 ノーベル平和賞を受賞した原爆被爆者の組織、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)に対し、消費者団体、平和団体、文化団体などから、受賞を祝う声明や談話、メッセージが寄せられている。その一部を紹介する。 日本生協連=今日

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やめてくれ! 新しい戦争の時代など ―強権政治の延命に高価すぎる代償では

著者: 田畑光永

 衆議院の選挙戦が始まった、などと、我々は気楽に「・・・戦」を日常用語としているが、考えてみればこの喩えは「戦」を気安く使いすぎている。我々が直接知っている「戦」は太平洋戦争だが、あの数年間の戦場と内地における日本人の体

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お江戸舟遊び瓦版1059号/星野克美 「 人新世の絶滅学 (2)」 ~人類・文明絶滅の思弁的空無実在論~

著者: 中瀬勝義

※ちきゅう座より以下の記事はPDFの埋め込みですが、その部分が空白のままになって表示される場合があります。お手数ですがブラウザ左上隅の更新ボタンを何回か繰り返して押してみてください。表示されるようになります。 https

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市民と職員の努力と熱意と参加、その 継承が権利を活かす ――川崎「子ども夢パーク」の西野博之さんに学び考える

著者: 長谷川孝

◆子どもの権利の啓発に「うんこドリル」も活用!  川崎市のこども未来局青少年支援室は、子どもに人気のある「うんこ先生]とコラボした『川崎市×うんこドリル 子どもの権利』を作成しました。A5判、20㌻のカラー刷りで、2万部

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お江戸舟遊び瓦版1058号/被爆 80 年に向かって被爆者の願い 「核兵器をなくして!」

著者: 中瀬勝義

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絶対的真実:誰かの黒字は誰かの赤字  誰かの支出は誰かの収入 ――頑迷ドイツの石頭をすげかえよ!――(その二)

著者: 柏木  勉

元凶は愚かなドイツの石頭 ――倹約のすすめ 「まずは貯蓄、買物はその後」――緊縮=貯蓄のパラドックスを理解せず――  今回は部門別収支の分析をもう少し実態にそって行おう。 ドイツには「まずは貯蓄、買物はその後」という倹約

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青山森人の東チモールだより・・・国際的な要人を迎えるなかで…

著者: 青山森人

東チモールの定例国会が開会 先月9月16日、ジョゼ=ラモス=オルタ大統領や控訴裁判所長など政府要人が出席して、東チモールの定例国会が開会されました。 この開会式でマリア=フェルナンダ=ライ国会議長は、アントニオ=グテレス

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(482)

著者: 本間宗究(本間裕)

21世紀の戦争 「ロシアによるウクライナへの軍事侵攻」や「イスラエルによるガザの虐殺行為」など、「21世紀の現在でも、世界的に戦争や紛争が起きている状況」となっているが、この事実から想起されることは、「20世紀に発生した

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「子どもの権利条例」を活かしている自治体から -‐小金井市・泉南市・川崎市での取り組みに学ぶ

著者: 長谷川孝

2024年2月10,11日に東京都小金井市で、「『地方自治と子ども施策』全国自治体シンポジウム2023」が、自治体職員など約200人が参加して開かれました。「子どもの思い、考え、意見を真に反映した子ども施策、子ども支援・

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(書籍紹介)”Judgement at Tokyo” 補記 東京裁判とは何だったのか

著者: 小川 洋 

 前稿(10月1日掲載)では、本書の内容まで踏み込んでの紹介ができなかった。本稿では本書の魅力の一端を示すため、いくつかのテーマを取り上げながら本書の内容を紹介したい。 東京裁判前史-沖縄戦と原爆投下  沖縄戦においては

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移住される側の見方 ――八ヶ岳山麓から(490)――

著者: 阿部治平 

 わたしの住む集落は、コロナ禍以後、急ににぎやかになった。道端に不動産会社の「土地売出し中」の看板が立っている。林の中では別荘か永住住宅かわからないが、家を建てる大きな物音が響いている。  不動産屋は土地の見端をよくする

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石破首相、言葉使いははっきりと ―ちいさな誤魔化しはやめましょう

著者: 田畑光永

石破新首相が4日の国会でおこなた所信表明演説については、本欄でもすでに5日に小原紘氏が批判の一文を掲載しておられるが、私もモノ申したい部分があるので、書かせていただく。 私は2日の本欄に、石破氏の持論のごとく伝えられる「

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伊東良孝君の大臣就任について思うこと

著者: 野上俊明

 石破内閣が成立し、その内閣の一員として我が同窓生伊東良孝君が、地方創生大臣に就任しました。いまから10年ほど前、ミャンマーから帰国してほどなく、何十年かぶりで高校のクラス会に出席しました。それは、同じ同窓生の小畑道会議

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せっかく「子どもの権利条例」、知って活かそう! ーー施行時に作成の「条文解説」を読んで考える

著者: 長谷川孝

 全国の自治体で制定された子どもの権利条例(子ども条 例なども含む)は、相模原市の「子どもの権利条例」の制定(2015 年)の後も増え続け、現在、72 自治体が制定しています(子どもの権利条約総合研究所のデータによる、2

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(481)

著者: 本間宗究(本間裕)

先祖の遺産を喰い潰した放蕩息子 財務省によると、「2025年度予算案における国債利払い費の要求額が28.9兆円にまで急増した状況」と報道されているが、この点については、「先祖の遺産を喰い潰した放蕩息子」のような状態のよう

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日本人児童刺殺事件を考える(続) ――八ヶ岳山麓から(489)――

著者: 阿部治平 

 先日わたしは本ブログで、いまの中国は日本人が安心して旅行や仕事ができる状態ではないこと、また中国社会の底流には、根強くしかも扇動されやすい反日・嫌日感情があること、習近平政権は揺らぎだした「統治の正統性」を守るために、

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中国の意図を見定めよ―習近平の恐怖は「民主主義」なのだ

著者: 田畑光永 

 自民党の新総裁は石破茂氏と決まった。私はこの人に格別好悪の感情は持たない。だからこの人が次の首相にきまってよかったと思っている。これまでは「新首相」の名前を聞くたびにがっかりすることが多かったからだ。  ところが先月2

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(書籍紹介)Gary J. Bass「Judgment at Tokyo」(Picador, 2024) 東アジア世界の今後を考える

著者: 小川 洋

自衛隊市ヶ谷基地  中学校時代、新宿市ヶ谷の自衛隊基地を見学する機会があった。1960年代半ばのことである。案内された施設のなかで一番印象深かったのは、一号館と呼ばれる建物のなかの大講堂だった。案内してくれた方が「これが

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