評論・紹介・意見の執筆一覧

大学入試への民間英語検定導入中止 - 壮大な詐欺計画 -

著者: 小川 洋

 現・高校2年生が受験する大学入試の一部が突然、キャンセルされた。センター試験に代わって、20年度に導入される入試では、高3の間に民間英語試験を受検すること(2回まで)が求められ、多くの大学が、その成績を合否判定に利用す

本文を読む

SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】345 イチゴ大臣がアルジェリア大統領候補

著者: 平田伊都子

 2019年12月12日、アルジェリア民衆が求めたアルジェリア大統領選挙が行われます。 2019年2月に始まった金曜デモは、汚職と縁故にまみれた前政権を倒し、公正なアルジェリア大統領選挙を勝ち取りました。 11月16日、

本文を読む

暴論 ― 「神社は宗教に非ず」「宮城遙拝は臣民たるの義務である」

著者: 澤藤統一郎

「大嘗祭は皇室の伝統行事であって宗教行事ではない。」「神道儀礼は、日本の風習に過ぎず信仰とは無縁である」「神道には、教祖も教典もないから宗教ではない」。などという大真面目な議論が交わされている。これは、大日本帝国憲法時代

本文を読む

周回遅れのランナー - 日本共産党の綱領改定案を見て -

著者: 阿部治平

――八ヶ岳山麓から(298)―― 11月6日、日本共産党(以下日共という)の綱領改定案が発表された(日刊赤旗)。綱領は国家でいえば憲法である。志位委員長の党中央委員会への提案は、説明を入れて6ページに及ぶ長いものだが、そ

本文を読む

大嘗祭に国費の支出は明白な違憲行為。だが、問題は裁判で争うにはハードルが高いことにある。

著者: 澤藤統一郎

大嘗祭こそが、日本国憲法の政教分離原則が想定する典型的な宗教行事であり、国費を投じて国家行事としてこれを行うことが違憲として禁じられていることは、明々白々と言ってよい。これを許容するなら、憲法の政教分離は空文に帰すること

本文を読む

楊継縄『文化大革命五十年』(岩波書店)を読んで

著者: 大谷美芳

 すさまじい暴力と死者。人口8億(当時)の大国における革命と反革命、そこで革命が崩壊して敗北。その結果である。毛沢東思想・継続革命論は革命を指導できなかった。なぜか? ①2つの政治勢力の折衷主義  「毛沢東が大衆を立ちあ

本文を読む

憲法の構造として「卵黄と卵白」をイメージしよう。

著者: 澤藤統一郎

日本国憲法の全体像を図形的にどうイメージするか。こういうことを考えてみることは、楽しい作業である。もちろん飽くまでもイメージに過ぎないものだが、憲法の基本構造をどう把握し、憲法各パートの関連をどう理解するか、自分なりの憲

本文を読む

トランプ大統領、IS壊滅の同盟者クルド人を裏切る - NYタイムズの調査報道(4完) -

著者: 坂井定雄

(NYタイムズの調査報道の最終部) 「アメリカはクルド人を裏切った!」とクルド人の氷売り店のファーハン・モハメドは、シリア国境に通じる道路を走る、米軍の車列に叫んだ。彼の仲間も叫び、手の親指を下に向けた。  「トランプは

本文を読む

大嘗祭を国家の行事としてはならない。国費を投じてはならない。

著者: 澤藤統一郎

本日(11月14日)の夕刻から明日未明にかけて「大嘗祭」の中心行事だという「大嘗宮の儀」が催される。実のところ、大嘗宮の奥まった密室で新天皇が何をするのかは窺い知れない。何しろ、「秘儀」とされているのだから。「秘儀」では

本文を読む

トランプ大統領、IS壊滅の同盟者クルド人を裏切る - NYタイムズの調査報道(3) -

著者: 坂井定雄

 米国がシリアでISと戦うために、地上作戦を担う主力友軍として引き込んだのが、クルド人武装組織。「イスラム国」(IS)がシリア北部の都市ラッカを占領して首都と宣言した2014年だった。シリアのアサド政権は2011年から始

本文を読む

「桜を見る会」と「勲章」も同じ構図では

著者: 内野光子

今年の文化功労者の中に、歌人の馬場あき子の名があったし、秋の叙勲では永田和宏が歌人として瑞宝中綬章を受章していた。<注1>上に「文化」が付こうと「芸術」が付こうが国が取り仕切る栄典制度の一環である。拙著でも何度か触れてい

本文を読む

「桜を見る会」への批判を ー 「究極の行政私物化」「選挙民を税金で買収」「記録の廃棄」

著者: 澤藤統一郎

安倍晋三の「桜を見る会」悪用疑惑。一挙に大問題となってきた。今度こそ、徹底追及して事実を究明し、傲った政権にピリオドを打ちたい。 本日の本郷三丁目交差点での「湯島本郷九条の会」の宣伝活動でも、すべての弁士が「安倍9条改憲

本文を読む

「ニントク君の回想ーボクって何者?」に重ねて。

著者: 澤藤統一郎

ネットを検索していると、時に昔自分が発信した記事に出会うことがある。そして、希にそれが面白いと思うこともある。下記は、そのようなものの一つ。投稿の日付は2016年2月27日、3年10か月ほど以前のもの。 「ニントク君の回

本文を読む

「大丈夫」って?何が?「嵐」が歌った即位を祝う歌

著者: 内野光子

 11月11日は、新聞の休刊日なので、朝のテレビを見ていると、昨日祝賀パレードが、「良かった」「感動した」「素晴らしかった」「すごかった」「おきれいだった」など、キャスターもゲストも晴れやかに語るのだが、何がどうよかった

本文を読む

「南京と沖縄を結ぶ会」より:南京の通訳ガイドTさんの沖縄での講演レポート Connecting Nanjing and Okinawa

著者: ピースフィロソフィー

最近、沖縄で平和ガイドをなさっている沖本裕司さんとメールを通じて知り合いました。沖本さんは、「南京と沖縄を結ぶ会」の事務局長で、さる10月16日、南京で日本語通訳ガイドをつとめるTさんの講演会を行ったとのこと。その報告レ

本文を読む

SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】344 縁故主義が国連を危機に陥れている!

著者: 平田伊都子

 このところ国連はコーナーに追いつめられて、連続パンチを浴びています。  11月4日、♠アメリカ政府が<パリ協定>離脱を正式に通告しました。   11月6日,UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)のトップであるピエ

本文を読む

廣松渉没後25周年によせて その1

著者: ブルマン!だよね

廣松死してはや25年、関連してこの間いくつかの講演会が催されたようだが、私が見る限り廣松をただ消費するに終始しているように受け止めるほかない。今や廣松も「信者」たちがあれこれと解釈を垂れる「経典」と化しているのではないか

本文を読む

本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(241)

著者: 本間宗究(本間裕)

失敗の本質 「明治維新以降の日本人」については、基本的に、「明治維新から第二次世界大戦の敗戦までの期間」と、「戦後から現在までの期間」に大別されるものと考えている。そして、どちらの場合にも、「前半」と「後半」に分かれる状

本文を読む

11/14から調査「原発の新設を止めたい? それとも、原発を推進したい?」

著者: 三枝信子

みなさま (同報メール、長文で失礼します) 世界中が原発撤退に進む中、 日本に、新しい「原子力発電所」が建てられようとしています。 山口県上関町です。 1)上関原発の話 10月初め、中国電力が山口県に、上関原発建設のため

本文を読む

「表現の不自由展・その後」の中止と補助金不交付問題についての声明

著者: 澤藤統一郎

日民協は、「あいちトリエンナーレ」の企画展「表現の不自由展・その後」をめぐる一連の問題について、一度は権力を持つ者などからの圧力によって中止に追い込まれたこと、そしていったんは決まったはずの補助金交付が事後的に不交付とさ

本文を読む