評論・紹介・意見の執筆一覧

国連総会スレブレニツァ「ジェノサイド決議」

著者: 岩田昌征

 2024年5月23日、国連総会においてドイツとルアンダによって作成された決議案が採択された。それは、旧ユーゴスラヴィアのボスニア・ヘルツェゴヴィナのスレブレニツァ地域で1995年7月11日に行われたセルビア人軍によるボ

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(476)

著者: 本間宗究(本間裕)

金本位制が復活する可能性 7月18日付けの日経新聞に、「金本位制が復活する可能性」に関する記事が掲載されていたが、この点については、「貨幣の歴史」の研究と、「現在が、どのような状況下にあるのか?」の理解が必要な状況のよう

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お江戸舟遊び瓦版1052号/世界の地震と火山に挑むー私たちが見据える未来―

著者: 中瀬勝義

※ちきゅう座より以下の記事はPDFの埋め込みですが、その部分が空白のままになって表示される場合があります。お手数ですがブラウザ左上隅の更新ボタンを何回か繰り返して押してみてください。表示されるようになります。 https

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■短信■ ガザ攻撃を即時中止せよ   東京水道労組などが署名運動を開始

著者: リベラル21

 イスラエルによるガザ攻撃が続いています。このため、労働組合が攻撃の即時中止を求める署名活動を始めました。以下は、その訴えです。    イスラエルのガザ軍事攻撃の即時中止を求める労組署名活動の要請            

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全国のミサイル弾薬庫建設、そして対中国戦争態勢を食い止めるために  8/25、祝園ネット大学習会の、小西誠作成の「パワーポイントのレジュメ」を公開

著者: 小西誠

皆様へ 「島々シンポジウム」の小西誠です。 昨日の8/25、祝園ネット大学習会の、小西誠作成の「パワーポイントのレジュメ」を公開します。 YouTubeの録画です。 何としても、この祝園をはじめ、全国のミサイル弾薬庫建設

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21世紀ノーベル文学賞作品を読む(1―下) 高行健の人となり ――祖国を捨て政治亡命者となった中国の作家の反骨の資質

著者: 横田 喬

以下は<注>以外は『ある男の聖書』(飯塚容:訳、集英社刊)巻末の「解説」による。 高行健は1940年、中国・江西省(中部の内陸省)に生まれた。父親は銀行員、母親は元女優。51年から六年間、中学・高校は南京第十中学に学ぶ。

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(475)

著者: 本間宗究(本間裕)

ニフティフィフティーとテックバブル後の金価格急騰 米国NASDAQの株価は、現在、「日足と週足、そして、月足の全てにおいて、フラクタル的な三段上げを完成した状態」のために、最近の米国では、「かつてのニフティフィフティーや

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21世紀ノーベル文学賞作品を読む(1―中)  高行健の『ある男の聖書』(集英社刊、飯塚容:訳)――祖国を捨て政治亡命者となった男の逃亡の記

著者: 横田 喬

 それまで彼は本当に、党に反対することなど考えもしなかった。誰に反対する必要もなく、ただ自分が夢を見続けられることだけを願っていた。だが彼はその夜、驚いて目を覚まし、自分が険悪な状況に追い込まれていることを知った。大地を

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21世紀ノーベル文学賞作品を読む(1―上) 高行健の『ある男の聖書』(集英社刊、飯塚容:訳)――祖国を捨て政治亡命者となった男の逃亡の記

著者: 横田 喬 

 1940年に中国に生まれ、1989年の「天安門事件」を機にフランスに政治亡命した作家・高行健は2000年度のノーベル文学賞を受けた。受賞理由は「普遍的な正当性、痛烈な洞察力、言語的な独創性を持った作品によって、中国の小

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靖国参拝について、石原慎太郎曰わく。「記帳するときに東京都知事と書いちゃいけないの。馬鹿なこと言うな、本当にお前ら。どこの人間なんだ貴様。日本の近代史知っているのか、現代史。あの戦争がどんなもんだったか知らないから馬鹿なこと言うんだよ。」

著者: 澤藤統一郎

(2024年8月18日) フィフィというタレントが、一昨日(16日)に自身のX(旧ツイッター)に議員による靖国神社参拝を肯定する意見を述べた。彼女の私見はどうでもよいが、多少の話題になったのは、都知事時代の石原慎太郎の記

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東大構内にトンボの出入りは自由だか、特別扱いにした天皇の甥を招き入れてはならない。

著者: 澤藤統一郎

(2024年8月17日) 野分のあしたである。東京の空は、早朝より常ならぬ抜けるような青さ。散歩コースにしている東大の構内に、今年初めてギンナンが落ちていた。そして、安田講堂を背景に、けっこうな数のトンボが往き来している

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自民党とは何であるか、自民党議員とはいかなる存在であるか。このことを広く世に知らしめた広瀬めぐみの功績を忘れてはならない。

著者: 澤藤統一郎

(2024年8月16日) 昨8月15日。不敗の大日本帝国が無条件降伏したその記念の日に、腐敗の広瀬めぐみが参議院議員の職を辞した。大日本帝国の降伏は明らかに遅すぎたが、広瀬めぐみの辞職は合点がいかない。チト早すぎたのでは

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『トビウオのぼうやはびょうきです』を読んでいた頃 ~被曝と核戦争の恐怖は今も続く~

著者: 内野光子

 この猛暑で、物置の片付けや書棚の整理も中断しているが、探し物をしていたら、娘の保育園時代の絵本が少しまとまって出てきた。あった!『トビウオのぼうやはびょうきです』(いぬいとみこ作 津田櫓冬絵 金の星社 1982年7月)

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平和を祈念する「8月15日式典」にヒロヒトの孫の出席は、どうしても違和感を否めない。ドイツの「5月8日記念式典」にヒトラーの孫が招かれているようなものではないだろうか。

著者: 澤藤統一郎

(2024年8月15日) 本日「敗戦の日」。非戦を誓うべき日である。また、忘れてならないことは、旧国家体制が瓦解して新生日本が誕生した記念の日でもある。「戦前」が終わって「戦後」が始まった、その節目の日。天皇の時代から国

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(474)

著者: 本間宗究(本間裕)

科学と宗教の現状 今から100年ほど前の「19世紀から20世紀への転換期」に起こったことは、「科学と宗教との闘争」であり、結果としては、「神は死んだ」というニーチェの言葉のとおりに、「科学の全面的な勝利」に終わったことも

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‶万策尽きた〟党勢拡大運動、自民党総裁選、立憲民主党代表選挙の前にかすむ国政政党としての存在意義、共産党はいま存亡の岐路に立っている(その32)

著者: 広原盛明

 7月の党勢拡大が思わしくなかった所為か、「党の命運がかかった8・9月、〝目標水準〟へ活動飛躍を」と題する全国都道府県委員長会議(オンライン)が8月3日開催され、翌日には小池書記局長による幹部会報告(全文)が赤旗に掲載さ

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8・30アジア平和共同声明発表記者会見&講演会&リレートーク(要申し込み)

著者: 杉浦陽子

日本消費者連盟は「すこやかないのちを未来につなぐ」をモットーに、食の安全を脅かし環境を破壊する企業や政府と闘ってきました。主婦連合会は「消費者の権利を確立し、いのちとくらしを守る」ことを目的に、消費者の声を政策に反映させ

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お江戸舟遊び瓦版1048号/長谷川和夫、猪熊律子「ボクはやっと認知症のことがわかった」

著者: 中瀬勝義

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本郷湯島の皆さま。戦争の惨禍と平和の尊さを考えるべき8月です。とてつもない暑さの盛りですが、地元「9条の会」からの訴えに、しばらく耳をお貸しください。

著者: 澤藤統一郎

(2024年8月13日) 89年前。1945年の8月まで、軍国日本は戦争に継ぐ戦争を続けてきました。そして、45年8月の敗戦を機に、平和国家に生まれ変わった日本は、今日まで戦争をすることなく、長い平和を謳歌してきました。

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ゾルゲ事件と漢学者の決断――熊谷直実、松王丸、政岡の伝統美学を拒否――

著者: 岩田昌征

 『山崎洋仕事集』(西田書店、2023年)を再読した。603ページの大著である。山崎洋の主要業績、すなわちセルビア諸古典の邦訳と日本諸古典のセルビア語訳以外の諸主要文章を収録した書物である。  本書は、  第一部 自主管

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ハンガリーの五輪メダル賞金と年金事情  日本もアマ選手には年金を

著者: 盛田常夫

 ハンガリーのパリ五輪報奨金は前回の東京五輪の時の10%増しと決められました。今次のメダル獲得者と入賞者(8位まで)の報奨金は以下の通りです。    金メダル       5500万Ft(フォリント・1人当たり)    

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8月8日は何の日だったか、2016年のこと、忘れはしません。

著者: 内野光子

 8月6日と8月9日、広島と長崎に原爆が落とされた日の間の8月8日しか選択肢がなかったという。明仁天皇が生前退位を表明するビデオメッセージが放映された日である。  明仁天皇にも忘れてはならない日が四つあるとか。私にも忘れ

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Global Headlines:拡大する、東南アジアにおける中国のヘゲモニー

著者: 野上俊明

<はじめに>  アセアン諸国のうちでもラオス、カンボジア、ミャンマーはとくに中国の影響が強い国とみられている。これらの国々の大規模なインフラ整備(道路、鉄道、橋梁、港湾、工業団地など)は中国の「一帯一路」に組み込まれ、自

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(473)

著者: 本間宗究(本間裕)

グローバル共同体とデリバティブ 6月21日に発表された「米国銀行の生前遺言」により気付かされた事実は、「グローバル共同体とデリバティブとの関係性」であり、実際には、「グローバル共同体の分裂が始まっていながらも、いまだに、

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石田隆至:日中友好に後ろ向きの社会で、平和の片鱗を見いだすー秋田県大館市の「中国人殉難者慰霊式」参加レポート(月刊『日本の進路』より転載)Remembering the Chinese victims of forced labour by Japan: Visiting Hanaoka, Akita

著者: ピースフィロソフィー

6月末、日本の侵略戦争下で強制動員された中国人の蜂起をきっかけに起こった大虐殺事件「花岡事件」(中国語では「花岡惨案」と言われる)の記憶行事に出席するため秋田の大館を訪問しました。案内してくれたのはこの歴史に詳しく、『新

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