評論・紹介・意見の執筆一覧

わたしはふしぎでたまらない ― どうして退陣しないのか

著者: 澤藤統一郎

本日(5月2日)の毎日新聞「みんなの広場」(投書欄)に、「歯止めかからぬ支持率低下」と題した意見が寄せられている。長崎県諫早市の麻生勝行さん(77)からのもの。 ご意見の要旨は以下のとおり。 「これほどまでに疑惑にまみれ

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元号 ― ああ、この不便・不合理にして有害なるもの

著者: 澤藤統一郎

2018年5月1日。第89回メーデーである。「働く者の団結万歳!  世界の労働者万歳!」。今年は、「安倍9条改憲反対 戦争法廃止! 市民と野党の共闘で安倍政権退陣を」「過労死合法化、雇用破壊の安倍『働き方改革』反対」「8

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「山口メンバー」と「佐川(氏)」~NHKの「総合的判断」とは何か

著者: 内野 光子

「佐川が、サガワが・・・」と連発する麻生大臣だったが  やや旧聞に属するが、麻生財務大臣が、記者会見や国会答弁で「佐川、サガワ」と連発していた3月の中旬頃であった。NHKのテレビのニュースを見ていると、財務大臣の会見や答

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(189)

著者: 本間宗究(本間裕)

金融抑圧の終了する日 「2008年9月のリーマンショック」以降、私が最も悩まされた問題は、「何時、世界の金利が上昇を始めるのか?」ということだった。つまり、「2008年前後のGFC(グローバル金融危機)」で「世界のマネー

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SJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】260 ありがとう ♠さん、韓民族と同様、西サハラもよろしく!

著者: 平田伊都子

おめでとう! 韓民族の人々!!いよいよ最後の札、米朝首脳会談ですね、、 25日付の韓国紙・中央日報が、会談候補地はモンゴルかシンガポールかと報じました。 個人的好みを言わせてもらうなら、3人の横綱を生んだモンゴルがいいで

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青山森人の東チモールだより…あまり品が良いとはいえない選挙戦

著者: 青山森人

青山森人の東チモールだより  第368号(2018年4月30日)─ あまり品が良いとはいえない選挙戦 幕が切って落とされた前倒し選挙戦 いわゆる“前倒し選挙”の選挙戦が4月10日から始まりました。選挙運動は5月9日まで続

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朝鮮半島の平和は困る ― 9条改憲の好機を逃してしまいそう

著者: 澤藤統一郎

最近、鏡に映る自分の姿がどうもはっきりしない。後ろの壁がぼんやりと透けて見えるんだ。久しぶりに陽の当たる道を歩いてみたら、自分の影だけが妙に薄いことに気がついた。こんなこと、以前にもあったっけ。そうだ、2007年夏に第1

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黙ってはならない ― 天皇制批判にもセクハラにも

著者: 澤藤統一郎

4月29日。かつての天皇誕生日で、その前は天長節だった。戦争責任を免れた昭和天皇裕仁が誕生したこの日を選んで、「春の叙勲」受賞者が発表されている。その数4151人。かたじけなく、うやうやしく、天皇から格付けられたクンショ

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14%アップの韓国最低賃金ー「トリクルダウンを待つ」のではなく、「まずはボトムアップ」の発想

著者: 澤藤統一郎

「ひろばユニオン」(発行・労働者学習センター)という労働運動誌がある。その2017年4月号から18年4月号まで、「施行70年 暮らしと憲法」を連載する機会を得た。原則4頁、ときに5頁の紙幅。時々の憲法に関わる話題を語って

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「板門店宣言」に、あらためて憲法9条を噛みしめる

著者: 澤藤統一郎

先月(18年3月)韓国訪問の印象が強く、南北首脳会談の成り行きには期待をもって注目していた。その期待は裏切られず、本日(2018年4月27日)は歴史的な日となった。今日の日が、軍事緊張から平和へ、北東アジア国際情勢転換の

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反原発運動近況報告2つ(柳原弁護士=ふくしま集団疎開裁判・元弁護団長)

著者: 柳原敏夫

◆1つ目は、先週土曜日21日に、千葉で初めてのチェルノブイリ法日本版の学習会を開催しました。以下のその報告です。   かつて2009年9月、国にその必要性を認識させ、法の整備を促すため、全国初の公契約条例を制定

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3つの依存症(2-1)――知名度依存症――浜矩子さんの日銀金融緩和批判の真贋

著者: 醍醐聡

2018年4月24日 知名度依存の病理  「知名度依存症」とは読んで字の通りなので説明は要らないと思う。もとはといえば、官庁の審議会人選の常習になっているオピニオン・ショップされた「有識者頼み」かと思う。しかし、主義主張

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反撃訴訟の傍聴を。次回期日は6月8日(金)午前10時15分・415号法廷 ― 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第130弾

著者: 澤藤統一郎

本日(4月26日)の反撃訴訟口頭弁論。光前幸一弁護団長が、反訴原告準備書面(2)の要約を口頭で陳述し、書証を提出した。 次回は、反訴被告がこれに対する反論の準備書面を6月1日(金)までに提出し、次回は6月8日(金)午前1

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安部公房の予感  儀式とファシズムとドストエフスキー

著者: 村上良太

 安部公房の小説家としてのデビュー作は「終わりし道の標に」というタイトルで、作家のすべては処女作に書かれているという言葉があるが、まさにその通りだと思わされる。この小説は安部公房が満洲で過ごした少年時代の記憶をもとに描か

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「4.20 あたりまえの社会を考えるシンポジウム―貧困格差の現場から―」に参加して

著者: 石川愛子

 ちきゅう座の催し物欄でも案内したが、このシンポジウムは、去る4月20日(金)北とぴあさくらホールで6時半から1000名の参加で行われた。安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合が主催し、総がかり行動実行委が協賛し

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医師・医療者の皆様へ ー 患者側弁護士の立場での訴え

著者: 澤藤統一郎

私も、依頼を受けて講演をする。月に1度、ときに2度というペース。テーマは、ほとんどが憲法・改憲・平和・靖国・政教分離・「日の丸・君が代」・司法制度・天皇制…、そしてDHCスラップ訴訟。どんな講演のときにも、アベ改憲阻止の

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「落とし前をつけます」と始めた、議員に対するスラップ訴訟

著者: 澤藤統一郎

遅ればせながら、「高須クリニック」(高須克弥院長)の大西健介衆院議員に対する名誉毀損訴訟の提訴について取り上げたい。昨日(4月23日)原告高須側に敗訴の判決言い渡しがあったとの報道だが、この判決の内容は、あまりに当然の「

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アベ改憲策動の現段階 ― 改憲阻止に楽観論と慎重論と

著者: 澤藤統一郎

自民党の改憲策動は今どうなっているんだい。もう、アベ改憲はとても無理だろう。 いや、それは甘い。新聞に「改憲遠のく」の記事が出ているが、運動体には迷惑な話だ。気を抜いてはならない現状だと思う。 そうかな。常識的にはアベ政

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4月21日の渡部富哉講演会=現代史研(「解明されたゾルゲ事件の端緒-日本共産党元顧問真栄田(松本)三益の疑惑を追って-」)に参加

著者: 合澤清

今回の講演会は「朝日新聞」で報道されたこともあり、260人収容の部屋はほぼ満杯状態。主催側としては全員入りきれるかどうかと「うれしい」心配をしましたが、どうやら無事全員入ることができ、また4時間の長丁場を乗り切ることがで

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「あやめた母と妹 遺言の九条守る」 ー辛い 12歳の戦争体験

著者: 澤藤統一郎

戦争は絶対にごめんだ。戦争とは理不尽な暴力であり、陰惨な殺し合いだ。恐怖であり、飢餓であり、絶望であり、人間性否定の極致である。戦争は醜悪で悲惨だ。雄々しくも、格好良くもない。戦争こそは、最大の愚行であり、不幸の集大成で

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