評論・紹介・意見の執筆一覧

テルアビブのポーランド大使館にカギ十字の落書き ―ユダヤ人虐殺の告発を処罰する新法

著者: 坂井定雄

「BBC電子版が報道した、テルアビブのポーランド大使館の門に落書きされたカギ十字」 イスラエルのテルアビブにあるポーランド大使館の門と掲示板に2月18日、ナチのカギ十字と「殺人者」と書いた、マジック・ペンの落書きが発見さ

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外国の労働法の規制緩和と日本の労働法の規制緩和はつながっている  公共放送は国民の知る権利に応えるべきだ

著者: 村上良太

 今日、公共放送のテレビドキュメンタリーでは外国の労働問題を扱う番組企画案などはほとんど採用されなくなっています。海外を見て日本を振り返って考えてみる・・・・的な番組は採用されない時代が来てしまったのです。一昨年あたりか

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ここにもアベのギワク。「下町ボブスレー」の闇と埃。

著者: 澤藤統一郎

ピョンチャンの喧噪が終わった。 隣国のイベントでこの騒ぎ。この間の国会論戦からの目眩まし効果には顕著なものがあった。東京五輪ともなれば、さらに「政権の政権による政権のための五輪」になるだろう。あるいは、「ナショナルのナシ

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前衛俳句の金子兜太さん逝く - 平和への執念は極限の戦争体験から -

著者: 岩垂 弘

 「ここに人間あり」。人間として極めて存在感ある人だった。2月20日に98歳で亡くなった、俳人の金子兜太さんである。その印象を一言でいえば、豪放、磊落、骨太にして反骨、飾り気のない自由人ということになろうか。「前衛俳句の

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名護市長選を取材する―2.19 「院内集会…辺野古・米海兵隊を考える」 講師:金平茂紀(TVジャーナリスト)

著者: 緒方久子・石川愛子

この集会で名護市長選の本当のことを知り私は驚いた。参議院議員会館内の19日行動(2015・9・19に強行採決された安保法制・集団的自衛権反対で毎月19日に国会で抗議行動をしている)の前に催された。 皆さんも「どうして負け

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これが、教育行政のやることか。都教委の再処分に抗議する。

著者: 澤藤統一郎

一昨日(2月21日)のこと、悪名高い都教委は「国旗・国歌(日の丸・君が代)」への敬意表明の強制に服しがたいとした教員2名に、またまたの懲戒処分(戒告)を発令した。これで、「10・23通達」に基づく「不起立懲戒処分」は、延

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3・8千葉地裁へ 市東さんの請求異議裁判――三里塚の過酷執行と日本の農業廃業緊迫

著者: 林 一輝

最高裁で判決が確定すれば、後は無いと思ってきた。だが、「上告が棄却されても、まだ次がある」場合があることを、三里塚の市東孝雄さんの農地裁判で初めて知った。 2016年10月25日、最高裁第3小法廷(大谷剛彦裁判長)は、祖

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「生活改善」でムラ再生  - 中米コスタリカの挑戦 -

著者: 藤井 満

戦後直後、日本の農村に導入された生活改善運動は、外からの援助に頼るのではなく、女性たちが小集団をつくって身近な課題を掘り起こし、かまど改良や保存食づくり、栄養改善といった実践を積みかさねた。一人ひとりが「考える農民」にな

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「アベ政治を許さない」言い遺して兜太逝く

著者: 澤藤統一郎

俳人金子兜太が亡くなった。最前線で戦争を体験し、それゆえに反戦・平和を訴え続けたかけがえのない人がまた一人この世を去った。 俳人としての兜太について述べる能力も資格も私にはない。正直なところ、前衛と言われる彼の句のリズム

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3月3日は納税者一揆第2弾だ。「少々普通じゃない者」も「こんな人たち」もみんな集まれ。

著者: 澤藤統一郎

  佐川長官 御用だ!  従業員用エレベーターで逃げるな!  国会へ出てこい! 佐川長官を任命したのは麻生大臣だ!  麻生も責任を取れ! 麻生はニヤけた答弁やめろ! 国民をなめるな! 安倍首相、佐川長官を「適材

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命どぅ宝–福島脱被ばくの心–市民が育てる「チェルノブイリ法日本版」の会3.18-19結成集会

著者: 柳原敏夫

スペイン・モンドラゴンの協同組合創設者の1人アリスメンディアリエタは《今日の革命は参加という名前である》と言ったそうですが(だから、彼は協同労働=協同経営に「参加」する「協同組合」の意義に目覚めることもできた)、 皆さん

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(182)

著者: 本間宗究(本間裕)

バブルのメカニズム 現在、マスコミで盛んに議論されていることに、「バブルの発生」があるが、実際には、「日米を始めとした株価の高騰が、すでにバブル状態となっている可能性」とも言えるようである。つまり、「1990年の日本株バ

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ミャンマー、第三党結成の意義と困難について考える

著者: 野上俊明

<つのる政治的停滞感、混迷する政治情勢> 2016年4月、国内外の大きな輿望を担って、スーチー氏とNLDは新政権を発足させた。五十年にも及ぶ軍部独裁支配を終わらせるために、ただちに新政府は新しい民主化プロセスを開始し開か

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トランプもNRA(全米ライフル協会)も「恥を知れ」。「ふざけるな」。

著者: 澤藤統一郎

昨年(2017年)10月1日のラスベガス銃乱射事件での驚愕の思い冷めやらぬうちに、2月14日またまたフロリダ州の高校での大量殺人事件が起こった。ラスベガスでの犠牲者は58人、政府も政治もこの大事件に何らの対応策を打てない

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「近代の超克」論者の運命 ― 西部邁を送る ―

著者: 半澤健市

2018年1月21日に評論家西部邁が自裁した。 気になる知識人の死に当たって一言書いておきたい。 《私にとっての西部邁》 私が最初に西部邁を意識したのは、NHKテレビで宮崎勇(1923~2016)に食い下がる姿を見たとき

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SJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】249 モロッコのテロリストでっち上げ

著者: 平田伊都子

自国にISテロリストグループを抱え、中東にモロッコ人戦闘員を送り込み、ヨーロッパではIS細胞を作りモロッコ移民二世に数々のテロを起こさせているのは、紛れもなくモロッコ王国です。 その大罪を償うことなど全くせず、責任を取る

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マイナンバー? そんな数字は記憶にない。そんな記録は廃棄した。

著者: 澤藤統一郎

鉄門を出て不忍池まで無縁坂を下りながらこう考えた。 今年もまた来た申告期。はてさてどうするマイナンバー。原則貫けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に税務は不愉快だ。不愉快が高じると、安い所へ引き越

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周回遅れの読書報告(その47) 怠慢の意義、重要性

著者: 脇野町善造

大昔、ある人物と話をしていて、「忙しくないか」と尋ねられたことがある。そのときは、まだ毎月給与を受け取る現役の職員だったが、これといって決まった業務は何もなかった。なかったというよりは、窓際に追いやられていた。それで「月

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