金子兜太が死んだ。2018年2月20日のことだ。俳人だった。俳句には何の関心もないが、金子の言葉である「定住漂泊」という言葉が好きである。4年前の2月に、神保町の古本屋で『定住漂泊』を見つけた記憶がある。その時買いそびれ
本文を読む評論・紹介・意見の執筆一覧
これが、教育行政のやることか。都教委の再処分に抗議する。
著者: 澤藤統一郎一昨日(2月21日)のこと、悪名高い都教委は「国旗・国歌(日の丸・君が代)」への敬意表明の強制に服しがたいとした教員2名に、またまたの懲戒処分(戒告)を発令した。これで、「10・23通達」に基づく「不起立懲戒処分」は、延
本文を読む3・8千葉地裁へ 市東さんの請求異議裁判――三里塚の過酷執行と日本の農業廃業緊迫
著者: 林 一輝最高裁で判決が確定すれば、後は無いと思ってきた。だが、「上告が棄却されても、まだ次がある」場合があることを、三里塚の市東孝雄さんの農地裁判で初めて知った。 2016年10月25日、最高裁第3小法廷(大谷剛彦裁判長)は、祖
本文を読む「生活改善」でムラ再生 - 中米コスタリカの挑戦 -
著者: 藤井 満戦後直後、日本の農村に導入された生活改善運動は、外からの援助に頼るのではなく、女性たちが小集団をつくって身近な課題を掘り起こし、かまど改良や保存食づくり、栄養改善といった実践を積みかさねた。一人ひとりが「考える農民」にな
本文を読む「アベ政治を許さない」言い遺して兜太逝く
著者: 澤藤統一郎俳人金子兜太が亡くなった。最前線で戦争を体験し、それゆえに反戦・平和を訴え続けたかけがえのない人がまた一人この世を去った。 俳人としての兜太について述べる能力も資格も私にはない。正直なところ、前衛と言われる彼の句のリズム
本文を読む新宿連絡会医療班 ~もう路上では死なせない~
著者: 村尾知恵子新宿連絡会(新宿野宿労働者の生活・就労保障を求める連絡会議)の医療班は、毎月第二日曜日に「おにぎりパトロール」と一緒に路上で生活する当事者を訪問している。ボランティアメンバーは医者、歯科医師、看護師、保健師、薬剤師など医
本文を読む3月3日は納税者一揆第2弾だ。「少々普通じゃない者」も「こんな人たち」もみんな集まれ。
著者: 澤藤統一郎佐川長官 御用だ! 従業員用エレベーターで逃げるな! 国会へ出てこい! 佐川長官を任命したのは麻生大臣だ! 麻生も責任を取れ! 麻生はニヤけた答弁やめろ! 国民をなめるな! 安倍首相、佐川長官を「適材
本文を読む命どぅ宝–福島脱被ばくの心–市民が育てる「チェルノブイリ法日本版」の会3.18-19結成集会
著者: 柳原敏夫スペイン・モンドラゴンの協同組合創設者の1人アリスメンディアリエタは《今日の革命は参加という名前である》と言ったそうですが(だから、彼は協同労働=協同経営に「参加」する「協同組合」の意義に目覚めることもできた)、 皆さん
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(182)
著者: 本間宗究(本間裕)バブルのメカニズム 現在、マスコミで盛んに議論されていることに、「バブルの発生」があるが、実際には、「日米を始めとした株価の高騰が、すでにバブル状態となっている可能性」とも言えるようである。つまり、「1990年の日本株バ
本文を読む光てふ縛れざるもの多喜二の忌
著者: 澤藤統一郎本日(2月20日)は多喜二忌。1933年の今日、小林多喜二は築地署で虐殺された。その葬儀の会葬者も一斉に検挙された。この無念の思い忘れまじ。天皇制権力の暴虐許すまじ。そう思いを新たにすべき日。再びあの暗黒の時代の再来を許
本文を読むミャンマー、第三党結成の意義と困難について考える
著者: 野上俊明<つのる政治的停滞感、混迷する政治情勢> 2016年4月、国内外の大きな輿望を担って、スーチー氏とNLDは新政権を発足させた。五十年にも及ぶ軍部独裁支配を終わらせるために、ただちに新政府は新しい民主化プロセスを開始し開か
本文を読むトランプもNRA(全米ライフル協会)も「恥を知れ」。「ふざけるな」。
著者: 澤藤統一郎昨年(2017年)10月1日のラスベガス銃乱射事件での驚愕の思い冷めやらぬうちに、2月14日またまたフロリダ州の高校での大量殺人事件が起こった。ラスベガスでの犠牲者は58人、政府も政治もこの大事件に何らの対応策を打てない
本文を読む「近代の超克」論者の運命 ― 西部邁を送る ―
著者: 半澤健市2018年1月21日に評論家西部邁が自裁した。 気になる知識人の死に当たって一言書いておきたい。 《私にとっての西部邁》 私が最初に西部邁を意識したのは、NHKテレビで宮崎勇(1923~2016)に食い下がる姿を見たとき
本文を読むSJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】249 モロッコのテロリストでっち上げ
著者: 平田伊都子自国にISテロリストグループを抱え、中東にモロッコ人戦闘員を送り込み、ヨーロッパではIS細胞を作りモロッコ移民二世に数々のテロを起こさせているのは、紛れもなくモロッコ王国です。 その大罪を償うことなど全くせず、責任を取る
本文を読む名護とオリンピックと憲法
著者: 小原 紘韓国通信NO548 名護へ 私は「ふるさと納税」 ふるさと納税は過疎と税収不足にあえぐ「ふるさと」を応援する目的から始まった(2008年4月~)。寄付のお礼に各自治体から地元特産品などがもらえるので話題になった。 2千円
本文を読むお江戸舟遊び瓦版 567号
著者: 中瀬勝義ヌチドウタカラの家・芳魂の塔・糸数アブチラガマ ウチナーグチ仲間で沖縄を廻りました。 https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2018/02/f95d7445178d225cbb0
本文を読むマイナンバー? そんな数字は記憶にない。そんな記録は廃棄した。
著者: 澤藤統一郎鉄門を出て不忍池まで無縁坂を下りながらこう考えた。 今年もまた来た申告期。はてさてどうするマイナンバー。原則貫けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に税務は不愉快だ。不愉快が高じると、安い所へ引き越
本文を読む周回遅れの読書報告(その47) 怠慢の意義、重要性
著者: 脇野町善造大昔、ある人物と話をしていて、「忙しくないか」と尋ねられたことがある。そのときは、まだ毎月給与を受け取る現役の職員だったが、これといって決まった業務は何もなかった。なかったというよりは、窓際に追いやられていた。それで「月
本文を読む住居(すまゐ)をめぐる階級闘争――ブルガーコフ『犬の心臓』解説者に問ふ――
著者: 岩田昌征去年の11月20日と11月21日に「評論・紹介・意見」欄で論じたテーマをここであらためて再論したい。 ミハイル・ブルガーコフ著『犬の心臓』の訳書が手元に二種類ある。一冊は新潮文庫の増本浩子他訳、平成27年・2015年。も
本文を読むこれぞ未曾有の「適材適所」
著者: 澤藤統一郎何を失礼な。 未曾有をミゾユウと読んだ私だから、「適材適所」の意味が分かっていないのではないかって? 私だって、学習院を出ている。多少の知識も学問もある。ただ、生来の奥床しさから、普段は深く蔵してひけらかさないだけのこと
本文を読むお江戸舟遊び瓦版 566号
著者: 中瀬勝義首里城、普天間、中城城歯、辺野古、本部 ウチナーグチ仲間で沖縄に出かけました。 https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2018/02/ff5be5c57c61e6ded78252
本文を読む2・16、納税者の怒り爆発!逃げるな!佐川、昭恵出て来い、麻生・安倍ヤメロ!
著者: 内野光子プラスター満開、レイバーネットから 日比谷西幸門、出発午後2時30分、鍛冶橋へ 2月26日、午後1時30分、財務省を囲む人々の声が霞が関の官庁街に響いた。国税庁の通用門
本文を読むVWとドイツ社会―三つ子の魂
著者: 藤澤豊ドイツの中道右派(自称リベラル)の日刊新聞Die Welt(ディ・ヴェルト)から一月末にフォルクスワーゲンの排ガス人体実験の記事(英語版)が送られてきた。 早いもので、もう二年以上前になるが、フォルクスワーゲンは、ディー
本文を読むポーランドにおける再私有化の嵐――旧社会の復讐、一方的階級闘争――
著者: 岩田昌征ポーランドにおける住宅をめぐる階級闘争の実態を具体的に、生々しく描き出す書物を入手した。ベアタ・シェミェナャコ著『ポーランドを再私有化しつつ 大なる歪曲の歴史』(ポーランド語、政治批判出版、ワルシャワ、2017年)がそれ
本文を読む佐川・麻生・安倍の三悪人追放デモに参加!
著者: 合澤清昨日(2月16日)、醍醐聰・東京大学名誉教授たちが運営している「森友・加計問題の幕引きを許さない市民の会」の主催した「モリ・カケ追求!緊急デモ-納税者一揆」に連れ合いと一緒に参加した。 日比谷公園の西幸門前に少し早めにつ
本文を読む中国とどう向きあうか ―― 護憲勢力の落し穴
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(250)―― 日本はこのままでは改憲に進む。 世論調査のたび、安倍政権のもとでの改憲に反対というひとは多数を占めるが、護憲世論は決して安定した多数ではない。先の総選挙では集団的自衛権に反対する衆議院議
本文を読む永遠からの贈り物 ― パレスチナについて
著者: 髭郁彦2018年02月15日(Thu) パレスチナについて何か書こうと思った直接の理由は、1月31日から2月4日まで江古田にあるギャラリー古藤で開かれていた「パレスチナ、平和を願う色彩展」を見たからであった。だが、パレ
本文を読むテント日誌2月15日(木) 経産省前テントひろば1807日後
著者: 経産省前テントひろば経産省の広報版とは違って進む「おだやかな革命」 2月10日(土) 経産省の近くに来ると鳩が次々と飛んできた。顔に激突する直前でターンして減速し地上に降りる。何羽もやって来て視界は鳩でいっぱい。今日も座り込みのオープニング
本文を読むDHC・吉田嘉明のふざけた回答と関連事件 ― 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第122弾
著者: 澤藤統一郎本日(2月16日)午後1時から、DHCスラップ訴訟口頭弁論。DHC・吉田嘉明側は、本日法廷で本訴債務不存在確認請求事件を口頭で取り下げた。これで、本訴がなくなって、私が原告になっている損害賠償請求反訴事件だけが残った。
本文を読む「新元号制定に反対する署名」集めにご協力ください
著者: 澤藤統一郎戦前の軍国主義・侵略主義・植民地主義を支えたものが天皇制だった。富国強兵・滅私奉公のスローガンを支えたのも天皇制だった。権威主義と差別が蔓延する社会を支えたのも天皇制。 戦争の惨禍に最大の責任を負うべきは、明らかに天皇で
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