評論・紹介・意見の執筆一覧

ICANのノーベル平和賞受章に官邸の不快感

著者: 澤藤統一郎

ノーベル賞の季節である。例年ほとんど関心はないのだが、今年は別だ。平和賞に国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」の受賞が決まった。核兵器の非合法化と廃絶を目指す活動、とりわけ今年の核兵器禁止条約成立への貢献

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ミャンマー人のロヒンギャ排斥感情の底にあるもの

著者: 野上俊明

 私の所属する日本人とミャンマー人の合同の組織では、月一回の定例会を持ちます。先月の会議では期せずしてロヒンギャ問題が話題になりました。この問題では二年ほど前、ロヒンギャという用語をNHKが使っていることに抗議する声明に

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アベにも小池にも、ノーを。キツネにもタヌキにもだまされてはならない。

著者: 澤藤統一郎

もう一度よく思い起こして、肝に銘じておこう。第194臨時国会は、森友・加計疑惑追及の国会になるはずであった。憲法53条にもとづき、その趣旨で4野党が内閣に臨時国会の招集を要求したのが6月21日。安倍内閣は、開会となれば疑

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東京都の教育委員諸君、5人の教員に真摯に謝罪しなさい。

著者: 澤藤統一郎

教育行政の主体は、各自治体の教育委員会だ。東京都の場合は、下記の5人が構成する東京都教育委員会。実は、これがまったくのお飾りなのだ。当事者意識ゼロ。職責意識ゼロ。憲法感覚ゼロ。報酬を受けていることを恥ずかしいと思わないの

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希望の党に未来はないー「新しい独裁者はいらない」「選別こざかしい」

著者: 澤藤統一郎

言葉は生き物だ。言葉の発するイメージは、成長もすれば老化もする。あるときは輝き、そしてまたあるときは枯渇し色褪せる。 「希望」という言葉が、ごく最近突如として生まれ輝いた。いっときその輝きはどこまで大きくなるかと思わせた

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《終わりにしよう天皇制 11・26大集会・デモ》

著者: 澤藤統一郎

友人から、下記の集会・デモについてのご案内を受けた。 集会・デモの規模が本当に「大」の付くものであるかは知らない。しかし、社会的な圧力に屈することなく、このような集会やデモが果敢に行われていることが頼もしい。 なお、講演

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(169)

著者: 本間宗究(本間裕)

ジャクソンホール会議におけるイエレン議長演説 「8月25日」に「ジャクソンホール会議」で「イエレンFRB議長の演説」が行われたが、内容としては、大きな「違和感」を覚えざるを得ないものであり、実際のところ、「イエレン議長の

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SJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】228 ヘフナーとババサイード、逝く

著者: 平田伊都子

2017年9月27日、ヘフナー(老衰)とババサイード(病死)が他界されました。 ヘフナー氏はプレイボーイの創設者にして人も羨む女人群の館のご主人で、ババサイードは孤独な砂漠の革命家で、二人は全く関係ありません。 同じ日に

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「日本会議」から見える日本社会の崩壊現象 (1) 

著者: 合澤 清

「疑獄事件」への発展を恐れた大義なき衆議院解散と、選択肢の余地がなくなるほどに狭められた選挙(つまり、右翼の安倍政権を選ぶか、もっと右翼の小池政権を選ぶか-冗談ではない!)。非常事態を迎えた日本政治。この現状をどう読み解

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周回遅れの読書報告(その28)洛陽場裏花ニ背イテ帰ル

著者: 脇野町善造

 前回(「その27」で)、「春雁吾ニ似タリ 吾雁ニ似タリ 洛陽場裏花ニ背イテ帰ル」という直江山城の漢詩のことにふれた。この漢詩は戦後の読売新聞が生んだ最高のコラムニストの一人である細川忠雄が、半世紀近くも前にコラムで紹介

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前門の虎でも後門の狼でもなく、鳩をこそ選択を。

著者: 澤藤統一郎

激動の臨時国会冒頭解散の一日(9月28日)が明けて。メデイアの報道は、《アベ与党》対《小池新党》対立の構図で充ち満ちている。あたかも、有権者の選択肢はこの二者しかないかのごとくだ。しかし、どちらを選んでも、改憲勢力である

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日本版「オリーブの樹」=「希望の党」への冷めた期待 混沌政局の行方

著者: 矢沢国光

 めまぐるしい「政局」展開の最大のサプライズは、前原民進党代表の「民進党の(実質的な)解党、希望の党への合流」提案だ。9月28日民進党両院議員総会での前原代表の「われわれはどんな手段を使っても、安倍政権を止めなければいけ

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FM放送で「香害110番」について話しました   シリーズ「香害」 第2回

著者: 岡田幹治

9月13日の朝、FM放送「J-WAVE」の「STEP ONE」という番組に出演し、「香害110番」について話してきました。 東京都港区の「六本木ヒルズタワー」33階にあるスタジオに出向き、ナビゲーターのサッシャさんとアシ

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リセットおばさんの「希望リセット党」綱領を読む

著者: 澤藤統一郎

へぇ? 「日本をリセット」? いったいぜんたい、そりゃなんのことかね? 若狭と細野ら、おじさんたちのぐたぐたな協議を「リッセット」ということなら意味は明瞭だ。意味が明瞭なだけに、この「リセットおばさん」の人間性もよく見え

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「つなぐ会」が、明日への希望をつなごうとしている。

著者: 澤藤統一郎

世は挙げての総選挙モード。アベ政権の疑惑隠し解散が目前である。あらためて、アベ晋三という人物の解散理由説明に接して、どうしてまたこんなオジさんにわが国の政権が預けられているのかと情けない。保守政治家のなかにも、これよりは

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大多数がクルド国家独立に賛成 - 初めて独立の可否を問う住民投票を実施 -

著者: 坂井定雄

2千年以上におよぶクルド人の歴史上初めての国家独立の可否を問う住民投票が、25日、イラクのクルド人自治区と隣接のキルクーク県で行われた。すでにドイツをはじめ在外クルド人のインターネットを利用した電子投票は実施されている。

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歴史否定派勢力に妨害される オンタリオ州・南京大虐殺を記憶する日の制定法案 (田中裕介 寄稿)Ontario’s Bill 79 Attacked by Japanese Right Wing

著者: ピースフィロソフィー

カナダ・オンタリオ州で12月13日を「南京大虐殺を記憶する日」と制定する Bill 79という法案が、世界各地への「慰安婦像」への妨害と同様、日本の右派(政府を含む)や右派からの影響を受けた現地の日本移民などからの妨害を

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丁寧に説明すれば、解散の大義は「こくなんとっぱ」

著者: 澤藤統一郎

本当は、自分でも恥ずかしい。「国難突破解散」だなんてね。我ながら、よくもまあ大袈裟に言えるもんですよね。照れくさがらないで。でもね、私も政治家のはしくれですからね。 私にだって、ほんの少しですけど知性のカケラくらいは残っ

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執筆10年を振り返る ― 私の関心はどう変化したか ―

著者: 半澤健市

《神奈川大学の研究会が発端》  「リベラル21」に書く機会を与えられ、10年が経過した。「十年一昔」という。私的な感想を書くことを許して頂きたい。私にとっては大きな転機であったからである。 きっかけは神奈川大学(神大)大

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SJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】227 トランプは金メッキのゴリアテ

著者: 平田伊都子

 世界で最長老(93才)にして最長の国家指導者(在位37年)ジンバブエ大統領ロバート・ムガベが、国連総会の一般討論演説で米大統領トランプを<金メッキのゴリアテ>と、揶揄しました。ゴリアテとは聖書に出てくる他国の兵士たちを

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