(2024年4月13日) 4月1日から始まったNHK朝ドラ「虎に翼」が大きな話題になっている。法曹関係者やジェンダーに関心のある向きにだけではなく、多くの視聴者の好意的な評価を得て、視聴率も好調だという。私は一切テレビ
本文を読む評論・紹介・意見の執筆一覧
天皇の被災地訪問って?
著者: 内野光子4月12日、天皇夫妻は、能登地震被災地へ、二度目の訪問である。今回は穴水町と能登町であったが、被災地や被災者にとって、皇族たちの訪問に、いったいどんな意味があるのか。いつも考えてしまう。 避難所で、天皇夫妻がひざを折
本文を読む中国は南シナ海問題にどう取り組むつもりか
著者: 阿部治平ーー八ヶ岳山麓から(466)ーー “ASEANは交渉相手ではない” 3月29日、中国外交部前副部長の劉振民氏は、2024年ボアオ・アジア・フォーラム年次総会の南シナ海をテーマとしたフォーラムで「東南アジア人民は団結自強
本文を読む青山森人の東チモールだより…かつて東チモールを占領・支配した国の選挙結果
著者: 青山 森人プラボウォがインドネシア次期大統領に インドネシアでは今年2月14日、二期目の大統領職を務め終えるジョコ=ウィドドの任期満了に伴うインドネシアの大統領選挙が実施されました。 ジョコ=ウィドドと過去二度にわたり決選投票で競
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(456)
著者: 本間宗究(本間裕)大谷選手の両界曼荼羅 仏教の熱心な信者であった「宮沢賢治」の出身地である「花巻」で学び、「人生の両界曼荼羅」を駆使しながら、世界の有名人となった「大谷翔平選手」については、「東洋の時代」の始まりを告げる出来事の一つのよう
本文を読む初めての百花園、初めての隅田川堤の桜へ
著者: 内野光子九段下から半蔵門線の久喜行きに乗り、百花園へと東武曳舟で下車したところ、駅員に「東向島」駅の方が近いけれどと言われ、地図を見れば、水戸街道に出てから明治通りまで進み、しばらく歩くらしい。二人ともすでに足が重い。タクシー
本文を読むミャンマー、軍事政権の弱体化急速に進む ―タイ首相、だれも知っていることと会見で言及
著者: 野上俊明昨年10月に始まった、シャン州コ―カン地区での同胞同盟(三つの少数民族武装組織で構成)による攻勢によって政府軍は大敗北を喫した。次には中国との中継貿易基地であるラショーも包囲され陥落まじかと思われたが、そこで中国が政治
本文を読む数年ぶりの小平霊園、そして、千鳥ヶ淵へ
著者: 内野光子何と親不孝な、と言われても仕方ないのだが、コロナ禍を挟んで数年ぶりのお墓参りだった。世話になっている石屋さんに寄るのも億劫で、花・線香と2リットルの空きペットボトルを持参した。東京の二人の姪たちが、ときどき訪ねてくれて
本文を読むブダベスト通信 大谷選手通訳の横領事件に思う
著者: 盛田常夫2024 年 NO. 7 4 月 5 日 金額の大きさを別とすれば、大谷選手の通訳による横領事件は何も珍しいことではない。小さな会社だけでなく、大きな会社でも、あるいは非営利組織でも、お金の出し入れを一
本文を読む軍隊に労組は必要か否か――セルビアにおける国防省対軍人兵士労組の衝突と弾圧――
著者: 岩田昌征東南欧のバルカン半島の国セルビアでは、伝統的に親ロシア感情が強いが、親NATO感情は1999年のNATO19ヶ国の大空爆の結果弱いとはいえ、親北米西欧の志向は決して弱くない。 後者を代表する週刊誌が『ヴレーメ』Vre
本文を読む小石川、文学散歩に参加した~サクラには少し早かったが(3) かつての林町、今は高級マンションが
著者: 内野光子小石川植物園の南側道に突き当たり、塀に沿って左に折れると、今どきにしては立派な火の見やぐら見えてきた。この側道は700m、総面積約16万㎡の植物園は、17世紀徳川幕府の御薬園として設けられ、明治に入って現在の東京大学付属
本文を読む韓国の総選挙(つづき)
著者: 小原 紘韓国通信NO742 前回号で韓国の総選挙が混戦状態とお伝えした。保守系各紙は連日、野党攻撃の記事で溢れかえる。記事の大半は野党「共に民主党」の党首の李在明(イ・ジェミョン)と新党を結成した曹国(チョ・グク)個人への集中
本文を読む小石川、文学散歩に参加した~サクラには少し早かったが(2)「太陽のない街」から「植物園」へ~「新福寺」に寄り道
著者: 内野光子共同印刷社屋の前では、今では想像できない、谷底の街「太陽のない街」に思いを馳せる。 共同印刷のビル、2019年のときには、工事中で、全面シートで覆われていた。 きょうは入園の予定はないのだが、小石川植物園へと向かう途
本文を読むモスクワの茶番ータッカー・カールソン
著者: 藤澤豊古希もとうに過ぎた年金生活者で仕事であくせくすることもなくなった。仕事をやめれば外出することも減って、暇をもてあましてどうしたものかという生活になるだろうと想像していたが、生まれながらの貧乏性であれやこれやと忙しい。知ら
本文を読むGlobal Headlines:ウクライナ戦争のもたらすもの
著者: 野上俊明<はじめに> ゴルバチョフのペレステロイカのはじまる少し前の頃だったろうか、雑誌「世界」にソ連経済はほとんど石油などの天然資源の切り売りで持っている経済で、早晩行き詰まりくるであろうという趣旨の論文を読んだ記憶がある。
本文を読む酔生夢死 根本治療
著者: 岡田 充1月の入院に続いて3月末、再び誤嚥性肺炎を起こし入院・治療生活に戻ってしまった。今回の入院で初めて「下の世話」になった。孫のような若い女性看護師からおむつを替えてもらい、排せつの処理をしてもらうのは想像するだに「恥辱」だ
本文を読む小石川、文学散歩に参加した~サクラには少し早かったが(1)
著者: 内野光子3月にしては、記録的な暑さだったという3月31日、初めてながら『新日本歌人』の文学散歩に参加した。メトロ茗荷谷駅集合、小石川植物園近辺を経て、JR大塚駅解散、約二時間なら、私にも参加できそうであった。それに、茗荷谷は、
本文を読むドイツ: 無関心とショック麻痺状態 – なぜ戦争拡大への恐怖は依然として沈黙を保ち、無反応なままでいるのか?
著者: グローガー理恵はじめに 現在、ドイツ政府と主流メディアは「いつかロシアはドイツに攻めてくる。戦争は回避できない」とのナレティヴを売り捲っている。 例えば、2023年10月、ボリス・ピストリウス独国防大臣(SPD)は、ZDFテレビの番組
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(455)
著者: 本間宗究(本間裕)日本の金利 現在、「日本の金利」に対する予想意見が数多く見受けられるが、この問題に関する注意点としては、「金利を決めるのが、日銀などの中央銀行ではなく、世界的な市場動向である」という事実が指摘できるものと考えている。つま
本文を読む韓国の総選挙
著者: 小原 紘韓国通信NO741 韓国の総選挙が今月10日に迫ってきた(議員定数300 小選挙区254/比例46)。 おととし5月に発足した尹錫悦政権の評価が問われる選挙だが韓国のどのメディアも情勢は混戦状態と伝える。独断的な政権
本文を読むGlobal Headlines:ガザから子供たちの命と未来を奪う残虐行為を許すな!
著者: 川畑 泰<はじめに> ガザにおいてはイスラエルの攻撃により人命、住居、病院、農業が破壊されているだけではなく、教育が破壊されている。アメリカの独立系メディアのトゥルースアウトの3月17日の記事※によると、ガザの学校の四分の三強
本文を読む西洋はもはや世界の嫌われ者?
著者: 藤澤豊先日、知人から三行の短いメールをもらった。そこには「発売予定の本の宣伝なので……」という前置きではじまって「別の視点を提供……」と続いて、AERAの記事のurlが書かれていた。 自分から見にいくことはないが、せっかく紹介
本文を読む中国経済不況論は事実誤認か
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(465)―― はじめに このところ、中国の論壇では自国経済を高く評価する評論が続いている。私が見た代表的なものは、「誤った認識を除き、中国経済の大勢を見よ」という「環球時報」(2024・03・19)
本文を読む靖国神社がキナくさい。これまでは、安倍晋三だの高市早苗なんぞの右翼政治家と靖国との関係が警戒の対象だった。ところがこのところ、自衛隊と靖国の直接の関係がクローズアップされている。これは危うい。権力中枢が、本気になって戦時を想定しているということなのだから。
著者: 澤藤統一郎(2024年3月31日) 明日、靖国神社の宮司が交代する。新任の宮司は、自衛隊元海将の大塚海夫。元自衛隊幹部が靖国のトップに就任することの意味は小さくない。なお、10人いる崇敬者総代のうち、2人が自衛隊幕僚長級の元幹部だ
本文を読む「機能性表示食品」という、疫病神・安倍晋三の負のレガシー。
著者: 澤藤統一郎(2024年3月30日) 最近まで、日本に安倍晋三という疫病神が徘徊していた。ずるくてウソつきで、極端な身贔屓で、官僚人事を壟断して「忖度政治」を横行させ、モリ・カケ・サクラ等々の諸事件を引き起こして世論の指弾を受けた…
本文を読む【立憲内閣委員にFAXを】「経済秘密保護法案」が今週委員会採決の危機~こんなアナクロ法案を通していいのか
著者: 杉原浩司稀代の悪法である秘密保護法を「経済安保」分野に拡大し、民間人に人権侵害の 身辺調査を行いながら、武器の国際共同開発に民間企業や大学を組み込んでいく 「経済安保版秘密保護法案」があっさりと衆議院を通過しようとしています。
本文を読むクリストファー・ノーラン監督映画「オッペンハイマー」から学ぶ
著者: 松井 和子映画「オッペンハイマー」を知ってから日本でも公開されるのを待っていた。全米で観客を魅了したこの作品は、アカデミー賞最多7部門を受賞した。二の足を踏んでいた日本で3月29日から全国一斉に公開となった。 上映時間3時間の
本文を読むGlobal Headlines:ウクライナ戦争とロシア
著者: 野上俊明<はじめに> ウクライナ戦争をめぐっては、リベラル派の内部で見解の不一致が露呈している。これは日本だけの現象にとどまらず、おそらくは西側各国で共通してみられたものと思われる。我々の世代にとって忘れもしない、尊敬すべきベ
本文を読むお江戸舟遊び瓦版1027号/グローバル・サウスと二つの戦争―「パックス・アメリカーナ」後の世界へ
著者: 中瀬勝義※ちきゅう座より 以下の記事はPDFの埋め込みですが、その部分が空白のままになって表示される場合があります。お手数ですがブラウザ左上隅の更新ボタンを何回か繰り返して押してみてください。表示されるようになります。 http
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(454)
著者: 本間宗究(本間裕)西洋諸国の国家債務爆弾 現在においても、「景気が悪くなると金利が下がる」というような意見が、マスコミで頻繁に見受けられるが、この点には、大きな注意が必要であり、実際には、「景気の悪化」と「金利の上昇」が同時に発生する事態
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