評論・紹介・意見の執筆一覧

戦争の行方を決めた二つの発言――イギリス首相とロシア首相の衝撃的対面外交――

著者: 岩田昌征

 露烏戦争がNATO露西亜戦争に完全転化したようだ。双方とも核をバックにした通常戦争にとどまっているが……。核の恐怖が停戦・休戦への動機となる事に期待するしかない。  冷戦終焉以後NATOが全面登場した最初の本格的戦争は

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皇族たちの”公務”って~愛子さん、佳子さんの”働き”を通じて

著者: 内野光子

愛子さんの「夢“みる光源氏」見学が「公務」ですか  愛子さんの日赤就職のニュースとともに、4月1日からの勤務と成人皇族としての活動の両立をはかるとの報道がなされた。さらに、5月11日には「 初めての単独公務で平安文学に関

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Global Headlines:ラテン・アメリカ革命の挫折

著者: 野上俊明

<はじめに>  我々68世代には、キューバ革命やチリ・アジェンデ政権はじめとするラテン・アメリカの反米反植民地闘争は、先進資本主義における資本に買収された労働運動、少数民族、女性や障碍者などの社会的少数者への抑圧に対する

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お江戸舟遊び瓦版1035号/関 良基『江戸の憲法構想 日本近代史の“イフ”』

著者: 中瀬勝義

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(461)

著者: 本間宗究(本間裕)

国家イスラエルの将来 現在、「イスラエルという国家の将来像」に対して、世界的な規模での不安感が高まっている状況とも思われるが、この理由としては、「アウシュビッツの収容所などで、歴史的な悲劇を味わったユダヤ人が、反対の立場

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お江戸舟遊び瓦版1033号/山下祐介、横山智樹『被災者発の復興論3・11 以後の当事者排除を超えて』

著者: 中瀬勝義

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《政治とカネ》の関わりは現時点での喫緊の課題である。また同時に、民主主義の理念の根本問題でもある。「法と民主主義」今月号の特集は、眼前にあるカネにまみれた政治腐敗の現象を、あるべき理念に照らしてどう理解しどう改革すべきかの示唆を提供するものである。ぜひご購読いただきたい。

著者: 澤藤統一郎

(2024年5月12日) 「法と民主主義」2024年5月号【588号】は連休前に発刊されたが、このブログでの紹介が遅れた。本号の特集タイトルは、以下のとおり熱い。 ●あらためて問う《政治とカネ》― その理念と規制改革の方

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青山森人の東チモールだより…大鉈を振るうシャナナ政権

著者: 青山 森人

小屋の撤去、住民の立ち退き インドンネシア軍占領下にあった時代の東チモールでは侵略軍の監視の目が光っていてわたしのような外国人は外をのんびり歩いて町並みをゆっくり眺めることはできませんでした。東チモールから侵略軍が撤退し

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断捨離の手が止まる(4)1951年、小学校最後の夏休みは(後)

著者: 内野光子

念願の一色海岸  父の友人が薬局を開いている葉山へ、とうとう出かける日がやってきた。父母と前日に泊りに来ていた従姉のMさんも飛び入りで、4人となった。逗子駅からバスで15分で一色海岸に着いたのだが、母は車酔いで、顔も真っ

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(460)

著者: 本間宗究(本間裕)

通貨の健全性 100年ほど前の「ロシア革命」の際に、レーニンは、「資本主義を破壊する最善の方法は、通貨を堕落させることだ」と述べ、その後、経済学者のケインズは、「レーニンは確かに正しかった。通貨を堕落させることほど、社会

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お江戸舟遊び瓦版1032号/渡辺浩一『近世都市〈江戸〉の水害―災害史から環境史へ』

著者: 中瀬勝義

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天皇の血統が途絶えたところで、憲法の人権も民主主義も平和主義も何の影響も受けはない。当然のことながら、天皇がいなくなっても日はまた東から昇るのだ。

著者: 澤藤統一郎

(2024年5月4日) 産経の社説は「主張」という。産経自らが、「憲法改正、靖国神社参拝、領土問題などについて、日本の国益のもとにハッキリとした論説を展開しています」と、その姿勢を説明している。「日本の国益のもとにハッキ

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Global Headlines: ミャンマー内戦についての欧米の論調

著者: 野上俊明

<はじめに>  ミャンマーの民主派抵抗勢力を支持する人々にとって、大いに不満を感ずる論考であろう。DW(ドイツ公共放送「ドイツの波」)特派員やインターナショナル・クライシス・グループなど、以前から民主派に対して点が辛かっ

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(459)

著者: 本間宗究(本間裕)

流動性と支払い能力 現在、世界的に「流動性の枯渇問題」が発生している状況とも思われるが、この原因としては、「バランスシートの非対称性」、すなわち、「資産価格には価格上下の変動が存在するものの、負債残高には不変の状態が継続

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「天皇制はない方がよい」3%、そこに留まる一人として

著者: 内野光子

 4月29日は、天皇誕生日、いや、みどりの日だった。いや、いまは、なんと「昭和の日」だった。2007年から、みどりの日は5月4日に移動して、「昭和の日」になっていたのだった。そして、もう忘れかけそうな、4月30日には、ど

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日韓関係の行方~韓国の選挙結果-野党192与党108

著者: 小原 紘

韓国通信NO743  去る10日に行われた韓国の総選挙は与党「国民の力」の惨敗、野党「共に民主党」圧勝に終わった。大統領は弾劾直前にまで追い込まれ、任期半ばで政権末期状態に。支持率は20%台と相変わらず低空飛行を続ける。

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保守主義者が唱える「伝統的」家庭は底の浅い意識の産物

著者: 小川 洋

選択的夫婦別姓、同性婚問題をめぐって 落語のなかの夫婦  筆者の好きな落語の演目の一つに「町内の若い衆」がある。江戸でも上方でも演じられた。職人の熊さんが親方の家を覗くと親方は留守で奥さんがいた。上がってお茶をいただいて

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