評論・紹介・意見の執筆一覧

書評「戦争報道論」(永井浩著)─「戦争報道」の在り方を問う力作

著者: 池田龍夫

「戦争報道論 平和をめざすメディアリテラシー」と題する大著が明石書房から刊行された(定価4000円+税)。著者は、毎日新聞外信部を経て、神田外国語大学で教鞭をとった永井浩氏。ベトナム戦争、イラク戦争を中心に650㌻を超す

本文を読む

本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(77)

著者: 本間宗究:本間裕

世界的な国債バブル崩壊 現在の世界的な「国債バブル」には驚かざるを得ないが、最近の、日本の10年国債金利が0.25%、そして、ドイツの10年国債金利が0.44%という事態は、どのような理論を持ってしても説明が付かない状況

本文を読む

二人の日本人人質の命を奪ったテロと戦うのが憲法の精神か

著者: 熊王信之

イスラム国(IS)が二人の日本人人質の命を奪ったことで、いよいよ安倍首相の「テロと戦う」意思が強固になって行く様子ですが、米国中心で長年の間、戦われて来た「対テロ戦争」の収支決算は如何なものなのでしょうか。 アフガニスタ

本文を読む

後藤健二さんの虐殺を抗議する。壊滅への戦いと日本 ―「イスラム国」との戦いは国連中心で⑫

著者: 坂井定雄

「イスラム国」は今朝、人質にしていた後藤健二さんの殺害を発表した。身代金要求が満たされなかった湯川遥菜さんや欧米人のジャーナリストらと同様、斬首処刑し、その残酷な記録映像をネットで全世界に流した。この人間の生命、尊厳を踏

本文を読む

後藤健二さんら人質殺害を受けての緊急声明

著者: 日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)

後藤健二さんら人質殺害を受けての緊急声明 私たち日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)は、日本人人質事件の発覚後、2通の声明文とビデオメッセージを通じて、後藤健二さんと湯川遙菜さんの解放を関係者に求めてきました。

本文を読む

マンション生活で知り得た社会問題を考える (6) ―マンション管理で管理規約を悪用するな 

著者: 羽田真一

 倫理を欠いた集団組織(例、当マンションの管理中枢:管理会社、コンサルタント、前管理人=現会社派遣、旧専門委=現理事会とOB住民)の権力の恐ろしさを体験している。 即ち、管理組織の独占:①役員人事、②会計、③情報を全て独

本文を読む

ドイツ紙 ”Die Welt”から: ドイツ人の6人に1人が貧困の罠に脅かされている

著者: グローガー理恵

「私たちは、この9年間に多くのことをなし遂げました!」 と、メルケル独首相は2014年12月に開かれたCDU(ドイツキリスト教民主同盟)党大会で、自分自身の政権を讃えた。 そして、彼女は、こう付け加えた:  「私たちがこ

本文を読む

壊滅に追いつめる1年にできるか -「イスラム国」との戦いは国連中心で⑪

著者: 坂井定雄

 「イスラム国」の人質にされた後藤健二さんへの交換期限が過ぎている。 今回の事件は、あらためて「イスラム国」の残酷な本質を示した。「イスラム国」は敵意も敵対行動も全くない非戦闘員の日本人湯川さん、後藤さんを人質にして、日

本文を読む

キリスト教圏とイスラム世界の関係はややこしい -あい次ぐテロ事件の背後にあるもつれ-

著者: 伊藤力司

イスラム国に日本人が人質として捕らえられ、生死の淵に立たされるという危機が起きた。これまでイスラム過激派のテロ事件の渦中に日本が立たされることはなかっただけに、われわれ日本人は宗教的対立に比較的無関心で来られた。この機会

本文を読む

日本人人質事件:股裂き状態の安倍政権の卑屈で脆弱な姿

著者: 梶村太一郎

この項を書いているのは、日本時間の1月29日の午前7時です。 後藤健二さんの解放と生還が実現するか否かは瀬戸際にさしかかっているようです。 どのような結果になるかは予断はまったく不可能です。 後藤健二さんのお母さんとの面

本文を読む

今日のお伝えしたいこと (1)日本人は何をめざしてきたのか(第6回:石牟礼道子) (2)(戦争プロパガンダの)10の法則 (斉藤美奈子) (3)反貧困活動の弁護士らが連絡会、公正税制で格差是正を 他

著者: 田中一郎

今日お伝えしたいことを若干書きます。   1.日本人は何をめざしてきたのか(第6回:石牟礼道子) http://www.nhk.or.jp/postwar/program/past/   作家・石牟礼

本文を読む

君は「風流夢譚」事件を知っているか -「シャルリエブド」と「中央公論」-

著者: 半澤健市

 1960年12月号の『中央公論』に深沢七郎の小説「風流夢譚(ふうりゅうむたん)」が載った(発売は11月10日)。その衝撃的な内容から、右翼と中央公論社との間に深刻な対立が起こった。言論の自由に関する論争も起こった。世に

本文を読む

後世に残したい歴史的建造物 -南三陸防災庁舎を保存へ-

著者: 岩垂 弘

 年が改まったが、明るいニュースが乏しいように思うのは私だけだろうか。そんな中で、私の気持ちを明るくさせたニュースがあった。1月8日付の朝日新聞に載った「南三陸防災庁舎、保存へ」という記事だ。「南三陸防災庁舎」とは、宮城

本文を読む

「表現の自由」は「表現の自由」によって犯される?!

著者: 岩田昌征

『シャーリー・エブド』誌風刺画家大量殺人に抗議する「私はシャーリー」200万人市民デモ開始の直前、フランス大統領フランソワ・オランドは言い放った。「今日パリは世界の首都である。」ドイツ首相、イギリス首相、トルコ首相、EU

本文を読む

後藤健二さんの解放を求める緊急声明 Emergency Statement Calling for the Release of Kenji Goto

著者: 日本ビジュアル・ジャーナリスト協会 (JVJA)

後藤健二さんの解放を求める緊急声明 私たち日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)は、「IS( イスラム国) による日本人人質事件に対する声明」で2人の解放を呼びかけてきましたが、湯川遥菜さんが殺害された可能性が高

本文を読む

1月25日「辺野古に基地はつくらせない!」国会包囲ヒューマンチェーン/参加記

著者: 山川哲

前回の「女の平和」(1月17日)の時と違って、この日は晴天で風もない穏やかな日和だった(もっとも、集会が終わる頃には曇ってきていたが)。 相変わらず大手メディアは無視(例外は「東京新聞」だけ)し続ける。テレビは「イスラム

本文を読む

マンション生活で知り得た社会問題を考える (5) ― 管理費・修繕積立金の行方は?

著者: 羽田真一

 購入したマンションの一室は基本的にはコンクリートの箱であるが、マンションは必ずしも一般に思われているような安心・安全が守られる集合住宅ではない。マンションというハード要素の他に、管理組合を持つ管理のソフト要素とで両輪と

本文を読む

日本の原発事業者の「転向」の良い手本:独エーオン社の再生エネルギーへのラジカルな新戦略

著者: 梶村太一郎

ドイツでは今世紀に入ってから脱原発を進め、並行して再生可能エネルギー利用がダイナミックに進展していることは、日本でも知られています。ただ日本ではフクシマ大事故にもかかわらず、しつこく生き残りを目論む原子力ロビーが影響力を

本文を読む

道徳的指導国家の没落-拷問の返り血浴びる米国(1)

著者: 中田 協

恐るべき状況の連続性 挫折した世界制覇の野望 昨年末、米上院委員会の拷問報告書が勇気ある女性議員の決断で公表されて以来、米国はあの同時多発テロ(2001年9月11日)以後、維持してきた「道徳的指導国家」としての地位を失っ

本文を読む

安倍総理殿、自腹を切って身代金を払ってください!

著者: 平田伊都子

「日本の首相よ。お前は「イスラム国」から8500キロ以上も離れているのに、自ら進んでイスラム国に対するこの十字軍に参加した、、」と、イスラム国が2億$(約236億円)身代金要請をネット公開しました。 72時間という時間制

本文を読む

青山森人の東チモールだより 第289号(2015年1月22日)

著者: 青山森人

者らの暴力、警官が拘束され、そして アメリカ大使館職員宅への爆発物 抗争を続ける格闘技集団  東チモールはこの年末年始をまたいで不穏な暴力事件が連続的に発生し、明るい話題で新年が包まれているというわけにはいかないようです

本文を読む

この相手から、人質の生命を救うことができるか -「イスラム国」との戦いは国連中心で⑩

著者: 坂井定雄

イスラム過激派「イスラム国」が、拘束していた湯川遥菜さんと後藤健二さんの二人を人質として2億ドルの身代金を日本政府に要求、72時間以内に払わなければ二人を殺害する、という脅迫声明を20日に出してから1日が経過した。現在進

本文を読む

「イスラム国による日本人人質事件に対する声明」日本ビジュアル・ジャーナリスト協会:後藤健二さんについて

著者: 梶村太一郎

「イスラム国による日本人人質事件に対する声明」日本ビジュアル・ジャーナリスト協会:後藤健二さんについて 日本のフォトジャーナリストの友人から送られてきた緊急の声明です。そのまま転載致します。転送拡散お願い致します。明日う

本文を読む

諸悪の根源はアメリカの軍産複合体 -第2次大戦後の世界は戦争と危機の連続-

著者: 伊藤力司

第2次世界大戦が終わって70年。この間日本は憲法9条のおかげで戦争をしないし、戦争に巻き込まれない平和国家として過ごすことができた。ところが世界を見渡すと、戦争や戦争一歩手前の危機に見舞われなかったことのない70年だった

本文を読む