評論・紹介・意見の執筆一覧

『クロール』は突如、消えてしまったが~児玉暁の遺したもの

著者: 内野光子

 細々と資料の整理はつづけているものの、処分するもの、古書店に引き取ってもらえそうなもの、やっぱり手離せないものと仕分けるのだが、なかなか踏ん切りがつかずに困っている。12月には、少し大掛かりに、短歌関係雑誌を捨てた。そ

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朝日デジタルに武器輸出に関するインタビュー記事が掲載

著者: 杉原浩司

12月28日、朝日新聞デジタルに武器輸出に関するインタビュー記事が載りました。 政府の屁理屈を一つひとつ潰したつもりです。早めにご一読ください。紙面には短縮版が載りますが、掲載は越年となりそうです。 <杉原浩司> (12

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思い出していただきたい。当時DHC会長だった吉田嘉明から、みんなの党渡辺喜美に渡った政治資金は8億円だった。今話題の、安倍派キックバック総額を上回る巨額。企業経営者は、思惑を込めて政治家に金を渡すのだ。吉田嘉明は、週刊新潮への手記で、規制緩和を求めての渡辺喜美応援を語っている。企業が金で政治を動かすことが、民主主義社会の諸悪の根源である。その吉田嘉明が今「大和心」という通販会社を新設して、デマとヘイトを撒き散らしている。民主主義の名において「大和心」を糾弾しなくてはならない。

著者: 澤藤統一郎

(2023年12月27日) 本日の赤旗に、「差別チラシ 大阪・長野でも」「DHC元会長の会社」「地方紙 不適切認める」との見出しの記事。そのリードは、「DHC元会長の吉田嘉明氏が設立した通信販売会社『大和心』(東京都)が

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欧州はユダヤ人問題をパレスチナへ厄介払いした――欧州の罪は重い――(その五)

著者: 柏木 勉

前回の要旨は以下のようになる。 「ドイツ・欧州がホロコーストを生み、それがイスラエル建国を引き起こし、パレスチナ難民を発生させ、その後70数年にわたってイスラエルはパレスチナ・アラブ人への殺戮を繰り返してきた。にもかかわ

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引退されたはずではなかったのですか~「上皇」の卒寿報道に見る

著者: 内野光子

 12月23日は、平成期の明仁天皇の誕生日であった。購読紙の朝日新聞は、「上皇さま90歳に」「平成流 求めた旅」(多田晃子)の見出しで、毎日新聞は、「上皇さま 卒寿」(高島博之)「平和願う心 変わらず」(高島博之・村上尊

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Global Head Lines:アセアンの動向(1)ドイツの日刊紙Taz.12/8のアジア版 選挙前のインドネシア:民主主義の危機

著者: 野上俊明

はじめに  世襲の圧力が民主主義の危機を招く――そう思わせる動きがアジアで顕著になっている。北朝鮮、シンガポール、カンボジアに続いて、アセアン最大の経済大国インドネシアで、大統領選をめぐり世襲をにおわせる動きが強まってい

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ベツレヘムの教会がガザの人々との連帯を示して降誕場面を変更

著者: グローガー理恵

新約聖書でイエス・キリストの生誕地とされているパレスチナベツレヘム県ベツレヘムにある教会は、今年、クリスマスを祝うことをキャンセルした。 教会はクリスマスに展示される降誕場面を変えて、ガザの人々との連帯を示すために、赤子

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(441)

著者: 本間宗究(本間裕)

米国政府の危機的な財政状態 現在の「米国政府の財政状態」については、「1991年のソ連崩壊」の時と似たような状況とも思われるが、実際には、「長期国債に続き、短期国債の販売が難しくなった結果として、インクがなくなるまで紙幣

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イラン・パペ教授「何があっても道義的コンパスを失ってはいけない」You should never lose your moral compass no matter what happens: A summary of Ilan Pappe’s talk at UC Berkeley, Oct 19 2023

著者: ピースフィロソフィー

The Ethnic Cleansing of the Palestine などの著書で知られるパレスチナの歴史の専門家、イラン・パペ教授(英国エクセター大学)が10月19日にUCバークリーで行なった講演のYouTube

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Global Head Lines:ガザ紛争についての海外論調(15)

著者: 野上俊明

はじめに  ガザ地区におけるイスラエルの蛮行に国際社会の圧倒的多数は反対の意思を表明し、各国政府にジェノサイドを止めるため、必要な措置をとるよう迫っている。以下、まとまりがないが、このところの海外論調をピックアップしてみ

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■本の紹介 『ちょっとうるせぇ障害者』三木由和著、社会評論社 の編集にかかわって

著者: 石川愛子

 障がい者といっても、障害部位は視覚、聴覚、肢体・・・、とさまざまで筆者三木由和さんは、脳性小児麻痺による肢体不自由である。脳性麻痺というと、車椅子の人を想像される方も多いと思うが、程度もさまざまで、彼は右手足に不自由が

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女性皇族は、皇室の広告塔? ~生き残りをはかる天皇制!

著者: 内野光子

近頃の皇室報道  12月に入って、皇室の記事がやたら目につくようになった、一年を振り返るということもあるのか。この4月には、宮内庁に広報室が新設されたことにも拠るのだろう。雅子皇后が12月9日に60歳になり、12月1日に

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☆「大和心」の折り込み広告はデマに満ちている。真実を伝える広告となっていない。☆「大和心」の折り込み広告は、新聞読者、消費者に不利益を与えるものである。☆「大和心」の折込広告は、明らかに新聞事業の品格を損なうものである。「大和心」の折り込み広告は、消費者保護法制の理念に反するものである。☆だから、新聞折り込み業者諸君よ、「大和心」の折り込み広告を扱ってはならない。折込広告業者も新聞社本体も、「大和心」と同類の差別主義者と見なされることのないように。差別・違法加担の誹りを受けることのないように。

著者: 澤藤統一郎

(2023年12月18日)  12月17日付の赤旗社会面に、「外国人差別あおる」「DHC元会長がまた」という記事。吉田嘉明の、「また」「ヘイト」発言の冒頭は、「極悪人もバカも、無審査のフリーパスで日本国民にしているのです

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「よせばよいのに維新の猪瀬 舐めたスラップ身のつまり」 猪瀬直樹のスラップは、敗れるべくして敗れた。控訴はやめたがよい。恥の上塗りを重ねるだけなのだから。それとも、敢えて恥の上塗り承知での控訴をしようというのだろうか。

著者: 澤藤統一郎

(2023年12月16日)  「野ざらし」といえば柳好である。録音で聴くだけだが、何とも噺のリズムが心地よい。向島で、餌も付けずに釣り糸垂れた八五郎が唱う鼻歌の一つに、「よせば良いのに 舌切り雀さ ちょいとなめたが コラ

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お江戸舟遊び瓦版1010号/「『沖縄 1972 年』孝 返還・復帰・再併合」琉球館 23.7.1 崎浜靖、屋嘉宗彦、大嶺隆、与那嶺一枝 後田多敦編

著者: 中瀬勝義

※ちきゅう座より 以下の記事はPDFの埋め込みですが、その部分が空白のままになって表示される場合があります。お手数ですがブラウザ左上隅の更新ボタンを何回か繰り返して押してみてください。表示されるようになります。 http

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(440)

著者: 本間宗究(本間裕)

大都市の空洞化 「村山節の文明法則史学」では、「800年ごとに東西文明が交代するとともに、その時には、約100年間の移行期間が存在する」と説明されている。そして、この時の注目点は、移行期間を象徴する「民族の大移動」に関し

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「イスラエル国」は生き残れない:「アメリカ=イスラエル同盟」の退場へーー12.8アメリカの国連安保理拒否権行使の歴史的意義

著者: 矢沢国光

 ●12.8アメリカ拒否権行使の意味するもの  12月8日、国連安全保障理事会で、パレスチナ自治区ガザ地区での人道目的の即時停戦を求める決議案が、日本を含む13カ国の賛成にたいして、アメリカが拒否権を行使して、否決された

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