評論・紹介・意見の執筆一覧

Global Head LINES:ガザ紛争についての海外論調(2)――ドイツの公共放送「DWドイツの波」10/15の特集記事から

著者: 野上俊明

 イスラエル軍のガザ侵攻を目前に、中東地域はもちろん世界が緊張状態に入りつつある。侵攻が始まれば、ジェノサイドは避けがたく、かつ紛争の中東全体への波及も懸念される。そうしたなか、中東情勢にとかく疎い我々には、地域情勢の複

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「雨の神宮外苑」(NHKTV2000年制作)について書いた後、知って驚くことばかり(2)~「内閣調査室」のこと

著者: 内野光子

 1952年、内閣官房に「内閣調査室」を立ち上げた時からのメンバー、志垣民郎については、以下の当ブログ過去記事でも紹介した。志垣が、最晩年に出版した『内閣調査室秘録―戦後思想を動かした男』(志垣民郎著 岸俊光編 文春新書

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「報道離れ」が増えているそうな ―ホントか? 問題はどこだ

著者: 田畑光永

 今週月曜日(16日)、『日本経済新聞』朝刊の「オピニオン」という特集ぺージに驚かされた。英『フィナンシヤル・タイムス』紙の記事が転載されていて、タイトルは「『報道離れ』にデータの力」。本文冒頭に「2017年に報道を避け

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Global Head LINES:ガザ紛争についての海外論調――ドイツの公共放送「DWドイツの波」10/13の特集記事から

著者: 野上俊明

 中東諸国は、石油や天然ガスなどのエネルギーの供給源として、日本のいわば生殺与奪の権を握っているのであるが、しかしヨーロッパと違って、日本人は中東情勢にはとかく疎い。現在のガザ紛争における錯綜した利害関係諸国の相互関係を

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元長崎市議・日本福音ルーテル長崎教会牧師・平和活動家の故・岡正治氏が94年に女性記者に対して性暴力をはたらいていた

著者: ピースフィロソフィー

長崎の民間の平和のための資料館「岡まさはる記念長崎平和資料館」がその名を冠する、元長崎市議・日本福音ルーテル長崎教会牧師・平和活動家の故・岡正治氏が、1994年、自らを取材していた地元放送局の20代前半の女性記者に対し、

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Global Head Lines:ドイツの日刊紙Tageszeitung10/13の中東危機への論評から

著者: 野上俊明

<はじめに>  リベラル派に属するTageszeitung(日刊紙という意味)であるが、10月13日の紙面のトップを飾っているのは、オンライン版のニュース担当責任者であるアリアーヌ・レンメ氏の筆になる「イスラエルへの攻撃

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ジャズの歴史上もっとも過小評価されている音楽家の一人と言われる福居良さん

著者: グローガー理恵

  英語の表現で ” It talks to me.“ という便利な言い回しがある。 この表現は、芸術作品を鑑賞したときなどに、自分にアピールする作品に出会した際に使える効果的な表現ではないかと、私は思っている

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統一教会の「解散命令請求批判の声明」に反論する

著者: 澤藤統一郎

(2023年10月12日)  本日、文部科学省は、宗教法人審議会の了承も得て、統一教会に対する解散命令請求の方針を正式に発表した。世論に押されてのこととはいえ、その本気度が感じられる。遅きに失した感はあるものの、政権の決

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(431)

著者: 本間宗究(本間裕)

人的資本経営の問題点 大手企業に対し、2023年3月決算から「人的資本の情報開示義務」が課されたことにより、現在、金融市場で「人的資本経営」という言葉が注目され始めたようだが、この点には、大きな注意が必要だと感じている。

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セルビア大統領ヴゥチチの国連総会演説(平和は禁句となった)――ハレとケ、ケガレとハレバレ――

著者: 岩田昌征

 9月24日、矢沢国光氏の主宰する世界資本主義フォーラムの企画電子会議で、指導的なアメリカ研究者が「大国小国の対等性が保証されている国連の精神・理念を大切にすべきだ。」と突然のように語り出した。私=岩田が「日本人の思想的

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青山森人の東チモールだより…中国を惹き寄せる東チモール

著者: 青山 森人

シャナナ首相、中国への想いを実行に 前号の「東チモールだより」では東チモールにおけるアメリカ軍の存在について述べました。バウカウの飛行場を〝いじったり〟、人道支援を名目にしてオスプレイを飛行させたり、毎年の軍事演習を定着

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砂にもどった中国人? ―論議を呼んだアジア大会でのバスケの敗北

著者: 田畑光永

 スポーツの秋、たけなわである。と言っても、当方、自分の四肢が不自由になるのに比例してスポーツのニュースは視界から遠ざかり、どこでどんな大会が開かれようと、ほとんど関心が向かないのだが、インターネットを徘徊していて、おも

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ドイツ紙Tageszeitungが、アイヌ人歌手を紹介!

著者: 野上俊明

<まえおき>  日本のマスメディアでもなかなか取り上げられることのない、アイヌ文化。ドイツのメディアが、安東ウメ子というアイヌ歌謡の優れた歌い手を丁寧に紹介していることに驚いた。民族としての誇りを維持するために不可欠なの

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SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】549 気合が入った今年の脱植民地化委員会!

著者: 平田伊都子

今年の<第4委員会>はすごく気合が入ってます! 通称、<第4委員会>は、正式に<国連総会の特別政治問題と脱植民地化を担当する第4委員会>と言います。 要は、地球上から<植民地>を無くそうとする国連の委員会です。 1960

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岸田政権による憲法改悪を阻止するために総決起しよう 九条の会が東京で集会

著者: 岩垂 弘

 10月5日の夜、東京・中野で、「今こそ『戦争ではなく、平和を』の声を!」「大軍拡反対! 憲法改悪を止めよう」を掲げた集会があった。護憲団体の「九条の会」が主催し、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動委員会と、安保法制

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(430)

著者: 本間宗究(本間裕)

BRICS新通貨の実現可能性 現在、海外の金融市場では、「BRICS諸国による、金(ゴールド)を裏付けとした新通貨の実現可能性」が、さかんに議論されているが、ほとんどの意見は、「貨幣の歴史」を無視した「暴論」とも言える内

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