評論・紹介・意見の執筆一覧

青山森人の東チモールだより 第257号(2014年2月2日)

著者: 青山森人

<予期できないからこその楽しみ> まだ雨が少なめの東チモール  1月末、インドネシアのテレビニュースには、ジャカルタでの大雨による被害の様子が報道されていました。インドネシア近海の温度が高いことで、偏西風の蛇行を引き起こ

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「沈んだコスト」――破綻したプロジェクトにこだわる愚

著者: 池田龍夫

私企業では、新しいプロジェクトに膨大な資金を投入する際、入念に将来見通しを検討したうえで、新分野に挑戦している。ところが政府には、巨額の資金を投じ、失敗したプロジェクトが目立っている。   巨額資金投じた「核燃料サイクル

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NHK会長発言は日本の恥だ ―BBC報道が示すもの

著者: 坂井定雄

籾井NHK新会長が旧日本軍の従軍慰安婦について「戦争をしているどこの国にもあった」と発言し、ドイツ、フランスの名前をあげ、しかもペロッと否定してみせた、籾井氏とNHKの恥だけではない。安倍首相に媚びて籾井氏を選んだ経営委

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青山森人の東チモールだより 第256号(2014年1月27日)

著者: 青山森人

<首筋がひんやりとしてきたか、疑惑の大臣> 道路工事は大雨が降る前に  いま東チモールは雨季の真っただ中です。一桁台の南緯ですが南半球に位置する東チモールはいま日本でいう夏に相当し、少し陽が長くなっています。午後7時にな

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NHK籾井会長の解任を求める要望書を提出:視聴者コミュニティ

著者: 醍醐聰

 さる25日、NHK会長の籾井勝人氏は就任記者会見で「従軍慰安婦」はどこでもあったこと、補償せよとなぜ蒸し返すのか」、「領土問題で政府が右ということを左とは言えない」、「特定秘密法は決まったこと、ああだこうだいってもしょ

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民主主義のためには、「専門家の話は聞くが、必ずしも専門家には任せられない」のでは?

著者: 藤澤豊

科学技術の進歩が地球規模で社会のありようを変え、距離を超えて人と人とのつながりを緊密にした。地球が小さくなっただけでなく、あらゆる点で便利になった。科学技術の進歩とそれを基にした産業発展の賜物だとつくづく思う。その進歩も

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カナダ・ケベックのフランス語新聞における中国領事の安倍首相靖国参拝批判と日本総領事の反論

著者: 「ピースフィロソフィ―」

1月13日のLa Presse (モントリオールの仏語新聞)に、在モントリオール中国の総領事が書いた安倍首相の靖国参拝に抗議する文が掲載された。 長谷川澄さんによる日本語訳を下記に紹介する。 気に障る訪問 日本の首相、戦

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企業買収の果てに―すべてを失いかねない危険性があるのではないか?

著者: 藤澤 豊

広い視点でみれば機械設備を制御する製品やシステムを提供する業界で三十年以上禄を食んできた。転職しても市場開拓が本職で企業買収に関わるなどと考えたこともなかったのが、日本の会社で事業展開を加速するために海外企業の買収を立案

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RTアメリカ局で沖縄の基地被害と普天間基地移設問題が取り上げられる-ピーター・カズニック「沖縄の人々を支持するのが私たちの責任です」

著者: 「ピースフィロソフィ―」

米国での外国TV局としては2位の人気を誇るRT(ロシア・トゥデイ)アメリカのアンカーウーマン、アビー・マーティンは、「国防省の推測では米国は153か国に900以上の基地を持っている。それは条約よるものや戦争の結果としての

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青山森人の東チモールだより 第255号(2014年1月17日)

著者: 青山森人

<シャナナ的気質からタウル的気質へ、> 更なる新局面を迎える東チモール  去年2013年は東チモールにとって新しい局面の幕開けとなる一年でした。国連組織が去り国際治安部隊が展開されない局面を1月1日から迎えたからです。国

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能力とやる気―企業組織のマネージメント層にいる人達こそ反省すべきでは?

著者: 藤澤 豊

“能力”と“やる気”という二つの特質から人を四つのカテゴリに分けて、どの人材の方がいいという話しを知り合いから聞いた。四つのカテゴリ?ちょっと乱暴な話しだが、どのみち巷の話題の一つ、なるほどそう言われてみれば、そうかもし

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堤清二の「市民の国家」論とは -堤清二の「市民の国家」論とは 政官財界は「没落」を回避できるのか-

著者: 安原和雄

 政官財界の内側にいて批判精神を失わないユニークな経営者として知られていた堤清二氏が亡くなった。若手経営者の頃から望ましい国家の姿として「市民の国家」論を唱え、それに耳を貸さない現状のままでは「産業界は没落の一途」を辿る

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軍人大統領が強権を握るナセル時代の再現へ ―エジプト憲法国民投票、成立確実―

著者: 坂井定雄

 エジプトの新国家像を決める新憲法の国民投票が14,15日行われた。昨年7月のクーデターで打倒されたモルシ大統領政権のムスリム同胞団は投票をボイコットし、軍と暫定政権、メディアあげての投票呼びかけのキャンペーンが展開され

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中国は「社会主義をめざす国」なのか――共産党の大会決議案を読んで

著者: 阿部治平

――八ヶ岳山麓から(89)―― 日本共産党の「第26回大会決議案」を読んだ。 小学校以来の友人と、日本はこんなに反動的になって、国粋主義がはびこって、これからどうなる?という議論をしたあと、彼が「これを読め」といった。読

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みなぎる怒り、危惧、緊張感―今年の年賀状から

著者: 坂井定雄

ことしも200通近い年賀状をいただいた。例年通りの新春を喜ぶ言葉と、数行の近況を書いてくださっているだけのものも多いが、安倍政権の軍国主義国家への復活政策強行への怒り、危惧がほとばしるような賀状も少なくなかった。 友人た

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