暴論珍説メモ(126) 先週の7月27日は朝鮮戦争休戦協定が調印されてから60周年にあたった。今年に入ってから、この日のことをいったい何度、われわれは北朝鮮から聞かされてきたことか。この日に向かって、北朝鮮は
本文を読む評論・紹介・意見の執筆一覧
セルビアのNATO加盟反対論
著者: 岩田昌征『ポリティカ』(ベオグラード、2013年7月21日)に「私達は『民族主義者』であると非難される」なる記事があった。かの有名な旧ユーゴスラヴィアの反チトー主義者の異論家ミロヴァン・ジラスの息子、社会学者アレクサ・ジラスへの
本文を読む本間宗究の「ちきゅうブッタ斬り」(47)
著者: 本間宗究イタリア政府のデリバティブ 6月26日付の「英紙フィナンシャル・タイムズ」の報道によると、「イタリア政府が、1990年代後半に金融機関と結んだ国債取引などのデリバティブ(金融派生商品)契約に絡み、80億ユーロ(約1兆20
本文を読むコピーされて得るもの
著者: 藤澤 豊個別民間企業のレベルに留まらず、国家政策として先進工業国の技術を盗用してコピーを作り続けている国がある。あたかもその国独特のこととして非難されているが、コピー製品製造は、今に始まったことでもなければ、その国に限ったことで
本文を読む世界の懸念材料となった「中国リスク」とは何か
著者: 岡田幹治月例世界経済管見 8 ◆年3割も伸びた投資 国際通貨基金(IMF)のブランシャール調査局長は7月9日の記者会見で、世界経済の「新たな懸念材料」の筆頭に「中国の金融システム不安と成長の鈍化」を挙げた。ちなみに第2の懸念は「
本文を読む本間宗究の「ちきゅうブッタ斬り」(46)
著者: 本間宗究借金まみれの経済成長 6月23日に、「BIS」という「中央銀行を統括する銀行」が衝撃的なレポートを発表したが、その題名は「先送りされた時間の有効活用」というものであり、内容としては、9ページにわたり、「2007年以降
本文を読む治安部隊が同胞団を大規模虐殺―最悪の事態に
著者: 坂井定雄―クーデター後のエジプト(3)― ▽ナセル政権以来の弾圧 軍に拘束されたままのモルシ大統領の解放と復権を求め、カイロ郊外ナセルシティで座り込みを続けているムスリム同胞団中心のモルシ支持派を27日未明、内務省所属の治安
本文を読む内外製薬資本の利権漁りの場と化すTPP参加国交渉
著者: 醍醐聡経済的弱者の命綱を奪う米国の新薬特許延長の要求 今朝の「読売新聞」面に、「新薬特許、米が延長要求」という見出しの記事が載っている。それによると、今月日までマレーシアで開かれた参加国交渉会合の「交渉の中で、世界的な製薬会社
本文を読む傲慢と愚鈍
著者: 大野 和美猪瀬都知事の傲慢で愚かな発言などは吹き飛んでしまうとんでもない考えが日本を代表?する人物からしょっちゅう発せられている。侵略の定義は歴史家に委ねるとかゆう言辞だ。問われているのは言葉の定義ではない。実際に日本帝国主義によ
本文を読むTPPからの脱退も辞さずを公約を掲げて当選した国会議員は政府に情報公開を求める責務がある~例外扱いがどうなっているかを監視するために~
著者: 醍醐聡2013年7月24日 TPP交渉への日本の正式参加の日に合わせた抗議のリレートーク 昨日7月23日、日本はマレーシアで開催されているTPP交渉に正式に参加した。これに対し、抗議の意思を示そうと、「国民の食糧と健康を守る
本文を読むオバマ米大統領、沈痛な思い
著者: 池田龍夫米国南部フロリダ州で17歳の黒人少年トレイボン・マーチン君射殺事件をめぐる裁判で米フロリダ州第18巡回裁判所陪審員は7月13日、ヒスパニック系白人ジョージ・ジマーマン被告(29歳)に無罪判決を下した。無罪の根拠は正当防衛
本文を読む7.21の参院選挙結果に一喜一憂している暇はない―歯車の狂った日本
著者: 合澤清猛暑の中の選挙となった2013年の参議院議員選挙は、大手マスメディアの読み通りに、自民党・公明党の連立与党の圧勝に終わった。僕には、このメディアの読みがあまりにも的中し過ぎていたこと、しかもかなり早い時期から「連立与党圧
本文を読むテント広場裁判とハーグ旧ユーゴ戦犯法廷
著者: 岩田昌征『朝日新聞』(7月23日、14版、37面)、経産省前テント広場裁判で「国が被告間違え証拠提出か」の記事に国が提出した証拠写真3枚のいずれにおいても被告の一人が別人だった、とある。 早速「ちきゅう座」を開いてみると、「時代
本文を読む安倍総理!「尖閣は日本領」は偶然の結果なのですぞ
著者: 田畑光永暴論珍説メモ(125) 米中首脳会談でのやり取りは? 尖閣諸島(中国名:釣魚島)をめぐる対立は話し合いへのめども立たず、依然として睨み合いが続いている。最近の動きで注目されるのは、いささか旧聞になってしまったが、6
本文を読む猛暑のラマダンに続く抗議デモ、同胞団弾圧への国際的非難
著者: 坂井定雄―クーデター後のエジプト(2)― イスラム教徒の聖なるラマダン(断食月)に入った。カイロの郊外都市ナセル・シティでは、7月3日のクーデター(武力による権力奪取)に抗議し、軍が拘束したままのモルシ大統領とムスリム同胞団幹部
本文を読むツイッター、フェイスブックへの安易な依存は危険
著者: 池田龍夫ツイッターやフェイスブック利用が増えている。野放図な発信を心配していたところ、毎日新聞7月15日付朝刊3面コラム(「風知草」)の指摘に共感した。 「あまちゃん国家」との見出しも秀逸。「ツイッターもフェイスブックも、米国の
本文を読む平和行進に参加して――このままでいいのかな?
著者: 阿部治平―八ヶ岳山麓から(74)― 7月9日、「2013原水爆禁止国民平和大行進―原村コース」に参加した。「核兵器廃絶をめざし――あなたの一歩が大切です、ぜひご参加ください」という呼びかけに応えたつもりである。 私は集合時間の
本文を読む科学史・技術史の研究者有志が「改憲反対」声明 -世界平和アピール七人委のアピールに呼応して-
著者: 岩垂 弘科学史・技術史の研究者の集まりである「日本科学史学会」の会員有志12人が7月9日、「日本国憲法の基本理念を否定する改定に反対する」と題する声明を発表した。6月28日に発表された「世界平和アピール七人委員会」のアピール「
本文を読む著作権強化で「青空文庫」がピンチに~私たちの身辺に及ぶTPP交渉の行方
著者: 醍醐聡2013年7月13日 以下は、2013年7月12日付の「全国農業新聞」の<農声>欄に掲載された筆者の小論である。同紙の編集部の了解を得たので、このブログに転載する。 ————
本文を読む2013ドイツ旅日誌(その3)
著者: 合澤清1.エジプトの混乱を憂う このところドイツの新聞、ラジオ、週刊誌は、こぞってエジプトの記事であふれている。これらの記事から推測するに、対立は非常に複雑な様相を呈してきているようだ。なかなか我々外国人の、それも素人の目では
本文を読む大学教員作業チーム:第3次のTPPの影響試算を実施中
著者: 醍醐聡2013年7月11日 4月以降、大学教員4人(静岡大学名誉教授/土居英二さん、島根大学准教授/関耕平さん、桜美林大学専任講師/三好ゆうさん)でTPPの影響試算に取り組み、これまでに、第1次、第2次の試算結果をまとめ、記
本文を読む地雷原に足を踏み入れる安倍政権 -歴史教科書への干渉の動き-
著者: 小川 洋権力を維持するには「記憶と歴史」を支配しなければならない。小は創業者一族の支配する企業から大は国家まで共通する真理である。近いところでは、北朝鮮が金日成の建軍・建国の神話を作り、とりあえず3代目の継承までは成功している。
本文を読む7.8原発の再稼働を許さない全国集会報告
著者: 田中一郎7月8日,北電,関電,四電,九電の各社は,多くの市民が反対・抗議する中で,5原発・10基の原発再稼働の申請書を原子力「寄生」委員会に提出いたしました(東京電力は柏崎刈羽原発の申請を見送り)。他方では,原発再稼働に反対する
本文を読むFRB議長発言で激しく動揺した世界の金融市場
著者: 岡田幹治月例世界経済管見 7 5月下旬に始まった世界の金融市場の動揺が、6月下旬に一段と激しくなった。米国で国債が売られて長期金利が急騰、株安・ドル高が進んで、影響が世界の市場に及び、とりわけ新興国で通貨と株価が急落した。先進
本文を読む関税が撤廃されると10ha以上の大規模稲作農家も農業純所得は赤字になる
著者: 醍醐聡関税が撤廃されると10ha以上の大規模農家も農業純所得は赤字になる ~TPPが稲作農家に及ぼす影響を規模別に試算すると~ 一つ前の記事で書いたように、昨日(7月5日)、私を含む4名の大学教員で作った「大学教員・TPP影響
本文を読む日野秀逸フォーラム代表らと井上明久東北大学前総長との名誉毀損裁判が結審しました
著者: 大村泉判決公判は仙台地方裁判所で、本年(2013年)8月29日(木曜日)13時10分から開催されます。多数の皆様の傍聴を希望します。 2010年6月25日に始まった日野秀逸フォーラム代表らと井上明久東北大学前総長との名誉毀損裁
本文を読む最良と最悪のシナリオ=クーデター後のエジプト
著者: 坂井定雄民主的選挙で選ばれたモルシ政権を打倒した(3日)エジプト軍のクーデター後初の金曜日の5日、カイロはじめエジプト全土で、100万人を超えるモルシ支持派が、クーデターに抗議し、大統領の復権を要求して大規模なデモを行った。各
本文を読む沖縄から見た橋下発言(下)-沖縄から(5) -戦争への無知さらけ出す-
著者: 山根安昇橋下氏の「慰安婦」「風俗活用」発言について、差別意識の欠落を指摘したが、もう一つ重要な問題点は、「戦争と人間」の関係についての視点の欠落である。ほとんど問題意識を持っていない。軍隊にとって慰安婦は必要だと“軍隊と性”の
本文を読む沖縄から見た橋下発言(上)-沖縄から(4) -根底に無意識の差別意識-
著者: 山根安昇日本維新の会共同代表・橋下徹大阪市長の「慰安婦発言」や「風俗活用発言」が国内外に大きいな波紋を巻き起こしている。なぜそうなったのか、発言の一方の当事者にされた沖縄からその問題点に触れてみたい。 そもそもこの発言は「軍
本文を読む2013ドイツ旅日誌(その2)
著者: 合澤清1.身体を動かすことの好きなドイツ人-環境が大切だ! 相変わらずの寒い日が続いている。時折陽は射すが、セーターや長袖シャツは手放せない。 26日に友人のユルゲンと待ち合わせのSzuelten Buergerに出かけた折、
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