下記は本日付の『日刊アグリリサーチ』に掲載された米の生産調整廃止に関する記 事である。いよいよ対米隷属の市場原理主義政権=安倍晋三・自民党は,これまでの 「米だけは」(何とかいたしましょう)政策を捨てて,「米さえも」(守
本文を読む評論・紹介・意見の執筆一覧
ストレスと成長
著者: 藤澤 豊貴族という言葉は使いたくないのだが、いい言葉が思い浮かばない。仕方なく下記では便宜的に“貴族”という言葉を使っている。ここでいう貴族は一般的に言われている貴族とはちょっと違う。ここでの貴族は社会なり組織なりを背負って立つ
本文を読む山本太郎参議院議員は、不敬罪を犯したのか
著者: とら猫イーチ秋の園遊会にて、山本太郎参議院議員が、天皇陛下に充てた手紙を差し出した行為が物議を醸しています。 曰く、天皇の政治利用を図るもの、或いは、直訴は昔から重罰だから議員辞職せよ、と賑やかなことです。 では、天皇陛下に手紙を差
本文を読む自由と民主主義
著者: 松元保昭民衆のマグマに押されたエジプトの軍事クーデター直後に書かれた、シャーマイン・ナル ワーニ氏(オックスフォード大学・アントニィ・カレッジの中東研究者)の一文を、拙訳ですが紹介させていただきます。 女性の視点から、アラブ民衆
本文を読む本間宗究の「ちきゅうブッタ斬り」(52)
著者: 本間宗究二度目の東京オリンピック 9月8日に、「2020年の東京オリンピック」の開催が決定された。そして、日本中が「歓喜の渦」に包まれているようだが、確かに、「7年後の日本」を考えながら「震災からの復興」、そして、「新たな日本の
本文を読む山本太郎さんへの「手紙」(反天皇制運動連絡会)
著者: 新 孝一山本太郎さんへの「手紙」──私たちの見解 2013年11月6日 反天皇制運動連絡会 10月31日、秋の園遊会で、山本太郎参議院議員が天皇に「手紙」を渡したことが、多くの議論を呼んでいます。田中正造の「直訴」になぞらえて評
本文を読むシ リアの人道危機:「西側はシリアに戦争賠償を支払うべき」ミシェル・チョスドフスキィのインタビュー
著者: 松元保昭オ バマ政権は、G8に向けて「反体制」反乱軍への援助を強化すると発表しましたが、その5日前のTVニュース番組の中で、グローバル・リ サーチ・センターの 設立者、ミシェル・チョスドフスキィ氏がインタビューに答えました。「ア
本文を読むジャーマンシェパード
著者: 藤澤 豊生産コストの低減や市場開拓を目的として、経済的か技術的にか自分たちより遅れていると考えている国に工場なり事務所なりを開設する。順調に行けばお互いハッピーでいいのだが、進出側の自分たちの方が進んでいるという優越感が何時まで
本文を読む戦時下の女性の過酷な労働実態を明らかに 『武蔵野市女性史 あのころ そのとき―国策に絡め捕られて―』
著者: 岩垂 弘戦争における最大の犠牲者は前線に送られた兵士たちだが、“銃後”の女性たちもまた戦争遂行という国策によって動員された犠牲者だった――第二次世界大戦下の女子労働者の実態を明らかにした冊子『武蔵野市女性史 あのころ そのとき
本文を読むねつ造 されたシリアの宗派間戦争
著者: 松元保昭シリアの「宗派間 戦争」について、社会活動家のシェーマス・ クック氏の声を、拙訳ですが紹介させていただきます。カルタルッチ紹介後の続報です。(2013年6月11日記) ※【訳者注】著者 の引用文は【 】で括っています。ま
本文を読むみのもんたと天野祐吉 ―「混ぜっ返し」と「小判鮫」―
著者: 半澤健市《やっぱり「一億総白痴化」》 みのもんたの報道風番組退場と天野祐吉の死亡報道の感想を書く。 みのに関する報道は息子との関係への批判以外のものは何もなかった。私が知りたかったのは、みのもんたは「ジャーナリスト」として何を
本文を読む(メール転送です) 文部科学省パブコメ 「今後の地方教育行政の在り方について(審議経過報告)」に関する意見募集
著者: 田中一郎みなさま 教育委員会が確かに形骸化しているところは多いのですが、 だからと言って、首長の支配下に置くことはとんでもない ことです。それはどうなるのか、大阪市の教育行政をみれば 一目瞭然です。教育委員会制度をどういう経過で
本文を読むシリアのテロリストにたいする西側援助は終わりの時だ
著者: 松元保昭シリア紛争は混迷の一途をたどり、 すでに何万人もの死者、二百万人を超える国外避難民を生み出している一方で、反アサドに収れんする報道の偏りにあふれています。紛争開始 前から、安易な人道懸念ではなく米国、イスラエルの関与に着
本文を読むはてしない物語のふたつの読み方――ファンタージエンの友達
著者: 木村洋平はてしない物語には、ふたつの読み方があると思う。焦点は後半だ。ここは文学的で、思想的になっているが、奥底には平明なものがあると思う。それをどう読むか。 『はてしない物語』はミヒャエル・エンデの作品で、児童文学として日本で
本文を読む特定秘密保護法案と国家の超権力化
著者: 三上 治季節おくれの台風のもたらす雨が欝屈した気分にしているが、さらにもう一つ政治的に欝屈した気持ちにさせられそうな法案が上程されようとしている。10月25日に閣議決定した特定秘密保護法案である。 この法案の是非についてはメディ
本文を読む「忍耐と我慢」は今も続いている -21世紀版映画「おしん」を観て-
著者: 安原和雄最近(2013年10月下旬)、21世紀版映画「おしん」を観る機会があった。どこにこれほどの涙が隠れていたのかと思えるほど涙が止まらなかった。私にとって30年前の連続テレビドラマ「おしん」物語には断ちがたい想い出がある。「
本文を読む国連は11月29日を祝うことなどできない
著者: 松元保昭国連は11月29日を祝うことなどできない パレスチナの「国家」格上げ決議が国連総会で採択されました。採決のきのうは、恒常的な「イスラエル/パレスチナ問題」の発端となった1947年 11月 29日の国連分割決議から65年目
本文を読む記憶障害とともに生きること
著者: 鎌倉矩子人はたいてい、還暦に近づく頃から、“記憶”ということに無関心でいられなくなる。言おうとした人物の名や物の名が出てこない、物のありかを忘れて探し回る、「あれ、何をしようとしていたんだっけ」と自分の用事を忘れかける、といった
本文を読む腐敗する絶対権力を乗り越えて
著者: 藤澤 豊「権力は腐敗しやすく、絶対的な権力は絶対に腐敗する」。原文、“Power tends to corrupt, and absolute power corrupts absolutely.”は十九世紀のイギリスの思想家ア
本文を読む消えた司令官
著者: 松元保昭イスラエルは国家創設のときから暗殺と軍事侵略、民族浄化を許されてきた数少ない国家のひとつです。 今回のガザ虐殺侵攻もハマース幹部ジャバーリ氏の暗殺から始められました。 「アハマド・ジャバーリは、暗殺される数時間前、イスラ
本文を読むシオニズムの非神話化
著者: 松元保昭この論考は2009年のものですが、下敷きとなっているヤコブ・ラブキン氏(カナダ、モントリオール大学)の主著【「Au nom de la Torah: Une histoire de l’opposition juive
本文を読む残してほしい東日本大震災の遺構 -対照的だった被爆都市・広島と長崎の対応-
著者: 岩垂 弘東日本大震災による被害を伝える遺構の撤去が進んでいる、とのニュースに接するたびに、私は「見るのがつらい、という地元の人たちの気持ちは痛いほど分かるが、大震災の被害を永く、具体的に後世に伝え得る、かけがえのないモニュメン
本文を読む懲りずに4度目のピョンヤン管見記(2) -直接君主制?を味わってみると-
著者: 田畑光永前回の(1)ではは去年から今年にかけて北朝鮮が実施した経済面でのいくつかの新政策を紹介した。農村では昨年6月から「分組管理令」を徹底する措置が取られ、農作業を請け負う基本単位を農民3人から5人という小規模にして、メンバ
本文を読む街頭募金
著者: 藤澤 豊もう、何年も前のことだが、京都駅北口をでたところ(烏丸中央口)で、見たところ真面目な大学生らしき集団が街頭募金をしていた。総勢二十人以上がいくつかのグループに分かれて、先を急ぐ人や観光客に向かって声を張り上げていた。よく
本文を読む【映画を読む】クロワッサンで朝食を
著者: 木村洋平フランス映画「クロワッサンで朝食を」を観て来た。シンプルだけれど、深みのある映画だ。この映画を「読解」してみよう。※ 以下では、ストーリーの詳細から結末まで触れるので、こ れから観にゆかれる方は読まないことをおすすめしま
本文を読む偽ビール
著者: 藤澤 豊日本には出張で何度も来ていたので、駐在になっても大きな戸惑いはなかった。それでも出張で一週間やそこらホテルに泊まって帰るのと住んでいるのとでは、遭遇することにも見えてくるものにも違いがある。その一つにビールもどきがある。
本文を読むタイタニック号上のノーベル経済学 ―政治経済学は何処へいったのか―
著者: 半澤健市盛田常夫氏の『アベノミックスは「天動説」』(ちきゅう座編集部注:https://chikyuza.net/archives/39526)に触発されて感想を書く。 難解な部分もあったが盛田考察は「現代経済学は本質追究を放
本文を読む一握りのはみ出し者から
著者: 藤澤 豊なかには幾ら掘り起こしてもなにもでてこないところもあるが、幸い、そこまで枯れ切ったところはそれほど多くない。どこでも三、四ヶ月もあれやこれやと話をしながら作業にとりかかれば、なんだかんだで必要とする人材らしき人達が見えて
本文を読む自分は騙せない
著者: 藤澤 豊機械の修理で米国北東部の町工場に出張していた。気のいい保全担当者が手伝ってくれた。よく気の回る人で、こっちがしようとしていることを察して、そんな工具もあったのかと驚く、あったら便利という工具類まで持ってきてくれた。一日中
本文を読む尖閣問題―中国の方針変更に日本は応えるべし
著者: 田畑光永暴論珍説メモ(127) このところ日中関係はかなりの程度に落ち着きを取り戻してきた。中国の国家旅遊局が10月8日に発表した数字では、1日の国慶節に続く「黄金週」に日本へ出かけた中国人観光客は3万8600人、昨年同時期の
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