評論・紹介・意見の執筆一覧

「出し物」はつきた、サアどうする3代目―北朝鮮、漂流の行方は?

著者: 田畑光永

暴論珍説メモ(126)       先週の7月27日は朝鮮戦争休戦協定が調印されてから60周年にあたった。今年に入ってから、この日のことをいったい何度、われわれは北朝鮮から聞かされてきたことか。この日に向かって、北朝鮮は

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世界の懸念材料となった「中国リスク」とは何か

著者: 岡田幹治

月例世界経済管見 8 ◆年3割も伸びた投資 国際通貨基金(IMF)のブランシャール調査局長は7月9日の記者会見で、世界経済の「新たな懸念材料」の筆頭に「中国の金融システム不安と成長の鈍化」を挙げた。ちなみに第2の懸念は「

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TPPからの脱退も辞さずを公約を掲げて当選した国会議員は政府に情報公開を求める責務がある~例外扱いがどうなっているかを監視するために~

著者: 醍醐聡

2013年7月24日  TPP交渉への日本の正式参加の日に合わせた抗議のリレートーク 昨日7月23日、日本はマレーシアで開催されているTPP交渉に正式に参加した。これに対し、抗議の意思を示そうと、「国民の食糧と健康を守る

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7.21の参院選挙結果に一喜一憂している暇はない―歯車の狂った日本

著者: 合澤清

猛暑の中の選挙となった2013年の参議院議員選挙は、大手マスメディアの読み通りに、自民党・公明党の連立与党の圧勝に終わった。僕には、このメディアの読みがあまりにも的中し過ぎていたこと、しかもかなり早い時期から「連立与党圧

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猛暑のラマダンに続く抗議デモ、同胞団弾圧への国際的非難

著者: 坂井定雄

―クーデター後のエジプト(2)― イスラム教徒の聖なるラマダン(断食月)に入った。カイロの郊外都市ナセル・シティでは、7月3日のクーデター(武力による権力奪取)に抗議し、軍が拘束したままのモルシ大統領とムスリム同胞団幹部

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科学史・技術史の研究者有志が「改憲反対」声明 -世界平和アピール七人委のアピールに呼応して-

著者: 岩垂 弘

 科学史・技術史の研究者の集まりである「日本科学史学会」の会員有志12人が7月9日、「日本国憲法の基本理念を否定する改定に反対する」と題する声明を発表した。6月28日に発表された「世界平和アピール七人委員会」のアピール「

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地雷原に足を踏み入れる安倍政権  -歴史教科書への干渉の動き-

著者: 小川 洋

権力を維持するには「記憶と歴史」を支配しなければならない。小は創業者一族の支配する企業から大は国家まで共通する真理である。近いところでは、北朝鮮が金日成の建軍・建国の神話を作り、とりあえず3代目の継承までは成功している。

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FRB議長発言で激しく動揺した世界の金融市場

著者: 岡田幹治

月例世界経済管見 7  5月下旬に始まった世界の金融市場の動揺が、6月下旬に一段と激しくなった。米国で国債が売られて長期金利が急騰、株安・ドル高が進んで、影響が世界の市場に及び、とりわけ新興国で通貨と株価が急落した。先進

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関税が撤廃されると10ha以上の大規模稲作農家も農業純所得は赤字になる

著者: 醍醐聡

関税が撤廃されると10ha以上の大規模農家も農業純所得は赤字になる ~TPPが稲作農家に及ぼす影響を規模別に試算すると~ 一つ前の記事で書いたように、昨日(7月5日)、私を含む4名の大学教員で作った「大学教員・TPP影響

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日野秀逸フォーラム代表らと井上明久東北大学前総長との名誉毀損裁判が結審しました

著者: 大村泉

判決公判は仙台地方裁判所で、本年(2013年)8月29日(木曜日)13時10分から開催されます。多数の皆様の傍聴を希望します。 2010年6月25日に始まった日野秀逸フォーラム代表らと井上明久東北大学前総長との名誉毀損裁

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最良と最悪のシナリオ=クーデター後のエジプト

著者: 坂井定雄

 民主的選挙で選ばれたモルシ政権を打倒した(3日)エジプト軍のクーデター後初の金曜日の5日、カイロはじめエジプト全土で、100万人を超えるモルシ支持派が、クーデターに抗議し、大統領の復権を要求して大規模なデモを行った。各

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沖縄から見た橋下発言(下)-沖縄から(5) -戦争への無知さらけ出す-

著者: 山根安昇

 橋下氏の「慰安婦」「風俗活用」発言について、差別意識の欠落を指摘したが、もう一つ重要な問題点は、「戦争と人間」の関係についての視点の欠落である。ほとんど問題意識を持っていない。軍隊にとって慰安婦は必要だと“軍隊と性”の

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沖縄から見た橋下発言(上)-沖縄から(4) -根底に無意識の差別意識-

著者: 山根安昇

 日本維新の会共同代表・橋下徹大阪市長の「慰安婦発言」や「風俗活用発言」が国内外に大きいな波紋を巻き起こしている。なぜそうなったのか、発言の一方の当事者にされた沖縄からその問題点に触れてみたい。  そもそもこの発言は「軍

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