評論・紹介・意見の執筆一覧

子安宣邦 on Twitter 10月12日〜11月2日…歎異抄の近代」、清沢満之、20世紀的国家主義の亡霊、『日本人は中国をどう語ってきたか』、井上究一郎

著者: 子安宣邦

11月2日 私は無理だと思われるような問題を自分にあてがい、走り出しながら読み、読みながら書き、書きながら問題を再発見し、再構成していく。それはしんどいが、スリルに富んだ作業である。そのようにして国家神道論も、近代の超克

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93蘭嶼(らんゆ)島の放射性廃棄物問題、台湾の“公聴会”にて 【台湾訪問記 その3】

著者: 青山森人

低レベル放射性廃棄物が高線量地点の原因か 台湾環境保護連盟(TEPU)の活動家たちと一緒にわたしが「核一」敷地内に建設中の使用済み燃料乾式貯蔵施設と「核二」の低レベル放射性廃棄物貯蔵施設を見学した9月29日の前日、立法院

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『縮小社会への道』が訴えること -いのち尊重、脱原発、脱経済成長を-

著者: 安原和雄

経済は常に拡大・発展していくものだと思い込んでいる政・財界人や経済学者たちからみれば、21世紀は経済が縮小していくほかない時代だという問題提起は驚愕に値するかも知れない。しかし考えてみれば人間の一生も同じではないか。成長

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「時間文化集団」から考える「年号」尊重論

著者: 岩田昌征

二昔前ある旧帝大系研究所で研究者総会が開かれた時、議長を務めていたリベラル文化人の所長が「諸氏は世界に開かれる市民社会をとよく言われるが、学内の文書で年号を抵抗なく用いているではないか」と多くのリベラル的・左派的研究者の

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クルーグマンの「財政緊縮狂」批判 ―現代のケインズに学ぶべきものは何か―

著者: 半澤健市

 2008年のノーベル経済学賞受賞者であるアメリカの経済学者ポール・クルーグマンが、「国家債務危機」と「財政緊縮時代」に抗して、現代のケインズらしい論陣を張っている。2012年9月30日の「ニューヨーク・タイムズ」のコラ

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これが[唯一の被爆国]の政府か。メディアか!

著者: 関 千枝子

10月23日の毎日新聞夕刊で見逃せない記事を見た。国連総会第一委員会で、核兵器の非人道性を訴え、核使用を国際法上非合法にする努力をするよう各国に求める声明を、スイス、ノルウエー、タイなど30か国以上が合同で発表したが、日

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賢治作品の魅力は「くり返し」と「二面性」 -川村光夫著『宮沢賢治の劇世界』を読む-

著者: 岩垂 弘

 宮沢賢治ブームである。昭和初期の東北冷害に際し賢治が農民たちに献身的に奉仕したことが、東日本大震災を機に改めて多くの人々の関心を引いているからだろう。それに応えて賢治に関する情報を発信しようと、賢治の出身地の岩手県花巻

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台湾「核一」、使用済み燃料乾式貯蔵施設の建設現場 【台湾訪問記 その2】

著者: 青山森人

台湾でも「中間貯蔵」のごまかし 9月29日11時20分ごろ、われわれを乗せたバスは「核二」の敷地から出て「核一」に向かった。バスはすぐ町のなかに入って、そして11時45分ごろ「核一」の門の前に到着した。「核一」と「核二」

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青山森人の東チモールだより 第222号(2012年10月24日)

著者: 青山森人

チモール海の攻防 孤軍奮闘ではなく、団結を 「共同開発区域」の天然資源開発をめぐる問題について、もう少し話を続けたいと思います。 東チモールの国家経費の90%以上をチモール海からの収入に依存しています。つまり東チモールが

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台湾「核二」の低レベル放射性廃棄物施設 【台湾訪問記 その1】

著者: 青山森人

台湾原発の概観 この9月下旬から10月初旬にかけて台湾を訪問し、反核団体と地元活動家に原発のある町や放射性廃棄物場を案内してもらう機会に恵まれた。 尖閣諸島(台湾名は釣魚台)の領有権をめぐって台湾と日本の巡視艇が放水しあ

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青山森人の東チモールだより 第221号(2012年10月16日)

著者: 青山森人

「なぜ、そんなことをするの」 チモール海に浮かび上がる企業の業 タシマネ計画 シャナナ=グズマン首相は9月12日に国会で第五次立憲政府の政策大綱を発表しました。今年は「ささやかな勝利」として独立(「独立回復」)10周年を

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尖閣に「領有権問題はない」は呪文にすぎない -野田内閣は中国と対座する勇気を持つべし-

著者: 田畑光永

暴論珍説メモ(117) 自民党の安倍総裁は15日、党本部で来日中の米バーンズ国務副長官と会談した際、尖閣諸島問題について、「話し合いの余地はない。尖閣については領土問題はないのだから、われわれは1ミリたりとも譲るつもりは

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福島原発事故と放射線による健康影響についてのWHOの報告書に対してのIPPNWドイツ支部Alex Rosen博士の批判

著者: すみ子リヒトナー

IPPNWドイツ支部のAlex Rosen博士の論文を要約しました。非常に貴重な情報です。 Alex Rosen博士が書かれたこの事実を、多くの人に伝えてください。 福島原発事故と放射線による健康影響についてのWHOの報

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在日米軍は誰のためにあるのか ―パネッタ激励演説から見えてくるもの―

著者: 半澤健市

「日米同盟」に反対する人はほとんどいない。 ならば、「日米同盟」の軍事面の基本は何か。それは「日米安保」である。「日米安保」とは何か。米軍が外敵から日本を守り、その代わりに日本が米軍に基地を提供する。これが「日米同盟」の

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