評論・紹介・意見の執筆一覧

菅『脱原発』?会見と小出さん・安原さんのコメント、そして朝日新聞

著者: 安東次郎

菅首相の『脱原発』発言については、安原さんが記事を書かれているが、書いたのが少し「早かった」ようで、15日の国会で、菅首相、<「脱原発と」社会をめざすと表明したことについて「私自身の考え方」と述べ、政権の方針ではないと説

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「フッコーのまえに、被災地の眼に見えない孤独の群れを視よ!」

著者: 大木 保

(この国では発言の意味や内容、それにともなう責任(主語)の重さということが、なし崩しに不問にされた結果、虚言、放置、矮小化、脈略破綻、解離逃亡などの、分裂症化が明確になっています。) 自然のいとなみは正確なもので、 梅雨

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<ノー・モア・ナガサキ>実現の筋道を示す「難しいことを易しく、易しいことを深く」書いたエッセー集 -書評 土山秀夫著「核廃絶へのメッセージ」-

著者: 伊藤力司

書評 土山秀夫著「核廃絶へのメッセージ」(平和文庫=日本図書センター発売 1000円+税) 著者の土山秀夫さん(86)は長崎原爆の被爆者、医学者(病理学)、元長崎大学学長、国際会議「核兵器廃絶―地球市民集会ナガサキ」を4

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黒澤明の見た関東大震災 ―「黒澤明全作品30作の放映」・補遺2―

著者: 半澤健市

 映画監督黒澤明の原爆・原発観について黒澤論・補遺として書いた(11年4月16日の当ブログ)。関東大震災における黒澤の体験も「補遺2」として書いておきたい。(註) 黒澤明が関東大震災を経験したのは中学2年生の時であった。

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「一枚のハガキ」~菅沼正子さんの映画招待席より~

著者: 醍醐聡

多くの人に読んでほしくて  連れ合いがご近所の友人と発行しているミニコミ誌「すてきなあなたへ」にほぼ毎回、菅沼正子さんの映画招待席が掲載されている。いつも他のスタッフに先んじて原稿が届くと、印刷前に読ませてもらっている。

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再開《再稼働》を急ぐ理由はない  ─ 復興の精神と日本の帰路 ─

著者: 三上 治

7月9日  露地物のトマトやキュウリが美味し季節になった。井戸にほりこんであったトマトやキュウリなどに一塩をふってかぶりつくのが何よりも好きだった。少年期を田舎で過ごした記憶が濃厚だったせいか、露地物のトマトなどは箱ごと

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わたしの脱「テレビ視聴」宣言 -後期高齢者として目と脚を大切に-

著者: 安原和雄

 前回まで6回の記事は脱原発であった。今回は趣向を変えて、わたし自身の脱「テレビ」宣言としたい。告白すればすでに後期高齢者2年生であり、目と脚にかつての健全さは期待できなくなりつつある。だからここで日常の自分の暮らし方、

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薪炭の里から”原発”へ──近藤康男『貧しさからの解放』を読み返す

著者: 大野和興

  「昭和」で言うと20年代、アジア太平洋戦争でドイツやイタリアと組んで侵略国側を演じた日本が負け、民主化の熱気が社会の各層に残っていた時代、農村でも青年や女性が主役の「農村民主化運動」が広がっていた。主役は「家からの解

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東電株主総会は茶番か(2) ―大株主は脱原発提案反対をどう決めたのか―

著者: 半澤健市

 11年6月30日の拙稿「東電株主総会は茶番か」にはアクセス、拍手とも多く読者の関心の大きさを示していると感じた。脱原発の規定を定款に入れよという株主提案に大株主が簡単に賛成するとは初めから思わなかった。しかし逆にこんな

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原発に頼らない安心できる社会へ -城南信用金庫の脱原発宣言は訴える-

著者: 安原和雄

城南信用金庫の脱原発宣言が話題を呼んでいる。「原発に頼らない安心できる社会」の実現を訴えているからだ。市民、住民としては当然の訴えだが、金融機関としては珍しい。 しかも現職理事長が「信用金庫には中小企業や個人客を大切にし

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原発震災の責任を明瞭にさせねばならない ─復興の精神と日本の帰路3─

著者: 三上 治

6月29日  政局をめぐる愚劇と株主総会の茶番劇は日本の政界と経済界のどうしようもなさを僕らに見せつけている。菅首相の退陣と法案成立の取引に内閣人事の絡んだ政争は大震災や原発震災の復旧や復興を後景に退かせ、内閣・議会・政

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雨に濡れての集会とパレードは福島からの脱原発の声を力強く響かせていた

著者: 9条改憲阻止の会

  連帯・共同ニュース第128号 2011年6月30日                        ■ 週末の天気予報は芳しいものではなかったので気にはなってはいたが、これほど雨に濡れた集会やパレードになるとは思わなか

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東電株主総会は茶番か ―脱原発提案否決の意味―

著者: 半澤健市

《89%の反対票の意味するもの》  11年6月28日に一万人に近い本人出席をみた東京電力の株主総会はメディアのトップニュースとなった。出席株主が「この総会は茶番だ」と言ったと報じた。 私の最大の関心は、脱原発を定款に規定

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東日本大震災復興構想会議の提言にみる“一億総懺悔論”

著者: 広原盛明

~関西から(17)~  6月25日に出された復興構想会議の提言全文を読んで、私が真っ先に感じたことは、哲学者や博物館長なども起用しただけあって文体は美文調で飾られているが、趣旨や論調は「敗戦(終戦)直後に出された“一億総

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 法政大学サステイナビリティ研究教育機構  原発・震災問題緊急シンポジウム

著者: 河村 哲二

「震災・原発問題の投げかけている課題と復興への展望:地域再生の視点から」 「百年に一度」のグローバル金融危機・経済危機の影響から脱しきれないまま、史上最大級の東日本大震災と「千年に一度」の大津波被災、深刻化する福島原発危

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協同組合憲章の制定を -進む国際協同組合年に向けた取り組み-

著者: 岩垂 弘

2012年の「国際協同組合年」に向けた日本国内での取り組みが具体化してきた。すでに、協同組合関係者や学者・文化人らが加わる「2012国際協同組合年全国実行委員会」が発足したが、同実行委のイニシアチブで、国際協同組合年を機

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基地沖縄と第九条-「琉球新報」記者の講演をめぐって

著者: 鈴木正

 私も入っている「第9条の会」から琉球新報の記者が来るという知らせが届いたので、九月五日に猛暑のなか出かけた。たしか本誌が以前とりあげたオーバービー博士を呼んだのも今回と同じ「愛大九条の会」との共催だった。全国各地にでき

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