書評:『大地動乱の時代』(石橋克彦著 岩波新書) 長いこと品切れの憂き目に遭っていた本書が、最近重版されたと聞く。大変結構なことだと思う。 今日、我々日本で生活している者にとってこの本ぐらい深刻な問題を投げかけている本は
本文を読む評論・紹介・意見の執筆一覧
菅内閣不信任決議騒動は、企業国家日本の崩壊のはじまり
著者: 広原盛明~関西から(14)~ 私は、この間「私たちは東日本大震災にいかに向き合うか」というテーマでブログを書いてきた。同時に、その視点を「企業国家日本の崩壊のはじまり」にセットしていた。なぜ東日本大震災と企業国家日本の崩壊が結
本文を読む6・11脱原発100万人アクションへ、新宿へ!
著者: 9条改憲阻止の会連帯・共同ニュース第124号 2011年6月6日 ● 6・11脱原発100万人アクションの新宿再結集の概要が決りました。18時新宿アルタ前大街宣アクションです。これは、全国の100万人アクションの東京版であり、また東京
本文を読む安全安心社会と「日本沈没」
著者: 真鍋祐子内閣不信任案が否決された昨日、夜の記者会見で菅直人は次のように述べた。 復旧・復興や原子力事故が一定の収束の段階になるまで、党派を超えて安全で安心な社会づくりに共に参加してほしい。」(日本経済新聞、6月2日夕刊) 「
本文を読む『日本永久占領:さらば、小沢一郎』
著者: 中田安彦アルルの男・ヒロシです。 数日前に私が懸念したとおり、鳩山由紀夫が土壇場で菅内閣信任側に回って、不信任案は圧倒的大差で否決された。鳩山由紀夫が総理を辞任したのが去年の6月2日。奇しくも一年後にまたしても鳩山由紀夫は政
本文を読む孫正義ビジネスの独走だけでよいのか ―参議院行政監視委員会の衝撃―
著者: 半澤健市11年5月23日の参議院行政監視委員会の全容を知って欲しい。 この短文はそのために書いている。4人の参考人が15分づつ発言した。そのあと討議が続いた。3人の参考人の発言に私は衝撃を受けた。小出裕章(京大原子炉実験所助教)
本文を読む今こそ「脱原発」へ正しい判断を -女子中学生の新聞投書は訴える-
著者: 安原和雄「大人は脱原発で正しい判断を」と訴える女子中学生の新聞投書に注目したい。若者たちから大人につきつけられた不信任の声であり、なぜ大人たちは「脱原発」への正しい判断ができないのか、という焦燥感に駆られた心の叫びとも言えるので
本文を読む6・11脱原発100万人アクションへ!
著者: 9条改憲阻止の会連帯・共同ニュース 第122号 ● 脱原発の狼煙がたくさん揚がっている。ささやかな狼煙、大きな狼煙いろいろだ。皆、脱原発を願っている。3・11福島原発事故が、いやが上にも、このような情況を創り出したのだ。脱原発の流れが大
本文を読む中山千夏の「私のための原発メモ」についてのご紹介
著者: ちきゅう座編集部中山千夏さんといえば、多芸多才な方で有名ですが、その中山さんが、故高木仁三郎さんからご教示をえながら、原発問題について考えたものを、この度の福島原発事故以後に再度想起しながらまとめた「メモ」が、今大変な評判になっています
本文を読むガザの封鎖4年ぶりようやく解除・ムバラク後のエジプト、パレスチナ支援に本腰
著者: 伊藤力司エジプト政府は5月28日からパレスチナ自治区ガザとエジプトの国境ラファ検問所を開放、パレスチナ住民の自由通過を認めた。これで2007年以来のガザ封鎖は4年ぶりに解除され、ガザ市民はようやく外部世界への渡航ができるようにな
本文を読むキリスト者内村鑑三の「天譴論」 ―先人は「大事件」をどう考えたのか(4)―
著者: 半澤健市《天の使者が八月三十一日の夕暮に》 少し長いが次の文章を一字一句静かに読んで頂きたい。(▼から▲) ▼日本国の華を鍾(あつ)めたる東京市は滅びた。しかし何が滅びたのである乎。帝国劇場が滅びた。三越呉服店が滅びた。白木屋、
本文を読む『「時間の犯罪」を許せない-恐ろしい量の放射性物質を海に空に放出している実態を知らせたくないため』など― 地震と原発事故情報 その81
著者: たんぽぽ舎1.『「時間の犯罪」を許せない-恐ろしい量の放射性物質を 海に空に放出している実態を知らせたくないため』 2.『5・27原発も再処理もいらない!日比谷野外音楽堂 集会とデモ』報告
本文を読む書評 吉田祐二著『天皇財閥―皇室による経済支配の構造』 最大の財閥・天皇家の海外進出における「経営判断ミス」
著者: 浅川 修史戦前の日本経済は財閥が支配していた。三井、三菱、住友、安田の4大財閥を中心に、古河、川崎、浅野、中島、日産、大倉、野村、日本窒素などの中小財閥があった。財閥は本社(持株会社)の下に傘下の企業がぶら下がる。財閥家族が本社
本文を読む今深く考えることと行動することは同じである
著者: 9条改憲阻止の会■ 東伊豆にミカン狩りに出掛けた。「9条改憲阻止の会」の会員でもある藤井さんの紹介で甘夏を頂きに行ったのである。藤井さん夫婦にも手伝ってもらって50数個の箱詰めができた。これは第八次の救援活動に野菜とともに持参するも
本文を読む怪談めいたことが続く日本の権力の周辺だが
著者: 三上治まだ八月ではないのに怪談めいた話が横行している。震災直後の福島第一原発の危機的事態への対応を巡る政府と東電の奇怪な関係が伝えられている。震災直後の原子炉への海水注入を巡るやり取りである。この件は官邸、議会、東電、原子力安
本文を読む都教委請願「育鵬社・自由社の教科書を採択しないこと」にご署名、ご協力を!
著者: 増田都子各地の教育委員会で2012年度用中学校教科書の採択手続きが始まりました。社会科の2つの「つくる会」系教科書(自由社版と育鵬社版)は、相変わらず、日本国憲法を敵視し、日本の過去の侵略戦争を否定する「歴史偽造」の教科書であり
本文を読む人の役に立つ「利他」こそ、幸せ -知的障害者に学び、生かす企業経営-
著者: 安原和雄人間が生きていくうえで最も大切なことは何か。それはとてもシンプルなこと。人の役に立つこと、すなわち「利他(りた)のこころ」で生きれば、必ず幸せになれる。 ― こういう経営理念を掲げる企業が話題を呼んでいる。社員の約7割を
本文を読む村井知事が指揮する宮城県の震災復興計画には“有事計画”のキナ臭さがつきまとう(2)
著者: 広原盛明~関西から(13)~ 宮城県の震災復興計画の策定プロセスにおいて私がもうひとつ懸念するのは、村井知事の異様とも言える「強いリ-ダーシップ」だ。自説・持論を譲ろうとしない報道機関や県民に対する強硬姿勢、県の役人や地元首長よ
本文を読む海の大人氏へ答える
著者: 大和左彦海の大人氏から拙歌「日の本東なゐふる」への評をいただいた。社会科学の論文さえ、読み手は、しばしば書き手が考えた方向でより深読みしてくれたり、あるいは、全く考えていなかった事をも肯定してくれたり、反論してくれたりする。これ
本文を読む政党や政治家に政争の愚を説くつもりはないが
著者: 三上治西岡武夫参院議長が菅直人首相に「即刻、辞任すべきであるという書簡を送ったことが波紋を広げている。僕はこれをテレビの会見で見ておやと思った。菅首相の続投をめぐっては様々の動きがあることは知ってはいるが、それがこのような形で
本文を読むNHKの「徹底検証」批判 -「ニュースウオッチ9」の原発報道はひどすぎないか-
著者: 坂井定雄5月20日夜9時のNHK「ニュースウオッチ9」。「自衛隊の“放水作戦” その時原発でなにが 徹底検証」には騙された。NHKの福島原発事故の報道には批判が多く、この番組を見ている人は少なかったかもしれないが、自衛隊の撮影し
本文を読む大学という名の真空地帯 -書評:「東北大総長おやめください 研究不正と大学の私物化」-
著者: 川弾降雄刊行前に国立大学法人東北大学の井上総長と法務課長から「出版を中止せよ。発行した場合はあらゆる法的措置をとる」という激烈な警告が出版元の社会評論社に送付された物騒な本だという。しかし圧力に屈せず無事予定通りに刊行され全国の
本文を読む雑感・自己内対話と多元主義 -第11回「復初」の集いに出て-
著者: 鈴木正今回のサブタイトルは「丸山真男の原点を確認する、リレーする」だ。しっかり確認もせずに、あらぬ。方向に走って、福沢諭吉と丸山を重ね、さちに司馬遼太郎まで巻き込んで批判的ポーズで見栄をきる論者が目立つ昨今、いい勘所を押さえて
本文を読む都心から自宅まで歩いて帰る -首都直下型大地震の日に備えて-
著者: 安原和雄私はすでに後期高齢者2年生である。住まいは東京都のはずれであるが、都心にはしばしば出掛ける。たまたま都心に居て、予想されている首都直下型大地震に遭った場合、どうするか。「いのちあっての物種」だが、大破壊と大混乱、交通機
本文を読む〈「原子力村」の住人たちよ!反省を込めて原発推進を振り返れ/わが友よ、書を捨て…なんて言わないが街に出ようぜ!〉
著者: 9条改憲阻止の会連帯・共同ニュース 第119号 2011年5月19日 「原子力村」の住人たちよ!反省を込めて原発推進を振り返れ ■ 日本にはまだ美しい村がある。福島県の飯館村もそう呼ぶのにふさわしい所であると想像する。僕
本文を読む政治家達よ!福島の現状を直視し全原発の閉鎖・廃炉に向かへ
著者: 9条改憲阻止の会連帯・共同ニュース 第118号 2011年5月17日 ■ 「智恵子は東京には空がないと言った」(『智恵子抄』)。まだ雪の残る安達太良山を車中から眺めながら智恵子のことを思った。彼女には青々とした空の記憶があったのだろう
本文を読む<映画評> 心の目と心の景色 ―『太陽はぼくの瞳』をみて
著者: 鈴木正*この映画評はかなり前に書かれたものであるが、今日の「原発震災」と考え合わせて大変興味深いと思い掲載しました。(編集部) 1 モハマドの物語 近ごろはストレス解消のため通俗映画をよくみる。若いころは反戦平和を主題としたも
本文を読む「道州制導入実験」と「復興ビジネス」に突っ走る宮城県の震災復興計画(1)
著者: 広原盛明~関西から(12)~ 東電福島第1原発事故がいっこうに収束の気配を見せない。それどころか、東電がこれまで否定し続けてきた第1号炉の“メルトダウン”が5月12日になってようやく明るみに出た。壊れていた圧力容器の水位計を取り
本文を読むちきゅう座第6回総会へのご案内
著者:ちきゅう座会員および友人各位
本文を読むウサマ・ビンラディンの殺害は正義に叶うのか
著者: とら猫イーチ「オバマ米大統領は1日深夜、ホワイトハウスで緊急声明を発表、2001年9月11日の米同時テロ事件を首謀した国際テロ組織アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン容疑者を1日、パキスタン国内で殺害したと明らかにした。大統領は、
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