2012年は、国連が定めた「国際協同組合年」。経済システムの一つである協同組合をもっと発展させるために世界中の人々が一年間かけて協同組合に対する理解を深め、協同組合を成長させるためにこぞって努力しようという趣旨で設けら
本文を読む評論・紹介・意見の執筆一覧
「原子力平和利用」受容は第二の敗戦 -書評 『原発とヒロシマ―「原子力平和利用」の真相』(岩波ブックレット)-
著者: 半澤健市《我々はなぜ原発を受け入れたのか》 原爆被爆国であり地震国でもある日本がなぜ原発を受け入れたのか。 この素朴な疑問に答えることは、戦後日本の総体を徹底的に総括することと同義である。私はそう考えるようになった。それにして
本文を読む福島第一原発事故から7ヶ月が経過した今、危険な誤った考えが、また浸透しつつあります
著者: 諸留能興3・11福島第一原発事故から7ヶ月が経過した今、危険な誤った考えが、また浸透しつつあります。原発の新しい「安全神話」が、これほどの甚大な被害と、放射性物質の環境への垂れ流し状態が、今も進行中だというのに・・! 全く
本文を読む米国病?を病んだ現代日本(その1)
著者: 大木 保政治には「まったくの不信と警戒」だけをもっていろ。 — このあたりではそろそろ銀杏が黄葉してきました。 さまざまな生きものが冬を意識しはじめているようです。 だがこの国の人間社会では冬がもう何年もいすわったま
本文を読むおかしいと言えば、こちらの裁判もそうだね(二)(三)
著者: 三上治(二) 10月17日 立花隆が「週刊現代」で小沢一郎の悪口を書いている。「小沢一郎よ、お前はすでに終わっている」という表題の文章で小沢一郎の裁判批判を反批判しているのである。例によってカネにまつわるうわさ話を真実のよ
本文を読む『ハイチ震災日記』を読む
著者: 宇波彰最近、カナダに住むハイチの作家ダニー・ラファリエールの『ハイチ震災日記』)(立花英裕訳、藤原書店)を読んだ。私がハイチ人の作品を読むのは、これが初めてである。ハイチは2010年1月12日に、死者30万人という被害をもた
本文を読む白樺派文人ゆかりの地・我孫子市を訪ねて(1)~(3)
著者: 醍醐聡白樺派文人ゆかりの地・我孫子市を訪ねて (1) 大逆事件/針文字書簡の受取人・杉村楚人冠の足跡を訪ねて 10月12日(水)、連れ合いといっしょに我孫子市に出かけた。標題に「白樺派文人ゆかりの地」と書いたが、きっかけは
本文を読む童子丸開「現代世界最高の知性の一人 リン・マーギュリス博士、科学と911事件を語る」
著者: 松元保昭9・11事件を追究し続けてきたバルセロナの童子丸開さんが、マサチューセッツ大学のリン・マーギュリス博士が語る「科学と911事件」を紹介するとともに、福島原発事故に襲われている「現代という虚構の文明」について論じています。
本文を読む「10・16 変えよう!日本と世界 反戦・反貧困・反差別共同行動 in 京都」の報告/「集会宣言」
著者: 諸留能興**転送転載 自由** 「10・16 変えよう!日本と世界 反戦・反貧困・反差別共同行動 in 京都」の集会が、本日16日、晴天に恵まれ、 京都丸山野外音楽堂で開催され、約900人の参加者が参加しました。 反戦・反
本文を読む「五感で捉えられない放射能」とどう向き合っていくか―「風評被害」とは国の責任放棄ではないのか
著者: 坂井えつ子福島第一原発事故以降、私の住む東京・小金井市にも放射能が降り注ぎました。無用な被ばくは避けたいと思っているので、洗濯物や水道水、空間線量など気にして生活していたのですが、緊張感を持ち続けるのもなかなか困難です。現在は時折
本文を読む有名な銀行、証券会社とは付き合わない。東京郊外資産家 生き残りの知恵
著者: 浅川 修史あなたがもし資産家で、ゴールドマンサックスやスイスのプライベートバンクなどが近寄ってきたら、すぐに退散ねがうことだ。「スイスのプライベートバンクと取引できるほど、資産家として認められた」と感激したら、ハゲタカの餌食にな
本文を読むなぜiPadは売れるのか? —「魔法のようなデバイス」
著者: 木村洋平Apple社のiPadは、2011年4−6月に、タブレット端末の世界市場で68%のシェアを誇った。ほかには、Google社のOS、Androidを搭載した端末が27%(この二つで95%)だから、かなりのシェアである。ま
本文を読む欧米の上層階層を再生産する装置=寄宿学校。金正日氏の子供や孫も通う
著者: 浅川 修史連合王国や合衆国でなぜエリート階層の再生産ができるのか。「売り家と唐様で書く三代目」ということわざのある日本人にとって大いなる謎である。 その理由の一つとして挙げられるのが、ボーディング・スクール(寄宿学校)による厳
本文を読む米軍基地を拒否する沖縄県民の声を伝える - [書評] 由井晶子著『沖縄 アリは像に挑む』(七つ森書館、¥1800円+税) -
著者: 岩垂 弘「これで日本の国民を代表する日本の首相と言えるだろうか」。さる9月21日、ニューヨークでオバマ米大統領との初の会談に臨んだ野田首相の対応を報じた新聞記事を読んだ時の感想だ。懸案の米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問
本文を読む映画「ツレがうつになりまして。」をみる前に
著者: 大木 保うつ病はカゼなどではない、甘く見てはいけない観念の病 運動会や秋祭りがおわると、いきなり秋風が頬をなでてすぎゆくことに 子どももおとなも、、一抹の寂寥を感じたものですが、 みなさんはどのようにお感じでしょうか? しかし、
本文を読む記録映画『ミツバチの羽音と地球の回転』の感想
著者:泉 康子(9条改憲阻止の会 連帯・共同ニュース168号 2011年10月10日) ■ 時間を越えるその記録映画が幕を閉じた時、期せずして拍手が湧き上がった。監督鎌仲ひとみがルポルタージュ的手法で、島民に分け入り問いかけ
本文を読む「自然の世」を希求する「安藤昌益=狩野亨吉=鈴木正」 ― 鈴木正『狩野亨吉と安藤昌益』を読んで ―
著者: 内田弘(発行「安藤昌益と千住宿の関係を調べる会」、2011年) ひごろ考え主張していることが根本的に自分の具体的な生き方に如何につながっているのか。それを如何に支えているのか。本書はこう問いかける。 厳しい問いある。しかし、問
本文を読む対米戦に勝利した総司令官100歳に -新しい平和(=非暴力)観を求めて-
著者: 安原和雄ベトナム解放戦争の総司令官だったあのボー・グエン・ザップ将軍が健在で、100歳を迎えたというニュースがインターネット上で飛び交っている。ザップ将軍は私(安原)にとって実は忘れがたい思い出がある。ベトナム戦争中、私は経済記
本文を読む書評:高橋順一『吉本隆明と共同幻想』
著者: 小林敏明高橋順一の頭の抽斗のなかには何でも入っている。大げさに言えば、そのなかにはただ「知らない」という言葉が入っていないだけである。だが、それがこれまで彼の書き物を不幸にしてきたことも確かな事実であると思う。しかし、本
本文を読む世界の経済的危機と日常生活の危機 《その参》
著者: 三上治10月7日 アメリカではウォール街に対する若者たちの行動が全米に拡大している様相が伝えられる。アメリカ経済は脱出路なき袋小路に追い詰められている。この根本にあるのは第二次産業経済後への産業経済構造の転換の失敗であ
本文を読む■樋口健二講演会「原発労働と差別問題」のお知らせ ・・・・人のいのちをないがしろにしてきた原発の本質・・・・
著者:【講演演目】 1)原発産業の構造はどうなっているのか 2)原発は差別の上に成り立っている 原発下請け労働者の構造/元炭鉱労働者の悲劇/少年被爆労働者の実態など 3)闇に消された被爆労働者 4福島第一原発事故による原発労働
本文を読む本間宗究「ちきゅうブッタ斬り」(9)
著者: 本間宗究無制限の資金供給 今回の「ギリシャ危機」に関しては、「大混乱の始まり」を意味しているようだが、それにしても、「1年国債の金利が、短期間のうちに、140%台にまで急騰した」という事実には、世界中の人々が、心の底から、
本文を読むドイツ便り:電力の偽り 原子力の偽り
著者: グローガー理恵ドイツの反原発グループ ”Ausgestrahlt” のサイトに記載されていたニュース(9月20日付)「Stromlüge Atomlüge」という記事を見つけましたので、その概要をお知らせしたい
本文を読むやはりおかしいよね、この裁判は
著者: 三上治10月4日 はじめから結論は出ていればそれを理屈づけることはどうにでもできる。日常的によく見られることだ。そうなるんじゃないかと予想していた。いくらか手の込んだ演出《検事側の証拠不採用》をしただけに余計に後味も悪
本文を読む世界の経済的危機と日常生活の危機 《その弐》
著者: 三上治10月4日 ギリシャの財政破綻によるユーロの危機は依然として続いており、これはユーロに対する円高として現象している。アメリカの経済的な危機も去ったわけではなく、その現象はいろいろ現れている。ウォール街占拠に繰り出した人
本文を読む性を売る女性たちと東電OL女にかかえられた心の病理(その3)
著者: 大木 保時代の抑圧と乳児期の母子関係の屈折から、人は心の闇を負わされる さて前回は、「女性たちの性の商品化の果て」について、また この時代がそれだけではたりず、「出会い系サイトへのなだれ込み」を迫ってきたことについてふれました。
本文を読むマルクス主義をプロデュースしたフリードリヒ・エンゲルス
著者: 浅川 修史世俗に生きる人間の理想型 マルクス主義を単純化しすぎて(弁証法的唯物論など)後世に伝えたと、一部の識者から批判されているフリードリヒ・エンゲルス(1820年から1895年)。エンゲルスはマルクスのパトロンとして終生支え
本文を読む今日的視点からみた官僚制の思想史 -書評 野口雅弘著『官僚制批判の論理と心理―デモクラシーの友と敵』(中公新書) -
著者: 半澤健市《誰がやっても同じか》 2009年9月に「政権交代」があった。2年が経過したいま、民主党政権―正確には民主党主導政権―は、完全に官僚に取り込まれた。「官僚主導から政治主導へ」のスローガンはどこへ消えたのか。これが大方の
本文を読むクルマが「敵」になった若い女性 「貧乏道」を究める男性 資本主義への根底的なレボルト?
著者: 浅川 修史クルマ、持ち家、ブランドもの、高級レストランなど高価な消費財に関して、若者の○○離れが指摘されている。国内の新車販売はバブル期に比べて激減した。今や日本の自動車メーカーは海外で稼いでいるのが実情である。クルマはたんなる
本文を読むドイツの青年がつくった党(「海賊党」)とドイツの教育について
著者: すみ子リヒトナー( 1)PIRATEN党について。 http://www.welt.de/politik/deutschland/article13621815/Jeder-fuenfte-Deutsche-liebaeugelt-mi
本文を読む