評論・紹介・意見の執筆一覧

昔軍隊、今体育部 ー その野蛮・その人権感覚の欠如

著者: 澤藤統一郎

(2022年10月8日)  毎日新聞「記者の目」が、いつも読み応え十分である。地方支局の記者が、それぞれの目による取材で、渾身の執筆をしている。ローカルな出来事が普遍的な問題を指摘していることがよく分かる。  一昨日(1

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白居易(白楽天)戦乱の家族流散を詠む――露烏戦争の人文に今昔なし――

著者: 岩田昌征

 「白居易(白楽天)露烏戦争を諫める」(「ちきゅう座」10月3日発表)で私の旧文の一節を引用した。論文「ユーゴスラヴィアの多民族戦争」(『ユーゴスラヴィア 衝突する歴史と抗争する文明』(NTT出版、1994年、第1章 p

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ある統一教会女性信者の心理的葛藤から --信仰の自由と「奴隷になる自由」--(三)

著者: 森 善宣

   Ⅳ.信仰の自由と「奴隷になる自由」  マリアの言明から分かるように、若い女性信者が統一教会の如何わしい合同結婚式の教義に煩悶している様子は、単に筆者を裁判にはめようという演技ではない。実際に彼女ならずとも少なからぬ

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(379)

著者: 本間宗究(本間裕)

214兆円のマージンコール 欧州の信用不安に関して、現在、「1.5兆ドル(約214兆円)のマージンコール(追証)」という、新たな問題が発生しているが、この理由としては、「価格下落のリスクを回避しようとした欧州のエネルギー

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米国ジャーナリスト アビー・マーティン氏とプロデューサーのマイク・プリスナー氏 沖縄でドキュメンタリー撮影 Journalist Abby Martin and producer Mike Prysner came to Okinawa for their new documentary film on militarism and environment

著者: ピースフィロソフィー

安和桟橋で土砂搬入トラックに対する「牛歩」行動に参加するアビー・マーティン氏 米国の著名なジャーナリスト、アビー・マーティン氏とプロデューサーのマイク・プリスナー氏が運営するメディアプロジェクト「エンパイア・ファイルズ」

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ある統一教会女性信者の心理的葛藤から --信仰の自由と「奴隷になる自由」-- (二)

著者: 森 善宣

    Ⅲ.ある統一教会女性信者の心理的葛藤  長く引用してきた著者は、カープについて次のように書いている。1980年代の後半、自らの夫が「名目上の会長をしているCARP(大学連合原理研究会)・・・・・世界平和に捧げられ

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「法と民主主義」10月号紹介 ー 「改憲発議阻止の展望」と「国葬と統一教会問題」

著者: 澤藤統一郎

(2022年10月5日)  「法と民主主義」10月号【572号】が、9月30日に発刊になった。特集は2本。特集Ⅰが「2022年参院選と改憲発議阻止の展望」、そして特集Ⅱ「緊急特集・国葬と統一教会問題」である。両特集とも、

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ある統一教会女性信者の心理的葛藤から --信仰の自由と「奴隷になる自由」--  ㈠

著者: 森 善宣

はじめに 去る参議院議員選挙中の2022年7月8日に起きた安倍晋三の銃殺事件は、自由民主主義を標榜する日本社会に大きな衝撃を与えた。それと同時に、その犯人が襲撃の理由として挙げた「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会:世界

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「使い回し」「コピペ」「剽窃」 ー 菅義偉弔辞の評価一転

著者: 澤藤統一郎

(2022年10月4日)  安倍国葬が終わって、臨時国会が始まった。明日からは、3日間の各党代表質問が行われる。この頃には、内閣支持率も回復しているだろうという岸田首相の読みは大外れとなった。あらゆる世論調査に岸田批判が

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ウクライナ戦争のさなか、日本の防衛戦略はどうあるべきか

著者: 阿部治平

――八ヶ岳山麓から(396)――  テレビで毎日ウクライナ戦争の悲惨な有様を見、中国軍の台湾海域での軍事演習があり、バイデン大統領のアメリカは台湾を防衛するという発言があったから、アジアの戦争がもし起きたら怖いと思い、老

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ドイツ通信第193号 ロシア・プーチンのウクライナ軍事侵攻で考えること(8)

著者: T・K生

「ヨーロッパ人の忍耐」――「プーチンの忍耐」 「熱い秋 寒い冬」――この見出しが、最近のメディアに共通して見られる表現となりました。 今では、気温が40度近くまで上昇したあの暑かった夏が恋しいです。暑ければ「暑い?!」と

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白居易(白楽天)露烏戦争を諫める――プーチン露国の動員態勢の乱れに寄せて――

著者: 岩田昌征

 『朝日新聞』(9月30日)「天声人語」に「反戦歌を口ずさむことが増えた。ロシアによるウクライナ侵攻のニュースに日々接するうちに。」とある。その反戦歌は、米国のフォーク歌手ピート・シーガーの曲「腰まで泥まみれ」だ。<僕ら

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不気味なり、安倍国葬。菅の弔辞と参列者の拍手。

著者: 澤藤統一郎

(2022年10月2日)  安倍国葬とは、いったい何だったのだろうか。国民の反対を押し切って強行された、この権力顕示のイベント。論者の立ち位置によって評価はまったく異なるものとなっている。冷静な目で幾重にも検証しなければ

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SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】497 国連安保理の拒否権は誰の物?

著者: 平田伊都子

 2022年9月30日、ロシアのプーチン大統領がクレムリンで、ウクライナの4州をロシアに併合すると宣言しました。 国連安保理ではロシア併合に対する非難決議が採択されましたが、ロシアの拒否権で否決されました。 拒否権は英米

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自由法曹団の皆様に、自著「DHCスラップ訴訟」のご紹介ー 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第207弾

著者: 澤藤統一郎

2022年10月1日) 以下は、自由法曹団通信への寄稿である。自著の紹介記事。  「紺屋の白袴」という。「医者の不養生」とも。他人のことならテキパキできても、いざ自分のこととなると調子が狂う。私の場合は、ある日突然、「弁

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統一教会は組織防衛のためのスラップに踏み切った

著者: 澤藤統一郎

(2022年9月30日) 昨日、統一教会(現在は「世界平和統一家庭連合」と称している)が、3件の名誉毀損訴訟を提起した。この件を、朝日はこう見出しを付けて報じている。「旧統一教会がテレビ局と出演の3弁護士を提訴 『名誉毀

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求職難と求人難の同時発生、これを中国政府はどうさばくか

著者: 阿部治平

――八ヶ岳山麓から(395)――  中国の2022年の成長率は、都市ロックダウン政策の影響で、コロナ以前の6%台から3~4%あるいはそれ以下に低落すると見られている。このためだろうか、中国国家統計局の発表によると、今年7

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(378)

著者: 本間宗究(本間裕)

国家戦略となった金融教育 「金融庁は、『金融教育』を国家戦略として推進する」との報道がなされたが、この点については、「中国の一帯一路」と同様に、きわめて時代錯誤の政策だと考えている。つまり、現在の「経済学」の問題点として

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