カルチャーの執筆一覧

ささや句会  第44回  2018年4月25日水曜日

著者: 公子

結う食処 楽屋 にて 評者 新海あぐり 遠足やジュラ紀の小石につまづいて                  新海あぐり ・少し大袈裟な感じもしますが…… 生え変はる子の歯抜け顔さくら餅                  

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日本に出稼ぎにきた男女の恋愛を描くフィリピン映画 ”KITA KITA ” (= 私はあなたを見る, 2017)

著者: 村上良太

 日本経済がバブルに向かっていた1980年代、フィリピン人が日本に出稼ぎに来るようになり、興行の世界やパブで働く女性が多かったためか、「じゃぱゆきさん」などとその当時は呼ばれていた。また日本人男性と結婚するフィリピン人女

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書評 『おらおらでひとりいぐも』 若竹千佐子・著 河出書房新社・刊

著者: 阿部浪子

 日高桃子が、もし標準語で話していれば、この小説はどうなっていたろう。『おらおらでひとりいぐも』の主人公が、東北弁でなく、標準語で話す。  想うに、日高桃子は、もっと魅力的な女性になっていなかったか。さらに、著者・若竹千

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「昭和の時代」を物語る写真集 ―私的エールですが読んで下さい―

著者: 半澤健市

 私事から始めることをお許し願いたい。 2018年4月16日開催の高校同期会の案内に「橋寿」記念とあった。意味不明のまま出席したら、幹事が「橋」は「ハシ=八四」の意味で八四歳の祝いだと説明した。 2年前の「半寿」の会は、

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<金井美恵子の短歌批判をめぐる歌壇の反応>関係書誌を作成してみました

著者: 内野光子

 3月9日の下記の当ブログ記事でも予告させてもらったのだが、「自浄作用が働かない歌壇―金井美枝子の短歌批判に歌人はどう応えたか」を寄稿している『早稲田文学』春号<金井美恵子特集>が、3月下旬に発売となった。機会があればぜ

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映画評「ペンタゴンペーパーズ 最高機密文書」(原題、The Post)

著者: 隅井孝雄

スティーブン・スピルバーグの最新作、主演、メリル・ストリープ、トム・ハンクス 4月2日 映画「ペンタゴンペーパーズ 最高機密文書」(原題はThe Post)を見た。メリル・ストリープとトム・ハンクスの息の合った好演が光る

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スピルバーグ監督「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」を見る

著者: 村上良太

 話題になっているスティーブン・スピルバーグ監督の『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』を見た。知人から「這ってでも見た方がよい」と言われ、風邪で体調が悪かったが、それでも映画館に足を運んで見た。この映画はベトナム戦争

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ささや句会   第43回   2018年3月15日木曜日

著者: 公子

結う食処 楽屋 にて 評者 新海あぐり 捨てられし山の怒りや花粉症                     新海あぐり ・「山」は、本当は「我」だったりして(笑)。高得点必ずしも名句ならず。 空き缶が踊る夜更けの春嵐  

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