著者(1901~1983)は特異な経歴を持つフランスの著名なノンフィクション作家。第二次大戦中、枢軸国側に身を寄せたヴィシー政権の閣僚として外交工作に従事~戦後、戦犯として投獄(十年)中に書き上げた中東ものの一作である
本文を読むカルチャーの執筆一覧
世界のノンフィクション秀作を読む(24) マリ・エレーヌ・カミユの『革命下のハバナ』(筑摩書房刊、真木嘉徳:訳)――キューバ革命大詰めの迫力ある目撃記(下)
著者: 横田 喬◇カーキ色の救世主(続) 通過する村という村は煌々と明かりを灯し、夜更けにもかかわらず歩道の上に沢山の人だかりがしています。彼らは「解放者」(フィデル)の通過を見逃さぬよう、四十八時間前から同じ場所で待っている様子でし
本文を読む世界のノンフィクション秀作を読む(23) マリ・エレーヌ・カミユの『革命下のハバナ』(筑摩書房刊、真木嘉徳:訳)――キューバ革命大詰めの迫力ある目撃記(上)
著者: 横田 喬著者(1932~)は執筆時、新婚早々のフランスの新進ジャーナリスト。報道写真家の夫との蜜月旅行(1958年末)でハバナに赴く巡り合わせとなり、かのフィデル・カストロによるキューバ革命の大詰めに直面する。手記は自分の体験
本文を読む江東屋上菜園瓦版199号 /リュウキュウアサガオが元気です + 第3回荒川流域防災住民ネットワークチラシ
著者: 中瀬勝義https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2023/09/d14eea695ecd883a6facc5123c27a2fb.pdf https://chikyuza.net/wp-c
本文を読むお江戸舟遊び瓦版979号/折付桂子『東北の古本屋』
著者: 中瀬勝義折付桂子『東北の古本屋』 文学通信 2022.10.18 を紹介します https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2023/09/7c6ac8c766371305fc914f87f
本文を読む「オードリー・ヘップバーン」をアップしました。
著者: 内野光子菅沼正子さんのシリーズ<今も輝くスター55>が届きました。執筆も加速しそうです。第2回はオードリー・ヘップバーンです。「ローマの休日」(1951年)、「ティファニーで朝食を」(1961年)を観ては、いつかはイタリアやア
本文を読む世界のノンフィクション秀作を読む(22)エドガー・スノーの『中国の赤い星』(筑摩書房刊、宇佐美誠次郎:訳) 中国共産党の実態を初めて世界に紹介した歴史的著作(下)
著者: 横田 喬周恩来の電報が届き、延安では皆が私を待っていた。着くとすぐに、私は「中華人民共和国主席」の毛沢東に会った。瘦せたリンカーンのような人物で、中国人の平均身長より高く、やや猫背。濃い黒い髪の毛が非常に長く伸び、大きな鋭い眼
本文を読む世界のノンフィクション秀作を読む(21)エドガー・スノーの『中国の赤い星』(筑摩書房刊、宇佐美誠次郎:訳) 中国共産党の実態を初めて世界に紹介した歴史的著作(上)
著者: 横田 喬上記の著作は米国のジャーナリスト、エドガー・スノー(1905~1972)の手で日中戦争が本格化した直後の1937年秋に出版された。彼は前年6月、外国人として初めて中国陜西省北部のソヴィエト地区に入り、毛沢東や周恩来ら中
本文を読む「チャールズ・チャプリン」が届きました。
著者: 内野光子菅沼正子さんから、「チャールズ・チャプリン~映画を語るには真っ先に名が出る偉大なる映画人」が届きました。シリーズのタイトルが「菅沼正子の映画招待席」から「今も輝くスター55」に変わりました。あなたにとってのスターはだれ
本文を読む世界のノンフィクション秀作を読む(20) アンネ・フランクの『アンネの日記』――隠れ家で逼塞する日々を瑞々しく活写(下)
著者: 横田 喬【空襲】<1943年7月19日> 昨日の日曜日、北アムステルダムが激しい空襲を受けました。二百人ほどが死に、無数の負傷者が出て、病院はどこも超満員です。鈍い、遠雷の轟きのような爆音を思い出すと、今でも身の毛がよだちます
本文を読む歴史教育の誤りを糺す―「日本」という国号と「天皇」という称号の同時「創作」
著者: 合澤 清書評:『「日本」とは何か』網野善彦著(講談社「日本の歴史」第00巻2000) 前書き: 歴史の見直し―歴史教科書の『常識』を再検討する 最近になって網野善彦を再読しながら、彼の問題意識の斬新さに改めて驚かされている。
本文を読む世界のノンフィクション秀作を読む(19) アンネ・フランクの『アンネの日記』――隠れ家で逼塞する日々を瑞々しく活写(上)
著者: 横田 喬本作はユダヤ系ドイツ人の少女アンネ・フランクによる日記ふうの文学作品だ。第二次世界大戦中のドイツによる占領下のオランダ・アムステルダムが舞台。ナチスの手によるユダヤ人狩りのホロコーストを避けるため、咳もできないほど息を
本文を読むリハビリ日記Ⅴ 39 40
著者: 阿部浪子39 瀬沼夏葉の娘のこと 林先生の運転だった。リハビリ教室の送迎車が高塚町を走っていた。わが目に寺院の白い花々が飛びこんできた。何種類もの白い花たちは、夕ぐれどきの空にあざやかだった。キョウチクトウ、サルスベリなど。高
本文を読む世界のノンフィクション秀作を読む(18) ハインリヒ・ハラ―の『世界の屋根を越えて』(『チベットの七年』抜粋) ――「事実は小説よりも奇なり」を地で行く冒険行(下)
著者: 横田 喬<チベットのお正月> 今は2月15日の前日、チベットの正月に相当する。屋根に祈りの小旗が飾られ、切り立ての樅の木が立てられる。お経が厳かに唱えられ、善男善女は神々に供物を捧げに寺に向かう。宗教とこれほど深く結びつき、遵
本文を読む世界のノンフィクション秀作を読む(17) ハインリヒ・ハラ―の『世界の屋根を越えて』(『チベットの七年』抜粋) ――「事実は小説よりも奇なり」そのままの冒険行(上)
著者: 横田 喬オーストリアの登山家・写真家ハインリヒ・ハラ―(1912~2006)は、幼少のチベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世と交流を持った数少ない人物だ。第二次大戦中のインドでイギリス軍の捕虜(彼は当時ドイツ人扱い)とな
本文を読む政治に翻弄されるスパイたち―命がけで働きゴミくずのように捨てられる
著者: 合澤 清書評:『鉄のカーテンをこじあけろ』ジョン・ポンフレット著 染田屋茂訳(朝日新聞出版2023) ちきゅう座の仲間のF氏は大変勤勉な人で、ほぼ毎日、ネット上に飛び交ういろんな情報を丁寧に調べては要約を作成して私
本文を読むささや句会 第94回 2023年 7月20日 木曜日
著者: 公子足もとの不在確かむ昼寝覚め 新海泰子 海の日や溺れかけては今日も生き 守屋明俊 雲切れて夏満月の兎かな
本文を読む「美しき魂」の挫折が現実との新たな対決(実践活動)になる
著者: 合澤 清書評『青い花』ノヴァーリス作 1802年 青山隆夫訳(岩波文庫) イントロ/ドイツ・ロマン主義 この本の原題は、“Heinrich von Ofterdingen”(ハインリッヒ・フォン・オフターディンゲン)という。 何
本文を読む世界のノンフィクション秀作を読む(16) リンドバーグの『翼よ、あれがパリの灯だ』 ――航空機で初めて単独大西洋横断に成功したアメリカの国民的英雄の回顧録(下)
著者: 横田 喬私は目が覚めた。しばらく高く飛び、それから低く飛ぶ。右手で、次に左手で、操縦する。一時間ごとに燃料タンクを調べ、計器類を読むという機械的操作もやる。午後四時五十二分、九時間分の燃料を消費し、約八百ポンド積載量が減り、機
本文を読む世界のノンフィクション秀作を読む(15) リンドバーグの『翼よ、あれがパリの灯だ』 ――航空機で初めて単独大西洋横断に成功したアメリカの国民的英雄の回顧録(上)
著者: 横田 喬アメリカの飛行家チャールズ・リンドバーグ(1902~1974)は1927年、「スピリット・オブ・セントルイス」と名付けた単葉単発のプロペラ機でニューヨーク~パリ間を飛行。大西洋単独無着陸飛行に史上初めて成功し、世界的名
本文を読むささや句会 第93回 2023年 6月20日 火曜日
著者: 公子恋縦横蛍は闇を知り尽くし 守屋明俊 走る蟻子の眼差しを吸い寄せる 小宮桃林 青バナナウィトトの子らの生きる術
本文を読むリハビリ日記Ⅴ 37 38
著者: 阿部浪子37 藤原ていのあかぎれ 夫婦ともに無愛想な八百屋さん。店頭に売れのこった青紫のアジサイの花は、何か、もの言いたげだ。清らかなガクアジサイよりも、彼女の姿は、わが目にあざやかに飛びこんできた。 午前11時10分。「宅
本文を読む江東屋上菜園瓦版197号 夏 ! 収 穫 の 時 期
著者: 中瀬勝義https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2023/07/ced4352509176e487b343737c885f848.pdf 〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 https:/
本文を読む梅雨空の下諏訪~今井邦子という歌人
著者: 内野光子国家公務員共済の宿「諏訪湖荘」のビーナスラインの観光バスと北八ヶ岳ロープウェイを乗り継ぎ、坪庭一周という企画を楽しみにしていたが、あいにくの霧と雨に見舞われた。足に自信がなかったので、私は坪庭はあきらめ、ロープウェイ山
本文を読む江東自転車エコライフ通信211号/若 洲 海 浜 公 園 め ぐ りを楽しみました。
著者: 中瀬勝義https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2023/06/31050ab4f29bb9faeecb1a460d8701f7.pdf 〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://w
本文を読む世界のノンフィクション秀作を読む(14) スウェン・ヘディンの『さまよえる湖』(下)――史上最大のアジア探検家による中央アジア探索記
著者: 横田 喬<ロプ湖への旅路>5月11日、時速40㌔強の強風が吹き、夜の最低温度は18度もあり、午後二時には33度を超えた。寝袋に入って寝るには暑過ぎ、のんびりその上で寝転ぶ。嵐のために三日間を無駄にし、その上14日には辺り一帯見
本文を読む世界のノンフィクション秀作を読む(13) スウェン・ヘディンの『さまよえる湖』(上)――史上最大の探検家による中央アジア探索記
著者: 横田 喬ユーラシア大陸の中央部には、比較的未開のままで広大な地域が近代まで残されていた。ここに史上最大のアジア探検家スウェン・ヘディン(1865~1952)が登場する。スウェーデン人の彼は十九世紀末から二十世紀前半にかけて、中
本文を読むお江戸舟遊び瓦版 975号/第16 回隅田川クリーン大作戦 + た て か わ マ ル シ ェ
著者: 中瀬勝義https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2023/06/5681767e640345dcf1ef9104383e4a61.pdf 〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 https:/
本文を読む驚異のシュールレアリスム小説【狛犬少女全三話】
著者: 川端 秀夫☆★☆★ 第一話 【夢の中の狛犬少女】 ☆★☆★ 何年も前のことだ。こんな夢を見た…… 気がつくとおれは、故郷の自分の家にいた。鉄骨二建てに立て替えたばかりの頑丈な家にである。 しかし、突然、地震でその家がグラグラと
本文を読むアルチュール・ランボー論
著者: 川端 秀夫朝、目覚めた時、すでに世界戦争は始まっていた。思い出そう、あの日我々は何者であったのか。そして私は誰であったのか。 上京して最初の秋、その頃私が通っていた明治大学和泉校舎校門横の壁面には、「十一月に死す」
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