時代をみるの執筆一覧

「混迷の時代」をどう乗り切るか -2013年元旦社説を論評する-

著者: 安原和雄

朝日新聞の年頭社説が「混迷の時代の年頭に」と題しているように、たしかに日本の現況は混迷を深めている。この混迷をどう克服するのか、あるいは乗り切ることが出来るのかが今年の大きな課題というほかない。社説の論調も混迷の時代を象

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【連載論文】極右による「国家改造」の性格―耳栓・目隠しで「日本を取り戻す」(下) ――平和主義原理の抹殺と「日米同盟」の新文脈

著者: 武藤一羊

自民党憲法草案の国防軍創設の文脈 右翼的勢力の改憲の最大の動機が、戦後期全体を通じて、合憲的合法的な軍隊を持ちたい、そのため憲法9条を変えたいということであったのは言うまでもありません。その状況の下で、日本国憲法の大原則

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世界が憂慮する新政権、この夏が正念場、虹色の非核・非戦ネットワークを!

著者: 加藤哲郎

◆2013.1.1 新年ですが、門松も松飾りもやめました。12月総選挙の国民の選択の結果は、たった2週間ですが、厳しく重苦しい新年を予感させます。4割の得票で8割の議席を独占した安倍晋三・自公新政権は、「景気回復」をうた

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極右による「国家改造」の性格:耳栓・目隠しで「日本を取り戻す」(中)   ――普遍的価値からの遮断装置としての自民党憲法草案

著者: 武藤一羊

これまで「ジコチュウ」などというかなり前の流行語で安倍自民党の立ち位置を検討してきましたが、もう少し厳密に言うとすれば、それは自己都合に解消されない普遍的基準や価値からの遮断と言い換えることができます。2012年4月27

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孫崎享氏のTwitterより”米倉会長:この人は相手次第で卑屈にも尊大にもなる人だ”など

著者: 孫崎享・「ちきゅう座」編集部

12月30日 訂正・負の連鎖:30日読売「自民に期待「景気回復」が74%…読売調査」。だが、負の連鎖の心配はないでしょうか。「無駄な公共事業が増える」→「財政逼迫」→「消費税アップ」→「購買力減少」→「経済冷え込む」。長

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私選国際10大ニュース オバマ再選がトップ –冷戦終結後21年-世界はなお混沌–

著者: 伊藤力司

大小さまざまなニュースが世界を駆け巡った2012年も間もなく暮れる。歳末恒例により、筆者の私的関心から今年の国際10大ニュースを選んでみた。 1) オバマ米大統領再選 2) 中国・習近平体制発足 3) 主要国の指導者交代

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今こそ「小日本主義」を広めるとき -安倍首相の「危機突破内閣」に抗して-

著者: 安原和雄

安倍首相が舵取り役の「危機突破内閣」が発足した。先の総選挙で自民党は大勝したとはいえ、内実は決して安泰ではない。タカ派のイメージが強すぎる。それをむしろ「よいしょ」と支える論調もある。 101歳という高齢でなお健在の日野

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フクシマ・アクション・プロジェクトがIAEA天野事務局長へ要請書提出

著者: グローガー理恵

*フクシマ・アクション・プロジェクトに関われていらっしゃる翻訳家の竹内雅文さんが「フクシマ・アクション・プロジェクト・チームからIAEA事務局長天野之弥氏宛てに送られた要請書文」へのリンクを送って下さいましたので、それを

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極右による「国家改造」の性格 ――耳栓・目隠しで「日本を取り戻す」(上)

著者: 武藤一羊

2012年12月12日記 極右勢力が権力を握り、戦後国家の崩壊の濛埃のなかで彼らの「国家改造」を強行する危険、そうなる弾みに目をつぶるわけにはいきません。出現しつつあるのは、どんな連立政権が望ましいかなど政局論議の枠に収

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日本の衆議院選挙―過去の右翼陣営への揺り戻し

著者: グローガー理恵

12月16日の衆院選挙結果について大変興味深い印象的な記事が南ドイツ新聞に掲載されていましたので、それをご紹介させて戴きます。筆者、ナイトハルト氏によって書かれた論評は、更なる右傾化に突入した日本の政治的風潮を見事に捉え

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孫崎享氏のTwitterより”申し訳ないが日本国民、馬鹿な選択をしたもんだ”など

著者: 孫崎享

12月19日 ニコニコ:「総選挙を振り返ってみよう」放映のコメント。がっかりしましたね、統一戦線組めなかった、電撃戦はメディアを味方にしないと難しい、ネットの力もまだまだ、これで終わったわけではない、ネットで改革の風を作

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「12・16/反革命」の開始 -総選挙結果に関するY君への手紙-

著者: 半澤健市

Y君 最近便りがありませんが如何お過ごしですか。 30代半ばの働き盛りで「年寄りの繰り言」には興味がなくなりましたか。 それとも個人的に難しい事情でも発生したのですか。たまにはウンとかスンとか言ってきて下さい。 《10年

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民主党政権への絶望から生まれた新政権に、暴走を許さぬ社会的バリケードの再構築を!

著者: 加藤哲郎

◆2012.12.17 選挙結果が出ました。つのる政治不信・政党不信による、厳しく重大な政権選択です。総選挙は政権与党民主党の惨敗、自民・公明が3分の2を持つ絶対安定多数の安倍晋三新政権確実、日本維新の会の改憲キャスティ

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憲法改定をめぐる最初の決戦は来夏の参院選 -護憲派にとって正念場に-

著者: 岩垂 弘

総選挙は、自民党の圧勝だった。勢いに乗る自民党は、かねてからの念願である9条改憲へ向けた攻勢を強めるに違いない。当面の目標は、おそらく参院で憲法改定の発議に必要な議員数を獲得することだろう。来年夏に予定されている参院選挙

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孫崎享氏のTwitterより”国民は何故政策で自分の望みと逆の政策を実施しようとする政党を選ぶのか”など

著者: 孫崎享・「ちきゅう座」編集部

12月13日 日本:日本といえば今や「失敗国」の代名詞。英国イブニングスタンダード紙「We must avoid the lost decade that still blights Japan(我々は日本を今も枯れさせ

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「暴走老人」ならぬ「風狂老人」に鉄槌を -時代錯誤の石原慎太郎をのさばらせてはならない-

著者: 伊藤力司

任期途中の東京都知事の職務を放棄して国政復帰を宣言した石原慎太郎。本人は「暴走老人」を自認しているが、彼の実像を探れば「風狂老人」と呼んだほうがぴったりだ。大阪で時めいている橋下徹大阪市長に日本維新の会の党首に奉られて総

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