時代をみるの執筆一覧

ブルジョア新聞の論調は極めて健康 ―2011年の元旦各紙を読んだら―

著者: 半澤健市

 2011年元日付の新聞6紙を読んだ。朝日、毎日、読売、日経、産経、東京である。半分は記事と広告の見分けがつかないカラフルな紙面である。スーパーのチラシのようなものだから考察対象から除いた。外交・経済・政治を視点として6

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2011年元旦「社説」を読んで -沖縄の悲願に背を向ける主要大手紙-

著者: 安原和雄

昨年に続いて本年も沖縄の米軍基地問題は最大のテーマであり続けるだろう。沖縄県民の声は明確である。県知事をはじめ反基地の姿勢で一貫しているといえるのではないか。問題はメディアの対応である。沖縄紙と主要大手紙の2011年元旦

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謹賀新年! 2011年を、国民にとって「政権交代してよかった」と実感できる年に!

著者: 加藤哲郎

2011.1.1  クリスマスから、年の瀬ぎりぎりまで、北京・上海と中国を駆け足で見てきました。ほぼ毎年見ているのですが、その変化の速さは、尋常ではありません。オリンピックを終えた北京は、不況知らずです。1964年東京オ

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「抑止力」一辺倒の危うさ  新防衛大綱の「動的防衛力」

著者: 池田龍夫

 尖閣諸島や北方4島帰属問題など、海洋国・日本の周辺海域でのトラブルが続発、さらに黄海での韓国哨戒艦沈没、北朝鮮の延坪島(ヨンピョンド)砲撃事件も重なって、北東アジアに不穏な空気が醸成されている。米ソ冷戦構造の終焉から2

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ノーベル平和賞式典へのセルビアの対応に見るべきもの

著者: 岩田 昌征

今年の12月10日にノルウェーのオスロでノーベル平和賞が獄中の異端派劉暁波氏に授与された。朝日新聞夕刊(12月9日)に「授与式には各国の駐ノルウェー大使らが招待されているが、授賞に反発する中国政府が各国に欠席を要請。中国

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孫崎享氏のTwitterより「朝鮮半島・新防衛大綱・・・」

著者: 「ちきゅう座」編集部

朝鮮半島 菅首相ピンぼけ発言に感謝:米国は朝鮮半島有事の際、日本を後方支援でなく戦闘に利用するため、合同演習、日米韓外相会談、米統合参謀長の派遣で枠組み作り。誰の入れ知恵か菅首相、実態隠すため邦人救出のためと発言。これが

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菅政権が説得すべき相手は沖縄ではなく米国だ -米軍普天間飛行場の移設問題-

著者: 岩垂 弘

 「菅内閣はいったいどこの国の政権なんだろう」。思わずそうつぶやいてしまった。17日から予定されている菅首相の沖縄訪問を前にしての首相の発言と、同じ日に発せられた仙谷官房長官の沖縄県の米軍基地負担についての発言に、である

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「国民生活が第一」から遠ざかる民主党、 日本政治の劣化は「仮免許」で済まされない!

著者: 加藤哲郎

2010.12.15  初めて、菅首相のリーダーシップの、ほめ言葉を聞きました。ほめたのは、米倉日本経団連会長、首相決済による法人税5%減税を評価してのリップサービスです。もっとも法人税は、もともと利益の出た企業の払うも

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「火事場泥棒」を公言するということ──先週の新聞から(7)

著者: 脇野町善造

 読めばすぐにわかることだが、「先週の新聞から」としているものの、話題は国際金融に限定している。それが精いっぱいで、他の事には手が回らないというが理由である。  だから、本当はここで書くようなことではないのだが、12月9

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記者クラブメディアと検察のあり方についての識者の指摘

著者: 浅川修史

2010年12月、都内で記者クラブメディアや検察のあり方、日米関係について考えるシンポジウムがあった。パネリストとして招かれた識者の発言の中から、筆者にとって興味深い部分を抜粋して、紹介したい。なお、紹介した部分について

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孫崎享氏のTwitterより 「朝鮮半島有事・ウィキリークス・東アジア・クリントン・小沢氏と米国」

著者: ちきゅう座「編集部」

朝鮮半島有事 日本過去、朝鮮半島有事の時、基本は後方支援。今又、菅政権この枠組み議論なしに乗り越える。平成12年「周辺事態安全確保法」で米軍への後方支援を決定。今時日米合同演習は共同で北朝鮮への攻撃を想定、大規模演習。こ

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「終焉に向かう原子力」(第10回)放射線被曝事故の悲惨さと避ける道

著者: 小出 裕章

Ⅰ.生命体と被曝事故  生き物という不思議  「ニワトリが先か、卵が先か?」という問いがあります。正解はどうなのでしょう?  生物学者の丘浅次郎さんによる生き物の定義は、「食うて、産んで、死ぬ」です (1)。生き物である

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「ドイツのヨーロッパ」と「囚われ人スペイン」──先週の新聞から(6)

著者: 脇野町善造

 世界金融に関する新聞記事を読むことを目的にしたこの報告を開始したのは先月初めのことであった。その頃、世界金融の話題の中心となっていたのは、アメリカの金融緩和とドルの下落、人民元の為替操作であった。しかし、いつの間にか関

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元アメリカ大使が語ったユーゴに対する干渉工作

著者: 岩田昌征

超大国の大使とは気分の良いものだ。本人にそこそこの器量があれば、小国や小民族の進む方向を、つまり政体や国体を決定できる。少なくとも、決定に影響できる。以下に述べる事は、知る人ぞ知るの既知の事実であり、ちきゅう座で書きもし

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