09年8月に起こったのは「政権交代」ではなかった。まして革命ではなかった。 この一年、遠慮がちにそう書いてきたが、10年9月14日の民主党代表選の結果を見てそれは確信に変わった。長すぎた「自民党」政権が「民主党」政権に
本文を読む時代をみるの執筆一覧
「民主幹事長に岡田克也氏起用―菅首相、脱小沢色・世論優先を貫徹」
著者: 瀬戸栄一菅直人首相は16日、再選後の新体制人事を進め、枝野幸男氏に替わる幹事長に岡田克也外相を起用することを決め、同日夕、岡田氏はこれを受諾した。枝野幹事長の交代人事は大敗した参院選の責任を取るという意味合いと同時に、先の代表
本文を読むマスメディアの世論に負けた小沢一郎― 菅直人は普天間問題を見直せ
著者: 伊藤力司民主党代表選挙は菅直人の圧勝で終わった。開票結果で見ると、党員・サポーター票で249ポイント対51ポイントの大差がついたことが菅の勝因だった。国会議員と地方議員の投票では412対400と60対40のポイント差でしかなかっ
本文を読む尖閣諸島は日米同盟の関心事と示唆─米国務省報道官が会見で
著者: 鈴木顕介2010年 9月15日 アメリカ国務省報道官のクローリー米国務次官補は、14日の同省定例記者会見で尖閣諸島沖での海上保安庁巡視船に中国漁船が衝突した事件を巡る中国側の強硬な対日姿勢に対し、質問に答えて次のように述べた。
本文を読む対米関係は安定へ─ニューヨークタイムズが報道
著者: 鈴木顕介民主党代表選挙での菅直人首相の勝利を受けて、14日のニューヨークタイムズ紙の電子版は東京発で、この勝利で日本の同盟国であり保護者であるアメリカとのこのところのぎくしゃくした関係は、どちらかといえば落ち着くと見られると報じ
本文を読む「菅直人首相が再選―民主党代表選で大勝」「国会議員票は互角、党員・サポーターで圧勝」「人事は白紙、小沢氏と枝野幹事長の処遇焦点」
著者: 瀬戸栄一民主党代表選は9月14日、412人(824ポイント)の衆参国会議員による投票が行なわれた。全国300小選挙区からの党員・サポーター票の300ポイントと地方議員100ポイントの開票も同時に行なわれ、菅直人代表が国会議員4
本文を読む“ ネット世論”も意識して異例な対日抗議 ―中国、漁船衝突問題で強い姿勢打ち出す―
著者: 丹藤佳紀中国の漁船が尖閣諸島沖で日本の巡視船に衝突し、船長が逮捕された事件は、日中双方が相手側に抗議する事態になった。そして中国側は11日、この中旬に始まる予定だった日中ガス田条約交渉を延期する“対抗措置”を発表、これには日本側
本文を読む小沢一郎を見直した・・・ 菅直人よりまし -面白くなってきた民主党代表選-
著者: 伊藤力司民主党代表選挙が眼の前で展開している。ブロードバンドのおかげで、記者会見や立会演説会のライブが見られるオンライン時代である。ナマで見る小沢一郎、菅直人の表情や挙措動作は、新聞、テレビなど編集されたマスメディアの報道より
本文を読む「初めてアピールした小沢一郎氏の貫禄―“巨大な政治家”と菅直人首相」
著者: 瀬戸栄一次の内閣総理大臣を事実上選ぶ民主党代表選挙は1日告示され、翌2日には日本記者クラブで菅直人現首相(代表)と小沢一郎前幹事長(元代表)の2候補が2時間余にわたり歯に衣着せぬ論戦を繰り広げた。現首相の菅氏は首相としての仕事を
本文を読む米国イラク戦争「終結」、普天間辺野古移転案に、 漂流する民主党は、改めて基本政策を?
著者: 加藤哲郎またしばらく日本を離れ、ヨーロッパに滞在します。次回更新は9月23日以降になります。アメリカから東京に戻った2週間は、亜熱帯ジャパンを実感しました。エアコン全開で、外出は必要最小限にしましたが、それでも時差ボケの身体に
本文を読む9/1防災訓練は原発震災に対し無警戒
著者: 柳田 真「9月1日・防災の日」の対策に欠けているもの 原発事故-放射能(死の灰)対策が欠落している M8.7(関東大震災の16倍)の大地震に原発はもたない ●9月1日は関東大震災(M7.9)の起こった日。今年は、東海地震-東南海
本文を読む非核三原則」堅持し、実践を 核抑止の幻想を断ち切れ
著者: 池田龍夫人類史上初の原爆投下から六十五年の八月六日、「ヒロシマ平和記念式典」には過去最多の七十四カ国代表が参列、「核廃絶」への世界的潮流を感じさせた。米国のルース駐日大使や核保有国の英仏両国代表が初参加、潘基文・国連事務総長も
本文を読む「民主党代表選―菅・小沢の一騎打ちに」「2者会談で一致―どんな結果でも協力約束」
著者: 瀬戸栄一9月14日投開票の民主党代表選は8月31日夕、菅直人首相(現代表)と小沢一郎前幹事長の2者会談の結果、一騎打ちの形で実施されることになった。翌1日に告示される。会談は民主党本部内で約30分間にわたり行なわれ、現代表と最
本文を読む「小沢氏が代表選出馬を表明―世論は菅首相支持が多数―民主国会議員票では小沢優勢」
著者: 瀬戸栄一9月14日の民主党代表選に小沢一郎前幹事長が出馬する決意を表明した。低迷を続ける日本の政治にとって、歓迎すべき行動である。 衆院の圧倒的多数に支えられた政権与党の最高責任者に選出されれば内閣総理大臣に指名される。長きに
本文を読む「対テロ戦争」の拡大と悪化する世界の人権状況
著者: 木村 朗1.9・11事件と対テロ戦争の発動 2001年に米国で起きた、9・11事件は、それを契機に「世界は変わった」と言われるほど全世界に大きな衝撃をあたえた。ブッシュ大統領は、9・11事件直後に、21世紀における「新しい戦争」
本文を読む歴史的大敗を総括できない共産党
著者: 林玲2010年7月の参院選挙で、日本共産党は、歴史的大敗を喫した。そして、敗北から1ヶ月たっても、いまだに総括できないでいる。 数字で確かめてみる。 2009年8月の衆院選で全国で490万票を獲得したのにたいして、今回
本文を読む沖縄基地使用にもう一つ波乱要素
著者: 海の大人鳩山内閣に続いて、菅内閣も「抑止力」と謂う有り難いお札によって、「沖縄基地の過重負担、普天間飛行場の国外・県外移転」と謂う妄想を封じ込めてしまいましたが、なかなか事態は簡単ではありません。 アメリカで海兵隊の機能の本格的
本文を読む民主党の奇妙な代表選挙
著者: 安東次郎民主党の代表選、政権政党の代表選であるから、立候補予定者の識見・政策・実行力についての論議が繰り広げられてもよさそうなものだが、そういう論議は皆無のようである。 曰く「首相をコロコロ代えるのは如何か」 曰く「政治とカネの
本文を読む米軍事費削減に取り組むゲーツ国防長官 -辞意表明で軍産複合体に肩透かし-
著者: 伊藤力司このところゲーツ米国防長官の言動に注目している。長官は8月16日(米東部標準時)公開された米外交専門誌「フォーリン・ポリシー」とのインタビューで、来年のいずれかの時点で国防長官の職を辞するつもりだと語った。これより先、
本文を読む「小沢氏擁立の動き強まる―民主代表選波乱含み」
著者: 瀬戸栄一9月1日告示―14日投開票の民主党代表選は再選に意欲を示す菅直人首相(減代表)と小沢一郎前幹事長の一騎打ちとなる公算が大きくなった。小沢氏については、一部に海江田万里衆院議員らが親小沢勢力の代表として代表選に出馬するの
本文を読む65年目の夏に思う─ある母と子の死
著者: 鈴木顕介65年目の暑い夏が巡って来た。あの日は今年の夏のように暑かった。旧制中学3年生、14歳、戦争終了の天皇の声を学徒動員先の宿舎で聞いた。航空機用のアルミニュームを生産していた日光の古河電気への動員。工場配置前の錬成と、今
本文を読む「国債バブル」が大文字になるとき ―「国債バブル」は本当だろうか(10)―
著者: 半澤健市私が最初に「国債バブルは本当だろうか」を書いたのは09年11月19日であった。 目先の利く論者―たとえば榊原英資氏など―はすでに「国債バブル」「財政バブル」と言っていた。少し遅れて私もその問題意識を共有したつもりであっ
本文を読む「だれにも読めない菅直人首相の行く先」
著者: 瀬戸栄一菅直人首相は9月14日に民主党代表選挙の洗礼を受ける。ここで必ず菅候補が勝利し、引き続き首相を続投すると分かっていれば、いろいろと民主党政権の今後を予測できるだろう。だが現職首相=党代表でありながら党内に小沢一郎前幹事
本文を読む参院選・民主党敗北と政治不信 メディアの報道姿勢も検証
著者: 池田龍夫鳩山由紀夫首相退陣から約一カ月半、菅直人新首相は第22回参議院選挙(7月11日)で起死回生の勝負を挑んだが、予想外の敗北を喫してしまった。民主党は昨年夏の衆院選挙で圧勝し自民党から政権を奪取したものの、拙劣な政治手法に
本文を読む2010.07.30 オバマ政権下で無人機による爆撃急増
著者: 伊藤力司昨年1月20日オバマ政権が誕生して以来、アフガニスタンとパキスタンではリモコン操作による無人機による爆撃が急増している。対象はタリバンやアルカイダなど米国の言うテロリストだが、巻き添えで殺される民間人も多く、現地民衆の
本文を読む「菅直人首相の二つの壁」
著者: 瀬戸栄一7月11日投開票の参院選での民主党大敗から1週間余経った。代表=首相続投の決意を表明した菅直人首相にとって、眼前に立ちはだかる二つの大きな壁がある。 夏の2011年度予算概算要求の策定から年末の予算編成にかけて、乗り
本文を読む2010.07.17 訓練中のアフガン政府軍兵士、英軍教官3人を殺害
著者: 伊藤力司舌禍事件で解任されたマクリスタル将軍の後任として、在アフガニスタン米軍兼ISAF(国際治安支援軍)司令官に任命されたペトレアス米陸軍大将は7月4日着任した。新司令官の任務は、来年7月と決められた米軍撤退開始を実現できる
本文を読む国難期の税政策への一視点
著者: 岩田昌征菅首相の消費税率10%への引き上げ論は、「政策の知恵袋の小野善康阪大教授の危機対応と雇用重視の理論を借りて、消費税タブーに挑む旗を掲げたのだ」(朝日、7月15日、P.1、原眞人)と言われる。 私の見る所、小野善康氏は
本文を読む争点明確化がこれからの課題―参院選開票当夜の感想―
著者: 半澤健市《対立軸の不在は続く》 第22回参院選の開票結果は自民党とみんなの党が健闘し、公社共3党と簇生新党が不振であった。戦前予想から少しだけハミ出たという感じである。 新聞社・通信社予想では共同通信が一番近かった。共同は民
本文を読む「与党過半数失う―参院選、民主が改選第2党に転落」「自民が1人区で圧勝、改選第1党に」「菅首相、続投を表明―党内から反発の動き」
著者: 瀬戸栄一(2007年7月12日3:51差し替え) 第22回参院選は11日、投開票され与党民主党は選挙区選挙での不振が響き、50議席ラインを割り、40議席台半ばの44議席にとどまる惨敗を喫した。自民党は特に定数1人区で善戦し、改
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