時代をみるの執筆一覧

よくも言ったものだ!「新しい資本主義の実現」などと・・・ ―岸田首相の所信表明の無内容に驚く

著者: 田畑光永

 岸田新首相の所信表明演説(8日)を読んだ。翌日の新聞(『毎日新聞』)が1面トップに「分配重視の『新資本主義』」と大きな活字を並べたからだ。ここ何年も首相の演説などにはまったく興味はなかったが、今度の人はいくらかましかな

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「監視資本主義」「デジタル・ファシズム」下でのパンデミック対策と人間の安全保障

著者: 加藤哲郎

2021.10.1  8月のオリンピックとコロナ・デルタ株第5波感染爆発のあとは、自民党総裁選挙という擬似政権交代イベントでした。それも結果は世代交代でも人心一新でもなく、安倍・麻生が背後から支えコントロールする、岸田新

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始まった?習近平の文化大革命(4) ―狙いのストーリーが見えてきた

著者: 田畑光永

 さる8月17日、中国共産党の最高レベルの会議、中央政治局財経委員会に「共同富裕を促進する問題」という議題がかかり、習近平が「これまで目標としてきた『小康社会(ゆとりのある生活)』はすでに達成されたから、これからの中国政

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安倍政治の恥ずかしさ思い出そう 日本の再生は安倍政治を許したことを反省するところから

著者: 小川 洋

 平気で嘘をつく、友達を優遇して店に損害を与える、地道な努力は嫌い数字を誤魔化して商売が順調だと見せかける。自分の不始末は番頭たちに帳簿を書き替えさせて無かったことにする。さらに太鼓持ちたちに頻繁に酒食を提供し、自分を有

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始まった?習近平の文化大革命(3) ―学習塾、ゲーム、芸能界・・・

著者: 田畑光永

 前回は8月に習近平が打ち出した「共同富裕」という目標に向かって最初に動き出したIT活用産業というかネット業界というか、とにかくインターネットによる情報伝達の速さ、広さを活用するネット販売や食品デリバリー、配車サービスと

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始まった?習近平の文化大革命(2) ―広範囲の揺れの震源はどこだ

著者: 田畑光永

 文化大革命の再来を予感させるような「共同富裕」という掛け声が8月半ばに発せられた後、中国社会には様々な動きが伝えられるが、その分野はIT産業、教育産業、不動産業、芸能界と幅広い。それぞれがどういうふうに習近平政権の目指

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始まった?習近平の文化大革命(1) ―呪文は得体の知れない「共同富裕」

著者: 田畑光永

 中国共産党は今年結成100周年を迎え、7月1日に北京の天安門広場では盛大な記念式典が開かれた。人民服姿で登場した習近平総書記が、近年、米を中心とする西側諸国から、中国の香港、新疆、台湾に対する強権的、反民主的政策が批判

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「性の商品化」の行方(そのⅡ)  ― 『限界から始まるー鈴木涼美・上野千鶴子、往復書簡』から

著者: 池田祥子

並大抵ではない「性の商品化」批判  私は前回、「次は『性の商品化』に焦点を当て、お二人の意見を追って行こう」と書いてしまったが、その後、密かに後悔している。  なぜなら、「性の商品化」とは具体的に何を、どこまでの現象を意

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国民こぞって熱狂した大会と国民的祝福から遠かった大会 2つの東京オリンピックを“経験”して

著者: 岩垂 弘

 2つの東京オリンピックを“経験”した。最初は今から57年前の1964年の東京大会、2度目は今回の東京大会2020である。前者では新聞記者として大会を取材したが、後者は大会が「無観客」で行われたから専らテレビ観戦だった。

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政府は人命尊重のコロナ政策に転換せよ 世界平和七人委がアピール

著者: 岩垂 弘

 世界平和アピール七人委員会は8月28日、「人命尊重のコロナ政策最優先への根本的転換を」と題するアピールを発表した。 アピールは「七月以来の感染拡大第五波において、発症者で入院を必要とする多くの人たちが、入院できず自宅療

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「8月6日」はどこへ行ってしまったのか ―2021年オリンピック異聞 

著者: 米田佐代子

  オリンピックが始まってから、ただでさえあまり見ないテレビをまったく見なくなりました。もともとニュースと天気予報をべつにするとドキュメント番組しか見ない人で、せいぜいNHKの日曜美術館とか「ダーウインがきた」くらいしか

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田上市長、核兵器禁止条約への参加を求める 長崎原爆76年の平和宣言

著者: 坂井定雄

 長崎では9日、長崎原爆投下から76年を迎え、市内松山町の平和公園で、長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典が行われた。田上富久市長は長崎平和宣言を読み上げ、今年1月に発効した核兵器禁止条約について「世界の共通ルールに育て、核兵

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「日本政府は核禁条約に参加せよ」の大合唱 被爆76年の「8・6広島」

著者: 岩垂 弘

 広島は8月6日、「被爆76年」を迎えた。新型コロナウイルス感染症が全国的に拡大する中、広島市では、この日を中心に、市当局や平和団体よってさまざまな記念の催しが行われたが、各団体の催しがこぞって表明したのは「日本政府は核

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「性の商品化」の行方・そのⅠ 『限界から始まるー鈴木涼美・上野千鶴子、往復書簡』から

著者: 池田祥子

書名『限界から始まる』とは?  鈴木涼美氏とは、本書の著者紹介から概略を掲げておこう。 ― 1983年生まれ。作家。慶応大学、東京大学大学院修士課程修了。大学在学中にキャバクラのホステス、AV女優などを経験。その後日経新

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キューバの「反政府デモ」は「作られたデモ」 スマホ時代の米国の介入のかたち

著者: 後藤政子

それはツイッターから始まった  7月11日、キューバで革命後初めて、生活苦にあえぐ市民の反政府デモが行われたことが新聞やテレビで伝えられた。一体、何が起きているのだろう。グランマ紙など現地の新聞の電子版を開いてみると、メ

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痛い腹を探られるのがイヤなのか、それとも・・・ ―中国共産党100年にあたって(5)

著者: 田畑光永

 新型ウイルス・コロナが蔓延し始めてすでに1年半が過ぎた。その間にイギリス株やらインド株やらの新種が現れて、その都度新しい感染の波が広がり、ワクチンを接種した人もかなりの割合に達したはずなのに、波の広がりは一向に下火にな

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新疆ウイグル族自治区をどう説明するか ―中国共産党100年にあたって(4)

著者: 田畑光永

 今月1日は中国共産党結党100周年の記念日だった。当日は早朝、7万人あまりを集めて北京の天安門広場で盛大な式典が行われ、習近平国家主席が「台湾統一は歴史的任務」などと威勢のいい演説を行った。それに先立って国営の新華社通

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一党独裁を変える気はないのだろうか 中国共産党100年にあたって(3)

著者: 田畑光永

 「人権」に続いて、中国政府が中国共産党結党100周年を前に国際社会の批判に反論したのは政治制度についてであった。6月25日に国務院新聞弁公室が出した文書のタイトルは「中国の新型政党制度」である。かつての社会主義圏で政権

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やはり東京オリ・パラは中止すべきだ 理念も国民の支持も失い、コロナ感染再拡大の懸念も

著者: 岩垂 弘

 あと2週間余に迫った2020東京オリンピック・バラリンピツクはやはり中止すべきだと思う。なぜなら、どう考えても、内外の多くの人に祝福され、円滑に運営され、なおかつ開催国にレガシー(遺産)をもたらすような大会になるとはと

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中国は「人権」をどう考えているのか ―中国共産党100年にあたって(2)

著者: 田畑光永

 前回(7月2日掲載)は、7月1日に結党100周年を迎えた中国共産党について、毛沢東時代の文化大革命が「10年の災厄」に終わった後、権力を握った鄧小平が1070年代末から社会主義を捨てて「改革・開放政策」に針路を変え、「

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