2019.9.15「人権の軽視」 台風15号による千葉県や新島の被害は、深刻です。家屋や田畑が破壊され、電気が通ぜず、水道もエアコンも使えず、電話もスマホも不通。一人暮らしの老人に助けも届かず、孤独死が増えそうです。商店
本文を読む時代をみるの執筆一覧
どこまで続く「こざかしい見栄っ張り」政治―安倍改造内閣を見て思う
著者: 田畑光永第4次安倍内閣第2次改造内閣と称する内閣が発足した。第4次というのは安倍晋三氏が衆議院の首班指名選挙で首班(つまり首相)に4回目の指名を受けて作った内閣であり、第2次改造というのは改造2度目という意味である。そうか「安
本文を読む摩擦またもや激化 - 底流に米中の覇権争い本格化 -
著者: 伊藤力司このところ再燃したニューヨークや東京の株価の動揺は、基本的には世界第1の経済大国アメリカと第2の経済大国中国の間の貿易摩擦が原因である。トランプ米大統領が、アメリカの中国に対する大幅な貿易赤字の解消を目指して仕掛けた関税
本文を読む香港や韓国は「対岸の火事」か?
著者: 加藤哲郎2019.9.1 いま地球は、病んでいます。異常気象はグローバルに進んで、熱波や温暖化、それに台風やハリケーンの膨大な被害者を産み出しています。そこに、アマゾン開発・森林伐採による熱帯雨林の大火、プラスチックゴミによ
本文を読む「親権」とは何か?-「家族」「親子」を考えるための基礎作業(4)
著者: 池田祥子ちょっと寄り道―NHK朝ドラ「なつぞら」から テレビといえば、大きなニュースを見るか、何年も続いている(したがって上達もしない)ハングル講座を見るか、あるいは新旧の映画を録画して見るか・・・その他はほとんどテレビを点け
本文を読む消費を増やせばGDPが増える? - 政府の累積債務は将来世代の税の前借り -
著者: 盛田常夫日本経済だけでなく、先進国経済は長期の経済停滞過程にある。それはたんに「物価が上がる、下がる」という経済現象をはるかに超える、先進経済が抱える構造的な問題である。しかし、現代経済学は経済社会の構造的問題を十分に捉えるこ
本文を読む日本政府は韓国政府との間で対話・議論を開始せよ - 学者らの声明に賛同署名8千400余 -
著者: 岩垂 弘韓国人元徴用工の訴訟問題などに端を発した日韓関係の深刻な悪化を憂慮する学者、弁護士、文化人、メディア関係者らが、日本政府による韓国政府との冷静な対話・議論を求めた声明「韓国は『敵』なのか」への賛同署名が、8月15日まで
本文を読む「星々之火 可以燎原」香港が訴えるもの ――習近平の中国(4)
著者: 田畑光永毎日、固唾をのんで香港からのニュースを見ている。犯罪容疑者を中国へ引き渡すことを可能とする「逃亡犯条令」改正案に反対するデモが始まったのは6月9日だった。じつは恥ずかしながら、現行法では、香港は大陸へ容疑者を引き渡さな
本文を読むドイツ緑の党の躍進に寄与したスウェーデン少女とドイツ青年の訴え
著者: グローガー理恵欧州議会選挙で躍進したドイツの緑の党 (Bündis 90/Die Grünen) 5月26日にドイツで行われた欧州議会選挙で緑の党が躍進したことは、もうすでに多くの方々がご存知のことだろう。選挙結果をざっと見てみると:
本文を読む右であれ左であれ、ポピュリズムは社会の存立基盤を毀損する - 日本でもヨーロッパでも、左派の退潮が著しい -
著者: 盛田常夫選挙で有権者の支持を得なければならない政党にとって、国民の短期的目線に訴え、国民の即時的要求に応えるポピュリズム政策は必要不可欠になっている。有権者のほとんどは日々の生活のことで精一杯だから、社会の中長期のことには関心
本文を読むこんな国で8月の国策オリンピックは大丈夫か?
著者: 加藤哲郎2019.8.15 猛暑に続いて、台風です。外国人観光客には、航空機の欠航も新幹線の運休も十分伝わっていないようです。大丈夫でしょうか? 来年の東京オリンピックは、7月24日から8月9日、パラリンピックは8月25日か
本文を読む「対米」で内部亀裂あらわに ――習近平の中国(3)
著者: 田畑光永前回の最後に、過去2回の中国の危機(1960年代末~70年代初、1989年)に毛沢東、周恩来、鄧小平といった人たちがいかにして政権を守ったかに触れた。私はいずれの場合もメンツや行きがかりにとらわれずに、彼らは大胆に現実
本文を読む日本政府の核政策への批判相次ぐ - 2019年の「8・6広島」 -
著者: 岩垂 弘8月6日は、米軍機が広島市に原爆を投下してから74年。この日を中心に、広島では今年も原爆の犠牲となった人々を悼む慰霊の行事や核廃絶を求める集会が繰り広げられた。酷暑の中、全国から多くの人々がこれらの行事や集会に集まった
本文を読む中国の「奉陪到底」に米は戦線拡大で対抗 ――習近平の中国(2)
著者: 田畑光永米にトランプ政権が登場して、対中貿易赤字を問題にし始めた当初は、習近平はそれを、ここ数年、米国内で高まってきた安全保障面での対中脅威論、さらには習近平が唱える「中華の復興」は世界の覇権を狙うものだ、といった国際政治的圧
本文を読むどうなる米中摩擦?中国でなにが起きているのか ――習近平の中国 1
著者: 田畑光永中国の動きを観察し続けるのを、勝手に自分の仕事と決めて、これまでやってきたのだが、じつは最近、それが苦痛になってきた。その理由は追い追い読んでいただくつもりだが、去年から続いている米中摩擦をめぐる両国の交渉を見ていると
本文を読む否定された安倍首相の改憲路線 - 護憲団体が参院選を総括 -
著者: 岩垂 弘参院選が終わった。「改憲反対」を掲げて参院選を闘った護憲団体から、選挙結果に対する総括が相次いで発表された。そのうちの代表的なものの内容を紹介する。 総選挙に向けてさらなる協力を―市民連合 安保法制の廃止と立憲主義
本文を読むサナギの中のカオス(その2)
著者: 童子丸 開バルセロナの童子丸開です。『サナギの中のカオス(その2)』を何とか書きあげましたので、お送りします。この記事に書かれていることは、日本ではほとんど知られていない事実ばかりで、ご理解の困難な点もあるでしょうし、例によって長
本文を読む深刻な日韓関係のなかでの「自警団国家ニッポン」の内向と孤立
著者: 加藤哲郎2019.8.1 次回更新予定の8月15日は、日本では「終戦記念日」ですが、隣国韓国では「光復節」です。1945年8月15日は、日本にとってはポツダム宣言受諾による日米戦争の敗北と連合国軍GHQの占領開始でしたが、軍国
本文を読む「親権」とは何か?-「家族」「親子」を考えるための基礎作業(3)
著者: 池田祥子ちょっとタンマ! 前回(2019.7.3アップ)の原稿で、私は児童福祉法および児童虐待防止法の改訂で(6月19日)、「親による体罰禁止」が両法に規定されたことを、「日本としては画期的なことである」と評価している。そして
本文を読むドイツ通信第143号 7月20日、カッセルの反ネオ・ナチ抗議デモ――市内からネオ・ナチが排除された日
著者: T・K生7月20日(土)は、ヒットラー暗殺未遂からちょうど75年周年目に当たり、直前から、メディア、マスコミで歴史を顧みる記事が書かれていました。私個人は反ナチ抵抗運動といえばショル兄妹を中心とした「白ばら」抵抗運動が記憶に焼
本文を読む山本太郎政権の可能性 - 参院選2019の結果をみて -
著者: 半澤健市《山本太郎政権は夢物語だろうか》 何を夢想しているのかと思う読者が多いだろう。しかしそういう読者も、この夢の実現を、一瞬は考えたのではないだろうか。下記は一つのイメージ提示である。 前回2013年の参議院選挙時に山
本文を読むドイツ通信第142号 EU委員会議長選出を終えて思うこと――ヨーロッパの問題点を浮き彫りにした選出過程――
著者: T・K生昨日7月16日(火)、EU委員会の議長が、長い混沌とした政党駆け引きの末に選出されました。EU議会で行われた投票では、ドイツCDUの女性候補者(Ursula von der Leyen)が過半数に必要な374票をわずか
本文を読む護憲勢力が勝利 - 改憲勢力が参院で「3分の2議席」を割る -
著者: 岩垂 弘第25回参院選の投票が、7月21日(日)に行われた。午後8時投票締め切りと同時に開票が進められたが、22日午前0時直前、自民党、公明党、日本維新を中心とする改憲勢力が、改選前まで参院で維持していた「3分の2以上の議席」
本文を読むサナギの中のカオス(その1)
著者: 童子丸 開バルセロナの童子丸開です。 ちょっと間があきましたが、スペインと欧州の現状についての新しい記事をお送りします。日本でも参院選が近いようですが、おそらく、日本人が考える「選挙」のイメージとは全く異なる選挙の様子をお知らせで
本文を読む「先進国で最低の投票率」の汚名返上を - 明日、参院選挙 -
著者: 岩垂 弘いよいよ、あす7月21日(日)は参院選挙です。一部メディアは投票率が前回参院選挙(2016年)を下回るのでは、と予測しています。日本の国政選挙の投票率は、先進国の中では最低です。でも、今度の参院選は、これからの日本の命
本文を読む参院選の深層の争点は日米安保と天皇制なのだが、表層では…
著者: 加藤哲郎2019.7.15 まだ参院選が続いており、東京は天候不順が続き体調も思わしくないので、マイナーチェンジにとどめ、前回更新を残しておきます。現在すすんでいる国政選挙の光景は、この国の民主主義の悲しい現実です。特に権力を
本文を読むこの参院選を、《年金一揆》に、《税制一揆》に。
著者: 澤藤統一郎普段はご無沙汰ばかりで、選挙になると、とたんに親しげな顔をして折り入ってのお願い。評判の悪いことは承知ですが、やっぱり今回も恒例の「折り入ってのお願い」です。 今回の参院選挙は、いつもの選挙とはひと味違う大事な選挙なんで
本文を読む改憲勢力「3分の2」は何としても阻止を - 参院選は日本の命運を決める決戦だ -
著者: 岩垂 弘参院選が始まった。与野党は7月21日の投開票に向けて選挙戦を展開中だが、街々を歩いて得た印象では、どこもかしこもいつもと同じたたずまいで、有権者の間に参院選への熱気が感じられない。が、今度の参院選は、言うなれば、日本の
本文を読む「親権」とは何か?―「家族」「親子」を考えるための基礎作業(2)
著者: 池田祥子「改正児童福祉法」の成立―2019年6月19日 前稿(2019.5.18)でも触れた「結愛(ゆあ)ちゃん(5歳)」「心愛(みあ)さん(小4)」の虐待死事件後、政府はまずは「関係閣僚会議」を開き「緊急総合対策」を決定し(
本文を読む参院選の深層の争点は、日米安保と天皇制!
著者: 加藤哲郎2019.7.1 まわりもちで回ってきた大阪G20、もともとリーマンショック後の国際金融危機回避のためにG7がよびかけて作ったサミットで、例年G7・G8後に開かれてきましたが、今年はなぜか、G7より前にG20でした。こ
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