時代をみるの執筆一覧

「国破れて、末人あり」:福島原発事故後に専門家・研究者はなぜ隠れキリシタンのように沈黙しているのか:それは学問の自由の侵害と繋がっている(2017.12.23)  

著者: 柳原敏夫

◎「国破れて、末人あり」を超えるために:3月3日、東京大学「学問の自由」侵害裁判の原告柳田辰雄教授の最終講義「私の学融合と学問の自由」。詳細->こちら 福島原発事故の七不思議の1つ。それは「国破れて、末人あり」。原発事故

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【経過観察問題のまとめ】被告福島県と甲状腺検査の経過観察問題(2018.1.28)

著者: 柳原敏夫

以下は、2017年5月から何度か取り上げてきた福島県の甲状腺検査の経過観察問題をまとめたものです。 2017年3月末、NPO法人「3・11甲状腺がん子ども基金」(以下、子ども基金と略称)の会見で、福島県は県民健康調査の甲

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壊れゆく日本。沖縄と福島は戦争状態にある。壊れゆく日本を再建する源、それは沖縄と福島にある。

著者: 柳原敏夫

1、壊れゆく日本。沖縄と福島は戦争状態にある 日本が壊れているかどうかは、沖縄と福島を見れば分かる。 なぜなら、沖縄と福島は戦争状態にあるから。 沖縄は、太平洋戦争の沖縄戦が終わった後もずっと戦争の入り口に立っている。

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大阪地検はすみやかに財務省、近畿財務局の強制捜査に踏み切れ!~1.26院内集会での私の発言原稿~

著者: 醍醐聡

2018年1月26日 今日、森本学園問題の地元、大阪府豊中市の市民グループ(森友学園問題を考える会)の主催で、森友/加計問題の徹底追及をアピールする集会が衆議院第二議員会館で開かれた。私も呼びかけ人の1人になっている「森

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福島県は、《福島県に県民健康調査の甲状腺検査で「経過観察」となった2523人の子どものうち「悪性ないし悪性疑い」が発見された症例数を明らかにする義務もなければ、症例数を把握する鈴木眞一教授らの研究プロジェクトとも関わりはない》と答弁(子ども脱被ばく裁判。2018年1月22日)

著者: 柳原敏夫

<はじめに> 2018年1月22日、福島地裁で、子ども脱被ばく裁判の第13回の弁論が開かれ、昨年からの懸案事項である「いわゆる経過観察問題(※1)」で、被告福島県は末尾の書面(準備書面(13))に記載された答弁をしてきま

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「明治維新150年」で「戦争ができる国」に進む日本

著者: 加藤哲郎

 案の定というべきか、安倍総理の年頭記者会見は、北朝鮮の核・ミサイル脅威から入り、「北朝鮮の脅威に備える自衛隊の諸君。その強い使命感に、そして責任感に対して、改めて敬意を表したい」で始まりました。そこから明治維新150年

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9条改憲に強い懸念と危機感 - 2018年の年賀状にみる国民意識 -

著者: 岩垂 弘

 2018年になった。友人、知人から来た年賀状を読んでいてひときわ印象に残ったことがあった。安倍首相と自民党が推進する憲法改定、とりわけ「9条改憲」に対する強い懸念や危機感を表明した年賀状が目立ったことだった。  私はこ

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ロヒンギャ問題:南アジアの多数派優位主義の歴史 Murderous Majorities by Mukul Kesavan, New York Review of Books

著者: ピースフィロソフィー

 ロヒンギャ問題をミャンマー人が語るとき、ロヒンギャへの頑なな憎悪に驚かされることがある。この背後には、仏教徒多数派が長年にわたって国民の間に醸成してきた多数派優位主義的感情がある。  多数派優位主義の中では、多数派の政

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朝鮮半島の危機緩和―明日2年ぶり南北対話 - 平昌オリンピック期間中は米韓軍事演習を延期 -

著者: 伊藤力司

核・ミサイル開発に血道をあげる北朝鮮と、軍事力を行使してもこれを阻止しようとする米国間で緊張が高まっていた朝鮮半島で、新年とともに危機が緩和された。トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩・労働党委員長のえげつない口喧嘩を当分は

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再度、志位和夫氏に問う~「日韓合意」をめぐる談話の撤回が不可決~

著者: 醍醐聡

2018年1月6日 日本共産党も同調圧力に飲み込まれたのか? 「日韓合意」から2年目にちなんだ一つ前の記事で、「こと日韓・日中の歴史問題となると、日本の『進歩的』論者やリベラル政党さえも、日本社会に垂れ込める『同調圧力』

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「日韓合意」の破綻の真因を逆立ちさせる日本政府とメディア、それに口をつむぐリベラル政党 

著者: 醍醐聡

遅まきながら、皆さま、よい新年をお迎えのことと思います。今年もよろしくお願いいたします。 今年の干支は戌年(いぬどし)。年賀状には一緒に過ごし、先に逝った姉妹犬の写真を載せました。 新年の抱負といわれても、過去を引きづっ

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翼賛と動揺と逃避が新聞の大勢 ―2018年元旦の全国紙を読む―

著者: 半澤健市

 元旦全国紙読み比べは9回目である。毎年、悲観的な評価になるが今年も同じである。結論から先に言うと今年の全国紙は、分析・展望・提言のいずれにも、自信にあふれた文章が殆どない。今年が、戦後民主主義の運命を決まる年、なのにで

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マルクス生誕200年、明治維新150年、米騒動100年、大学闘争50年の年に

著者: 加藤哲郎

◆新しい年ですが、松飾りや年賀の挨拶はなしです。米国と北朝鮮の瀬戸際挑発戦は続き、「国難」のはずの首相はゴルフ三昧、メディアの目玉は大相撲、 ウェブを見ると従軍慰安婦問題での韓国批判のヘイトの氾濫、国内外とも「おめでとう

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トップはトランプ米大統領のアメリカ第一主義 - 2017年自己流世界10大ニュース -

著者: 伊藤力司

世界中でさまざまなニュースが飛び交った2017年も終わりに近づいた。新聞各紙はそれぞれ10大ニュースを発表する時節だが、ここでは自己流の尺度から世界10大ニュースを選定してみた。読者諸賢の尺度と比較して見ていただければ幸

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自滅しつつあるスペインの二つのナショナリズム(6)-スペイン、カタルーニャ情勢の新記事です

著者: 童子丸開

バルセロナの童子丸開です。 先日のカタルーニャ州議会選挙については日本語ニュースでもかなり取り上げられており、私からも速報でお知らせしたとおりです。今回はその前後の状況と分析、今後の見通しなどを含めて、記事としてまとめま

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『資本論』150年、ロシア革命100年の日本は、「ファシズムの初期症候」に溢れていた!

著者: 加藤哲郎

2017.12.15  年の瀬です。先日、明治大学での現代史研究会で、研究上の大先輩、水田洋さんと伊藤誠さんに、久しぶりでお会いしました。2012年に亡くなったイギリスの歴史学者エリック・ホブズボームの遺著『いかに世界を

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伊方原発に関する広島高裁の仮処分決定と大分での裁判闘争

著者: 安岡正義

去る12月13日、広島高裁は、伊方原発の運転差し止めを命じる画期的決定をくだした。この決定は新聞やテレビニュースでも大々的に報道され、全国各地で行われている類似の脱原発裁判への波及が期待されるところである。お馴染みの集団

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自滅しつつあるスペインの二つのナショナリズム(5)

著者: 童子丸開

バルセロナの童子丸です。 カタルーニャ情勢について、新しい記事をまとめましたのでお知らせします。12月21日の州議会選挙まで残りわずかですが、選挙直前までの様子を中心に、この独立運動の意味についての考察を交えて書き留めま

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ベルリンのクリマスマーケット・テロから一年: 犠牲者の遺族がメルケル首相を非難する公開書簡を提出

著者: グローガー理恵

2016年12月19日の夜、イスラム・テロリストが、ベルリンのブライトシャイド広場で催されていたクリスマス・マーケットにトラックで突っ込み、12人の死亡者と70人以上の負傷者を出した事件はドイツ社会ばかりでなくヨーロッパ

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